地元の須津中学校では、終日の学校開放日が定期的に開催されており、保護者や関係者が、子供達や学校の様子を知る事ができます。私には、中学生の子どもはいませんが、どの様な授業を進めているのか興味もあったので、行ってきました。
須津中では、教室においては、一般的な全員が黒板に向かっての教室型ではなく、原則的には、生徒同士の顔が見えるように黒板を中心にカナカナのコの字型で座っています。生徒同士の顔が見えて、先生もコの字の中心で、より多くの生徒の近くで話すことが出来ています。また、教科によっては、グループ毎に編成され、生徒同士で相談しえあえたり、分らない点を教えあう形も取られていました。この授業の進め方を見る範囲では、少しでも、勉強が嫌になる子供を少なくする配慮がなされており、一人一人の理解力を引き上げる工夫がされていると感じました。学校が解放されることにより、保護者も学校への安心感が得られると共に、生徒にとっても、授業を見られる生徒は気が散るかもしれませんが、しっかりと授業を受けようとする人に見られることによる効果もあると思います。その意味では、学校開放は、生徒にも保護者にも良い取り組みであると感じました。
また、授業以外の参観として、最終学年でもある3年生が最後の中体連やコンクールに向けて取り組んでいる事に対しての、「部活動壮行会」が開催され、1.2年生からの3年生への気持ちとしての檄文のエールが送られていました。私も壮行会を見ながら、学校全体で、子供達が励ましあい、気持ちを高めて大会に臨む雰囲気を作り出している事にはある意味感動しました。地域の中学校でもありますので、大会において悔いの残らないようできればよい成績を収めてくれることを望みます。
他の学校の様子は分かりませんが、校長先生からも学校の説明をされ、地域において、学校が責任を持ちながら、開かれた学校、特色ある学校づくりが進められている事を実感しました。