日本一高い、チャレンジスピリット

 久しぶりにf−Biz富士市産業支援センターの小出さんの話を聞かせて頂きましたが、相変わらず熱い方だと思いました。

話を始めると演台では話さず、会場真ん中まできて、マシンガンのように次から次へ話を進めます。

小出さんは昨年の8月に鳴り物入りで富士市に産業支援センターをオープンしたのですが、年間の相談件数は1621件と全国にある公的支援センターと比べても断トツに多く、まして人口(26万)規模からして、月間137件の相談件数は驚異的な数字と言っても言い過ぎではないと言えます。また、相談件数も多いのですが、その中身の相談水準も高くすでに多くの結果を出し始めています。
小出さんは静岡銀行出身で静岡の6年半浜松で1年間産業支援施設で創業、事業支援に携わった後、富士市の工業振興課の熱烈なアプローチにより、生まれ故郷でもある富士市の支援センターを立ち上げる為、自らの会社を作り、独立をした中で、官民協働のf−Bizをオープンさせました。
今では行列ができる産業支援施設として全国的にも注目をあつめています。

産業支援に求められる3つ要素は1ビジネスセンス2コミュニケーション能力3情熱と上げていますが、センター長である小出さんの情熱には圧倒されます。人が沢山集まれば可能性が高まり、実績が上がれば更に人を呼び込むという小出さんのスタイルはまさに先進モデルとして成り立っています。
 

富士市において、あなたが頑張れば俺も頑張っているという雰囲気を作り、熱い志を持った本気で頑張るチャレンジャーを作り上げたいと熱く語りかけます。また、f−Bizのスローガンは「日本一高い、チャレンジスピリット」としています。

多くの成功事例の話を聞いていると、もしかしたら、日本一高いチャレンジスピリットを持っているのは小出さんなのかもしれないと感じてしまいました。

熱い話を聞いている内に、なにができるか可能性を探りに相談に行ってみたくなりました。

あの穴吹工務店が・・・

 昨年、米の宮神社近くにあったペアーレ富士の跡地へのマンション建設において、問題になった、業界最大手の「サーパスマンション」の穴吹工務店が24日倒産しました。

新規販売戸数が全国首位になるほどの大手企業でも、市況の冷え込みと建設費の高騰で業績は悪化し負債総額1500億と聞いてびっくりしましたが、グループ関連での従業員4000人の雇用の行き先や富士市にはまだ建設中のマンションが日ノ出町に1棟(54戸)あり、下請業者はどこなのか気になるところです。天下の穴吹工務店も倒産なのかと世の中の環境の変化には戸惑いさえ感じます。昨年のリーマンブラザーズから、未曾有の不況は更に政権交代はしたものの地方においての景気は悪くなっているのをひしひしと感じます。政府からのデフレ宣言は出され、連休明けの株式は9400円割れを起こし、全国のスーパー売上高が13年連続で減少、21年ぶりの13兆円割れの可能性は販売不振の表れでもあります。
富士市でも年末にかけて、大手の建設会社が製紙会社が潰れるのではないかと言う噂が流れています。
雇用創出といっていますが、倒産する会社が増える状況では、とても追いつかないように思えますが・・・
一体どうなるのか不安を覚えますし、あらためて一刻も早い景気回復は望まれます。

先日、会派会合の際に話されたのですが、議員年金も平成23年で崩壊と言う中で、制度の見直しや廃止という議論もされてはいます。合併が進み議員が減少していく中では明らかに支えきれない議員年金制度は、国からの補てんはせずに廃止と言う方向性が良いと新人議員であるがゆえに個人的には思っています。

第2次富士市行政経営プラン(案)勉強中

 厳しい社会経済状況の中で、市の実情に応じた地域経営を進めていくため、市役所のさらなる改革の具体的方針を示す、第2次富士市行政経営プランの策定が始まっています。

そのプランに広く市民の声を反映する為に、11月20日(金)から12月21日(月)までプランの意見をパブリックコメント制度に則り募集しています。
議員もすでに議会開催前の11月11日に全員協議会が開かれ、説明は受けましたが、非常に大切な事なので、更なる理解を深めるために私の会派では行政経営課をお呼びし、再度レクチャーをして頂きました。

富士市では本格的な少子高齢化の到来や地球規模での環境問題の深刻化などの社会経済状況の変化に伴う市民の価値観やライフスタイルの多様化に加え、医療、年金、福祉等の影響により行政に対する市民のニーズは今後益々増加する事が想定されており、市民が真に必要とする行政サービスを今後引き続き効率的かつ的確に提供していく為には単なる行政内部の事務の効率化にとどまらず、事務事業そのものを根本的に見直し限られた経営資源を今まで以上に最大限活用していく事が必要な為に、第1次行政経営プランに続き「第2次富士市行政経営プラン」を策定し市役所の更なる変革の方向性を示していきます。
プランの基本理念は「自らを変革し、新たな価値を創造し、明確な使命と責任を持って、市民満足度を最大化する行政経営」とし3つの基本方針と8つの推進重点項目19の主要事項47の主な取り組み内容が体系的に取り組まれています。
また、計画期間を平成22年度から26年までの取り組み期間とし毎年度必要に応じて見直しを致しますとしています。
今回の私の一般質問においても、新たな行政サービスの創出や提供と言う点では、関わりもあり、特に推進重点項目の市民や地域力を生かす地域経営の推進としての市民との協働による活力ある地域づくりの推進と言う点では、官民の連携・協力による協働事業は必要な事であると確信いたしました。

 よりよい行政経営プランになるよう皆さんからも多くの意見を出して頂く事は大切な事です。しかしながら、私も議員になってはじめてこのような事を考えるようになりました。その点からすると多くの市民も多分あまり理解は示していないと思われ、もっと一般の人に広く伝える方法を考える事は行政経営の1つのプランの施策でなければいけないと思われます。

羨ましい施設「こむこむ」

あったらいいなと思う施設に福島市にある子どもの夢を育む施設「こむこむ」があります。先月、所属する文教民生委員会で視察をしてきたのですが、こんな施設が富士市にあったら子供達は幸せだろうなと思いますが、施設を見れば見るほど富士市にはこれほどの施設建設は「無理だろな〜」と感じずにはいられませんでした。

