「真夏のライトノベル創作教室」の開催について

富士商工会議所の小林君から、留守電が入っていました。
「荻田さん、またブログで告知してくれませんか?」
なんだろうか?と思い商工会議所を訪問したところ、あるチラシを渡されました。それは、「真夏のライトノベル創作教室」・・

以前、私のブログでも紹介したことがあるのですが、今若者を中心に「ライトノベル」と呼ばれる小説が流行っているそうです。

私も娘に勧められて何冊か読んでみたのですが、なるほど大人気というだけあって面白い、特にキャラクターの心理描写や情景描写といったものは、他の一般文芸作品と一線を画すものがあるなぁと正直感じました。

さて、この創作教室は、富士商工会議所青年部(以下:富士YEG)の8月18日19日に開催されるふじさんめっせでの創立20周年記念事業「ジョブ博」の中の1つの事業として開催されるとのことです。
私も富士YEGの現役時代に何度か携わったことがあるのですが、YEGではこれまでキャリア教育(職業観教育)を積極的に推進してきました。
この記念事業ジョブ博においても、キャリア教育の実践と充実を図りたいという趣旨のもと開催されるとのことです。
なるほど、さすが井上幹世会長率いる富士YEGです。キャリア教育を貫こうとする強い姿勢が伺えます。

このライトノベル創作教室も、キャリア教育という観点から授業が構成されているようです。
内容を確認すると、職業講話、実践講座、意見交換会となっており、ライトノベル作家を志す中高生はもちろん、ライトノベルの興味のある子、もちろんそれ以外の子にも充実した授業になるのではと感じます。

小林君曰く講師を務める木本雅彦先生が言うには、この授業で扱う「プロット」は、企業で扱う「企画書」「事業計画」に似た性質があり、ライトノベル作家の道に進まなくても将来必ず役に立つそうです。また、プロットはストーリーの全体像を写し出すため、その性格上、受験勉強におけるスケジューリングにも大変役に立つそうです。

もし、皆さんの中で中高生のお子さんがいらっしゃいましたら、是非この「真夏のライトノベル創作教室」を薦めてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、対象は中高生となっているのですが、私も受講してはダメでしょうか??
一度本を執筆してみたいという夢があります。

****(小林君これでよろしいですか、またしても思惑にはまってしまいました)*****

「学校開放日」良い取り組みです。

地元の須津中学校では、終日の学校開放日が定期的に開催されており、保護者や関係者が、子供達や学校の様子を知る事ができます。私には、中学生の子どもはいませんが、どの様な授業を進めているのか興味もあったので、行ってきました。

須津中では、教室においては、一般的な全員が黒板に向かっての教室型ではなく、原則的には、生徒同士の顔が見えるように黒板を中心にカナカナのコの字型で座っています。生徒同士の顔が見えて、先生もコの字の中心で、より多くの生徒の近くで話すことが出来ています。また、教科によっては、グループ毎に編成され、生徒同士で相談しえあえたり、分らない点を教えあう形も取られていました。この授業の進め方を見る範囲では、少しでも、勉強が嫌になる子供を少なくする配慮がなされており、一人一人の理解力を引き上げる工夫がされていると感じました。学校が解放されることにより、保護者も学校への安心感が得られると共に、生徒にとっても、授業を見られる生徒は気が散るかもしれませんが、しっかりと授業を受けようとする人に見られることによる効果もあると思います。その意味では、学校開放は、生徒にも保護者にも良い取り組みであると感じました。

また、授業以外の参観として、最終学年でもある3年生が最後の中体連やコンクールに向けて取り組んでいる事に対しての、「部活動壮行会」が開催され、1.2年生からの3年生への気持ちとしての檄文のエールが送られていました。私も壮行会を見ながら、学校全体で、子供達が励ましあい、気持ちを高めて大会に臨む雰囲気を作り出している事にはある意味感動しました。地域の中学校でもありますので、大会において悔いの残らないようできればよい成績を収めてくれることを望みます。
他の学校の様子は分かりませんが、校長先生からも学校の説明をされ、地域において、学校が責任を持ちながら、開かれた学校、特色ある学校づくりが進められている事を実感しました。

わんぱく相撲富士場所を観戦して思う事

第23回わんぱく相撲富士場所が、富士総合グランドの相撲場で晴天の中で、小学校1年〜6年生男女95名の参加で開催されました。「わんぱく相撲」に関しては、今から35年前、遊び場の少ない東京で、子ども達の心身の鍛錬と健康の増進を目指し「わんぱく相撲」は始まりました。

その後、全国各地に普及していき、富士市でも、23年前に富士青年会議所が、青少年の健全育成事業として開催し始めました。現在では、全国各地において「わんぱく相撲」が開催されるようになり、わんぱく相撲大会を通して、試合に挑むことでたくましく生きる力を育み、相撲が持つ礼節により相手を思いやる気持ちを学び、大会を支えてくれる人への感謝を大切にするという、勝敗を超えたものを子ども達に伝える大会になっています。
ただ、私の子供の頃は小学校の砂場やグランドに円を書き、相撲をやる風景がありましたが、最近での小学校ではそのような風景に出くわすことは無くなりました。「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」と言うCMもあり、真っ黒になり、手足は擦り傷だらけの子ども達も多くいました。わんぱく相撲大会でなければ相撲の風景が無くなってきた事は寂しさも感じます。子供達のスポーツも野球やサッカー、ミニバスケット、バレー等に人気が集まり、相撲をやる事自体無いのかも知れません。
富士市の中学での武道導入に際しても、17の中学で、16校が柔道、1校が剣道、相撲を取り入れた学校は0である状況でもあります。

新緑がまぶしい相撲場で、元気よく相撲を取る姿を見ていると、国技としての相撲を通しての教育の必要性は感じます。わんぱく相撲富士場所に参加した子供達が相撲を通して、勝ち負け以外にも様々な事を学んでいると思っています。

富士場所が終わった後の予定としては、
第21回わんぱく相撲県大会
6月17日(日)富士総合グランド相撲場
第28会わんぱく相撲全国大会
7月29日(日)両国国技館
ガンバレ!!富士市のわんぱく力士。
県大会、全国大会での活躍を期待しています。

今年、富士高では90周年記念事業があります。

平成24年度富友会第1回常任幹事会へ、出席してきました。
昨年は、案内を貰っていたのですが、用事が重なり出席は出来ていなかったので久しぶりの富士高校へ行く機会でもありました。

