公共交通を利用しての狩野川花火大会。

7月28日、29日は、第65回沼津夏まつりが開催されます。今年は地域のふるさと祭りや富士祭りと重なる事が無かった為に、早くから、私を支援してくれる女性の会「ゆうこうの会」メンバーと狩野川花火大会へ公共交通を使って行く計画をしました。。

本年度の狩野川花火大会は御成橋開通100周年でもあり、多くの方で賑わう事を予想されますので、車で行く事は避け、岳南鉄道問題もありますので、沿線住民として改めて岳鉄を利用して「夜空に彩る光と音のコンサート」へ行ってきました。
本当は、江尾から東田子の浦へのシャトルバスを利用したかったのですが、残念ながら土日祝日は運行されていません。(イベントがある時は、臨時運行してもらいたいと言う意見が多くあります)電車に乗りながら、率直な岳南鉄道を含め公共交通に対して地域の人の意見を聞く機会でもありました。

夕方、17時13分岳鉄神谷駅、中里駅で集合してから女性に囲まれての出発です。沼津の花火大会へ行く方が多いのか思いのほかの乗客にちょっと驚きました。
岳南鉄道利用料金は350円。吉原駅で乗り換え、沼津まで320円。片道合計670円。
金額的には岳南鉄道を利用して沼津へ行く事はやはり抵抗があります。時間的には接続もあり,1時間弱で目的地まで到着できました。やはり、東部地域からでも沼津へ行には、道路渋滞や駐車場の事を考えると時間的な面からは公共交通の利便性は実感できます。また、お酒も安心して飲めます。
狩野川花火大会を最後の圧巻でもあるナイアガラ瀑布まで堪能して帰りも電車を利用して帰ってきましたが、電車で行く狩野川花火大会は好評でもありました。

今回、現在運行しているシャトルバスがあれば、江尾〜東田子駅までバス代100円。東田子の浦駅より沼津まで230円合計330円。時間的な面もそうですが、金銭的な面からも江尾〜東田子の浦駅への接続は必要な事であると参加者から声がありました。
岳鉄は、沿線に住む人にとっては本当に慣れ親しんできた電車です。ただ、電車がある地域の人達において、岳鉄の存在のありがたさは気薄でもあるように感じます。実際、今回参加した「ゆうこうの会」のメンバーの中にも岳鉄沿線に住んでいながらも初めて岳鉄に乗車する方もいました。
岳鉄の存在意義を考えながら、今後も岳南鉄道やシャトルバスを利用推進の啓もうをそれぞれにしていく事をお願いして帰路につきました。

女性に囲まれての電車で行った花火大会は楽しかったです。

まちづくり活動推進計画地区説明会

本年度より地域の力こぶ増進計画—富士市まちづくり活動推進計画—が進められ始めています。その地区説明会が、6月13日に浮島地区を皮切りに各地区で順次行われ、7月26日に20番目として須津地区において説明会が開催されましたので地元の議員として参加してきました。

連合町内会、生涯学習会、福祉推進会、学校等々各種団体の役員さんが出席のもと、市民部長自らが出向いての説明会でもありましたが、まず、担当職員からパワーポイントを使って計画策定の背景・計画策定の目的・現状と課題・計画の進め方・基本指針の内容・計画の視点・計画の体系・基本計画—具体的の方策—まとめ・今後の展開と40分程度の説明がありました。以前より疑問や不安の声が聞こえていましたが、質疑の際でも、26地区で説明会が開催される訳ですが、地域により規模や実状また組織の在り方に温度差があり、理想通りの展開が出来るのか具体的な策が見えない事、現実性がある事なのか、生涯学習会の位置づけを示されていない事、人材育成についての疑問、職員の関わり方、包括的補助金の分配についての心配等々様々な意見が出されていました。
説明では、今一つ納得が得られるような回答ではないような感じでもありましたが、恐らく26地区のおいての説明が終わった時点で改めて現状と課題を整理して報告はされると思っています。(最終説明会は8月29日の青葉台です)
背景でも述べられた通り、新しい公共の担い手として、福祉、防災、環境等々様々な分野で地域コミュニティーが果たしていく役割が見直されています。社会情勢の変化に柔軟に対応できる足腰の強い、将来にわたって持続可能な、地域コミュニティーづくりとしていますが、あくまでも主体は地域でありますので、改めて、地区住民のしっかりとした理解、納得のもと、丁寧に計画は進めて行っていただきたいと感じました。

地域での道路危険箇所の安全対策を!!!

夏の交通安全週間が7月11日より始まりましたので、地域での交通安全啓蒙活動に参加してきました。
交通安全に関連して、通学中の児童らが死傷する交通事故が相次いだことを受け、文部科学省と国土交通省 、警察庁は関係省庁会議を開き通学路での緊急合同点検を求めることを決めています。

この事は、富士市の6月議会でも取り上げられており、通学路の安全確認の確保の徹底と言う観点からもハード面、ソフト面も含め様々な事柄に対して、各小学校において、学校、PTA,,地域、警察、安協、道路管理者を含め、8月31日までに調査報告を教育委員会に提出することが説明されました。
私の地域においても、私の6月議会での質問事項「愛鷹2期農道整備事業の供用が近づく中での安全対策について」にも関わる事でしたので、小学校の校長先生には確認に行ってきましたが、地域の道が狭い場所での安全対策は進めて欲しいと要望はされました。
私の一般質問を受けて、須津地域の18町内会での連合町内会長会で報告して欲しいと連合町内会長さんより依頼を受け、今議会での、質問内容や問題点でもある、県道須津田子の浦線の整備を始め、かねてより危険箇所として要望がある根方街道の中里うなぎやさん付近の拡幅等について議会報告を兼ねて説明しています。
道路行政に関しては、市、県、国とあり、市以外の事は市会議員としては進めにくい部分もあります。また、今回の要望としては県に対しての事であり、市には直接的な要望ではありません。ただ、住んでいる人からすれば、安全対策は市も県も関係無いと言われますので、県においても財政状況が厳しい中では地域の道路整備の優先度をあげる為には、地域として県への要望をする事が大切な事であると思っています。根方街道での危険箇所解消の拡幅や川尻線での恒久的な安全対策として、都市計画道路にしても、地権者がある事ですので、なかなか進みにくい事を分かりますが、道路管理者でもある県に対して、窓口である市が積極的に動いてもらい、地域と連動して早い実現を進めてもらいたいと感じます。
そのような意味でも、今回、須津連合町内会として地域の課題として、道路の危険箇所の共通認識を持ってもらう為に、いい機会を頂けたことは後藤須津連合町内会長にはお礼申し上げます。

