不登校について学ぶ、起立性調節障害とは、

私の回りを含め、不登校で悩んでいる方々がいます。
様々な原因はあると思いますが、不登校になった方々にしかわからないつらさ、心の葛藤は多いと思っています。現状を含め気になっている事でもありましたので、富士医師会が中心となっての“こころのネットワークふじ”での公開討論会で、不登校もテーマになっていましたので、勉強にいってきました。

悩みや不安を持つ子供や保護者の状況を、小児科医、精神科医、臨床心理士、養護教諭等学校関係者、幼稚園保育園関係者によっての自由に討論がなされました。個々の事例に関してはプライベートの事もあるので、書けない事もありますが、不登校の原因としては、学校生活に原因(先生が原因、友達が原因、いじめが原因)、家庭生活に原因(親が原因)、本人に原因(病気)、また、発達段階においていろいろな原因が考えられると思われます。
精神科の先生からは、不登校は子供の時代時代の表現でもあり、学校に行かないことで何を訴えているのかを知る必要はあるとしていましたが、その中で、恥ずかしながら、知らなかった事として、起立性調節障害(OD)と言う病名でした。不登校としての原因の一つしての病気について、初めて聞いたのですが、この病気は、朝寝起きが悪く、昼、夜になると元気になると言う低血圧の症状に似た感じのものですが、親からすると、朝ぐずぐずして、夜元気でいる姿を見ると、怠けているように感じ怒ってしまうという事で余計、学校に行かなくなると言う悪循環を繰り返してしまう事が多いとの事でした。病気である以上、しっかりとした医師の治療が必要である事について、親が理解しないと、いつまでたっても改善がなされない訳で、余計悪い方向に進んで行ってしまう事が考えられます。
発達障害と言う言葉もそうでしたが、しっかりした、知識が無いと、簡単に相談や対応は出来ないような気がしてしまいます。複雑な時代だからこそ、専門性は求められるのかもしれません。
現在、富士市においては、不登校対応として、スクールカウンセラーや青少年相談所、また、適応指導教室「ステップスクール・富士」等があります。専門性が必要に成っているので、更なる充実を求める必要性は感じました。

起立性調節障害、最近割と多い病気のようです。私も最近、朝起きれません。(でも寝る時間が遅いのからかも)