始めに新たに赴任してきた宇佐美校長から、校長が富士高24回卒で、副校長は30回卒であり、今までいる教頭も富士高卒と、現在半数近い22名の教職員が同窓生で占めている事が話されました
その後の、常任幹事会での議事では、23年度の会務報告、会計報告、平成23年度全国大会出場部活動及び総会について、また、その他としては90周年記念事業についてでした。本年度は90周年の記念の年でもありますが、進学状況及び部活動で活躍の報告を聞いても、現役の高校生が頑張っている事は分かりましたが、この事も踏まえても、記念の年に多くの同窓生が先生として母校で活躍してくれている事は本当に心強い限りです。
なお、常任幹事会での特に主な内容では、
平成24年度総会・懇親会(予定)としては、
8月18日(土)13時30分会場富士交流プラザ・グランド富士
記念講演来栖良紀氏(元富士高教諭)

本年度はいつもの年と違い、
90周年記念事業として
記念式典予定は10月19日(金)であり、
記念講演会には、雅楽で有名な東儀秀樹氏だそうです。(多くの方が聞きたいと言っていました)
また,高旗のお披露目も予定しているそうです。
記念事業への協力(特に金銭面)も求められる年でもありますので、ご理解、ご協力はお願いしたいとしていました。

私も当然、同窓生の一員として、本年度も各種事業に対しては、なるべく協力は惜しまないつもりでいます。

新学習指導要綱が導入された中での入学式

富士市の小中学校の入学式がありました。
毎年、午前中に中学校、午後に小学校となっていますが、これは、始業式の関係で、小学校は子どもが小さい分、先に午前中に始業式を終わらせなければいけなく、中学生は午後からの遅い始業式という事になっている配慮からと解釈していますが・・・(もし違っていたらごめんなさい)

私の地域の須津中学校は第66回の入学式で、本年度は4クラス。2クラスが29名で2クラスが30名学級となっており、既に30人学級として成り立っています。須津小学校から、98名。東小学校から20名の118名です。やはり、生徒数は減っています。

須津小学校は第140回の入学式でした。入学者数は、106名、4クラス。1クラス26名〜27名です。少子化に伴い、小学校も中学校も自然と少人数学級となっている事は分かります。
新たに希望を持って、入学された児童、生徒さんが一人も欠けることなく元気に学校に通う事を望みます。
子ども達の教育は気になる所ですが、本年度より本格的に新学習指導要綱が導入されています。新学習指導要綱では、子どもたちの現状をふまえ、「生きる力」を育むという理念のもと、知識や技能の習得とともに思考力・判断力・表現力などの育成を重視しています。これからの教育は、「ゆとり」でも、「詰め込み」でもないとしており、次代を担う子どもたちが、これからの社会において必要となる「生きる力」を身に付けてほしいとの思いで、新しい学習指導要領を定められています。詰め込みやゆとりとは違う教育が前提のもとでの教育が始まりました。
富士市でも一人一人が「わかって嬉しい」「出来て嬉しい」と言う教育を進めていますので、先生に求められている事は多いですが、新たな教育の下で子ども達がどのように成長していくか楽しみです。
あらためて、本年度入学された児童、生徒さんおめでとうございます。

*追伸;午後の小学生の入学式では、本当に可愛らしい子ども達がキラキラと輝いてみえました。黄色い帽子をかぶり、交通事故に合わないよう気を付けて学校に通ってください。

でも、小さな子供達の中には飽きてきてしまった子やあくびをする子供も随分いました。

幼稚園、保育園と違いお昼寝の時間はありませんが、もしかしたら、入学式の前の日で興奮して寝むれなかったのか・・・と思いながらも、私も実は、前日、横浜アリーナでボクシングのWBA世界ダブルタイトルマッチが行われており、仲間と一緒に観戦に行ってきましたので、帰りが真夜中でした。

チャンピオン亀田が判定で防衛しましたが、不甲斐ない納得のいくような試合ではありませんでした。帰った後も録画していた中継を再度確認してしまったので寝る時間が少なく、子ども同様睡魔が襲ってきてしまいました。寝てしまう事はありませんでしたが、お祝いの入学式にちょっと不謹慎であったと反省しています。

平成23年度卒業証書授与式で感じたこと。

3月17日は、1日雨が降るちょっと肌寒い中で、市内小、中学校の卒業証書授与式が開催されました。私も地元の小、中学校の卒業証書授与式に参加してきました。
地元の小、中学校の状況は

須津小学校の卒業生は、100名(男51、女49)
卒業生の進路 富士市立須津中学校へ98名(男50、女48)
須津中以外の中学校  2名(男 1、女 1)

須津中学校の卒業生は、146名(男子77、女子69)
卒業生の進路 市内公立高校84、市外公立15、市内私立15、市外私立28、未定1
です。気になる所として、1つは小学校の卒業生100人ですが、昨年は110人の卒業生があり、本年度は10人少なくなっています。一割近い卒業生が減っている事は、中学でのクラス編成にも大きく影響してくることは考えられます。また、中学生の進路として市外へ行く生徒が、43名います。地元の学校を卒業することがより地域に根付く事を促す事であるので、富士市内の学校へなるべく進学を多くさせる事は重要な事であると思っていますので、富士市で受け入れの状況を広げる事は必要な事であると感じます。また、中高一貫教育も実現していいない状況は、地域での教育環境の整備はまだまだ不十分であると思っています。その意味では、昨年、富士市立高校になり、近くの須津中から23名が進学することは、市としては歓迎すべき効果でもありますが、今後市として中高一貫の教育は検討すべき項目でもあると感じます。
どちらの卒業式においても、誓いの言葉、合唱での感動の場面が演出されており、卒業生も卒業証書をもらう為にしっかりと練習したことは伺えます。
(合唱の後、先生には直接、お礼や思いでが語られ先生もウルウル)

中学の卒業式では、最後に、先生に親にお礼の言葉を投げかけましたが、なんとなく、涙と感動を誘う結婚式に出ているみたいな感じになりました。
卒業された、小、中学の皆様、おめでとうございます。
自分の夢に向かって精一杯頑張ってください。

富士市育英奨学金制度にも精神的支援を!!!