福島市子どもの夢を育む施設「こむこむ」は子供の夢を基本テーマに子供達に豊かな出会いを提供し想像力は科学する心を育て、また芸術文化の普及向上を図る教育文化施設として平成17年に開館しました。
子供達に一流のもの、優れたものを提供し、自らの夢を実現できるよう後押しする施設として市の教育と文化の複合施設して位置づけで造られました。市内の公立小学校53校中51校の小学4年生は1年間間に必ず一度は来るよう教育課程の中に組み込まれています。NHK福島放送局と一体のなった施設は、建物だけでも、53億4,000万円土地を入れると約80億をかけた施設でもあります。

1階には市立図書館の分館として蔵書2万冊の児童図書館(子どもライブラリー)、2・3階にはロボットを動かしたり、インターネット接続できる情報端末の利用、理科室や43もの体験ができるワークショップ、遊具等、4階には企画展示室や本格的なプラネタリウム、展望デッキがあります。多くの職員も配置されており、展示されてあるものが本物志向ですべてが高価な物で、プラネタリウム以外無料でこの施設が利用できるのはこの地域に住む子供達は幸せであると思います。

施設に掛かったお金だけでもビックリですが、施設運営費も平成20年において、歳入は858万3千円で歳出は4億4821万8千円(歳出の多くはは人件費)毎年多くのお金が支出されています。その金額を聞いただけでもビックリです。この施設の課題としてはやはり運営に関する事が一番であり、教育施設であるという位置づけある為にしばらくこの状態で進むとしていますが、財政状況が厳しい中では、早期の指定管理者へ移行も考えないと市政運営にも負担が多すぎるのではないか他市でありながら不安を覚えます。
お金はかかっていますが、この施設は、福島駅のすぐ南に位置するため交通の便が大変よく、中心市街地活性化の目的もあり、休日には買い物を兼ねた家族連れでにぎわうそうです。
富士市でこれだけのお金をかけて作る施設としては、夢のような話であるような気がしましたが、将来を担う子供への投資として考えるならばある程度の投資は必要な事であると思いますが・・・・

「でもあったら子供は喜ぶだろうなー」とプラネタリウムを眺めながら感じずにはいられませんでした。出来る事なら富士駅前にもと思いましたが無理な話でしょうね・・・

昨年に続き、勝っちゃいました。

 

 毎年恒例の議員野球チームと市内中学の交流試合が開催されました。今年の対戦相手は田子の浦中学校です。

他にも用事もあり、日頃運動をほとんどやらない私にとっては、議会中ですのであまり無理をして怪我をするとみっともないと思い、欠席にしようか迷いましたが私の住む地域での東球場での試合でもありましたので、応援だけでも思い参加しました。
(市長の挨拶の後、ボール10ダースが進呈されました。)
(教育長の始球式)

議員の野球チームは、個々では運動をしたり、趣味でソフトボールや野球に参加したり、昔、野球を経験した人もいますが年齢的には高く、普段ほとんど集まって練習もしたこともないのでけっして強いとは言い難いチームでもあると思っています。ただ、先輩議員の大和田議員がピッチャーとしてそれなりに実力もある事と、試合になるように当局側から野球経験者の助っ人を入れて試合をするので毎回試合としては成り立っています。
 若くて動きの良い中学生には、本来ならとてもかなう訳はないのですが、昨年も須津中学校と試合をし、勝ってしまいました。
今年も、初回にいきなり3点入れられこれは一体何点取られてしまうのだろうと不安になりましたが、気が付いたら昨年に続き9対6で田子中に勝ってしまいました。
 中学生のチームは3年生が抜け、チームとして出来上がっていない状況の中では、練習を兼ねて点を取る事より、それぞれの場面での課題を練習しているようであまり勝負には固執していないような気もしましたが、議員チームとしてはやはり負けるより勝った方が気持ちがいいので素直に皆さん喜んでいました。

 昨年の須津中学校もそうですが、議員との試合に負けた後、しっかりと練習を積み、次の年には優勝をするほどのチームの強化に繋がりました。
 きっと、田子中も同じように議員チームに負ける事は来年、優勝が出来る縁起の良い負けと思い練習に励んでもらいたいものです。
 天気も良く、試合にも勝ち、祝勝会を兼ね、お昼は地元のうなぎやさんで食事をしましたが、ほとんどの人が車である為に、ビールでと言う訳にはいかず、ウーロン茶での祝杯をいたしました。
 試合に出る機会は少なかったのですが、怪我もする事無く、議員野球に参加する事は、会派を超えて交流をするにはとてもいい機会でもありました。

ラッキーセブンになるように

 20日から議会が始まりました。一般質問も19日に通告が締め切られました。受け付け番号は7番でラッキーセブンです。通告人数は20人といつもより少なめな感じはします。

今回は、色々と忙しく、時間がない中で、質問項目は1つに絞りこみ、当局とのヒアリングも議会終了後、何とか終わりました。後は、登壇日までしっかりとした準備をするだけです。

質問項目は、「社会インフラとしての役割を担うコンビニエンスストアとの官民連携について」ですが、24時間365日年中無休のコンビニは、時代の流れの中での、社会インフラとして位置付けが確立され始めました。市民生活にとっては無くてはならない身近な商業施設であり、市の財政状況が厳しい中では新たな行政サービスの創出や提供をするにあたり、社会インフラとして有効な手段である事は、経済産業省からも促されており、現在、多くの自治体がコンビニと連携しその地域に合わせた協働事業を取り組んでいます。すでに静岡県では、コンビニと包括提携を結び、災害協定や地元の食材を使った商品開発、県政の情報発信など住民サービスの向上に努めています。
 コンビニについては、私もその仕事に携わっている経緯もあり、コンビニと言うだけで、自分の仕事への利益誘導と誤解される方がでるかもしれません。聞いてもらえばわかると思いますが、そのような意味での取り上げではありません。 議員ではありますが、その業界の事が分かっているからこそ、市民生活の利便性を向上させるいい方向に進める為の発言ができる事もあると思い取り上げたことです。
あくまでも時代の流れの中での環境変化はおこっており、客観的にとらえての発言でもあります。

 誤解が生じない様、慎重に質問は進めるつもりですが、何を言っても良く言われない事はあるかもしれません。
信念を持って質問をするつもりですので、しっかり私の意見を理解してもらえればありがたいです。
受付番号の7の通り、ラッキーセブンになるように頑張ります。

