幼児教育に関する勉強会

昨年の6月に、私は「少子化が進む中での幼児教育の現状と課題について」を質問しており、幼保一元化が進む中での考え方や 公立、私立幼稚園の格差是正や私立幼稚園の運営費の補助の拡大を求めました。

私立幼稚園が担ってきた役割や幼児教育の重要性は十分に理解しながら、更なる充実は必要な事であると思っています。そのような思いの中で、富士地区私立幼稚園協会が主催する「富士市における幼児期の子育て・教育に関する勉強会」が市役所の全員協議会室で、私立幼稚園代表者(17名)、PTA代表者(15名)、市議会議員(15名)の出席者の基で開催されましたので私も地域の須津幼稚園の園長先生より連絡があり、参加してきました。
(小林協会長の挨拶)

私立幼稚園17全園とそれに関わるPTA会長さんと議員とのこのような形での勉強会は始めての試みであり、情報の共有と言う意味でも非常に良い事であると感じました。
会議の内容は、新システムを踏まえた、私立幼稚園の現状と今後の在り方について「富士市の子ども達のために〜私立幼稚園の役割」についてパワーポイントを用いて説明してくれました。昨年質問をするに際してかなり勉強はさせて頂きましたが、改めて、崇高な理念や幼児教育の重要性を認識すると共に現在の新システムへの導入に対しての問題についての知識を得る事ができました。
今、少子化や女性の就労変化に伴い保育園での待機児童問題が表面化しており幼児教育の環境整備は求められていますが、平成23年度施政方針では、
市長は、保育環境の整備につきましては、国が目指しております幼保一体化に対応するため、私立及び公立の幼稚園・保育園職員を対象とした研修を行うとともに、保育に携わる皆様の意見を伺いながら、本市に合った保育環境のあり方について検討していくとしています。

 しかしながら、国の施策事態もあやふやで新システム自体が流動的な部分もあり、廃案になる可能性もありますが、富士市の現行制度についての見直しは進めるべきであります。いずれにしても富士市においては、すべての子ども達が良質な教育が受けられる環境整備は取り組んでいかなければならない事であると思っています。
今後とも、このような勉強会は必要な事であると強く感じました。