富士市育英奨学条例の奨学金制度は、いかなる家庭状況においても、勉学の意欲を持つ子供に対して、均等に学べるチャンスを与え、将来を担う子供達を支援していく制度です。昭和27年より、奨学生制度は、始まり昭和42年の合併に際し、条例化され、毎年、多くの奨学生が利用し、勉学に打ち込む事に役立てています。

富士市のこの制度は、多くの自治体と違い、貸し付けではなく、返済する事をしなくて良い、給付という形をとっており、この制度を利用している、子供にも、保護者にもたいへん感謝されています。私は平成20年2月議会で奨学金制度の拡充を求めており、現在では、93名が富士市の制度を受けている他、吉原ロータリーで12名、岳南ライオンズクラブ6名奨学金給付事業と合わせ合計111名の子ども達が奨学金給付を受けられるようになっています。新年度は更に奨学生の数を拡充してくれており、7名の拡充が図られている事は評価すべき事柄でもあります。富士市育英奨学金は、貸与という形を取らずに給付という、大変に有意義な制度でありますが、吉原ロータリーさんの奨学金給付に関しては、お金の給付だけではなく、アドバイザー制度があり、奨学生の精神面に対しての支援もしてくれています。
(奨学生の激励会で卒業する4人)(お礼を述べる奨学生)(斉藤校長からの激励)

その意味では、子ども達もプライドを持ち、勉学に励み、各学校で優秀な成績を収めており、本年度卒業の4人の奨学生も、奨学生の激励会で報告がありましたが、順天堂大学看護科、県立大学看護学部、長岡技術科学大学、静岡大学、特に静岡大学に進む奨学生は、富士市立高等学校で野球部のキャプテンまで務め、文武両道でもあると富士市立高等学校の斉藤校長よりお褒めの言葉がかけられていました。奨学生は各高校の富士東高教頭、吉原高校校長、吉原工業校長からも激励の言葉が掛けら大変な励みになったと思います。

私も現在、市立高校の奨学生のアドバイザーをやっていますが、彼は、サッカー部で活躍をしており、進路も国公立を目指し勉強も頑張ってくれています。新年度は3年生となり、部活動にしても、勉学にしても悔いの残らないように取り組んでくれると思っています。

このことから考えると、子供の能力を発揮させる事ができる環境、将来に向かって、希望を持ちながら学べる社会である富士市の教育環境整備として、人数の拡充やお金以外にも、精神的支援も富士市育英奨学金制度も進めるべきであると改めて感じます。

ガンバレ、富士高ハンドボール部!!

富士高ハンドボール部男子が28年ぶりに3月末に開催される全国大会(石巻)に出場する事に決まりました。

その壮行会が3月3日に開催され、私も先輩議員がOB会の会長でもある為に、同級生を誘って参加してきました。

壮行会では、現役選手達に激励の挨拶が送られました。
お正月に初投げを見に行った時にも、昔(自分たち頃に比べて)と違い、随分、今の高校生はボールさばきが上手いんだなと感心したのを覚えていますが、実際に、今の現役部員が全国大会に行く事を知り、改めて実力がある部員であった事を納得しました。

私が学生の頃は、女子部はありませんでしたが、富士高の女子ハンドボール部も県大会で優勝するほどの活躍をしています。とにかく、富士高OBとして、後輩達が活躍してくれることは嬉しい限りであります。
全国大会では力の限り頑張ってきてもらいたいと思っていますが、結果もさることながら悔いのない戦いをしてきてもらいたいと思います。
ガンバレ、富士高ハンドボール部!!
です。
陰ながら応援しています。
壮行会後にはOB総会懇親会がありました。

久しぶりに恩師にも会い懐かしかったのですが、私は、その後、川尻地区平成会で、地域の課題について、鈴木すみよし県会議員とゲストで呼ばれていましたので、そちらに顔を出してから懇親会へ戻ろうと考えていましたが、地域の熱い人達と時間を経つのを忘れ、深夜遅くまで語り合ってしまい、戻る事はできませんでした。
後輩たちも頑張ってます。
私ももっと頑張らねば・・・です。

職業講話。(キャリア教育の推進を)

小学生の前で、自分の仕事の事を話す職業講話を行ってきました。
それも、午後の授業2時限分。
最初に私が携わっているコンビニ経営の事。
続いて市議会議員の事。

社会には、様々な仕事があり、その一端を子供達に知ってもらえればと思っていますが、2時限分ですので、子ども達が少しでも興味を示す工夫をしなければと、資料や映像を用意しての職業講話をしてきました。(自分の勉強にもなります)

2つの仕事の事について語ってきましたが、やはり子ども達にとっては、議員の仕事の事より、コンビニの事の方が身近に感じて興味を持っていたようです。
最後に、子ども達には、どんな仕事をするにしても、本気になって「私はできる」という事を思ってもらいたい。社会で偉いと認められる人は、勉強のできる人でもなく、強い人でもない、「私はできる」と信じ、なりたい事や、やりたい事が出来ている人であるので、どんな事でも「私はできる」と思い、これからの学校でも頑張ってもらいたいとお願いをしてきました。(子供に言いながら、自分にも言い聞かせてます)
担当の先生からは、後日、子ども達の意見を聞かせてくれると言われましたが、子ども達がどんなふうに感じてくれたかは気になる所です。
ただ、嬉しかったことは、帰りがけに子どもの何人かが寄ってきてくれて、握手を求められました。
私の話を聞いてくれた子ども達、ありがとうございました。

私はかねてより、キャリア教育を推進しています。
将来の富士市を担ってもらう子ども達には色々な話や体験をさせてやるべきだと思っています。(それは先生だけの役目ではないと思っています)その為には、キャリア教育としての様々なプログラムが無ければいけないと思っています。でも、現場の先生は忙しいです。キャリア教育の推進を先生に求める事は難しい事であると思っています。
校長先生からは、担当の先生が、保護者等にお願いしていますが講師の選定にも苦労している実情も聞きました。
私は、だからこそ、学校と仕事・企業、地域を結ぶコーディネーター機能を含む組織的、体系的に運営する協議会組織が必要である事を訴えています。
現在、fキャルさんでもサポートをしてくれていますが、「まちづくりは人づくりです」。
キャリア教育の更なる充実は富士市にとって、重要な事でもあると思っています。

職業講話前の事前調査

来週、小学校で職業講話を依頼されています。
キャリア教育推進議員としては、自分で役に立つことが出来ればと引き受けました。ただ、小学6年生95人の前での講話と聞き、いつもやっている市政報告会や会合等での話と違い、対象が大人ではなく、小学生となるとどのように話していいのかちょっと心配でもあります。