広域合併が進む中で、

 昨年11月に、富士川町と合併し新富士市になりましたが、地方分権が進む中では、権限と財政的基盤を確保する為には更なる広域行政圏の拡充や広域合併に向けた環境整備の推進は急務の課題でもあります。

 

 市長は3選目を目指す中では富士山中心主義を全面にだした公約を発表しました。その中には段階的ではありますが新たな広域合併として富士宮市を視野に入れて進めていくとし、その先には、政令市、道州制を見据えた中での岳南広域都市、環富士山都市への考えを示しました。しかしながら、地域形成を進めていく上では、様々な問題もあり時間は掛かるものと考えられます。私は、必ずしもまちが大きくなる事が第一に考えなければいけないかと言うとちょっと疑問もあります。というのも私の住む東部地域においては、地理的、地形的な条件もあり社会資本の整備が立ち遅れています。富士川と合併した西部地域、今後、富士宮と合併が進む北部と脚光が浴びる中、その間ますます富士市の東部地域の発展は進みにくくなるのではないかと危惧してます。都市規模を大きくする事は確かに大事なことであると思いますが、社会整備が遅れている、東部地域を始めとするその他の地域をどうするかは合併を進める中では、しっかりと考えてほしいと思います。
 また、合併に際しても、今まで沼津との合併の話が進まない状況がありましたが、まちは、やはり鉄道に沿って広がるべきでその意味でも富士宮ありきではなく、東海道線で繋がる沼津も含めた中での広域合併も考えるべきであるとは思っています。
 夜中にセブンイレブンに行き、19日の零時に解禁になったボジョレーヌーボーを買い求め初物としてのワインを飲みながら、富士市の広域合併についてふと考えてしまいました。

 ちなみに今年のボジョレーヌーボは為替相場の変動によりいつもの年より割安で購入できます。またいつもの通り、良い出来のワインであるそうですが、去年に比べどうかというと実際の処わかりません。
 19日正午が一般質問の締切りです。余裕がない日々が続いているのですが、なんとか質問通告はするつもりです。

広告掲載事業

最近、富士市のホームページをご覧になられた方はいますか?
何か気がついた事はありませんか?

ウェブサイトへの民間公告が掲載され始めています。
他の自治体のウェブサイトでもここ数年急に広告掲載が増え始めました。
富士市も市の資産に民間企業の広告を掲載する事により、市の新たな財源の確保し市民サービスの向上や地域経済の活性化を図る事を目的として本年度から、広告掲載事業を始めています。市のウェブサイトへのバナー広告もその一つです
現在の富士市のウェブサイトへの1カ月の平均アクセス数は100,000件で、富士山カメラの1カ月の平均アクセス数が34.000件だそうです。
広告掲載料は1カ月1万円で、トップページに17枠、富士山ライブカメラに10枠あります。それだけでも年間、324万円の収入があります。
自治体の広告掲載には、財源確保に加え、地域振興といった側面もありますが、掲載企業側も自治体への広告掲載はイメージアップに繋がり反応はよいとしています。今後、その他の市の広報印刷物に対しても、広告掲載がされていくと思いますが、景気が後退している中では、行政も財政状況もますます厳しくなる事は間違いありません。
 今、行政も商業的感覚が求められており、稼ぐ時代になってきています。

まとめて掲載

 先週末、富士市福祉大会・議員研修会・農協祭・技能表彰・消防祭りその他にも、地域の慰労会、所属団体の送別会と大変忙しかったので、まとめて写真を中心に掲載します。

(金曜日に開催された福祉大会)
(金曜に発売された天皇在位20年の記念硬貨買い求めました)

その後、山口市へ行って視察研修をした事柄でもある「議会基本条例」について跡見学園女子大学の専任講師の長野基氏がレクチャーしてくれました。現在基本条例の制定は全国で75であり、地方分権化の中では、富士市も議会改革検討委員会において取り組んでいます。

土曜日の夜には金丸水産で後輩の送別会が開催されていました。

日曜は須津地区の農協祭に朝一番で出かけ、ごぼう・長いもを買い求めました。その後すぐに、技能表彰に参加しましたが、私の住む地域の増川の宮下さんが表彰されました。

消防祭りは富士山がきれいに見える天気の良い中で市役所の駐車場で開催され、ミニ消防車、ちびっこレスキュー体験など多彩なイベントが繰り広げられており、市民への防火に対する認識や理解を深める事を目的に終日多くの方で賑わっていました。

いずれにしても、週末は色々なイベントが催されており、本当にあっちこっち顔を出していると家に帰っている暇もありません。

世界第2位の実力

 

知り合いのお店の15周年のパーティにおいて、トムクルーズ主演の映画“カクテル”のような、ボトルを投げたり回して作るフレアバーテンディングを見る事ができました。

演技してくれたのは沼津にあるヨーロッパ調の洒落たバーのトムズバーのマスターで、世界第2位の実力の持ち主です。
フレアバーティングのフレアとは“自己表現”という意味がありますが、いかにパフォーマンスをしながら、お客様を楽しませるかがポイントです。
また、フレアバーテンディングの歴史は古く、クラシカルカクテルの王様“マティーニ”を 考案したジェリー・トーマスが1849年にお酒に火をつけお客様に提供した“ブルー・ブレイザー”が発祥と言われています、その後、ラスベガスなどで大道芸人によるジャグリングなどの要素が取り入られ、 現在のボトルパフォーマンスに変化したそうです。

ただボトルを回したり投げたりするだけでなく、出来上がるカクテルも正確なものでなければなりませんが、 基本的なバーテンダーの技術をマスターした者のみが、進むことのできる世界です。世界第2位の魅せる技に、思わずお酒を飲むのも忘れてしまいました。でも、その後、お酒はしっかりと頂きましたが・・・・
(パーティに参加していた仲間達と)

 フレアバーティングは、お酒の出る結婚式やお祝い事には良いイベントでもあると思います。実際の技を見たい方は、一度沼津のトムズバーへ出かけてみたらいかかでしょうか・・カクテルだけではなくおいしいチーズもあるそうです。

男女共同参画都市宣言・富士市

 富士市は今年の9月に議会議決を経て、性別に関わりなく誰もが個性と能力を発揮し、心豊かに生きるまちを目指して男女共同参画都市宣言となりました。その記念式典が開催され、多くの関係者が集まる中で宣言文が群読されました。

