市内の小、中学校の卒業証書授与式が行われました。私も地元の須津小、中学校の卒業式に参加してきました。
どちらの卒業式でも、式の前に、今なお被害が広がる震災での被災地でお亡くなりになった人々に哀悼の意を表し、1分間の黙とうが捧げられました。
どちらの卒業式も、素晴らしく、卒業生を持つ親ではありませんが、今までの過ごしてきた学校での思い出が語られたり、新たな旅たちを決意している子供たちを見ていると胸が熱くなってきます。
小学校の卒業式では、将来の夢や抱負を一言言って卒業証書をもらっていました。それぞれの夢や希望を叶えるために頑張ってもらいたいものです。多くの成りたい事柄や付きたい仕事も語られていましたが、残念ながら、議員になりたいという子ども一人もいませんでした。
須津小学校の卒業生は、110名(男子60名、女子47名)、進学先として須津中へ107名、3名が須津中以外に進学です。小学校から中学へはほとんどが地元の須津中学校へ進学します。
一方、須津中学校は139名(男子72名、女子67名)市内の高校へは89名(ちなみに新しい富士市立高校へは10名でした)、市外の高校へ47名就職及び進路未定者が3名と言う状況です。約3分の1は、富士市以外の学校に通う事が分かります。
恐らく、中学、高校への進学状況は富士市のどの地域においても、中学は地元の公立中学へ、高校進学は3分の1近くがが市外へ進学という構図になっていると思います。
この状況を考えると個人的には、中学校への進学はもう少し選択の自由があってもいいよう気がしますし、高校はもっと地元(富士市)の学校へ行けるような環境整備が必要な気がしています。やはり、地元の学校へ通う事が、地域の絆や郷土愛を深め、将来の富士市の為になってくれる可能性は高いと感じます。ただ、高校の場合は、県立、私立が多く、市の行政だけではどうにもならない部分はありますが、地域でしっかり教育ができる環境は取り組みたい課題でもあります。
いずれにしても、市内の平成22年度、小学校、中学校のご卒業の皆さん。
ご卒業おめでとうございます。