富士市育英奨学金制度にも精神的支援を!!!

富士市育英奨学条例の奨学金制度は、いかなる家庭状況においても、勉学の意欲を持つ子供に対して、均等に学べるチャンスを与え、将来を担う子供達を支援していく制度です。昭和27年より、奨学生制度は、始まり昭和42年の合併に際し、条例化され、毎年、多くの奨学生が利用し、勉学に打ち込む事に役立てています。

富士市のこの制度は、多くの自治体と違い、貸し付けではなく、返済する事をしなくて良い、給付という形をとっており、この制度を利用している、子供にも、保護者にもたいへん感謝されています。私は平成20年2月議会で奨学金制度の拡充を求めており、現在では、93名が富士市の制度を受けている他、吉原ロータリーで12名、岳南ライオンズクラブ6名奨学金給付事業と合わせ合計111名の子ども達が奨学金給付を受けられるようになっています。新年度は更に奨学生の数を拡充してくれており、7名の拡充が図られている事は評価すべき事柄でもあります。富士市育英奨学金は、貸与という形を取らずに給付という、大変に有意義な制度でありますが、吉原ロータリーさんの奨学金給付に関しては、お金の給付だけではなく、アドバイザー制度があり、奨学生の精神面に対しての支援もしてくれています。
(奨学生の激励会で卒業する4人)(お礼を述べる奨学生)(斉藤校長からの激励)

その意味では、子ども達もプライドを持ち、勉学に励み、各学校で優秀な成績を収めており、本年度卒業の4人の奨学生も、奨学生の激励会で報告がありましたが、順天堂大学看護科、県立大学看護学部、長岡技術科学大学、静岡大学、特に静岡大学に進む奨学生は、富士市立高等学校で野球部のキャプテンまで務め、文武両道でもあると富士市立高等学校の斉藤校長よりお褒めの言葉がかけられていました。奨学生は各高校の富士東高教頭、吉原高校校長、吉原工業校長からも激励の言葉が掛けら大変な励みになったと思います。

私も現在、市立高校の奨学生のアドバイザーをやっていますが、彼は、サッカー部で活躍をしており、進路も国公立を目指し勉強も頑張ってくれています。新年度は3年生となり、部活動にしても、勉学にしても悔いの残らないように取り組んでくれると思っています。

このことから考えると、子供の能力を発揮させる事ができる環境、将来に向かって、希望を持ちながら学べる社会である富士市の教育環境整備として、人数の拡充やお金以外にも、精神的支援も富士市育英奨学金制度も進めるべきであると改めて感じます。