わんぱく相撲富士場所を観戦して思う事

第23回わんぱく相撲富士場所が、富士総合グランドの相撲場で晴天の中で、小学校1年〜6年生男女95名の参加で開催されました。「わんぱく相撲」に関しては、今から35年前、遊び場の少ない東京で、子ども達の心身の鍛錬と健康の増進を目指し「わんぱく相撲」は始まりました。

その後、全国各地に普及していき、富士市でも、23年前に富士青年会議所が、青少年の健全育成事業として開催し始めました。現在では、全国各地において「わんぱく相撲」が開催されるようになり、わんぱく相撲大会を通して、試合に挑むことでたくましく生きる力を育み、相撲が持つ礼節により相手を思いやる気持ちを学び、大会を支えてくれる人への感謝を大切にするという、勝敗を超えたものを子ども達に伝える大会になっています。
ただ、私の子供の頃は小学校の砂場やグランドに円を書き、相撲をやる風景がありましたが、最近での小学校ではそのような風景に出くわすことは無くなりました。「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」と言うCMもあり、真っ黒になり、手足は擦り傷だらけの子ども達も多くいました。わんぱく相撲大会でなければ相撲の風景が無くなってきた事は寂しさも感じます。子供達のスポーツも野球やサッカー、ミニバスケット、バレー等に人気が集まり、相撲をやる事自体無いのかも知れません。
富士市の中学での武道導入に際しても、17の中学で、16校が柔道、1校が剣道、相撲を取り入れた学校は0である状況でもあります。

新緑がまぶしい相撲場で、元気よく相撲を取る姿を見ていると、国技としての相撲を通しての教育の必要性は感じます。わんぱく相撲富士場所に参加した子供達が相撲を通して、勝ち負け以外にも様々な事を学んでいると思っています。

富士場所が終わった後の予定としては、
第21回わんぱく相撲県大会
6月17日(日)富士総合グランド相撲場
第28会わんぱく相撲全国大会
7月29日(日)両国国技館
ガンバレ!!富士市のわんぱく力士。
県大会、全国大会での活躍を期待しています。