富士市暴力団排除条例

富士市は、社会から暴力団を排除する意思を明確にし、県の静岡県暴力団排除条例をもとに、県条例で定義していない市、市民などに関することを補完するために「富士市暴力団排除条例」を3月に制定し、5月1日から施行しています。

これにより、県条例と連携して、市民が住みよい安全・安心な社会の実現を目指すとしています。本条例では、暴力団排除の為の基本理念や
・市、市民、事業者野責務・市民に対する支援
・市の事務及び事業における措置
・青少年に対する教育などの為の措置
・暴力団の威力を利用する事の禁止
・暴力団への利益供与の禁止
について定めています。
条例施行元年としてこれまで富士市麻薬、覚せい剤撲滅推進協議会と富士市暴力団推進協議会の共催により開催していた講演会を富士市暴力団推進協議会の単独事業として暴力団追放運動推進センターの堤京一専務理事の講演とアトラクションとして県警察音楽隊の演奏がありましたので、参加してきました。

暴力団等反社会的勢力排除対策等の勉強になりました。
昨年、芸能界で「こんなこと位でと」暴力団との付き合いで突然引退したタレントさんがいました。
条例が制定されている事自体も知らない市民も多くいます。
今後、更にしっかりとした情報と知識を提供する場所をこれからも行って頂きたいと思っています。

東田子〜江尾シャトルバスを利用しましょう!!!!

東部地域の公共交通施策の課題として、南北への交通アクセスとしてJR東田子の浦駅までのバス運行が、かねてより求められていました。昨年、市では、須津・浮島地区から、通勤、通学等で田子の浦駅を利用する人のバス需要を把握するための実証実験が行われています。

既に、公共交通便りでも報告されていますが、2回の実験運行の結果、1回目には、1便の平均利用者数は6人ありましたが、2回目に200円の有料化にした所、1便当たりの平均利用者数は1,1人になってしまいました。これを、利用者一人あたりの運行経費にすると、1回目は518円でしたが、2回目になると4023円となってしまいました。
2回の実験運行をした事により、東田子の浦駅への通勤、通学のニーズは確認できましたが、料金を200円にすると極端に利用者が減ってしまうことがわかった上に、利便性の向上や、家族の送迎の負担軽減、バスがある事の安心感など、多様な運行効果も期待があるとしていました。

本年度も、その実証実験を受け、運賃、運行ルート見直した中で、JR東田子の浦駅〜岳鉄江尾間のアクセスバスとしてシャトルバスが6月1日より10月31日まで期間限定実験運行が始まります。

朝3往復・夜5,5往復月〜金平日毎日運航。
1乗車定額100円!岳南鉄道と乗り継ぐと運賃が実質、無料に!!
としています。

実験運行の結果により、今後の継続に左右されると思っていますので、通勤通学以外の地域住民の利用促進が求められています。市政報告会でもふれましたが、岳南鉄道の存続についても、コミュニティバスにしても、公共交通は地域で育てなければいけない事であると思っています。将来的なことを見据えて、意識的にちょっと無理してでも、乗るように心がけてください。
地元議員としても、富士駅前や沼津に行くときに、大いに利用をするつもりでいますが、須津、浮島地域の皆様どうぞご利用ください。

*追伸:25日須津まちづくり推進会議の全体会議に都市計画課の職員が来て宣伝をしてくれました。ありがとうございます。

文化とは・・・・

「富士市には映画館も美術館も無くて、文化度が低いのではないか!!」
と連休最終日にお寺の総会後の懇談会で檀家さん達から問い詰められました。

映画館・美術館が無いという事だけで文化度が低いと言うのは如何なものかと感じますが、富士市は、工業都市として成り立ってきた経緯からも、文化とは、言われると考えさせられてしまった矢先の連休明けに「富士市芸術文化振興議員の会」による研修会が開催されました。

内容としては、2部構成となっており、
第1部
文化振興基本計画策定の中間報告
文化振興課長よりの説明
富士市では、文化芸術振興基本法が制定された事を受けて、進むべき方向性を総合的に計画的にまとめた富士市の文化振興基本計画の策定に取り組む事になっていますが、今後、策定委員会が設置され8月から2月にかけて計画の骨子、素案が作成され、2月議会において議会報告される予定が説明されました。(ただ、今のところは条例化の予定はないとしていました)
第2部講演会では

「富士市の芸術文化の振興に向けて地方議会・議員に望むこと」
講師:富士市文化財審議会会長・丸茂湛祥氏
丸茂氏は、豊富な才能と見識により長年に渡り富士市の教育及び芸術文化の振興に貢献している富士市の人的財産でもあります。
その丸茂氏の講演の中で、「文化とは、例えば父親が持っていた伝統を受け継ぐ事、植えつけられた種が芽を出す事。その、菌、種を植えつける事であり、行政には種が芽を出す文化、芸術の環境を整えてもらいたい。文化芸術に関しては予算が低く、それは形にならないものであるからで、文化とは、プラスアルファであり、そういうものを振興していかなければ、枝も葉も花も咲かないので文化振興を行政は進めてもらいたい」として富士市への様々な文化振興への提言がなされました。(参考になります)
自分の家の文化を持つことは重要であり、文化とは父親が持っている物を子供へ受け継ぐとするならば、私は子供に何を植え付けてきたか甚だ疑問でもあります。ただ、娘2人共、中、高と演劇に携わってきており、もしかしたら・・・今に我が家の文化が開花することがあるかもと考えています。

文化とは、ジャンルも多く、奥が深いです。
でも、文化には環境整備していく時間とお金も必要なものでもあるとも感じます。とは言え、厳しい経済状況ではあるものの、まちには文化は必要です。

須津地区生涯学習推進会に期待!!