男女共同参画社会とは男女共同参画社会基本法第2条で、「男女が、社会な対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受する事ができ、かつ、共に責任を担うべき社会」としています。その基本法が制定されて10年目に多くの自治体においても宣言されている男女共同参画都市宣言が富士市においても宣言されました。

       男女共同参画都市宣言
雄大な富士山のもと
世界につながる駿河の海をのぞみ
未来に向かって流れる富士川とともに
さまざまな歴史と伝統を織りまぜ、発展していく富士市
このまちで生活するわたしたちは
心豊かに、自分らしく生きるために
ここに「男女共同参画都市」を宣言します。
一、 女(ひと)と男(ひと)が、おたがいに認め合い、共に責任を分ちあいます。
一、 女(ひと)と男(ひと)が、家庭でも、地域でも、仕事でも協力しあい、共に明るい未来をつくります。
一、 女(ひと)と男(ひと)があるゆる人と支え合い、共に生きる安全で安心なまちをつくります。
一、 女(ひと)と男(ひと)が、個性と能力を発揮しあい、共に夢や目標に向かって努力します。
平成21年9月9日                    富士市

(すべての条文に「女(ひと)と男(ひと)」「共に」という男女共同参画を意味する共通のキーワードが入っています)

また、記念講演では、私の青春時代にラジオパーソナリティでレモンちゃんと呼ばれていた、作家の落合恵子さんが「いま、共生の時〜女(ひと)と男(ひと)が共に生きる社会〜」と題して、すべての差別の無い、優しく緩やかにになれる社会、柔らかく手を握り合って生きていく社会にしていく為に、あなたがあなたで生きていく事をまるで舞台を見ているかのような素晴らしい講演をしてくれました。

体の調子が悪い訳では・・・。

「荻田さん体の調子でも悪いの、ブログを掲載していない時があるけど・・・」とある方に言われてしまいました。
ありがたい事に私のブログを毎日チェックしているようで、1日でも抜けると何かあったのか心配してくれたようです。

原則、毎日ブログ更新を目指しているのですが、この3日間は夜遅く帰り、朝起きるとバタバタと出かけていくという状況ですのでどうにも掲載をしている時間がありません。

今週末は優先順位的にしなければいけない事として一般質問の準備や、イベントやお付き合いをする事が多く、いい訳ではありませんが、パソコンの前に座る事が出来ず、とてもブログを更新する事ができない状態になっています。
実際、ブログを書く材料はあるのですが、新聞も見ている暇もないほど、時間がありません。
本日も朝から、農協祭、消防祭り、技能表彰、葬儀とフル活動です。
ブログ更新に無理が生じていますので時間が出来たら、まとめて掲載します。
決して体の調子悪い訳ではありません。
ただ時間が無いだけです。
ご心配なく。

ジュークボックスがある店。

 

もう30年以上昔の事ですが、私の学生の時は、あちらこちらでジュークボックスが置いてあり、よく自分の好きな曲を選び、楽しんだ事を覚えていますが、今では見かける事は無くなりました。 

 かつては、喫茶店やボーリング場にもあったと思いますが、確か、吉原では、ラクロス吉原の前身のヤオハンデパートの何階か忘れてしまいましたが、置いてありました。学校の帰りに立ち寄り、他校の生徒と音楽を聴きながらたむろしていた事を思い出します。

 高校の先輩が吉原でPIP`Sという店をやっていますが、そのお店ではジュークボックスが置いてあり、飾りではなく、実際お金を入れて音楽を聴く事ができます。

 12日、福祉大会、議員研修を受けた後、夜は市長を交えた中での懇親会に出たのですが、その後、私の知人が結婚をするかもと言う事で、お相手を交え少しだけお酒を飲みました。なんとなく気分もよくなり、ついもう一軒という事で、行きついたお店が先輩のジュークボックスがあるお店でありました。

私の世代には懐かしいシングルレコードのジャケットが掲示されており、見ているだけも楽しくなります。
 先輩曰く
「今では、CDではなく、レコード盤の音のでるジュークボックスは富士市にはここ以外には無いと思うよ」
と言っていました。
管理も良いと思いますが音もいいです。

ジュークボックスのレコードが運ばれる所を見ながら、レコードを聴いていたら、気が付いたら、家に帰るのが遅くなってしまい、残念ながら、いつもの日課のブログの掲載が間に合いませんでした。
 ジュークボックスになじみのある私の同じ世代の人なら、感激すると思います。アナログ世代の古き良き青春時代を思い出せます。もしよかったらお立ち寄りしてやってください。

何のお店かわかりますか?

 

お店が沢山出店されているのですが、ちょっと売っているモノが違います。
さて、何のお店かわかりますか?

そうです。お犬様のお店です。
すべてが、お犬様に関係するお店が出店しているのですが、ものすごく賑わっています。洋服、アクセサリー、おやつ、ペットシーツ、ペット用品、犬を飼える家の案内等々お犬様の為に出展されたブースばかりです。
ふじさんめっせでFDSC富士山ペットフェスタ2009が開催されている会場に行ったのですが、犬も同伴での買い物風景はちょっと感じが違います。
 

 このイベントを主催しているFDSC(富士ドッグサポータズクラブ)は「ワンちゃんと人間が共生できる街づくり」をテーマに飼い犬マナー向上を図ると共に、社会貢献活動として地域での犬を使っての防犯活動にも努めている団体です。今回はこのイベントには連れてはきませんでしたが、家の飼い犬のナナとランもわんわんパトロール隊に所属しています。
会場内の飲食店もドッグカフェでした。

外に出店しているお店でも、犬を連れてのお買いものをする方が多くおり、犬と一緒に食事をしています。しかしながら、このようなイベントに参加する犬は躾も、身なりも良い犬ばかりのような気がします。実際、この会場でも犬の品評会のような感じでもあります。

犬の共生を進める上では、やはり、すべての犬がモラルが守られなければいけないので、ここに来ている人以外の犬を飼っている人たちにも啓蒙を進めて行くことが大切であるとも思いました。

アジリティ広場では大会も開催されており、イベント自体は大変賑わいでとてもいい雰囲気でもありました。

静岡県獣医医師会でペット相談をやっていたのは私の高校の時の同級生の後藤君でした。何十年ぶりに会い、ちょっとびっくりです。

しかしながら、犬の愛好家にはとても良いイベントではありますが、犬嫌いの人にとっては、もしかしたらとんでもないイベントなのかもしれません。
私は犬好きですから、とても楽しめましたが・・・・・

紙わざ、正に神技にびっくり!

