まちの遊民社のキャリアサポート促進事業

 9月議会でキャリア教育の在り方についてを取り上げました。市としては、キャリア教育の重要性を十分認識したうえで、課題はあるもののコーディネーターや協議会組織の必要性を示してくれていました。今後どのような形で進むのかは気になるところでしたが・・・

 先日キャリア教育を推進している商工会議所青年部の上柳委員長から、青少年のキャリアデザインとして「若者のためのキャリアサポート促進事業」に取り組んでいるまちの遊民社さんから、キャリア教育に相談を受けており、今、青年部で行っている事業を参考にしたいという申し出があるので会合へ出席しますが、荻田さんも同席して欲しいと依頼がありました。
 キャリア教育を議会でも取り上げており、今後、積極的の推進することを望む私としては、少しでも役に立てればと思い内容はよく分からないままラホールで開催された、「キャリアデザイン支援室検討会議」へオブザーバとして参加をしてきました。
(会合の座長は社労士の秋山さんです)

まちの遊民社さんでは、「若者のためのキャリアサポート促進事業」は市から委託を受け、目的としては、若者が職業意識とキャリアデザイン力を身に着けるために将来像を描き始める13歳から自身の職を見定めたい28歳までの若者を主な対象に各年代の必要なキャリアサポート体制の基盤造りを行うとしています。事業内容として、1、新社会人のための労働基礎知識の啓発2、若者の労働に関する意識調査の実施3、キャリアサポートシステム「キャリアデザイン支援室(仮)」の開設4、今後の提言としています。
キャリアデザイン自体は、キャリア教育が「子供達が仕事を通して社会に適応し、自分らしい人生を実現できる人材へと育つよう支援する教育」として基本的な生活習慣や自立した社会人・職業人として生きていく上で必要な資質や能力が十分に見についていない子供や若者が目立つようになり「学ぶこと」や「働くこと」「生きること」についてを考えさせ、「望ましい勤労観・職業観」をはじめ、「生きる力」と「夢」を育むこととしていますので、キャリア教育の一環として捉える事できると思っています。
今回の会合では、キャリア支援室を設置し、来年の2月〜3月にかけて事業を行っていくのですが、商工会議所の事業を参考に商工会議所青年部と連携して事業が進められていくようです。私はこの会合に出席してまちの遊民社さんが、キャリア教育を推進していく商工会議所青年部と共に中心的な役割が担える可能性を感じるとともに、今後、市立高校が先進的なキャリヤ教育を進めているのでぜひともそことも連携した中で、全市的な取り組みができるきっかけを作っていただければと思いました。
会合に出席して、キャリア教育について新たな一歩が踏み出されるような期待感もあり、今後とも微力ながら私もできる範囲の支援をしたいと思っています。