既に担当の先生と打ち合わせをしましたが、その際に子ども達からの質問事項を頂きました。
実は、今回の依頼では、議員以外の私がやっている仕事についての話も求められています。
私の職業講話が子ども達に少しでも、将来の働く事に対して、理解をしてもらいながら、子ども達の「生きる力」の一助になればと思いますが、先に言ったように、自分の独りよがりの思いだけでは子供に伝わらないのでは思い、担当の先生に頼んで、子どもの前で喋るのはどんな感じなのか、実際、職業講話を行っている現場を見させて欲しいとお願いしたところ、ちょうど、保育士さんの職業講話を行う事を聞いて、お邪魔させて頂きました。
保育士さんの職業講話は聴いて感心したのは、大人に喋りかける言葉ではなく、子ども達の目線に合わせた子供に語りかけるような話し方でした。実に上手です。でも、良く考えてみれば、毎日子供たちと接する保育の先生でもあるわけですから、子どもの扱いはプロなのかもしれません。
講話を聴きながら、ちょっとプレッシャーを感じてしまいました。
でも、職業講話の現場を見させてもらい、大変勉強になりました。今回、事前調査?をさせて貰い雰囲気も分かったのでちょっと対策を練る事ができます。
私も来週の職業講話では、2時限任せられていますので、子ども達が飽きないように、子ども達の顔色を見ながら、また少しでも夢や希望も与えられるように、映像を交えて職業講話を進めようと思っています。
何事も調査と準備は大切だと思っています。

「日本一感動を与える講演」聞きました!!!


「日本一感動を与える講演」と定評のある“思うは招く”〜夢があれば何でもできる〜と題した、ロゼシアターで開催された植松氏の講演は、素晴らしかったです。聞いている人すべてが引き込まれ、講演が終わった後も満員の会場ではまるで、コンサートで、アンコールを求めるがごとく、拍手がしばらく鳴りやみませんでした。

講師の植松氏は北海道の財政状況の厳しい赤平で植松電気を経営しながら、子供の頃からの夢であったロケットの開発を進めています。
子供の頃、板金屋を営む父親に、プラモデルを禁止され、作るなら板金でやれと言われ子どもながら板金で物を作っていた。中学生の頃はペーパークラフトの紙飛行機に没頭し、空への憧れとして、飛行機やロケットを作りたいと思った。進学をする時にその事を話すと、先生が「そんなの無理、東大に行くような人がする事で、この地域に生まれた時点であきらめなさい」と言われた。でも、ライト兄弟は東大に行っていないと諦めなかった。大学へ行かなければ、専門的な勉強ができないと知り、北見工業大学へ入った。ロケットの勉強が出来ると嬉しかったが、周りはこの学校に入った時点で、落ちこぼれであると言った。大学では、子供の頃、無駄だと言われた、板金や紙飛行機の知識が役立ち、勉強しなくても理解が出来た。諦めない思いの中で、北海道大学の永田教授と出会い、人工衛星の打ち上げに成功し、宇宙開発を今も続けている。
植松氏の、「今の社会は、諦め方を教えている。やりたい事をやったことが無い人に相談をするとできない話をする。やりたい事があったら、やったことがある人と仲良くなれば出来る事を知ろう。」
「本を読もう!特に伝記には、諦め方は書いていない。諦めない生き方をコピーしよう。」
「もうだめだ」はチャンス。楽をすると無能になる。
「社会の役に立った時は、夢は仕事になる。一生懸命は一生やりなさいという事です」
「夢は沢山あった方が良い。一個くらい挫折しても挫けないでいられる。」
「夢はやってみたい事。感動はCAN DO(カン ドー) “出来る”です」
「明日の為に今日の屈辱に耐えるのだ」(いつかは見返してやる)
「人生にもう遅い。もうダメはない」
子供の頃、「どうせ無理」「出来る訳がない」と言われ続けてきた。子供の夢や希望を奪っては行けないので、「どーせ無理禁止条例」を作りましょう。等々
どのフレーズをとっても、為になりました。
今、全国での講演活動を続けながら、ARCプロジェクトを立ち上げ、理想社会として住宅に関わるコスト10分の1、食に関わるコスト2分の1、教育に関わるコスト0に取り組んでいます。(一度視察したいと感じています)植松氏の活動には目が離せません。

キャリア教育を推進するに当たり、植松氏の講演から、改めて、育てるという事は、大人が自信ありげに生きて見せて、躾もする、夢を与える事であるという事を感じました。

昼間、富士市立高校でも全校生徒への講演会を行っており、夜は商工会議所青年部が主催する講演会とダブルヘッダーの講演会でもありましたが、この講演を聞くことが出来た人たちは、何かを感じたはずです。

講演終了後、工業高校の生徒さんを始め、聞きに来ていた学生が目を輝かせながら、植松氏を取り囲んでいました。
“思いは招く”夢があれば何でもできる。
私も、諦めない生き方をしたいと思っています。

「キャリア教育」応援企画!

キャリア教育は「子供達が仕事を通して社会に適応し、自分らしい人生を実現できる人材へと育つよう支援する教育」と言われています。キャリア教育の推進は富士市の人づくりの為にも、私が議員として取り組んでいる課題でもあります。

そのキャリア教育について改めて説明すると、子供達に「生きる力」を身に着けさせ、しっかりとした勤労観、職業観を形成,確立し、将来直面する様々な課題に柔軟かつたくましく対応する力を高める事が重要な事でもあります。言い換えれば、キャリア教育は子供たちが未来への「生きる力」でもあります。
キャリア教育については商工会議所青年部も事業として取り組んでいます。

本年度も、キャリア教育応援企画として、「NASAが認めた男」「日本でもっとも宇宙に近い男」と言われている植松努氏の講演会が開催されます。
〜”どうせ無理”を世の中からなくす。こうなりたいと言う強い気持ちを持ち続ける事が自分の夢の第一歩〜
きっと、子ども達に未来の夢を与える話をしてくれます。
1月19日19時よりロゼシアター小ホール
私もテレビで植松氏の話を聞いて、夢はあきらめてはいけないと感じました。ぜひ聞いてみてください。
富士市でもキャリア教育は、各学校で取り組まれていますが、富士市として、体系的、組織的な取り組みが必要であり、私はキャリア教育協議会の設立を求めています。すでに議会でも2度取り上げていますが、未だキャリア教育協議会が組織されないのは残念な事であると思っています。教育委員会がイニシアティブをとって今年こそ進めてもらいたい事でもあります。
個人的には、2月10日に、青葉台小学校で、職業講話を依頼されていますので、子ども達の前で話をしてきます。
私も子供たちに、生きる力や夢を与えられればいいのですが・・・・

平岡教育長お疲れ様でした。

11月定例議会は14日を持ちまして、閉会しました。
一般質問終了後、平岡教育長から、退任の挨拶がありました。平岡教育長は、12月23日を持って、9年9か月の間勤めあげてきた教育長を退任します。