「地域の力こぶ増進計画—富士市まちづくり活動推進計画—」がこの3月に策定され、4月より実施されはじめています。5年間の推進期間において、将来的な地域コミュニティのあるべき姿に向けての組織体制の充実が求められており、地域の各種団体の連携は気になる所でありますし、進め方には各地域において不安もあります。

そのような中で、私の住む須津地域において、社会教育全般の役割担う生涯学習推進会の平成24年度総会が開催されました。

当然、今後まちづくり推進会議はあるものの、地域の実質的な活動部隊の役割を担う組織であり、「地域の力こぶ増進計画」に大きな関わりがある組織であると思っています。新たな役員体制が示され、承認が成されましたが、須津地域の新会長には、議員としての大先輩でもあった、昨年まで議員であった議長経験者の渡辺敏昭氏が就任しました。議員を辞めた後に、ボランティアとしての地域活動にシフトを変えての活動は立派であると思います。今まで議員として行政に携わってきた事を考えると、卓越した知識と経験を存分に発揮して頂き、今後、行政と進めていく計画の地域の推進役の要として適任であり、力強いと思っています。また、私自身、現職の議員としては、大先輩が会長である以上、よりしっかりとした地域活動を示した上で協力をしていかねばならないと思っています。
新たな体制で須津地区生涯学習推進会はスタートしました。
災害時においての地域力を発揮できるようにする為にも、従来通りの地域独自の行事は進めて頂きたいと思っていますが、昨年は、地震、豪雨、台風等で、事業の一つの須津川渓谷のふれあい遠足が変更となりましたので、今年は、がけ崩れ等の修復や安全対策等を取った上で、大きな災害が生じることなく出来る事を念じます。
渡辺新会長の下で須津地区生涯学習推進会も、将来にわたっての持続可能なコミュニティ構築へ向けて前進していく事を期待します。

また、今まで5年間会長を務められた永瀬会長を始め、役員を退任される皆様には本当にお疲れ様でした。
ありがとうございました。

「なんでも富士山2012」で登録へ機運の拡大

2013年の富士山世界文化遺産登録に向けて、機運の拡大を県内の市町村で様々な取り組みが始まっていますが、その1つとして、県では2月23日を「富士山の日」にしています。
富士市でも「富士山の日」を前にして、ふじさんめっせで、18日、19日に市主催の「なんでも富士山2012」が開催されています。

食べて、学んで、体験して…楽しいイベントがいっぱい!!と宣伝されていますので、私も行ってきました。

富士山百景写真展、名産品販売、市内の子ども達の富士山学習を行っている展示としてふじさん学びのゾーン等々で賑わっています。

ステージでは富士山ひららの早食い競争なども行われていました。
市長の施政方針でも、「気運の醸成を図る」事が謳われていましたが、この事業もこれからさらに機運をあげていく上での前段階としての事業であると思われます。周辺市町村でも文化遺産登録に向けて様々な取り組みは始まっていますが、富士市には構成資産が無いと言う点では、市民に、まだまだ、盛り上がりに欠けているような気もしますので、ふじさんがきれいに見えるまちとして対応を施政方針質問でその点については確認はしたい事でもあります。
帰りがけに、通り道で富士山がきれいに見えました。

富士市は本当にどこにいてもきれいに富士山が見えるまちでもあります。その事は、富士市に住んでいて良かったと思う大きな理由でもあります。

富山市長の公共交通とは

富士市の公共交通を考えるシンポジウムにおいて、「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」と題した、富山市長の講演がありましたが、講演と言うより、市長自らのまちづくりのプレゼンでもあり、特に勉強になりました。

講演後のシンポジウムでも言われていましたが、市の取り組み市長の考えには、まさに目からうろこ的な感じでもありますし、そして説得力もあります。(100回以上講演しているそうです)
冒頭、人口減少が進む中では、40年先を見据えて、都市は、どういう布石を打っていくか、いかに雇用をつくるか、どういう市に魅力を感じるか、豊かであり、老後も安心できると言うまちづくりをしていく上で、単に交通政策ではなく、まちづくりでもあるとしていました。富山市での様々な取組が説明された後、行政に求められるのは、説明責任を果たすことですが、今は、説得責任を果たすことが大切な時代になって来たと言っていましたが、まさしく、その通りであると感じます。(市長自らが実践しています)

 シンポジウムでは、富山市長は、富山では様々な交通施策は進めており、先進的にLRTも導入されてはいるものの、ただ、それさえも人の動きを劇的に変化はさせられないが、車だけではなく時々公共交通を利用して頂く事により、緩やかに変化をさせていく事が必要であり、ほっておくと公共交通は無くなってしまうものであると述べていました。
富山市長はシンポジウムの最後に一言で公共交通を表すとするとの問いかけには、
「将来ビジョンを示して、ぶれずに進め、小さな成功体験を積み重ねる」
としていました。
富士市の公共交通も、将来のまちづくりを見据えた上で、負のスパイラルに陥らないように行政がしっかりとした情報公開をし、行政が、市民が、各社企業や団体が、業者が、また、議会が、すべての人達が当事者となり一丸となって取り組まなければいけない事であるのは再認識できました。

その意味でも今回のシンポジウムは意義ある事でもありました。

「岳鉄わくわく!ワークショップ」に参加して

12月16日に開催された富士市公共交通協議会において、岳南鉄道の運行継続困難についてのニュースを知った、沿線等で活動する様々な市民団体のメンバーや鉄道好きの市民が集まり結成された市民有志団体の「富士市民 岳鉄イカシ隊」から、岳鉄ワクワク!ワークショップが開催される案内を頂き、沿線議員として参加してきました。

岳南鉄道は沿線住民にとって、特に年配の方にとってはかけがえのない足であり、全国から鉄道マニアが集まってくるほどの魅力あるローカル鉄道でもあります。
私自身も子供の頃から慣れ親しんできた岳鉄の存亡の危機にあると聞いてからは、先月も機関車祭りに行きましたが、なるべく岳鉄を利用しようとしています。
平日の昼間でもあり、参加者は20名くらいでしたが、ワークショップに参加して、岳鉄さんからの説明を聞きながらの、吉原本町駅から江尾まで往復乗車をした訳ですが目で見るだけではなく、音を聞きながら、岳鉄に詰まった魅力を感じました。

富士市にとって岳鉄は大きな財産であると感じます。
(全国的に珍しい硬券及びダッチングマシン)

ただ、以前にも書きましたが、沿線住民の思いだけではなく、改めて市民全体で考えてもらいたいと思っています。
富士市では、公共交通を動く公共施設と言う位置づけで公共交通の振興に向けた取り組みを推進していますが、公共交通サービスの充実は日常生活の利便性はもとより地域の活性化にもつながる事であり、重要な課題でもあります。市全体を考えた公共交通施策は必要であり、現在進めているコミュニティバスだけではなく、既存のバスや鉄道を活かしたネットワークの形成は必要な事であると思っています。ですから、岳鉄は沿線住民だけの問題ではなくJRにも接続しており、交通網のネートワーク化を進める上でも、富士市全体の問題でもあると思っています。
1月18日にも第3回岳鉄イカシ隊の勉強会が開催されます。
2月9日には、「富士市の公共交通を考える」シンポジウムもロゼシアターで開催されます。
公共交通については、より多くの人に関わってもらいたいと思いますので、岳鉄イカシ隊以外でも考える機会は必要であると思っています。
何度も言いますが、岳鉄だけの問題ではなく、今後の公共交通の活性化、再生をみんなで考える時が来ていると思います。

富士駅前はどうなるの???