 

本当にびっくりです。
「これが紙でできているの?」と思うような芸術作品が「紙わざ大賞IN紙のアートフェスティバル」において展示されていました。

富士市は水が豊富なことから製紙業が多く、紙のまちとしても有名であり、紙の文化があります。国文祭においても紙のアートフェスティバルが開催されていました。

紙のまち富士市ならではのイベントでもあり、見学をしたのですが、紙で作った芸術的作品に感心すると共に、改めて紙の持つ幅広い多様性、可能性を感じる事が出来ました。

紙わざ大賞に関しては、ペーパークラフトでまちおこしに取り組む静岡県島田市の市民グループ「島田紙わざ探検隊」が19年前から開いている全国公募展の入選作のうち、大賞作など歴代作品が展示されていました。
一つ一つの作品に驚かされます。
(世相を飲み込む様子を表現した新聞紙製の巨大ワニ(かわにぐつ)(生のぬけがら)

飛びだす絵本ですが、100匹のヒツジが出てくるのは正に、神わざです。

(段ボールで作られた絵)(ペンギン・シマウマ・豚まるで動物園です)

すばらしい作品を楽しく拝見できました。
まさしく紙わざアートです。

ご当地グルメを堪能しました。

中央公園で開催されている商工フェアとふじさんめっせで開催されているペットフェスタに顔を出したのですが、出店しているお店を回るとお腹が一杯になってしまいました。

商工フェアでは「つけナポ横町」が出来ており、どのお店でも500円という値段設定で気軽に食べれるようになっていました。多くのつけナポ店が出店しており、迷ってしまいますが、新たに29番目に登録された私の近所にあるフランス料理店のデリス愛鷹亭のつけナポを買い求めました。デリス愛鷹亭のつけナポはテイクアウトのみで、お店では食べる事ができない貴重なつけナポで地元神谷のトマトとエビやイカタコなどの魚介が入った贅沢なつけナポでもありました。とても美味しく頂きました。

 その後、鷹岡商工会で力を入れているお米を使ったひらひら鍋をごちそうになりました。300円で提供していましたが、ひらひら鍋は、紙の文化としてコメ粉を紙のように薄くひらひらにしてネーミングを付けたようですが、見た目は餃子の皮のようなモノで、もちもちとした食感がとても良いです。商工会の村松婦人部長も大変な力をいれようで、市の補正予算で頂いた補助金で新たな製造を進めると熱く語っていました。
 

また、場所を変えてふじさんめっせでは、青年会議所が取り組むかぐや姫茶漬けのPRを兼ねたブースが出店されており、花鳥風月さんのオリジナルかぐや姫茶漬けが無料で配布されていましたのでおいしく頂きました。
 3つの、ご当地グルメを堪能したのですが、もうお腹いっぱいで食べれません。
 つけナポリタン、ひらひら鍋、かぐや姫茶漬けと富士市ご当地グルメとして、なんとか根付くようにどの団体にいおいても力を入れ始めているのが、色々なイベントに行くと富士宮焼きそばと競い合うように出店している状況をみるとよく分かります。 
 多くの人が集まり、情報発信され、この地に無くてはならないご当地グルメになるよう期待はしていますが、飲食というのは飽きられるのも早いのでブームとしての一過性で終わらない事を期待いたします。
 まだまだ道のりは険しいのかもしれませんがそれぞれに切磋琢磨し富士市の代表するご当地グルメとなって頂きたいとお腹が一杯になりながら感じました。

「山口市議会基本条例」を勉強しました。

 今、全国各地の地方議会でこの条例を作る動きがありますが、富士市においても議会改革特別委員会が設置されており、議員発議による条例制定が研究され始めています。

私も2元代表の一翼を担う立場として、議員提案の条例制定は必要な事であると認識し、それに先駆けて、山口市で勉強させて頂きました。
条例制定が進む背景には、地方分権に拍車が掛かり、地方自治体の権限と責任は拡大し、議会の果たすべき責務は一層重要性が増しています。また多様化する環境変化に対応し、住民自治拡充の為にも市民行政及び議会が一体となって真の地方自治の実現に取り組んでいく必要があると思っています。
山口市議会は、山口県内では初めて、平成21年3月議会で議員提案による「議会基本条例」を全会一致で可決しました。 この議会基本条例というのは、議会や議員の果たすべき役割や機能を明確するという条例ですが条文には、議会と議員活動の基本原則、委員会の活動、議会の機能強化などが謳われています。
山口市では、1年以上かけて30回以上の研究会を重ねて、条例策定に取り組みました。議会においても総論賛成各論反対と言う侃々諤々の議論があり苦労はしたようですが、議長の強い全会一致で可決したいという要望の中では、何か新たな事をするのではなく、今ある姿を条例化していく事としたので結果的には理念条例とはなりました。しかしながら、条例制定を取り組みは、議員にとって作る過程が重要な事であり、それと同時に市民に対しての大きな情報発信につながります。
議員として、議会は市民の信頼を礎にその負託に応える責務があり、市民の意思を代弁する合議制の意思決定機関である事を常に自覚し、行政経営について監視と評価を行う責務を有し、積極的に政策立案及び政策提言を行うと共に条例制定を進める事が必要な事である事をしっかりと認識しなければいけない事でもあります。これは、私が市会議員になってから、「議員とはと?」聞かれた時に必ず答える話でもあります。当たり前の事かもしれませんが、条文化することにより、分権化時代にふさわしい議会が実現されていくと思います。

山口市議会議場は驚くほど明るく、対面式演壇であり、質問時間は1時間で一問一答制が取られています。質問者は、毎回34名の議員から20〜25名が登壇する意識の高さが伺われます。(富士市議会も近年では質問者が多くなっています)また、ケーブルテレビ配信もあり、傍聴席にはモニター画面が設置されており、傍聴者に対しての配慮も施されていました。
富士市議会においても参考としなければならない事でもあります。今後の議会改革委員会でも活かして頂ければと思いました。

ちょうど山口市長選の最中でしたが、山口市の市役所前の道路は、日本の道路100選に選ばれるきれいな道路(パークロード)です。

視察中の話題は(麻生邸はすごい)

 3日間行政視察の為、富士市を離れていたので、留守中に何かあったかは移動中に話される訳ですが、特に大きな話題として、吉原商業高校の名前の決定や市長が選挙公約として富士宮と合併を推進する事が報道発表された事を聞きました。