また、議会終了後、議員野球の納会も開催されましたが、中学生との試合のパイプを繋いでくれたのは教育長でもあり、今までに10校の学校と試合ができました。その際の始球式の勇士が見られなくなるのは大変に残念でもあります。
教育長は、長きに渡り富士市の教育行政のトップとして、力を注いでこられた功績には、感謝と尊敬の念に堪えません。教員時代は怖かったと言うお話も聞いていましたが、教育長在籍中は、大変穏やかで、いつもにこやかにしてくれており、優しいイメージでもありました。ただ、教育者であっただけに答弁に関しては、多少長い所もあった様な気がします。
私も議員になってからは、議場のおいても、教育についての一般質問で大変お世話になりました。奨学金給付の拡大や英語教育の充実教育現場の整備、また、富士市立高校の充実やキャリア教育の推進等々真摯に答弁をしてくれたことに対しては感謝申し上げます。今議会でお別れですが、議場で会えなくなるのはちょっと寂しくも感じます。

納会の際に、笑いながら
「議員にはいじめられましたね」
と言われてしまいましたが、(逆です)教育長が変わっても、平岡教育長が今まで築き上げてきた富士市の教育が更に充実するよう、議員としてもしっかり取り組んでいくつもりでいます。
本当にお疲れ様でした。
私自身は5年間ですが、
ありがとうございました。
いつまでも、にこやかで元気な教育長でいてください。

やった〜!うれしいニュースです。

東部地区予選38校中、韮山に負けたものの2位で通過し、来春の選抜大会につながる秋季高校野球静岡県大会において、富士市立高校は大活躍をしています。ベスト4を掛けた掛川東には、8回3点を入れ逆転をしての5対3の勝利をしました。新聞には「富士市立高校」の文字が大きく報道されていました。

この4月より吉原商業高校から富士市立高校となり、スポーツ探究科も創設され、部活動では指導者を招聘し、宿舎、室内練習場も作るほどの特に力を入れていた野球部でしたので、結果が求められている中での快進撃は市民にとっても嬉しい出来事です。
24日の準決勝の相手は、夏の覇者静岡高校です。気になる結果は、なんと、またもや7回逆転で2対1で、強豪静岡に競り勝ちました。
いよいよ決勝進出です。
決勝と3位決定戦は10月1日に草薙球場でありますが、上位3校は同月22日から岐阜県で開かれる東海大会へ出場ができます。やった〜と言う感じです。これで、ついに念願の東海大会の出場権を手に入れました。新たな歴史の1ページとなりました。
本当におめでとうございます。
まだ、新聞報道がありませんが、おそらく「富士市立高校」の大きな文字が飛び込んでくると思っています。この大会の成績をもとに、来春の選抜大会の出場校が決められる訳ですので、甲子園出場も夢ではありません。

日本製紙の縮小が決まり、ちょっとこのところ元気がない富士市にとって元気が出るようなうれしいニュースとなる事を期待せずにはいられません。
選手の皆様、全員野球でとにかく頑張ってください。

応援しています。

追伸
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25日の朝刊に大きく東海大会への出場が報道されていました。

運動会で気づいたこと

中学の運動会が雨で延期され、日曜に開催されました。逆に、天気に恵まれすぎてしまい、暑い中での競技は見ているだけでも汗が噴き出してきます。

ところで、今まであまり気にはしていなかったのですが、ふと、中学校の運動会のプログラムを手にして、私の地域の須津中学校は体育祭ではなく運動会である事に気が付きました。

何となく、幼稚園、小学校は運動会と呼び、中学校、高校になると体育祭と呼ぶのかなと漠然と思っていましたが、ちょっと気になり、校長先生に聞くと、「内の中学ではずーと運動会ですよ」という返答でした
別に、それがどうのこうのという事ではありませんが、近くにいた方から、「本来、運動会は、あくまで体育の授業の発表の場であり、お祭りでない」と言う説明がありました。
思わず「ふ〜ん」と納得してしまいました。
それとは別に、開会式に参加してまず、感心したのは、行進にしても、体操にしても、きびきびした態度であり、また、すべての生徒が挨拶をする人に体を向けてくれ、運動会に対しての参加している積極的な姿勢が伺え、すがすがしく感じました。

これだけを見ても、現在の須津中学校が、しっかりした教育を進めてくれていると言う安心感が生まれてきます。実際、校長先生に確認したところ、「須津中学校では、優しい子供たちが増え、最近はほとんど問題が起きることはありませんよ、すごく教育現場が安定しています」との返答。(どうしてかの理由としての秘密は聞きましたので後日話します)
地域の学校がしっかりとしている事は、本当にありがたい事でもあります。

また、徒競走で、とびぬけて足が速い子がおり、余りの速さに「お〜」と思わず声が出てしまったのですが、これも校長から、「今年の1年生で全国レベルの子どもですよ、100メートルを11秒3の記録を持っています」「え〜そんな子供がいるんだ」とびっくりしてしまいました。
(ダントツの一番ですが、それも流して走っているそうです)

その走り見ながら、未来のスプリンターに思わず拍手してしまいました。(富士市の期待の星でもあります)
地域の運動会に様々な気づきがあり、地元の学校でのちょっと自慢できる事が発見できた有意義な運動会でもありました。

不登校について学ぶ、起立性調節障害とは、

私の回りを含め、不登校で悩んでいる方々がいます。
様々な原因はあると思いますが、不登校になった方々にしかわからないつらさ、心の葛藤は多いと思っています。現状を含め気になっている事でもありましたので、富士医師会が中心となっての“こころのネットワークふじ”での公開討論会で、不登校もテーマになっていましたので、勉強にいってきました。

悩みや不安を持つ子供や保護者の状況を、小児科医、精神科医、臨床心理士、養護教諭等学校関係者、幼稚園保育園関係者によっての自由に討論がなされました。個々の事例に関してはプライベートの事もあるので、書けない事もありますが、不登校の原因としては、学校生活に原因(先生が原因、友達が原因、いじめが原因)、家庭生活に原因(親が原因)、本人に原因(病気)、また、発達段階においていろいろな原因が考えられると思われます。
精神科の先生からは、不登校は子供の時代時代の表現でもあり、学校に行かないことで何を訴えているのかを知る必要はあるとしていましたが、その中で、恥ずかしながら、知らなかった事として、起立性調節障害(OD)と言う病名でした。不登校としての原因の一つしての病気について、初めて聞いたのですが、この病気は、朝寝起きが悪く、昼、夜になると元気になると言う低血圧の症状に似た感じのものですが、親からすると、朝ぐずぐずして、夜元気でいる姿を見ると、怠けているように感じ怒ってしまうという事で余計、学校に行かなくなると言う悪循環を繰り返してしまう事が多いとの事でした。病気である以上、しっかりとした医師の治療が必要である事について、親が理解しないと、いつまでたっても改善がなされない訳で、余計悪い方向に進んで行ってしまう事が考えられます。
発達障害と言う言葉もそうでしたが、しっかりした、知識が無いと、簡単に相談や対応は出来ないような気がしてしまいます。複雑な時代だからこそ、専門性は求められるのかもしれません。
現在、富士市においては、不登校対応として、スクールカウンセラーや青少年相談所、また、適応指導教室「ステップスクール・富士」等があります。専門性が必要に成っているので、更なる充実を求める必要性は感じました。