最近ちょっと忙しくて、富士駅前に行くことが無かったのですが、久しぶりに用事があって行って驚いたことがありました。いつも、酔った時にお土産で買って帰るミスタードーナッツが閉店しています。6日にプレオープンするアピタ吉原店に移転と張り紙が貼ってありました。

「え〜また、お店がしまったの。一体、富士駅前はどうなるの?」と心配してしまいます。デパートもコンビニも撤退、映画館も無い、ミスドも無い、富士駅前は益々、寂しい場所となってしまいました。
同じ駅前でも、5日の新聞に、静岡鉄道新静岡駅にできる複合商業施設「新静岡セノバ」の折り込みが入っていました。セノバは、1階部分で静岡鉄道とバスターミナルが直結する「駅ビル」です。153のテナントのうち、生活雑貨店「東急ハンズ」、衣料品店「ビームス」など80店舗が県内初出店でもあり、同区七間町の映画館街から移転したシネマコンプレックスも入ったとあって、注目を浴びています。 沿線住民に加え、県東部、西部も含めた幅広い世代をターゲットにしているようですが、恐らく富士からも利用する人はいると思います。オープン初日も大賑わいであった事が報道されていました。富士駅前とえらい違いです。
 議会では大手製紙会社の生産縮小を含め、危機感を持つ中で「富士市の都市活力再生」の取組が求められ、産業再生だけではなく都市活力再生を進める組織が立ち上げられた事が取り上げられていましたが、「富士市の顔」でもあるとする富士駅前に立つと、「どうなる富士市」と改めて、ものすごい不安に襲われるのは私だけではないと思います。(恐らく他地域から来た人は、余りの不便さに驚くと思います)
以前一般質問もしましたが、富士市の顔づくり構想はどうなっているのでしょうか???

「岳チャリ」事業はまだ継続中!!!

須津地区の市長行政懇談会が開催されましたが、その中の地域課題一つとして、「須津地区周辺リバーサイドのサイクリングコースの整備について」の要望が出されていました。

要望内容としては、
須津地区は富士山と愛鷹のすそ野に位置し、その周辺河川と田園地区として自然環境の美しい景観に恵まれており、富士山に新幹線が通過する写真スポットしても知られているが、観光としての整備は取り組まれていないので、赤渕川、須津川、沼川の3つの河川堤防を活かして、サイクリングが楽しめる道路や休憩施設を整備すると共に、岳南鉄道を利用しての地区内外の人々が周遊できるよう観光施策を検討して欲しい
との事でした。
当局答弁は、
須津地区には本市を代表する観光スポットでもありますが、観光交流に従った中で施策は進めています。自転車については、観光ビューローで、3〜5月まで、岳南鉄道で折りたたみ自転車を貸出し、各地域を自転車で周遊する「岳チャリ」を進めてきましたが、思うような利用がありませんでした。現在も、「岳チャリ」は続けていますが、利用状況は、ほとんどない状態でもあります。今後、河川堤防を地域で整備しイベント等をして頂き、多くの人が集まる状況であるならば市としてサポートはしたいと思っています。
答弁を聞きまして、まあ〜私としては、想定通りの答弁であったと思います。
ただ、「岳チャリ」が今も継続しているという事については、5月までの実証実験として終了していたと思っていましたので、先日、岳鉄さんから聞くまでは知りませんでした。その時には、せっかく、日本初の試みとしての貸し出しの折りたたみ自転車が持込みできる鳴り物入りの実験であったのですが、利用することなく5月に終了と残念に思っていたのですが、まだ、継続していたとは・・・・と思いました。
議員の私でさえ、そんな状況であるのですから、一般の人はほとんど、「岳チャリ」を今も利用できることを知らないのでしょうか・・・・・
利用状況は少ない事については「岳チャリ」事業は岳南鉄道さんへ委託してみたいですが、せっかくの公共交通を使った事業なんですから、もっと利用促進を図る、PRは必要な事ではないのでしょうか、と強く感じています。

今度、時間をつくって私も家族で「岳チャリ」を利用してみようと思っています。
その上で、再度、東部地区の自転車利用は考えたいです。

私たちのまちの公共交通をいっしょに考えませんか。

 青年会議所が主催するブロック会員大会がロゼシアター及び中央公園で盛大に開催されました。私も議員と言う立場で来賓としてセレモニー参加と子ども議会のアドバイザーとして招待されていました。様々なイベントも催されていましたので、講演も含め、ゆっくりと見学させて頂きました。

 雨が降ったりやんだりであったので、早めに中央公園のイベントを見て回っていたのですが、バスの展示をしてあるイベント案内には載っていないブースがありました。

看板には、「私たちのまちの公共交通をいっしょに考えてみませんか」の看板が立ち、よく見れば、市の都市計画課の皆さんがいらっしゃいました。市として今取り組んでいる公共交通施策について、来場者にPRと理解促進のためのパネル展示がされており、更に来場者に公共交通のアンケートを取っていました。雨がぽつぽつと降ってきたために、通り過ぎようと思いましたが、課長が説明をしていましたので、勉強させて頂きました。
展示されていたバスは、吉原中央駅と潤井川周辺と富士駅を結ぶコミュニティバスの「うろおい」でした。タウンエースのワゴン車を改造したバスで、ステップまでついた乗りやすくかわいいペインティングしたバスでもあります。中を見せて頂きましたが、一度乗ってみたくなるようなバスです。運賃は200円。展示してあるバスの他にも、富士市では現在、ひまわりバス・こうめ・しおかぜ・おかバス・みなバス・Cバス・ナイトシャトルと富士市の路線バスを応援するちびっこバスが走っています。私の住む地域でも現在、実証実験が進められており、東田子の浦駅までの接続バスが、この秋にも有料で実験が行われる予定です。

公共交通を進めていく上では、採算の事を考えると多く方の利用が必要に成ってきます。その為にも、現在運行されているバスの利用促進は進めなければいけない事であると思っています。公共交通については、市民の皆様がいっしょになって、考えて、取り組んでいかなければならない重要な課題でもあります。私も機会があれば、市内のコミュニティバスを一通り利用してみたいと感じています。

