スマートシティとは

 

富士通の花田氏の「革新的ビジネスチャンスを生む新たなICTの世界」と題した話を聞く機会がありました。富士通のパソコンの話かと思っていましたが、行政にも関わる新しい社会インフラ、新しいまちづくりの取組みでもありました。

話の内容は、パソコンでも携帯電話でもなく、富士通もビジネスとしてとらえ始めているスマートシティについてでした。

スマートシティとは、電気(エネルギー)、水、通信、交通、建物、行政サービスなどのインフラこれらの生活インフラ全体を垂直統合して、より効率的な都市のあり方を実現するというものです。これによって、都市の持続的成長を促し、市場や雇用を創出が出来ます。
現在、世界で一斉にスマートシティの実証実験がスタートしています。日本でも、次世代エネルギー社会実証実験地域として、横浜、豊田、京都、北九州で取り組みが始まっています。

スマートシティとは、生活基盤そのものということになりますが、都市を構成するのは市民です。市民は生活をしながらさまざまな経済活動(ビジネス)を展開しています。

その中の豊田市は150億かけてスマートシティプロジェクトが推進され始めており、富士通をはじめ多くの企業が関わり炭素都市構築に向けて取り組んでいます。
今、スマートシティと言う名のもとに、最新技術を駆使したエネルギー効率を高め、省資源化を徹底した環境配慮型のまちづくりは進められてますが、エネルギー関連は勿論、水、交通、廃棄物等あらゆる産業が絡み、多くの最新技術が民間の力で活かされており、それによるビジネスチャンスは広がっています。
花田氏の話を聞いて、新しいキーワードとしての「スマートシティ」は勉強になりました。今後、富士市においても、実証実験がされている地域を参考にしながら、あらなな環境を配慮したまちづくりのスタイルとしてスマートシティの検討がなされるべきであると感じています。