学力テストの分析結果公表。

静岡県が全国学力テストで、小6国語Aで全国最下位であった事により、川勝知事は当初、最下位100位の校長名の発表をするとしたのですが、その後、変更、全国平均以上だった86校の校長名を発表し物議をかもしました。

議会でもこの事については取り上げられていましたが、市教委では学校、校長名の公表はしないものとして、検証委員会を立ち上げ、しっかりとした分析調査を実施し、その結果を公表するとしていました。その後どうなったかは気にはなっていましたが、市内小、中学校の分析結果についての公表がなされ、12月6日に開かれた「市PTA連絡協議会PTA会長・母親委員合同会議」でも報告されました。

調査報告には富士市の子どもたちは?として、富士市の子どもたちの学力調査の結果と課題、また、小学6年生、中学3年生の富士市の子どもたちの状況には課題を克服する3つの提案が成されています。多くの市民の方々は、どの様に今回の学力テストについての分析が成されたかは興味を持っていると思います。小6国語Aの資料を読む設問では、全国正答率が71,3%県が62,2%だったのに対し、市内平均は57%。的確に書く設問では全国より11,4%下回る33,5%文章を読み比べて要点をつかむ事では、国を9,2%下回る35,4%と全国、県を下回る事が示されています。今後、詳しい内容は、HPでも掲載される予定であると聞いていますので、確認をしてください。
実は、先日、三島に行った際に、駅前の観光センターに12.1広報「みしま」が置いてありました。

何気なく手にするとみしまの教育が特集されており、三島市の学力テストの平均正答率と全国平均・県平均と比較したものや、みしまっ子の特徴、また、豊かで行き届いた夢のある教育を実現するまちとしての取り組み、今の三島の学校教育、地域で支える教育について掲載されていました。

全国最下位と取り沙汰されてから、市民としては、自分のまちではどんな教育をしているかは興味のある事であり、三島市では広報にいち早く教育について掲載した判断は見習うべき事であると思いました。
富士市においても、より多くの方々に今回の分析調査結果や富士市の教育を知って頂く為に、広報ふじへの掲載もぜひ進めてほしいと感じています。

「すどっ子カーニバル」は素晴らしい!

富士山が大変きれいに見える11月の最後の日に、地域の須津小学校で開催されている児童会行事の「すどっ子カーニバル」を見学に行ってきました。

「すどっ子カーニバル」は、須津小学校の全学級が創意工夫して学年や学級ごとにお店を開いています。イメージ的には各学年ごとにテーマは決まっていますが、小学校の文化祭みたいなものだと思ってください。
お店が開く前に、はじめの会が開催され、スローガンや行事を盛り上げる神輿の練り歩き、各お店のアピールが成されました。

今年のスローガンは「繋がる4つの○(わ)〜やさしさの風をまきおこせ!〜」でしたが、子供達のお店で一生懸命取り組んでいる姿はとても楽しそうに見えました。

私の子ども達も既に小学校を卒業して10年以上経っていますので、議員と言う立場がなければ小学校へ行く事が無くなりました。来週にはマラソン大会も開催されるようですが、小学校では様々な行事が開催されているようです。今回、議員であるがゆえに招待がありましたが、議員でなければ様々な行事は知る事もできません。
「すどっ子カーニバル」を見学しながらも出来る事なら、もっと地域住民が、子供がいなくても子ども達が元気に活動し、成長する姿を見る機会があってもいいような気もしました。「すどっ子カーニバル」は全校で取り組む行事として素晴らしい行事であると思います。私は、地域の子供達の教育にはもっと、子供達に多くの方が関与することは必要な事であると感じています。せっかくの行事です。
(学校へ行く事で様々なことがわかります)

小学校に関係が無くなった人達への情報発信もあってもいいような気もしました・・・

富士市立高校への中高一貫教育の検討

平成23年度より、新たな教育理念の下で吉原商業高校から富士市立高校に変わり、「C(コミュニティ・ハイスクール)」、「D(ドリカム・ハイスクール)」、「I(探究・ハイスクール)」のCDIの実現に向け、学力の向上、探究する力、コミュニケーション能力、社会に貢献する意欲を育てる教育が進められています。