商業高校の事も文教民生委員会の米山議員が副委員長の為、当局より連絡が入り、平成23年4月改編開校される正式名称は「富士市立高等学校」と報告がありましたが、名称を一般公募し、多くの応募があった中では、選定の基準はあったものの案外ありきたりの名称になったなと言うのが聞いた時の感じでもありました。また、そのときに市長が予てより、市政報告会でも話していた、道州制を見据えた上での財政力や人口力のしっかりした基盤確立の為に環富士山の広域連携が必要であり、その段階として富士宮との合併を進める事が選挙公約で出された事も視察中の話題になりました。視察中で議員同士、色々な意見が交わされ訳ですが、其々考え方も違い勉強になりました。視察中とはいえ、やはり気になるのは富士市の事です。
 今回の視察でも、多くの事を勉強させて頂きましたが、報告書の作成はいつものように担当になっていますので詳細は後日提出した際に報告しますが、富士市の話題意外に視察中の話題としては、視察先でもありました前首相の麻生さんの出身地である福岡県飯塚市において、華麗なる麻生一族の歴史とグループ会社でもある麻生病院また、山一つを所有する2万坪の大邸宅(中は見る事はできませんでしたが家の周りをぐるっと見る事ができました)を拝見しました。
麻生さんにはびっくりです。

(ベット数1000床の麻生病院)(果てし無く続く塀)(麻生邸宅門)

東京の渋谷にも時価50億といわれる麻生御殿がありますが、60ものグループ企業を持ち、飯塚市の観光の名所になるような邸宅は聞きしに勝るとてつもない大金持ちでもある事がわかります。カップヌードルの値段がわからない事や高級ホテルのラウンジや料亭が当たり前の感覚と言うのは生まれた環境を見れば頷けます。
鳩山さんそそうですが、首相になられる方は、けた外れの大金持ちです。

また、石炭で繁栄を極めた筑豊地区においての芝居小屋の名残として現存する個人経営としての芝居小屋としての嘉穂劇場も見学させて頂きました。建物は古いのですが、1200人収容でき、市外より人が集まってきており満員になるそうです。

視察内容とは異なる事ですが、河川整備も力を入れているようで、まちの中を流れる遠賀川も憩いの場所としてきれいになっていましたが、過日も遠賀川が溢れ、水害により大きな被害が生じ、2003年には嘉穂劇場でも床上浸水の被害に合われたそうです。議会においても水害については大きく取り上げられている内容であるそうです。
 私の地域においても水害問題があり、他人ごとでは無い気がしましたが、総理大臣がいる地域においても、河川が溢れ水浸しになっている問題解決できていないと言う事は、治水・利水としての河川整備は私の地域においても簡単には解決できない問題なのかなとも思ってしまいました。

今週も行政視察中!

 先週、27日から29日まで文教民生委員会の視察で東北へ行っていたのですが、今週の4日より6日まで九州を始め西の方角に行政視察へ行ってきます。

色々な所へ出かけられて羨ましいと言われそうですが、休み祭日は、文化祭を始め多くのイベント開催されており、連続して家にいる事が出来ない状況は、母の亡くなった後の後始末の家の事が何も出来ない状況であり、本音を言わせてもらえれば行かなくていいなら行きたくないのが実情です。
今回の視察は
1、「熟年マナビ塾」について 福岡県飯塚市
2、議会基本条例について  山口県亀山市
3、地方分権制度について  大阪府池田市
以上の3項目ですが、貴重な時間を使っていくのですから、しっかりと勉強をしてくるつもりですが、富士市を空ける日が多いと帰ってきた時、色々な事が起こっており、不安になります。また、今回も移動が多いので、疲れから体を壊さないよう(特にインフルエンザ)健康管理は気をつけたいと思っています。前回の視察報告も掲載できていない分もありますが、まとめて報告はするつもりです。
では、行ってきます。

産科医が存在しない都市では・・

富士市において、昨年、中央病院において提携先の慈恵医大よりの産科医の引き揚げに伴い、産科医の医師不足による問題が大きな問題となりました。その後、浜松医大と話がつき、現在では5人の産科医が確保出来た中で存続がされています。

 しかしながら、医師不足は多くの地方自治体においては深刻な問題であり、産科医が存在しない都市においての、現状とその対策として行っている岩手県遠野市の「ねっと・ゆりかご」を視察してきました。

 遠野市は岩手県のほぼ中心部に位置し、柳田国男の「遠野物語」で知られる独自の歴史や文化を持つ自然豊かな人口3万2千人、高齢化率は33.4%と高く、出生率は1,79と低い状況でもある少子高齢化が進む小さな市でもあります。

 その遠野市において、2002年4月に岩手県遠野病院の産婦人科が閉鎖され、遠野市内で分娩できる施設が無くなってしまいました。その為に市内の妊婦は山を越え、遠くの市外の病院へ通院しなければならなくなり、市内でお産が出来ない市になってしまいました。閉鎖後5年経っても、医師の再配置がない状況に地域周産期医療システムを再デザインした中で、県と遠野市において、行政と助産師と医師が協働する体制を構築する事に取り組み、2006年に妊産婦の不安を軽減する事を目指した「遠野型助産院ネットワーク構想」が進められ、遠隔地におけるモバイル胎児心拍伝送装置を利用した遠隔妊婦健診の取り組みが始まりました。そして、2007年に公設公営のITを活用した県内初の妊婦支援施設で産科医が一人もいない医療過疎地の試みとして市営助産院「ねっと・ゆりかご」が開設されました。

 システムとしては助産院から送られてくる伝送データを市外の産科医が見ながら診察し適切な出産、入院時期などを助言します。また、双方向カメラで妊婦と顔を合わせながらの対話も可能なシステムとなっています。
「ねっと・ゆりかご」は医師不足がもたらした中で、ITを利用し、遠野市助産院が拠点となり、県内医療機関、産科開業医、緊急搬送の確立をすべく消防署との連携により成り立っていますが、理想としては、やはり常勤の産婦人科医の確保に尽きると思います。しかしこのシステムにより、医師の負担が軽減することにより医師誘致へ環境整備につながると考えられ、開業支援金と合わせた中で積極的な誘致活動は進めていくそうです。この取り組みの将来構想は、遠野市が「安産の里」の実現が出来ればと説明してくれました。
2010年には遠野物語が発刊100周年を迎えますが、伝説や昔話で語り継がれてきた河童や座敷わらしが今も存在しているかのような史跡や自然が残っています。まちの中には河童がモチーフとされたものが随所にありました。
(交番もかっぱ)(池にもかっぱ)(神社でもこま犬ではなくかっぱ)どこでも、かっぱです