都市計画課の課長を始め職員の皆様は休日返上でがんばってくれていましたので、少しでも協力をと思い、最後にしっかりとアンケートまで記入してきました。

その後、慌てて、子ども議会の報告会にも参加してきました。

東部グラウンドの有効活用を

東部グラウンドはどこにあるか、知っていますか。
場所は勿論、存在すら知らない人も多いと思います。
また知っていると言う方でも、浮島工業団地にある東球場と混同している方も多いと思います。
東部グラウンドは下水道東部処理場内にある、4面あるソフトボールグラウンドです。

ソフトボールコートが4面取れる広さを持つ東部地区の貴重なグラウンドでもあります。
しかしながら、グラウンド整備に関しては、コートにより差があります。
特に南側2面は、コート整備が良くない状況でもあります。また、フェンスは低く、フェンスを越えると草がうっそうと茂った状態でもあります。ボールが外に出ると見つからなくなってしまいます。また、看板も無く、分かりづらいところにある為か、たまに寄るとゴルフの練習をしている方もいます。(ちょっとどうかと思います)

東部グラウンドソフトボール場は、処理施設の将来建設予定地に建設大臣の目的外使用の承認を受け暫定的に設置され、3面は須津、元吉原、吉永、の地区へ解放された経緯がある為に、維持管理は各地区で行う事になっています。残りの1面と、共有部分に当たるトイレや駐車場、グランドのフェンス外周は下水道部施設維持課で管理・対応になっています。
東部グラウンドは、しっかりした整備がされたコートであるならば、河川敷に行かなくても、それなりの大会ができる場所でもあります。
比較するわけでないのですが、現在、東球場は、施設利用振興公社の管理のもと、施設整備もされ、グラウンドコンディションも素晴らしい状態が保たれています。
(東球場には規則看板やバックネット・フェンスも高くしっかりしています)

東部グラウンドでは、先日もソフトボールの大会が開催されましたが、整備不良のコートの状態を見て、当日使用が出来なかった事がありました。
須津地区の行政懇談会の要望でも、平成18年、平成22年に東部グラウンドの整備や、一元管理についての要望は出されていましたが、地区でのバラバラの管理ではなく、下水道部を含め4面を市でのスポーツ振興として一元管理を考えた中で、しっかりと管理し、もっと多くの人に知ってもらい、更なる有効活用ができるように進めるべきだと感じています。

第5次総合計画の説明が地域でありました。

第5次富士市総合計画が、本年度よりスタートしています。
この計画は、平成23年度から平成32年度までを計画期間とするもので、富士市の将来像を描き、地域の個性を活かしたより良いまちづくりを計画的に進めるために指針として策定されました。

私の住む地域においても、総合計画をより理解して頂く為に、須津まちづくりセンターにおいて新たに作られた概要版を下に企画課から説明がなされました。

今後10年の目指す都市像として「富士山のふもと しあわせを実感できるまち ふじ」への取り組みが始まりましたが、基本構想、基本計画、により構成され、実地計画により施策が具現化されていきます。

概要版には、目標や目指す地区像が手書きで書かれています。これはこれで、親しみを持ってもらい、市民が関わった中で、この計画が作成され、進められているという意味合いがあるのかなと感じました。

計画策定段階でも、意見で出ていましたが、市民満足度として、現状値と目標値が示されていますが、すべてが目指すべきは100%であるべきで、数値的には、市民には多少分かりづらいところもあります。
私が住む須津地区の目指す地区像は
須津
「自然を愛し、こころ豊かで、人にやさしく安心して暮らせるふるさと須津」
です。
説明を聞きながら、改めて概要版を手にして、今後、市民満足度を上げ、計画的に地域が望むまちづくりを進めらていくかチェックしていかななければと思っています。

「岳チャリ」が社会実験に

後援会事務所に、2010年度(前年)の青年会議所理事長とまちづくり政策委員長が遊び??にというか事業報告書を届けにきました。内容はまちづくり事業として1年間取り組んできた「まちづくり推進のための活動報告書」です。

1年以上前に、2人から事業を遂行するに当たり相談を受けていました。その後様々な場面で話をする機会があり、事業も協力できることは参加もしました。昨年の6月に有識者を交えての懇談会が開かれ、公共交通網の拡充による観光利便性向上を進めるヒントから、10月には新たな観光モデルの構築の為に、自転車とサイクルトレインの活用による「岳チャリ〜自転車に乗って富士を巡ろう〜」と言う事業が開催されました。その結果、自転車は大きな集客力を有するアイテムであることが実証されると共に、公共交通を補填し観光集客の向上に大きく寄与するのではないかと言う事が例会で提言もなされた事は覚えています。その他にも放置自転車に関しての課題もあげられていましが、そのような事業活動が報告書として出来上がったものを頂きました。

先日、新聞紙上に、富士山観光ビューローで岳南鉄道に折りたたみ自転車を載せ好きな駅で降りて自由に散策する「岳チャリ」の社会実験が始まったことが掲載されていました。期間は5月31日までですが、新しい観光の形として良い事であると思っています。社会実験としての試みで利用方法を検証していくようですので、多くの方が利用し、長期事業に繋がればと思っています。このことは、東部に住む私としては、新しい観光施策として、東部の観光資源を利用した、観光交流に大きな広がりがある事を期待しています。
活動報告書を読み、今後、更なる観光施策や自転車利用の促進等議会において取り上げられることは協力したいと報告書を持ってきた彼らには告げました。
様々な情報を頂けることはありがたい事です。

印鑑証明はまちづくりセンターの方が・・・

印鑑証明が急に必要に成った為に、近くのまちづくりセンターでも取れますが、市役所で取得しようと思いました。
と言うのも昨年の5月よりワンストップサービスが導入されているからです。

 ワンストップサービスとは2Fの市民課に行けば市民課を初め7課33業務についての手続ができるようになっており、複数の課の手続が1度で済むようになりました。これにより、市民サービスの向上がどのようになっているか一度、確認しよう思っていたからです。
証明書については、これまで市民課で発行していた住民票の写し、印鑑登録証明書等の証明に加え、所得証明や課税証明など、発行件数の多い税証明についても市民課での発行ができるようになっています。今までフロアの移動など市民の皆様が感じていた不便さ、不合理さを少しでも解消することができるようになっていると説明もされていましたので、導入されてから初めて利用でした。