これは、富士市としては、歴史ある市の高校である商業高校時代から、近年の教育を取り巻く情勢や時代が教育に求める課題や人材像も大きく変わる中で、時代を担う子供達の教育に対応するためと公立高校としての教育水準の底上げを図る上での変化であると受け止めています。
既に3年目に入り、効果として進学率の向上や部活動でのスポーツ面での活躍は報告されてきており今後更なる市立高校の飛躍は期待しています。そのような中で、予てより、議会でも取り上げられたことがあった事として公立高校としての市立高校への中高一貫教育の導入検討がありました。中高一貫教育の目的としては、学校制度として6年間を通じた学校生活を送り、6年間の計画的、継続的な教育指導を行う仕組みを整え、より生徒の個性を伸ばすことが教育を展開することが掲げられています。中高一貫教育は従来の6・3・3制とは異なる選択肢を設定する事で、学校の個性化、学校の複線化を図る事ができ、中高を併せ持つ私立高校は増えてきています。富士地域の通学教育圏でも近年では日大三島高校、暁秀高校、富士見高校、星稜高校等々にも設置されました。教育ニーズとしても富士市での市立高校としての中高一貫教育の導入は、生徒保護者に対して中学段階で公立高校とにおける新たな選択肢を用意すると共に6年間を見据えた教育課程編成や「生きる力」を一貫してできる事として充分に検討課題として成りうることでもあります。これは、[中学教育の横の多様化・複線化]を増進することにより、一層魅力ある学校づくりに推進する可能性が増すことになると思われます。また、少子化が進んでいる現実問題として、経済状況が厳しい時代においては、地元の優秀な生徒確保として公立校としての中高一貫校は必要な事であると考えます。
今回、京都市の公立高校の京都市立西京高等学校・付属中学に視察してきましたが、中高一貫教育設置までの経緯、メリット、デメリット、学校としての特徴、目指すべき学校像、現状はどのようなものであるのか、市民評価や外部の評価について事細かく説明を受けてきました。

視察内容をさらに検討しなければならない事でありますが、更なる魅力ある学校づくりを進める上でも、改めて、富士市立高校への中高一貫教育の導入は本格的に導入を検討する事であると強く感じました。

静岡県知事が語っていた事

日本青年会議所東海地区静岡ブロックOB会が静岡のホテルアソシアで盛大に開催されました。富士市防犯まちづくり講演会に参加した後、慌てて新幹線に乗り込み私も参加してきました。その会での来賓として県知事の川勝知事が来ており、学力テスト問題の事もありある意味話題の人として大変興味深く来賓挨拶を聞かせてもらいました。

既にHP上では、「県民の皆様、特に先生方に」と全国学力テスト小6国語の全国平均を上回る上位86名のが校長名が50音別に公表されており、知事の考え方も掲載されてはいますが、生の知事の考え方を聞けるのではと会場に集まっているメンバーも興味津々でもあったと思います。

挨拶の中で話された事は、大きく2つ。
富士山が世界文化遺産に登録をされ、静岡県としての取り組みと話題の教育についてありました。1つ目の事については、7年後のオリンピックの決定に絡め、国が進めるインフラ整備としての7000億かけて羽田空港の拡張工事を進めるより、今こそ、富士山のおひざもとの日本のど真ん中の静岡空港の利用を進めるべきであり、その為には東京と直結の新幹線駅を空港に作る事が語られました。山梨側のリニアが進める事は大きな話題でもあります。空港のある静岡県としては、富士山とオリンピックに静岡空港を利用させない手はないと思います。ぜひとも実現をしてもらいたいと感じました。また2つ目の教育については、学力テストの事にも触れ、今回の上位86名の公表は褒める事は褒める必要性はあるとしながらも、問題はやはり残り平均以下の421校についてであるとし、今回の事について、文科省にも教育委員会にも問題もあり、地域の教育は皆でやらなければいけなく、地域の自立は学の自立から始まるとし、静岡県は文・武・芸に力を入れる重要性を説きながら、公表できないようなデータは何の役にも立たず、こんな学力テストはいらないと言い切っていました。教育関係に携わっていただけ独自の論理を感じます。どちらの事に対しても、知事の発言には賛否両論はありますが、はっきりした物言いはある意味好感はもてました。
ただ、お祝いの挨拶でもありましたので、もっと川勝節を聞きたい多くの思いはありましたがそれでも十分興味深いものでもありました。