起立性調節障害、最近割と多い病気のようです。私も最近、朝起きれません。(でも寝る時間が遅いのからかも)

富士市立高等学校開校式

「新しい高校、新しい教育、新しい未来」
の下、富士市立高等学校が、4月7日に開校しました。
今までの吉原商業高校から、大きく変わり、富士市立高校としてスタートを切りましたが、富士市の教育界にとってある意味歴史的な一日でもあると思っています。

式典では、校旗の授与式が行われ、市長から新たに市立校の校長となった斉藤校長に手渡されました。ちなみに、斉藤校長は以前に吉原商業高校時代にも、校長を務めていますが、新たな気持ちでのスタートでもあると思っています。

ついに、市立高校は、新しい専門学校による教育、本気で打ち込める部活動、ここだけの進学サポート体制を整えた中で、総合探究科、ビジネス探究科、スポーツ探究科の3つの専門学科を要し、高校3年間をまるごとプロデュースしてくれる学校として生まれ変わりました。
(配られた記念品)(スリッパも新しくなりました)

鳴り物入りでの開校でもあります。
色々な面で、これからが真価が問われる事でもあります。
高校教育界のリーダーとなり、富士市に住む子供たちにとって夢をかなえる場所であるよう望みます。

卒業式に参加して・・

 市内の小、中学校の卒業証書授与式が行われました。私も地元の須津小、中学校の卒業式に参加してきました。
どちらの卒業式でも、式の前に、今なお被害が広がる震災での被災地でお亡くなりになった人々に哀悼の意を表し、1分間の黙とうが捧げられました。

どちらの卒業式も、素晴らしく、卒業生を持つ親ではありませんが、今までの過ごしてきた学校での思い出が語られたり、新たな旅たちを決意している子供たちを見ていると胸が熱くなってきます。

小学校の卒業式では、将来の夢や抱負を一言言って卒業証書をもらっていました。それぞれの夢や希望を叶えるために頑張ってもらいたいものです。多くの成りたい事柄や付きたい仕事も語られていましたが、残念ながら、議員になりたいという子ども一人もいませんでした。

須津小学校の卒業生は、110名(男子60名、女子47名)、進学先として須津中へ107名、3名が須津中以外に進学です。小学校から中学へはほとんどが地元の須津中学校へ進学します。
一方、須津中学校は139名(男子72名、女子67名)市内の高校へは89名(ちなみに新しい富士市立高校へは10名でした)、市外の高校へ47名就職及び進路未定者が3名と言う状況です。約3分の1は、富士市以外の学校に通う事が分かります。
恐らく、中学、高校への進学状況は富士市のどの地域においても、中学は地元の公立中学へ、高校進学は3分の1近くがが市外へ進学という構図になっていると思います。
この状況を考えると個人的には、中学校への進学はもう少し選択の自由があってもいいよう気がしますし、高校はもっと地元(富士市)の学校へ行けるような環境整備が必要な気がしています。やはり、地元の学校へ通う事が、地域の絆や郷土愛を深め、将来の富士市の為になってくれる可能性は高いと感じます。ただ、高校の場合は、県立、私立が多く、市の行政だけではどうにもならない部分はありますが、地域でしっかり教育ができる環境は取り組みたい課題でもあります。

いずれにしても、市内の平成22年度、小学校、中学校のご卒業の皆さん。
ご卒業おめでとうございます。

キャリア教育の本格導入の動き!!

1月7日の新聞に「小中高でキャリア教育 文科省12年度にも試行」と大きく取り上げられていました。文科省がキャリア教育を本格的な導入する方針を決め、教育委員会や企業の関係者による専門家会議を設置し、就業体験等実践的な授業の在り方や課題を検討し早ければ2012年度にもモデル校を選定したい考えを示している事が報道されました。

また、中央教育審議会が、1月31日に第74回総会において「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(答申)を取りまとめられた事を知りました。答申の概要ですが、問題は、その具体的な取り組みの成果をいかに上げるかにあります。答申では、基本的方向性に基づき、「家庭、地域・社会、企業、経済団体・職能団体、NPO等と連携し、各界がそれぞれの役割を発揮し、一体となった取り組みが必要」としており、協議会等の設立は急務であり、その事は私も議会で質問はしていますが、富士市では一元的組織の設立までには至っていません。その意味では文科省が進めている調査研究協力者会議の設置も、国として大きな英断であり各自治体で推進しやすくなることは考えられます。

2月に出された最新の重要答申としての資料に「キャリア教育の更なる充実のためにー期待される教育委員会の役割—」がありますが、その中では、求められるキャリア教育の充実には、教育委員会の更なるリーダシップが期待されており、キャリア教育を総合的に推進していくには、教育委員会が連携の環境づくりを進める事が書かれており、具体的には、教育員会は市長部局と協力して縦横の連携機能を持った組織(キャリア教育推進協議会等)を設けると断定しています。

何度も言うようですが、協議会の設立は、私は、議会で求めています。
市立高校も4月からスタートします。富士市のキャリア教育は更なる動きは求められることであり、これを機に市立高校だけではなく、一貫したキャリア教育の体系を進めるために小中のモデル校を指定した上で試験的に進めることは必要な事でもあると思っています。このことは教育委員会に求めたい事でもあります。
しかし、キャリア教育と言う言葉がわかりづらく多くの人達への理解促進と現在の教育現場に根強い“進学重視”の体制とどのように調整を図るかは課題でもあると思っています。
でも、キャリア教育は確実に動き出していることは実感しています。

平成22年度キャリア教育総決算。

商工会議所青年部で取り組んでいるキャリア教育について、平成22年度の総決算として、例会において、教育長、商工会議所専務を始めとする会議所職員、市立高校、学校関係者、NPO団体、富士商工会青年部会長、キャリア教育のコンサルタントその他多くの方々が傍聴する中で、キャリア教育の取り組みや現状を踏まえたパネルディスカッションが開催されました。