しかしながら、夕方の帰る途中でしたが、人と会う約束をしており、時間があまりありませんでした。でも、サービスが向上され、簡単にそれも早く手に入れることができるようになったと思っていたら大間違いでした。印鑑証明書をもらう為に、機械で整理番号を受け取ったのですが、受け付け順で待たなければなりません。

使用していない窓口があるのにも関わらず、印鑑証明は受付人数が多いのか待たなければならないようです。時間が無いのでどれくらい待てばいいのか尋ねることもできず、しばらく座って待っていたのですが、いつになるのかわからないので、「これじゃ、まちづくりセンターに行って発行してもらった方が早いじゃん」と思い、窓口で受け取らずその場を後にしました。
帰りにまちづくりセンターに寄ったのですが、その場で作成してくれ、すぐに受け取ることができました。
ワンストップサービスを実際に利用してみて感じた事は、多額のお金を投じてシステム化した割には、利用勝手が悪いような気がします。混んでいる窓口と混んでいない窓口があり、利用度の多い証明書などはもっと対応窓口を広げた方が良いと感じました。実際利用した人が30〜40分待たされたという話も聞いています。市民の利便性の向上を図った割には不便の部分もあるようです。改良事項として、まち人数ではなく、待ち時間の目安を提示してくれるとどれくらい待てばよいのかわかり良いと思います。
でも、印鑑証明や住民票の取得は、今の状況からすると、市役所よりまちづくりセンターで取った方が、良いかもしれません。
待たせる時間が長いという市民からの苦情はないのでしょうか・・・?????
市役所の対応としての市民満足度は上がっているのでしょうか・・?
ふと感じました。

富士リトル35周年記念祝賀会

 

富士リトル設立35周年富士シニア30周年の記念祝賀会がグランドホテルで関係各位が集まり盛大に開催されました。私も議員という立場があるとともに、青年会議所シニアメンバーでもあり、先輩諸兄が築き上げた歴史と伝統がある富士リトルのお祝に駆けつけました。

富士リトルは今から35年前の昭和51年に、”富士市に富士市のスポーツを”を合言葉に富士青年会議所の当時の笠井理事長のもとで、富士リトルは発足されました。その後青年会議所の20周年事業として富士川の河川敷にJCグランドを作り、リトル委員会が作られ、以来JC事業として父母会へ移管されるまで継続事業として取り組んできました。
 (志村会長・教育長、リトル卒団者代表の挨拶)

私も23年前にJC入会当時、JCグランドの石拾いや草取りをしに出かけ、子どもたちが練習をしやすい環境整備を進めたことを覚えています。35年の間には河川敷にある富士山が見える絶好の場所にあるJCグランドで、リトルリーガー達が土にまみれ汗を流し、野球を通じての礼節を育ててきており、その長きの歴史においての富士市の青少年の健全育成に大きく寄与してきました。

また、全国大会でも優秀な成績を実績と残し、その中でも輝かしい出来事として一昨年には横浜ベイスターズへ山崎君、日本ハムに土屋君の2人のプロ野球選手を輩出するまでとなりました。
 35周年の設立を祝い記念誌も発行され、式典においては、日本ハムの土屋選手もお祝いに駆けつけ花を添えました。(私も土屋君に来年は、斎藤祐樹選手が入団するので、いい意味で刺激しあい活躍を期待しているよと伝えました)
 IT化が進み、バーチャルな世界での子供たちの絆が薄れていく環境変化が激しい中では、野球を通じての富士市の青少年の健全育成を進める役割は大きく、今後、40年、50年に向けて、富士リトル、富士シニアは更に歴史を積み上げていくと思っています。
(斉藤食品の社長も頑張ってました)

富士リトル35周年、富士シニア30周年おめでとうございます。
富士リトル、シニアのますますの発展を期待します

広報ふじ1000号記念はコンビニで!!

市民が富士市の情報を知り得るツールとして一番利用されているのは、市で発行している「広報ふじ」だと思いますが、その「広報ふじ」が昭和41年11月に発行されてから44年間でついに平成23年1月1日号で1000号を迎えました。実はそれに気が付いたのは、忘年会の帰りに何気なく寄ったコンビニエンスストアのレジ横で「広報ふじ」が置いてあり手にしてわかりました。

いつもだったら、町内から回ってくる回覧板か議員のポストに入ってきた「広報ふじ」を見ているのですが、今回はいち早く、コンビニで「広報ふじ」をゲットしました。

記念特集号の広報ふじでは、市長と議長の新年の挨拶が掲載されており、クリスマスも過ぎていないので何となく変な気もします。現在、広報ふじは、毎月2回町内会を通じて配布されているほか、まちづく入りセンターや図書館などの公共施設でも配布しています。
昨年の11月議会で、私は、社会インフラとしてのコンビニエンスストアと連携について取り上げた際、その一つの連携として有効な情報発信場所として市内全店のコンビニでの「広報ふじ」の配布を提案させてもらいましたが、本年の10月20日より、緊急経済対策の一環として、来年3月までモデル事業として取り組んでくれています。ですから、コンビニによると、どこにおいてあるか気になるところですが、市民に認知されれば、いつでも手にすることができる場所として、市民の情報源である「広報ふじ」が手軽に受け取れる場所として効力は発揮できると思っています。実際私も、最初に述べたように1000号の記念号をコンビ二で手に入れました。今後、町内会に加入しない人も増えることが考えられますので、市民サービス向上と言う面からも継続していく事は必要な事であると思っています。
コンビニに行った際、一度は、「広報ふじ」がどこにあるか確認してみてください。
私も議員になってから、「広報ふじ」を目を通すようになりましたが、市で行っている様々なサービスやイベントが分かり結構重宝しています。多くの働いていいる方々は、なかなか家では、回覧板で回ってきても見ることが無いと思いますので、どこかへ出かけた際に、コンビニで受け取り、市の情報を確認するという利用もよいかもしれません。
1000号の広報ふじの表紙は、元吉原小学校と元吉原幼稚園のみなさんによる「うさぎ」の人絵です。
年末でお忙しい方、記念号ですので、ぜひとも、コンビニで手にしてみてください。

まちの遊民社のキャリアサポート促進事業

 9月議会でキャリア教育の在り方についてを取り上げました。市としては、キャリア教育の重要性を十分認識したうえで、課題はあるもののコーディネーターや協議会組織の必要性を示してくれていました。今後どのような形で進むのかは気になるところでしたが・・・