個人的には今回の事については、ちょっと思いがありましたので、懇親会の席であらためて個人的に教育について触れると[教育は大切。本当に困っている教師の声を聞きたい。教育についてのお金は惜しまない、今回の事は教育を変えていく、いい機会でもある]とも言ってくれました。
パフォーマンスとしてのデータを突き返したりするメディアで見ていた違和感とは違い、知事の熱い想いは感じ取れました。
私自身、人材は大切な財産であり、子供たちの教育の向上への想いはあります。

いずれにしても、せっかくの機会でしたので、知事の投げかけによる静岡県が良くなる行政を進めて頂きたい思いは伝えてきました。
「良くします」と言う言葉に期待します。

全国学力テスト問題を考える。

川勝知事が9日の定例記者会見で平成25年度の全国学力テストで県内公立小学校の国語Aの成績が全国最下位だった結果を受け、成績が悪かった100校の校長名を公表したいとの意向を示した問題を巡った県教育長との17日行われた協議がテレビ等で大きく報道されました。

県教育長は、知事に校長名を非公表の要請をしながら学校別データを示しましたが、知事は条件付きの提供は意味がないとデータを突き返し、改めて校長名の公表を示しました。ただ、テレビを見ていた私は知事と教育長の平行線には違和感を感じずにはいられませんでした。知事の言う学力テストは教師のテストと言うのも分かりやすい説明でありますが、本来、全国学力テストを実施する理由としては、児童生徒の学力・学習状況を調べ教育、教育施策の成果と課題を明らかにすることが全国学力テストの目標であり、あくまで教育、教育施策改善の為の情報収集であります。順番に拘る事により、高得点をとるための競争が助長されることは懸念されていた事であり、かって40年前に学力テストを実施した時に経験済みの事であります。今回行った学力テストの求めている事が競争社会なら、学校は得点力アップの為だけに力を入れ始め、児童生徒の学力は狭くて底の浅いものになる可能性は強くなると考えます。知事が言う教師のテストと位置づけるならば、生徒を利用せずに、学校と校長は違うという詭弁ではなく教師の学力テストに変えるべきことである思いますが・・・以前、大阪の橋本市長が知事の時に、教育委員会を強烈に批判したことがありましたが、結果が悪いのは教師の責任だという事は一般受けしやすいのかもしれません。ただ、学校別データが知事に渡っていない状況は不自然でもあり、報道がはいっているところでやり取りは、力を合わせ教育行政を進めて貰いたい県民の立場としては不安を感じます。その意味では早期解決はしてもらいたいです。
現時点で県で最も重要な事は危機感を持って全国学力テストのデータを徹底的に分析する事である思っています。例えば、教育学者、社会学者、心理学者等からなる専門家集団の分析チームを立ち上げて集中的な分析作業を行い、それとは別に各自治体ごとでは検討委員会をつくり、調査結果を徹底的に精査し其々の教育施策に反映させなければいけなく、それに伴う充分な予算措置をとらなければいけないことであります。今回の結果は結果として真摯に受け止め、公表する影響が大きいのならば、求めるのはやはり、全ての児童生徒の基礎学力を支えると言う公立学校の基本的使命の確立である事を忘れてはいけないと感じます。
富士市では「全国学力、学習状況調査結果検討委員会」が設けられており、検討委員会が10月11月と開催されるようです。その内容のの公表はしてもらいたいです。実は全国学力テストの対応と教育水準の向上を求めて9月一般質問で取り上げようと考えていましたが、会派の先輩議員が質問するので遠慮しました。
学力テスト問題を考えた時、今後、競争原理を持ち込む結果になるなら全国学力テストはやらない方が良いです。学力テストに使う60億のお金を、教育環境整備に回すと共に、私は、日本の教育の強化として、日本の歴史、神話を教えたり、人間形成に必要な道徳教育に力を入れるべきであると強く思っています。
「教育を取り戻す」と言う安倍総理もそうであってもらいたいと思います。