心のテーマパークと言われる遠野市では子供を育てる事を望む人達に、安心して住める福祉の里としても力を入れていました。
今回視察をし感じた事は、富士市では、中央病院の産科医が確保され、開業医が存在する事は恵まれた状況であり、今後もこの体制が崩れないような医師確保は最重要課題として取り組んでいかなければならない事を痛感しました。

中小企業は淘汰の時代

「地域経済活性化のための中小企業の変革課題」のテーマで東洋大学経済学部の増田安良教授の講演を聞く事ができました。

主な内容としては、日本経済の現状・展望、民主党政権の経済政策と課題、成長産業は何か、中小企業の運営、金融の動向、地域経済活性化の為に、でしたが、大学の教授である為に、話の内容は資料が多く大学の講義のような感じでもありました。
 気になる点としては、政権交代により、「コンクリートから人へ」とし、公共事業の打ち切りを始めとした企業救済から個人救済へ変換され、企業経営を救う経済対策がない中では、企業が事業転換や高付加価値を付けた経営をしなければ生き残れないとしていましたが、わかっているけど簡単にはいかないのが中小企業の経営だと思います。
 また、亀井大臣が発表した返済執行制度は、既存の融資の借り換えを国の信用保証にするとか猶予期間は3年間とするとなどの検討中の項目はありますが、問題点として、民間の賃借契約に介入であり、財産権の侵害にあたり、新規貸し出しはかえって抑制され中小企業には逆効果とし、執行前には、リスクのある企業の貸し剥がしが始まるとしています。確かに、すでに私の知っている会社でも、銀行の貸し剥がし、貸し渋りによる倒産が現実に最近ありました。昨年にも増して、年末から年度末にかけて、中小零細企業の倒産は増える事は予想されます。
 今までの政治が悪いと言われればそれまでですが、不況下における政権交代により、中小企業は淘汰の時代に突入したのかもしれません。一体どうなっていくのでしょうか、大いに不安でもあります。
 企業収益が減る事は、今後、自治体財政も弱まる事は考えられます。
 

新市施行の記念日に、

11月1日は、昨年富士川と合併をした新市施行の記念すべき日でもあり、色々なイベントが開催されていました。あっという間に1年が経ってしまったのですが、記念すべき日に行われていた私が参加したイベントの掲載していない分を、ダイジェストでお伝えします。

 まず、富士市の26の地域においても、国文祭と連携した中で、文化祭が開催されています。すでに須津地区の文化祭に参加したのですが、一番東の地域の浮島地区の文化祭にも参加してきました。ありきたりですが、歴史、伝統、環境の中での風土が生み出す文化はその地域特有のもので、地域の大きさではなく、どの地域においても誇れるものであるというような挨拶をさせて頂きました。本年は、国文祭もあり、「ふるさと浮島を識る郷土資料展」がまちづくりセンターで開催されており、この地域の歴史、また、貴重なお宝があり、目の保養と勉強になりました。
(式典風景)(吉原自動車学校の高田さん)(須津地域の交通指導員の西山さん)

 次に、平成21年度富士市表彰式典では、富士市長表彰3名、富士市教育文化スポーツ奨励賞3名と2団体、富士市地域社会貢献者褒賞受賞10名が栄誉に浴されました。郷土の発展の為に限りない情熱と豊かな人間性を持って精励努力された方々で、ご功績に対し心から敬意を表すわけですが、その中でも、懇意にしている方や地域の方もおり祝福をさせて頂きました。

 
 
 ロゼでは、国文祭の美術展として写真展が11月1日まで開催されおり全国から応募された写真が展示されていました。また、外には盆栽も展示されています。
また、富士川の楽座では、国文祭に事業である漫画、出版フェスティバルが開催されていましたが、さすがに体が一つしかない為、残念ながらいけませんでした。
新市になって1年色々な事がありましたが、新たな1年の幕開けも多くのイベントが行われていました。

スローフード宣言都市・気仙沼

 

 

 日本で唯一の「スローフード」宣言都市であるふかひれで有名な宮城県気仙沼市へ視察してきました。


 気仙沼市は宮城県の北東端に位置し、東は太平洋に面し、南は南三陸町、西は登米市、岩手県一関市、藤沢町、北は岩手県越前高田市に接しています。太平洋に面している三方を海に臨む半島や複雑な入り江等、素晴らしい景観を有するリアス式海岸となっており、そのリアス式海岸は陸中海岸国立公園及び海中公園の指定を受けています。

人口は7万5千人で水産業は全国6位、カツオの水揚げ量とふかひれの生産は日本一の全国有数の漁業のまちであります。昭和61年には「「魚食健康都市」を宣言するなど食に対しての取り組みを早くからしており、平成13年に「食のまちづくり協議会」が設立され、平成15年には今回の視察目的である、「気仙沼スローフード」都市宣言をし、合併に伴い改めて平成18年に新市として「気仙沼スローフード」都市宣言を行いました。
 現在、気仙沼が取り組んでいるスローフード運動は、料理そのものだけに関心を持つのではなく、自然から私達の口に運ばれるまでの過程についても思いを巡らし、生活の中で育まれてきた食を次世代に伝え、個性的で魅力あるまちであり続ける為の取り組みだそうです。スローフードと言うと誤解されがちですが、ファーストフード全体を否定する事でなく、ゆっくり食べる事やグルメの事でもなく、またスローフードと言う特定食べ物(郷土料理)やメニューではないと言う正しい理解をして頂いた上で、スローフードの4つのポイントは、
1、おいしく食べる。おいしく提供する
2、食べる選択肢を増やす
3、食材に旅をさせるのではなく、人が旅をする
4、食を通した世代間の交流をはかる
としております。それに則り、スローフード運動として、食を核にしたまちづくりが官民協働で展開されています。その為にもまずは地元の人たちが地域豊かさに気づかなければ外部の人(お客様)に伝える事は出来ないとし、来訪者にきちんと説明、発信ができるよう食のまちづくりフォーラムや食による教育としてプチシェフコンテストを行い、徹底した意識啓発を進めています。