 先日キャリア教育を推進している商工会議所青年部の上柳委員長から、青少年のキャリアデザインとして「若者のためのキャリアサポート促進事業」に取り組んでいるまちの遊民社さんから、キャリア教育に相談を受けており、今、青年部で行っている事業を参考にしたいという申し出があるので会合へ出席しますが、荻田さんも同席して欲しいと依頼がありました。
 キャリア教育を議会でも取り上げており、今後、積極的の推進することを望む私としては、少しでも役に立てればと思い内容はよく分からないままラホールで開催された、「キャリアデザイン支援室検討会議」へオブザーバとして参加をしてきました。
(会合の座長は社労士の秋山さんです)

まちの遊民社さんでは、「若者のためのキャリアサポート促進事業」は市から委託を受け、目的としては、若者が職業意識とキャリアデザイン力を身に着けるために将来像を描き始める13歳から自身の職を見定めたい28歳までの若者を主な対象に各年代の必要なキャリアサポート体制の基盤造りを行うとしています。事業内容として、1、新社会人のための労働基礎知識の啓発2、若者の労働に関する意識調査の実施3、キャリアサポートシステム「キャリアデザイン支援室(仮)」の開設4、今後の提言としています。
キャリアデザイン自体は、キャリア教育が「子供達が仕事を通して社会に適応し、自分らしい人生を実現できる人材へと育つよう支援する教育」として基本的な生活習慣や自立した社会人・職業人として生きていく上で必要な資質や能力が十分に見についていない子供や若者が目立つようになり「学ぶこと」や「働くこと」「生きること」についてを考えさせ、「望ましい勤労観・職業観」をはじめ、「生きる力」と「夢」を育むこととしていますので、キャリア教育の一環として捉える事できると思っています。
今回の会合では、キャリア支援室を設置し、来年の2月〜3月にかけて事業を行っていくのですが、商工会議所の事業を参考に商工会議所青年部と連携して事業が進められていくようです。私はこの会合に出席してまちの遊民社さんが、キャリア教育を推進していく商工会議所青年部と共に中心的な役割が担える可能性を感じるとともに、今後、市立高校が先進的なキャリヤ教育を進めているのでぜひともそことも連携した中で、全市的な取り組みができるきっかけを作っていただければと思いました。
会合に出席して、キャリア教育について新たな一歩が踏み出されるような期待感もあり、今後とも微力ながら私もできる範囲の支援をしたいと思っています。

災害では自助・共助・公助

富士市全地域でも開催されたと思いますが、私の住む増川地区でも、東海地震を想定した災害時での自主防災組織の対応能力の向上を図るために、防災訓練が行われました。

大規模災害においては、もちろん、自助・共助・公助の連携が強まることが、災害の被害を最小限に留め、災害被害の復興も早くなります。

その3つの考えの基での説明がありました。まず、当然、基本は、自らの命は自分で守るが基本になります。そのためには、建物の耐震化は勿論、タンス、家具などの固定はしなければならないことが促されました。できれば、部分補強、災害時の部分補強とは、どこか一か所安全な場所、家でいえば安全な部屋を確保していく必要性があるとしていました。 また、災害では,警察・消防などが現場に到着するまでは,地域の人の助けあいが必要となります。被災直後の公的な支援は皆無であり,大災害に対してできることには限界が あります。その限界を補う考え方が,共助です。地域でできる、初期消火活動、初期救出活動が大切なことであります。その自主防災組織としての活動がスムーズにできるよう今回の防災訓練の大きな目的となっています。

中学生も、ポンプが使えるよう訓練をしています。災害時では、地域一丸とならなければいけません。
公助に関しては、消防、警察、行政、公的インフラに関する企業が、災害が起きた後の対応が求められるわけですが、災害時にはその携わる人たちも被害者であることも考えられますので災害時には、自助・共助が第一で、公助はどちらかと言えば、災害後の対応が強いと思っています。
災害時の極度の緊張では、人は普段とっている行動しかとれません。そのために、定期的な訓練や、またいざという時の、機材の点検は必要でもあります。説明において「災害時においては、誰もが主人公である」と言う言葉は印象に残りました。
災害はいつ起こるかわかりません。
危機管理は常に持ち続けなればいけないと思っています。
今年もあとわずかとなりました、大きな災害がないことを祈ります。
火事も出さないよう火の元にはくれぐれも気を付けてください。

6日より議会が再開されます。
私の一般質問登壇は、7日午後1時に決まっていますので、防災訓練の後、準備をしました。
議会への傍聴よろしかったどうぞ!!

100年後の浮島

富士市の一番東の地域での文化祭が開催されましたが、その文化祭での展示において、東小学校の生徒達が共同で作成した、「未来の浮島の旅(100年後の浮島)」が描かれた絵が飾られていました。
子供達が描く100年後はどの様な物か、どの様になっていたいかを知る為にもしっかりと拝見してきました。

(子供たちが共同して作成した100年後の浮島の未来図)

沼津線より南側に位置する浮島土地改良区の水田地帯には、
リニア新幹線の浮島駅
浮島スタジアム
うきしま宇宙食工場
130階建てマンション
ヘリポートを完備した東小学校、まちづくりセンターの高層化

沼津線より上の住居地には、
浮島タウン
ロボット工場
愛鷹浮島空港
愛鷹浮島道路
富士御殿場トンネル
と子供達の自由な発想で未来の浮島が描かれています。
大人の発想からすれば、あれもこれも出来ないと言う事で、前へなかなか進まない現実が有ります。富士市においては、来年より今後の10年を見定めた、第5次総合計画が策定され実施されていきますが、それはそれとして、出来ない事は承知の上でも、改めて、夢のあるまちづくりと言う事は考えなければといけないと感じました。今から100年後、私は多分生きていませんが、この地域においても、夢が語れる、夢がすこしでも実現できる努力は、私は生きている限り続けたいと思っています。
この絵を制作した子供達もいつまでも、この地域の想いを忘れずに未来を切り開いていく原動力になる事を期待します。

スマートシティとは

 

富士通の花田氏の「革新的ビジネスチャンスを生む新たなICTの世界」と題した話を聞く機会がありました。富士通のパソコンの話かと思っていましたが、行政にも関わる新しい社会インフラ、新しいまちづくりの取組みでもありました。

話の内容は、パソコンでも携帯電話でもなく、富士通もビジネスとしてとらえ始めているスマートシティについてでした。

スマートシティとは、電気(エネルギー)、水、通信、交通、建物、行政サービスなどのインフラこれらの生活インフラ全体を垂直統合して、より効率的な都市のあり方を実現するというものです。これによって、都市の持続的成長を促し、市場や雇用を創出が出来ます。
現在、世界で一斉にスマートシティの実証実験がスタートしています。日本でも、次世代エネルギー社会実証実験地域として、横浜、豊田、京都、北九州で取り組みが始まっています。