卒業式と奨学金給付。

早いもので、9月10日から9月議会が始まります。
事前の会派での決算委員会の勉強の合間をぬって、富士駅近くにある美容専門学校であるタカヤマアドバンスビューティ—の通信生の卒業式とと富士市立高校の奨学生アドバイザーとして、奨学金給付に行ってきました。

タカヤマアドバンスビューティーの通信生の卒業式は3月行われる中間生と違い9月に行われます。毎年暑い中での卒業式でもあり、背広を着ているだけでも汗が出てきます。本年度の卒業者は20名。(例年より少ないそうです)

働きながら資格を取るための勉強を続けてきました。多分疲れて勉強が手につかなかった時もあると思います。大変な思いをしながらも学校を卒業できるのは立派です。美容師としての国家資格の試験は10月だそうですが、卒業生すべてが合格することを祈念します。様々な進路において夢を叶えて貰いたいと思っています。
タカヤマアドバンスビューティ—の卒業生の皆さんご卒業おめでとうございます・

卒業式終了後、学期初めの奨学金給付に、富士市立高校に移動。
奨学生を待つ間、校長と雑談の中で、この夏の野球部の活躍が話題になりました。齋藤校長が嬉しかった事として、野球部の活躍は勿論ですが、準決勝で負けたものの、その事について吉原小学校の山本校長が生徒に発行している「なかよしやま」に仲間を思いやる心として、延長最後でミスで負けてしまった事に苦しんでいる選手に他の仲間たちが笑顔で接している態度を称え、思いやりを持つ選手たちに無限の可能性を感じた事が綴られていた事だそうです。

校長は、勝敗だけではない、仲間を思いやる心づくりの大切さを取り上げてくれたことに感激したそうです。市立高のスポーツを通じての教育は確実に進んでいます。
奨学生のアドバイザーとしても、私の担当する奨学生も卓球部に所属していますが市立高校でしっかりと、思いやる心も学んで欲しいと感じています。と同時に奨学生には、目標を持ち頑張ってもらいたいです

卒業生と奨学生にエールを送りながらも、議員としても目標と夢をもって頑張らなければ・・です。

夏休みも終わり、学力向上に向け尽力を!!

あんなに暑かったのに、朝起きると蝉の声から、コオロギの声に変わっていました。気が付いたら、子供達の夏休みも終わり、明日から学校が始まるようです。

子供の頃は、夏休みの終わりごろになると、提出する宿題を慌ててやっていた事を思い出します。今でも、夏休みの友や自由研究、読書感想文等あるのでしょうか・・・ちょっと前までは、子供の宿題を一緒になってやった事を覚えていますが、私の子供達も成人していますので、今となれば懐かしいです。

そう言えば、先日もコンビニに夏休みの自由研究として、子供達が仕事の内容を聞きに来ているのを見かけました。店長さんが丁寧に対応していましたが,コンビニが自由研究の題材になる事を考えると私の子供の頃と時代が変わってきている事は感じます。
夏休みも終わりです。
宿題が終わった子も終わらない子も気持ちを新たに元気に学校へ通ってもらいたいです。
夏休みの終わりを前に、ちょっと気になる事として、全国学力テストの結果が公表されていましたが、「本県の小6長文の読解力弱く学力テスト国語A最下位。復習、読書習慣全国平均下回る」と報道されていました。

また、新聞の中には塾経営者から「他県に比べ県内の教員はのんびりして危機感が薄く勉強不足」と指摘されていました。テストの成績がすべてはありませんが、学力の低下を感じさせる結果は静岡の教育の仕方について、検討しなければならない事であるような気がします。
夏休みも終わりました。
県教育委員会も先生も全国学力テストの結果を真摯に受け止め、学力向上に向け尽力する事を望みます。

キッズジョブへ行こう!!

