今泉幼稚園での思い出

幼児教育の現状を勉強させて貰いに、私が40年以上前に通園していた今泉幼稚園に行ってきました。幼稚園で、今泉先生に幼児教育の現状と課題についてお話を伺ったのですが、少子化が進む中では、幼稚園事情も大分変ってきています。

私が通っていた頃の今泉幼稚園も建て直されており様変わりはしていましたが、新しくなっても母校(園)である事には変わらず思い出が思い出されます。
私は、当時、原田に住んでおり、原田には公立の幼稚園しかない状況で、公立は1年保育でした。2年保育をしている私立今泉幼稚園に通園する為に、周りの子供達と共に母親に連れられて原田駅から幼稚園近くまで(中川牛乳だと思いますが)バスに乗り、通った事を覚えています。その頃は、一般的にまだ、車をもっている家は少なく、車で送り迎えをすると言う人はほとんどいなかったと思います。通園のマイクロバスも当然ありません。自転車での2人乗りで送りはありましたが、今、考えると、大変のどかな時代でもあったような気がします。と言うのも、通園と言う事で、定期を持たされ、行きは母親が送ってくれたのですが、帰りは先生がバス停まだ送ってくれ、後は子供たちだけで、自分の降りるバス停でおり、家まで子ども同士で帰りました。確かバス代は5円で、定期が無かった時には、ひもで5円玉の穴を通してカバンにつけてバスに乗るのですが、小さな子供ですので、お金を払ったり、払わなかったり結構いい加減だった様な気がします。子供料金の定義もしっかりしておらず、4歳児の小さな子どもはお金を払わなくても乗れたような気がします。親からは必ず降りる時にはお金を払うように言われていたのですが、つい、お金を払い忘れたりした時は、5円が余っていたので、帰りにその5円で家までの途中にあるお店で、アイスやコロッケを買う事が、密かな楽しみでもありました。(小さな頃に買い食い癖がついてしまいました)
また、今泉幼稚園では、誕生月の子には、プレゼントとまた、園児の皆に親が作る手作りのドーナツが配られました。それは本当に私を含め園児にとっては待ち遠しい行事でもありました。
今泉幼稚園には1年通い、その後、歩いて通える地元の原田幼稚園に行ったのですが、公立の幼稚園ではそのような楽しみは無く(楽しい事はあったかもしれませんが思い出しません)、1年間通いましたが、今でも今泉幼稚園での思い出の方が強いような気がしました。
今では、今泉幼稚園では、スクールバスもあり長時間保育としての預かり保育も取り組んでいます。
思い出は思い出として、時代は変わり、少子化、またライフスタイルや幼児教育自体の制度も変わる中で、様々な問題があり、幼児教育についてはもう少し勉強をする為に、他の幼稚園も見学に行くつもりです。