スマートシティとは、生活基盤そのものということになりますが、都市を構成するのは市民です。市民は生活をしながらさまざまな経済活動(ビジネス)を展開しています。

その中の豊田市は150億かけてスマートシティプロジェクトが推進され始めており、富士通をはじめ多くの企業が関わり炭素都市構築に向けて取り組んでいます。
今、スマートシティと言う名のもとに、最新技術を駆使したエネルギー効率を高め、省資源化を徹底した環境配慮型のまちづくりは進められてますが、エネルギー関連は勿論、水、交通、廃棄物等あらゆる産業が絡み、多くの最新技術が民間の力で活かされており、それによるビジネスチャンスは広がっています。
花田氏の話を聞いて、新しいキーワードとしての「スマートシティ」は勉強になりました。今後、富士市においても、実証実験がされている地域を参考にしながら、あらなな環境を配慮したまちづくりのスタイルとしてスマートシティの検討がなされるべきであると感じています。
 

「岳チャリ」を体験して

岳南鉄道と自転車で富士の東部の名所めぐりを楽しむ「岳チャリ」が開催された中では、既にサイクルトレインについて、掲載はしましたが、東部地域の自転車に乗って巡った「岳チャリ」についての感想は・・

前日まで雨が降っており開催が心配されましたが、当日は、40人の参加者があり、6つのグループに分けられ、其々のグループには、常葉大学の学生が案内役を担ってくれました。

私のグループはまず電車に自転車を乗せ、江尾駅までいき、そこから、浮島釣り場公園〜岳南富士岡駅〜湧水公園〜竹採公園〜鎧ヶ淵親水公園〜岳南原田駅と約8,1キロを自転車で楽しみました。

当然、私の住む地域の事でもありましたので、見慣れた風景でもありましたが、改めて自転車で回ると、新鮮に映りました。其々の場所で、案内役の学生が準備したスケッチブック等を使い、分かり易く説明してくれました。

個人的に自転車で廻って感じた事は、コースにおいて農道はまだいいのですが、根方街道の生活道路が狭く、歩道と道路の段差は自転車にとっては、走りづらく、バリアフリーと言う観点からは障害者にとっても不便な事であると感じました。

また、名所とされる場所までの案内が分かりにくいので誘導看板等の設置は必要な気がしました。今回の事業では、レンタサイクルが用意されており、集合場所へ来れば自転車が借りる事が出来るようになっていましたが、どの駅においても、レンタサイクルが整備されていれば、交通が不便な場所であっても観光に役立つ事は感じました。現在、レンタサイクルは富士山観光ビューローで富士山レンタサイクルとして、新富士駅にて5台を無料で貸出を行っていますが、富士山レンタサイクルの利用状況は確認したいなと思っています。しかし、多くのまちでレンタサイクルは行っており、観光名所を回る時には有効に利用され役だっています。

事業終了後に、公開例会が開催され、事業のアンケート結果や、この事業に関わった、富士山観光ビューロー、岳南鉄道株式会社、富士市観光課、都市計画課、富士常葉大学大久保准教授が講評をしてくれました。

講評の中では、自動車ではいけない所に行ける利点や江尾駅から先への交通手段としての役割を担う事、地元の食べ物を絡めた試みが有った方が良かった事、また、資源の見直しを図り、東部地域の観光振興を取り組む事等が挙げられ、自動車に依存する社会から脱却する上での有効な手段として、自転車総合計画が進められており、危険個所の洗い出し、駐輪場の整備、放置自転車対策等が検討されていると言う説明もありました。
様々に提案や問題提起があり、今後、これをどのように活かしていくかは、重要で、事業を行った青年会議所さんは、自転車事業をやったと言う事で終わらせる事無く、事業のまとめをしっかりとした検証した中で要望等を行政へ投げかけて貰いたいと感じています。

岳鉄でサイクルトレイン実施。


岳チャリ〜自転車に乗って富士を廻ろう〜に、右手をねん挫しているのにも拘らず、マイ自転車を持参の上、参加してきました。と言うのも、怪我をしていても、今回、実施する岳南鉄道でのサイクルトレインに興味があったからです。

サイクルトレインとは、自転車を鉄道に持ち込む事ができるサービスであり、全国においては、主に中小私鉄が電車の利用促進を図る為に実施している所が有ります。ヨーロッパ、特にドイツでは、サイクルトレインは珍しくなく、坂道を走るケーブルカーに事例が多くあります。
サイクルトレインを取り組んでいる鉄道では、対象車両や利用日、利用時間を限定してあったり、事前予約をしてから実施、臨時電車を走らせて実施、イベントに合わせて実施と様々なスタイルがあります。
今回、岳南鉄道においてはイベントとして、サイクルトレインを実施しており、今回限りの実施でもあります。

実施区間は、計画したサイクリングコースに合わせて、原田駅から江尾駅であり、自転車の持ち込み料は必要とせず、通常の250円の運賃で乗車できました。

自転車を持ち込めることは、電車の利用価値が上がると思います。
実際、利用して見て感じた事は、
1、 乗り降りする時に、自転車と電車に隙間と段差があり、(ホームと電車の格差があり自転車を積みにくい)ちょっと危険を感じる。
2、 自転車を車内に持ち込むと、通路がせまくなり、移動したり、他のお客さんに迷惑になる。(通勤通学時間は難しいのかもしれません)
3、 場所をとるので、沢山の台数は乗せる事ができない、せいぜい10台が限度である。
4、 自転車を持ち込む風景に慣れていないせいか、乗っていたお客さんが、何か有るのかと言うような顔をしていた。
等々、様々な課題はあると思いました。
しかしながら、しっかりした調査の上、ルールを作り、公共交通としての岳鉄の利用促進や観光資源の利用ツールとしてサイクルトレインの導入も視野に入れた施策は必要であると感じています。

聞くところによると岳鉄では以前にも、実証実験として、期間を決めてのサイクルトレインは実施したそうですが、導入には及ばなかったようです。その時の考え方としては、通勤通学と言う側面が強かったようです。今後の取り組みでは、観光と環境と言うエコサイクルツーリストの実施と言う意味では、サイクルトレインの再考の余地はあると考えられます。また、バスを利用としてのサイクルバスもいいんじゃないかなと感じました。

今回のイベントにおいての経験は、どこかで活かしたい事であると思っています。