パネリストとしては、宮崎英寿氏(マナビスタ株代表)和久田恵子氏(元市P連会長及び職業体験受け入れ企業)篠原千津美氏(まちの遊民社代表理事)児玉智之氏(富士市立岳陽中教諭)眺野大輔氏(市立高校開設準備室)コーディネータとして、上柳正仁氏(商工会議所青年部、研修委員長)
商工会議所青年部が今年、キャリア教育を取組んできた中で、キャリア教育をそれぞれの立場で関わっている方々の意見を聞く良い機会でもありました。富士市では、小中学校のほぼすべての学校で独自のキャリア教育は取り組まれています。高校においても、職業講話や職場体験は行われています。また、4月からは市立高校で本格的なキャリア教育が実践されます。常葉大学でも、インターンシップは取り組んでいます。キャリアデザインを進めるNPO団体もあります。そのような中でキャリア教育の課題も出され、結論的には、学校、企業、行政、地域、家庭と連携を進めるためにもコーディネータの存在やキャリア教育に関わる多くの機関を一元的にまとめる組織の必要性はある事でした。
(意見を求められる教育長)

教育長を始め関係者の方々は、キャリア教育の必要性も十分認識してくれています。ただ、キャリア教育を一般的にもっと多くの方々に情報提供をしたうえでの理解促進は進めなければいけない事だとは感じました。
私は、議会においてもコーディネータや協議会の設立は求めています。少しずつではありますが、輪が広がり始めています。今回、あと一歩の所まで来ているような気がしました。
(私は最後に講評を求められました)

キャリア教育については文科省も本格的に取り組む姿勢が打ち出されています。その事については、また書きます。まずは、キャリア教育のパネルディスカッションでの感想まで・・・・

幼児教育に関する勉強会

昨年の6月に、私は「少子化が進む中での幼児教育の現状と課題について」を質問しており、幼保一元化が進む中での考え方や 公立、私立幼稚園の格差是正や私立幼稚園の運営費の補助の拡大を求めました。

私立幼稚園が担ってきた役割や幼児教育の重要性は十分に理解しながら、更なる充実は必要な事であると思っています。そのような思いの中で、富士地区私立幼稚園協会が主催する「富士市における幼児期の子育て・教育に関する勉強会」が市役所の全員協議会室で、私立幼稚園代表者(17名)、PTA代表者(15名)、市議会議員(15名)の出席者の基で開催されましたので私も地域の須津幼稚園の園長先生より連絡があり、参加してきました。
(小林協会長の挨拶)

私立幼稚園17全園とそれに関わるPTA会長さんと議員とのこのような形での勉強会は始めての試みであり、情報の共有と言う意味でも非常に良い事であると感じました。
会議の内容は、新システムを踏まえた、私立幼稚園の現状と今後の在り方について「富士市の子ども達のために〜私立幼稚園の役割」についてパワーポイントを用いて説明してくれました。昨年質問をするに際してかなり勉強はさせて頂きましたが、改めて、崇高な理念や幼児教育の重要性を認識すると共に現在の新システムへの導入に対しての問題についての知識を得る事ができました。
今、少子化や女性の就労変化に伴い保育園での待機児童問題が表面化しており幼児教育の環境整備は求められていますが、平成23年度施政方針では、
市長は、保育環境の整備につきましては、国が目指しております幼保一体化に対応するため、私立及び公立の幼稚園・保育園職員を対象とした研修を行うとともに、保育に携わる皆様の意見を伺いながら、本市に合った保育環境のあり方について検討していくとしています。

 しかしながら、国の施策事態もあやふやで新システム自体が流動的な部分もあり、廃案になる可能性もありますが、富士市の現行制度についての見直しは進めるべきであります。いずれにしても富士市においては、すべての子ども達が良質な教育が受けられる環境整備は取り組んでいかなければならない事であると思っています。
今後とも、このような勉強会は必要な事であると強く感じました。

「吉商ぽん津☆」は富士市型キャリア教育でもあります。

 キャリア教育を推進する私にとってうれしい取り組み事例として、須津中生と吉商生と中里にある福泉産業のコラボレーションで開発が進められた「吉商ぽん津☆」の販売があります。

これは、須津中学生の職場体験を受け入れている地元の福泉産業さんで、中学生の意見を聞いて高校生のアイデアを交えて商品化を進めてきたオリジナルポン酢が出来上がり、販売が始まりました。私も新聞紙上で知ったことでしたが、すでに食べた方からおいしいという評判も聞いて、慌てて商品を求めて近くのスーパーへ行ったのですが、売り切れでした。「吉商ぽん津☆」はオリジナル商品として1000本限定品(1本250円)ですので欲しくても無いようです。
地元企業が中、高生を受け入れて商品開発をすることは、働く意義を教えることは勿論ですが、地元の企業に興味を持ってもらう事や企業イメージのアップに繋がり、企業にも十分メリットがあり、今回の商品化は、富士市のキャリア教育としての実践例として素晴らしい事であると思っています。以前、キャリア教育先進自治体へ視察した際にも、企業の教育CSRとして取り組みとして、子どもたちを交えてのお菓子のパーケージ作成等がありましたが、富士市においても同じような事が実践されているわけです。
今、富士市において様々な形でキャリア教育は取り組まれています。各学校において職場体験や職業講話その他のキャリアプログラム等、どの取り組みにおいてもキャリア教育としての目指している方向性は同じでありますが、多くの子供たちが様々な選択ができるようにする事が大切で、今後、情報を集約したり、発信する方法は必要であると思っています。その為に富士市型のキャリア教育として体系的、組織的に取り組んでいく必要はあると思います。
やはり結論的には、コーディネーターやキャリア教育を一元的に取り組む協議会組織は急務であると感じずにはいられません。
オリジナル味付けポン酢「吉商ぽん津☆」スーパーで手に入らなかったので、吉商本舗若しくは、福泉さんへ行って分けてもらえるか一度行ってこようと思っています。

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(ついにゲットしました)

福泉さんへ行って無理にお願いをして手に入れてきました。

キャリア教育の光が見えてきたような・・・。

キャリア教育を推進する2つの団体(商工会議所青年部、まちの遊民社)の会合に2日続けて参加してきました。
キャリア教育については、何度もブログでも書いている事であり、議員である私にとっても重点課題の1つでもあります。

