令和8年6月議会報告

令和8年6月議会一般質問登壇文章

(仮称)新・泉の構想が策定される中での東部地域の連携について

お許しを頂きましたので私は先に通告してあります(「仮称)新・泉の郷構想が策定される中での東部地域の連携について」を質問いたします。

 泉の郷構想は、原田地区、吉永地区において、かぐや姫伝説や富士山の豊富な湧水など、両地区の魅力を生かし、地域振興や観光振興につなげるため平成2年に策定されました。策定から36年が経過する中、(仮称)新・泉の郷構想について、小長井前市長の令和7年度施政方針や構想策定に向けた第1回ワークショップの開催を受け、令和7年度中に地域住民とともに策定すると報道されたことで、関係する方々からは策定されての今後に大きな期待が持たれていました。ただ、令和8年度に入った現時点で計4回のワークショップが開催されたものの、新たな構想は示されていません。

 改めてではありますが、地域振興や観光振興等を図るためには、今までの泉の郷構想を総括した上で、新たな構想の策定や事業推進に向けて、地区間の連携がこれまで以上に重要になると考えます。その中心となるものが地域住民や関係団体によるまちづくり協議会であり、構想推進に向けた両地区のまちづくり協議会の連携体制強化が必要と考えます。その上で、原田地区、吉永地区を含む富士市東部地域は、これまで西高東低とやゆされることもあるように、地域振興や観光振興が課題とされてきた中で、水資源や自然、歴史資源に恵まれ、かぐや姫ゆかりの場所や神社、古墳等の文化的資源も多いことから、それらを利用しての取組強化が求めらてきています。

 観光振興を進める上でも新たな構想の策定が待たれますが、昨年示された第2次観光基本計画では、東部地域の観光施策が推進されていくとは言い難いです。今後の観光振興については、原田地区、吉永地区だけでなく、共通した資源がある今泉地区、須津地区、浮島地区など、岳南電車や根方街道でつながる東部地域全体を視野に入れた広域的な取組が必要であると考えます。特に、泉の郷構想のキャッチフレーズが「ロマンと泉の郷」であるならば、ロマンとしての文化的な価値についてはかぐや姫伝説だけではなく、古代から現代まで続く歴史資源を含めたストーリー性を持たせることが有効だと考えます。その点を踏まえても東部地域には神社仏閣や古墳が数多く存在しており、古墳群として全国的にもまれな国・県・市指定史跡も点在しています。地域内の文化的な強みで地区連携が進めば全国的にも特色ある地域として魅力も増し、発信力も強まると思われます。

 市でもウェルビーイングの向上が求められる中、新たな構想策定を機に、今後は観光振興のみならず文化や水資源を活用した地域振興を強化し、さらに岳南電車沿線を軸に、今泉地区、須津地区、浮島地区まで含めて連携を取っての利用促進につなげることで、地域活性化により文化的地域価値及びシビック・プライドの向上につながると考えます。以上を踏まえ、以下質問いたします

 (1) これまでの泉の郷構想の検証と課題についてとして

  ① 泉の郷構想の事業推進や検証はどのようにしてきたのでしょうか。また、構想区域内の公園や利用施設の整備は現在どのような状況となっているのでしょうか。

  ② ウオーキングコースの活用推進はどのようにしているのでしょうか。また、その効果や課題をどう把握しているのでしょうか。

  ③ かぐや姫伝説は地域内でどのように生かされているのでしょうか。また、発信を含めガイダンス施設が求められていますがいかがでしょうか。

 (2) 策定予定の(仮称)新・泉の郷構想に求められる役割についてとして

  ① 新たな構想策定に至った経緯はどのようなものでしょうか。また、当初、令和7年度内に策定するとされていましたが、現状はいかがでしょうか。

  ② 新しい構想の方向性と取組で期待されることはどのようなことでしょうか

 (3) (仮称)新・泉の郷構想をきっかけとする広域展開についてとして

  ① 社会環境の変化に伴い、新たな構想をきっかけとして岳南電車や根方街道でつながる周辺地区との連携を強化し、広域的な観光振興等を進めることが効果的であると考えますがいかがでしょうか

  ② 東部地域の多様な地域資源を有効に活用するためには、関係地区のまちづくり協議会等との情報共有や意見交換の場を定期的に設ける必要があると考えますが、当局の見解を伺います。また、岳南電車は市東部の重要な地域資源であり交通軸であることから、利用促進に取り組む岳南電車利用促進協議会や根方街道沿線地区との連携強化を図り、新構想も含め推進すべきと考えますがいかがでしょうか

以上一回目の質問と致します。