教育現場への行政視察

今回チャレンジ改革セブンの担当幹事であった為に、次世代を担う子供達を取り巻く教育現場を視察する事を計画しました。学校教育課の協力の下、視察内容としては以前議会でも質問をした学習指導要領の改定に伴い、平成23年度より導入される小学5・6年生の外国語授業の様子を始めとして・ご飯給食の試食・生ゴミ処理機・保健室でのシャワー整備と要望をした中で、その条件を満たす小学校として、現在、正式導入前の英語授業の研究指定校として実施している天間小学校で視察対応して頂きました。

EE(Enjoy English)ルームでのALTによる英語授業は、楽しみながら学ぶと言う雰囲気が創られており、聞く、喋るが基本の授業であり、子供達が目を輝かせながら、遊びを交えながら学んでいました。

ALTのマイケル先生も表情豊かでネーティブな発音に子供達も引き込まれていきます。また、電子黒板も導入されており、子供達には画像を使っての分かり易い授業が進められている事は感じられました。事前の校長先生からの説明でもありましたが、今の子供達は外国人に対してのコンプレックス等なく、グローバル化が進んでいる為に違和感なくALTの先生に馴染んでいるようで、アンケートの結果でも、80%以上の生徒が英語授業に関心を持っているとしていました。

 今回の視察の中で多くの参加した議員が一番楽しみにしていた給食については、各議員が子供達の迎えにより、其々の教室で給食を試食させて貰えました。

給食のメニューはビビンバでしたが、私の子供の時はご飯の給食はありませんでしたので、ご飯給食で何が食べられるのか楽しみにしていました。子供達に聞くとビビンバは人気の献立の1つだそうですが、実際に食べてみて、おいしい給食でした。給食もおいしかったのですが、私は3年1組の子供が迎えに来てくれ、教室へ行き、まず驚いたのは黒板に歓迎の言葉が書いてありました。また、試食後に全員で歌のプレゼントをしてくれた上に、代表の子が手紙をくれ、短い時間ではありましたが温かいおもてなしに感激しました。

その後、保健室のシャワー施設を見せてもらいましたが、シャワーが整備された事により、おもらしをした子供に対して洗い流す事が出来、非常に役立っていると説明がありました。

天間小学校では、野菜ゴミと残飯の処理を生ごみ処理機で処分をしていますが、量的には1日平均13〜17キロであり、1人平均では30〜39グラムです。処理機では8時間位で処理され、処理中の匂いはお好み焼きを焼いた匂いと言うか、おでんにダシ粉をつけた時の匂いでそれほど嫌な匂いでは無いと感じました。ゴミ処理機が導入された事により、虫の発生が減る・ポリバケツの個数が少なくなる・カラスが狙わなくなった・夏季の臭気が少なくなったなどの利点が挙げられていました。
今回の視察した内容や施設はまだすべての学校にある訳ではありません。学校と言うのは地域の拠点施設でもあり、人づくりの上でもっとも大切な教育施設であると思います。

今後、教育現場の整備は求められて行く事ですが、今回視察して見て、どの学校においても充分な施設整備や環境整備が進んでいくよう要望していかなければと感じると共に発達障害児の増加に伴い、サポート員の増員や支援学級の設置等まだまだ多くの課題はあると感じました。
いい勉強になりました。