キャリア教育必要性と意義は訴え続けていくつもりでいますが、もっとわかりやすく、誰でもが関わりあえるようなシステムの構築は必要であると思います。そのための、コーディネーターの存在や取組団体や支援企業、学校、行政等を含めた窓口の一元化を図る協議会組織の設立は急務の課題であることとして議会でも投げかけてきました。
そんな中での、2つの会合では、富士市のキャリア教育の光が見えてきたような会合でもありました。

現在2つの団体での会合で話されて、行われる事業として、
商工会議所青年部では、1月28日吉原2中、岳陽中で職業講話を行うと共に、今までのキャリア教育の取り組みやキャリア教育についてわかりやすくまとめた映像を制作し2月25日の例会で発表します。
また、まちの遊民社が進めるキャリアデザイン支援室検討委員会では、キャリアサポート促進事業として、1月25日よりラホール1Fにキャリアデザイン支援室の窓口業務「fキャル」を開設しました。また、就活力UPセミナーとして「SHINE 職堂へようこそ!」を3月19日に青葉町のくじらびーとで開催します。興味のある方はまちの遊民社さん(電話51−1112)に問い合わせしてみてください。その他にも学校との連携や人材バンクの情報収集を進めています。
富士市において、いろいろな形でキャリア教育を進めている所はありますが、この2つの団体が、核となり、そして、より多くの団体や学校、地域等を含めた上での組織化を進める原動力となるような期待感を持てました。もちろん私もできる限りの協力は惜しまないつもりでいます。

余談ではありますが、キャリアデザイン支援室検討会議で、窓口業務の開設場所にかぐや姫が常駐していると聞き、急いで会いに行きましたが、残念ながら、本物のかぐや姫ではなく、人形でした。ちなみに仕事に関しての悩みや相談事としての「fきゃる」窓口は、月曜から金曜の13:00〜19:00までの開設ですので気軽にご利用ください。

「うきしまっぷ」

議員になってから都市計画審議会(東恵子会長)の委員を務めています。18日の審議会では、これまで単独の都市計画区域だった富士川地区及び芝川地区を岳南広域都市計画国編入し新たに市街化区域と市街化調整区域の区域区分を設定するなどの重要な審議を承認しました。その審議会内容はすでに新聞等で報道されているのでその事を書きたい訳ではなく・・・

その都市計画審議会の会長である東海大学の東恵子教授に、頂いたリーフレットについての話です。(東教授は大変にきれいな女性ですが・・)審議会が終了した際に、以前、審議会で視察をした事があったのですが、その時に、私が富士市で一番東の議員であり、沼津にある東海大学の近くに住んでいることや、浮島が原の話をした事を覚えてくれており、会場で呼び止められ
「荻田さん、これ学生が作ったの」
と1枚のリーフレットを渡されました。
差し出されたリーフレットを見ると「うきしまっぷ」と書かれています。何か聞いてみると昨年より学生の新規募集を停止した東海大開発工学部の2〜4年生が「お世話になった地元への恩返しに」と、オリジナル地図「うきしまっぷ」を作製したそうです。

中身には、浮島の歴史・浮島の伝説・浮島の貴重な自然環境の他に、マップには、ツバメやホタル、カブトムシが見られたり採集ができる場所が記載されています。「うきしまっぷ」は、地元のPRやウォーキングイベントに役に立っているとの事でした。また、地域においての電柱アートについても書かれており、それは、地域と大学を結ぶ坂は急な坂があり、地域と遊離している事を繋ぐために、ファショナブルで歩いて楽しくなるような坂になる事を期待して、電柱アートプロジェクトが推進されており、現在43本の電柱にアートが施されているそうです。地域と大学が連携を取っての街づくりが進められている事が伺えます。一度このマップを片手にウォーキングをしてこようと思っています。

3年後には学部生がいなくなってしまう事を聞いていますが、地域に若者がいなくなる事は沼津の浮島地区には大きな痛手であると共に、残された大学の使い道は気になる所です。
ちなみに大学の使い道は未定だそうです。
学部が無くなってしまうという事は、審議会の東教授も遠くへ行ってしまう恐れがあるかもしれません。「うきしまっぷ」を眺めながら、ちょっと心配になってしまいました。

奨学金制度の充実を

 私は現在、高校生に奨学金を給付するRCのアドバイザーを担っており、すでに3人の高校生の奨学金給付のアドバイザーを務めてきました。(足が短いけど、足長おじさんの役割を担っています)先日もアドバイザーとして、吉原商業高校へ担当生徒への奨学金の給付に行ってきました。

校長先生立ち合いのもとに面談をしてきましが元気に、勉強に部活動に頑張っている事が確認できました。
(奨学生囲んで。)(プライバシー保護の為に写真は修正あります)

昨年より、公立高校の授業料無償化が取り入れられましたが、高校に通うには、授業料以外にも多くのお金がかかります。子供たちが安心して勉強ができる環境つくりには、奨学金は必要なことであると思っています。
その為に、富士市でも子どもの能力を発揮させることができる環境、将来に向かって希望を持ちながら学べる環境を支援するために、高校生への富士市育英奨学金制度があります。これは、いかなる家庭状況においても、勉学の意欲を持つ子どもに対して均等に学べるチャンスを与え、将来を担う子どもたちを支援していく人材育成支援制度であります。
これについては、平成20年2月議会において、富士市育英奨学金制度の見直しについて質問しました。経済状況を考えた中では、更なる人員や給付金額の拡充がもとめられていましたが、人員については、昨年より1学年25名だった対象者枠が35名に増えています。

人づくりを考えたとき、次代を担う子どもたちのその基礎力を身につける教育機会の充実が何より求められています。しかし、社会経済情勢の急激な変化による格差社会への移行が進み、子どもの教育にも影響が懸念され始めています。中小零細企業が多い富士市においても、経済情勢は決して良好な状態ではなく、親の経済力によって子どもの教育環境や進路が左右されてしまう現実があります。将来に対して希望や意欲を持って学習している子どもたちが、努力をしても報われないとあきらめてしまうことが指摘されており、一部では希望格差が顕在化しているという声もあります。そのような意味では、人員が拡充されていることはありがたいことです。
現在は、毎月1万円の給付をしていますが、給付金額も25年据え置かれている状況は、給付金額においても検討の時期がきていると感じます。
今後も進学する生徒の必要に応じて奨学金制度の充実は求めなければいけない事でもあります。

奨学金制度とは違いますが、今流行っている、タイガーマスク現象も一過性ではなく、多くの子供たちが継続的な支援ができるような仕組みは求められていると思います。