スローフードの本質としては、食を通して自然や暮らしを考え、食がつなぐ人と人、人の自然な度あらゆる関係や地域の姿を改めて見つめ直す事と言い換える事が出来、こうした考え方やそれに基づく活動の積み重ねが自分達の住む地域の魅力の発見、地域資源を活用したまちづくりにつながるとしておりましたが、持続可能なまちづくりを進めていく上で、今後の課題としては、スローフード運動の終着点をどういう処に置くかはまだ、模索中であると説明をしてくれた企画部企画政策課の赤川課長は言っていました。
(シャークミュージアム)(シャークケージに入っての撮影)(凍った魚の展示)

 その後、市場と隣接したリアスシャークミュージアムとマイナス25度の冷凍博物館も見学してきました。
 気仙沼の特産品ランキングは、1位生鮮さんま、2位生鮮カツオ、3位サメ・フカヒレ、4位マグロ、5位カキ、6位ホヤ、7位イカの塩辛、8位わかめ・めかぶ、9位ホタテ10位アワビですべて海の幸でした。聞いているだけでお腹がへってきましたが、今回の視察は気仙沼市の水産業の豊富な資源を活かしたまちづくりではあるものの、富士市においても、食育は進められており、食でのまちおこし(しらす、おむすび計画、つけナポリタン、ひらひら鍋)や公設市場建設もあり、地産地消を活かした食への考え方は非常に勉強になりました。

タスクフォース的な組織とは?


 
 私が所属する会派、市民クラブでは、予てから会派で集まり、分野別に要望書を作成していたのですが、30日の午後1時に市長室に行き、「平成22年度重要施策に対する要望書」を市長へ提出いたしました。

これは、現在、次年度の予算組が始まっている中では、私達会派の要望を厳しい経済環境は踏まえながらも、よりきめ細やかな財政運営を求める共に、大きく9つの分野に分け、予算編成に組み込んで頂けるよう要望致しました。

しかしながら、昨年よりの世界的な経済不況は市民生活にも深刻に表れ始めている状況であり、次年度収入見込みにおいても、市民税の大幅減収を始め自主財源の低迷が予想され財政運営は一段の厳しさが強いられると思われ、要望がすべて通ると言う事は難しい事かもしれません。
今回の重要施策の中で、タスクフォース的な組織整備と言うくだりがあるのですが、会派でも、タスクフォースとはどの様な意味なのかと言う話が出ました。タスクフォースとは機動部隊(特殊任務をもった特別編成の部隊)という軍隊用語で、もともとの意味は、任務(タスク)のために特別に、もしくは新たに編成された部隊のことです。これから転じて軍隊に限らず、具体的な特定の目的のために一時的に編成される部局や組織を指すのが広義でのとらえ方になっています。また、タスクフォースとは、広く一般の組織に関しても使われるようになった名称でプロジェクト・チームとも言います。
 要望書で私達が引用したタスクフォース的組織の意味としては、縦割り行政のひずみの解消であり、横断的組織を編成するべきである事を求めています。現在の多様化する環境では、部を超えて複数化にまたがるケースが増えているが、一つの部署では対応しきれない状況でありながらも、縦割りによる問題の為に進みにくいとし、窓口の一元化をする組織整備が必要であるとしています。ただ、聞き慣れない言葉である為に、市民には分かりづらい部分もあり、何でも横文字にするのではなく、誰でも分かる言葉に変えたらどうだと言う意見もありました。確かに新しい言葉が次々に出てきており、理解するのも大変な状況でもあります。
いずれにしても、要望書は市長に提出しました。要望がどの様に取り組まれていくかは今後、検証していかなければならない事でもあります。

ホップ生産量日本一。

3日間の視察から戻ってきました。岩手県遠野市、宮城県気仙沼市、福島県福島市と東北の3県を移動しながらの視察でしたが、感想はと言うと、移動距離が長く電車に乗っている時間が多かった為、結構疲れました。

初日の遠野市まで行くのにも、6時間近く掛かかりました。また、最終日は陸の孤島といわれる気仙沼市から福島市まで移動し、視察後帰路に着きましたので富士に着いた時は、ぐったりしてしまいました。私は、その後、母のふた七日の法要が、私が、帰り次第自宅で行われる予定でしたので、慌てて帰り済ませたのですが、疲れからすぐに寝てしまいました。起きたら真夜中であり、疲れましたが、まずは何とかそれなりに、有意義に勉強はしてきた事は報告します。
 
視察内容とは異なる事ですが、3日間の中での私のトピックスとしては、岩手県遠野市は、自然と伝統が息づく民謡の里として遠野物語が有名ですか、ビールの苦みの成分でもあるホップの生産量が日本一の地域であり、ホップの4割を遠野で生産されていると聞き興味を持ち、移動中でホップを刈り取った後でしたが畑を見学ができました。

遠野市の生産農家はキリンと提携しており、視察説明の中でも、「遠野市では市民は、夜はキリンを飲み、アサヒは朝日が出てからでないと飲みません」(昼間はほとんどお酒を飲む機会がないのでキリンを飲まなければいけないと言っていると思うのですが)と冗談を言っていましたが、視察した次の日(28日)に全国発売されるキリンの「取れたてホップ 一番搾り」が話題になっていました。

テレビ等でも話題で取り上げておりましたが、いち早く買い求める事が出来たので、ホテルで試飲しましたがなんでも初物はありがたく思ってしまいます。独特な苦みと香りがあり、ビールのラベルにも遠野産のホップ使用が歌われていますのでよろしかったらご賞味ください。

それと遠野市の福泉寺の紅葉は私が今までに見た事のないような真っ赤な色をしたもみじが夕日に照らされ見る事ができました。写真も撮ったのですが旨く色がでません。

遠野市での紅葉は言葉では言い表される事が出来ないほどの感動でした。やはりその場所に行ったものでないと分からない経験でもありました。真っ赤な色をした落ち葉を拾いお土産に持って帰りました。

今回その他にも、色々と見てきたのですが、ただ心残りは、移動の事も考えて視察先の遠野市には泊まらず、せっかく花巻市に泊まったのですから、29日にドラフトで話題になっていた菊池遊星君の、花巻東高校へも行ってみたかったです。看板は見る事は出来ました。

今後、今回の3つの視察内容はゆっくりと折々記載していきたいと思っています。