水害の無い事を望みます。

 

平成22年度の富士市水防訓練が富士川のかりがね堤で開催されました。私の住む東部地域は水害常襲地として有名な地域でもありますので、水防団組織は地域住民にとって大雨が降った際には、大変に心強い存在でもあります。

水防訓練は、「出水期に当り、水防団の士気を高めると共に、水防活動の指揮系統の徹底、および水防技術の向上を図る為、水防訓練を実施する。これにより水防体制の整備を図ると共に市民の水防に対する理解と協力を求める事を目的とする。」事を目的に富士市の10水防分団が一同に集結し開催されています。

今年は天候に恵まれており、開会式での勤続表彰も想定訓練もスムーズに行われましたが、昨年の水防訓練では雨が降られ実戦さながらの訓練ではあった事を思い出しました。
昨年度に関しては、水防団の出動回数は3回、51名が出動していますが、大きな被害はありませんでした。また、2月27日に起こったチリ地震の影響により、海岸部で津波警報が出され、2月28日には、河川の氾濫も予想される為に水門の開閉作業を行われた事が報告されました。(地震による津波の被害も無かったようです)
地球温暖化に伴う異常気象により、集中豪雨、ゲリラ豪雨と想定外の雨が降る事も予想されています。いつどのような状況においても、最小限の被害になるよう水防団の皆様には頑張ってもらわなければなりませんが、問題箇所の解消に私も議員としては今後ともしっかり取り組まなければと改めて水防訓練を見ながら思いました。

水防訓練の後、地域の問題箇所が気になり確認に行きましたが、梅雨を前に、予てより要望をしていた浮島の春山側の浚渫工事も進んでおり、ちょっとだけ安心しています。
叶うことなら訓練した事が活かされなくても今年も、水害の無い1年になる事を心から期待しています。