「仕事を体験して、学んで、未来の自分を見つけに行こう!」と謳われているキッズジョブ2013がふじさんめっせで24日、25日の2日間開催されています。この事業は、子供達に将来の仕事に対してイメージできるよう様々な仕事に触れる事が出来るキャリア教育としても富士市での先進的なイベントであると思っています。

当然、キャリア教育を推進している議員でもあると共に、関係する商工会議所青年部や富嶽自衛隊も参加しているので開会の準備からお手伝いを兼ねて参加してきました。

会場内には、働くクルマ体験エリア、お仕事体験エリア、ものづくり体験エリア、商業体験エリア、特別体験エリアとしてfきゃるさんや商工会議所青年部による名刺を作製して営業体験や名刺交換体験及び昨年同様にジョブ博も開催されています。

いわゆる、東京で人気の職業体験ができるキッザニアの富士市板でもあるようなキッズジョブは、今年も開会と共に多くの子供達が各々ブースに列を作りながら嬉しそうに楽しんでいます。私も、富士YEG商事として子供達と名刺交換をさせて頂きました。

今年は、会場内には多くの市立高校の生徒が見られました。40人の生徒がボランティアスタッフとして参加しているとの事。「へ〜」と感心したのですが、聞けば市立高校のキャリア教育の一環として、今回のキッズジョブへの参加は学校教育の単位として認められているそうです。

現在の市立高校はキャリア教育にも積極的に取り組んでいる事は分かります。また、富士市の事業参加は良い連携と思います。キッズジョブでは多くの企業、団体等が協力してくれています。その上でのキャリア教育としての商工会議所青年部の取り組み、fきゃるさんの取り組み、市立高校の取り組み、はキャリア教育のプログラムとしても富士市の誇るべき事業であると感じます。だからこそ富士市の沢山の子供達に参加して貰いたい事業であると思っています。富士市の子ども達の将来を輝くものにする為にもキッズジョブは続けて貰いたい事業です。子供達の投資は必ず富士市にとって人材という大きな財産になりますので・・・
ただ、ちょっと気になる事として1日目を見ると昨年に比べると、子供達の参加人数が少なくなっているような気がしました。(後で参加人数は確認しようと思っています)
是非、お父さん、お母さん、お子さんをキッズジョブへ参加させてください。

不登校について学ぶ

第19回“こころのネットワーク富士”公開討論会が開催されました。討論会の内容は、「不登校」「園や学校における問題行動」「虐待」「保護者とのかかわり」の4つのテーマで、各グループに分かれ行われました。

私は、6月議会において委員会編成がなされ、本年度は文教民生委員会の副委員長に任命されています。討論会のテーマは委員会所管の事でもありますし、参加者は小児科医、精神科医、臨床心理士、スクールカウンセラー、小、中学校教諭、養護教諭、幼稚園保育園関係者、市職員、療育センター職員、等々様々で多方面からの意見が聞けると思い参加してきました。私は「「不登校」のチームでの討論会でしたが、教育や病院等の現場での話が聞けたことは有意義な事でもありました。と言うのもの、以前、学校教育課で不登校に対する取り組みや不登校の状況を聞いた際、現状としては平成20年をピークに不登校数は減少していると報告は受けていましたので、様々な取り組みによる成果が表れていると判断はしていました。でも、討論会では県立こども病院の方からも指摘を受けましたが、数は減ってきてはいたとしても、一人一人の症状は重く、複雑になってきているので不登校が減ってきていると言う実感はないとの事でありました。学校現場においても、サポート員が減員されている事や、SSWが学校に来る回数と時間が減らされている現状で対応に苦労しているとの事。また、不登校に関しては小学校中学校では小、中連絡会で密な連携を取っての対応はなされているとの事でしたが、その他の施設や医師を含む専門機関等(医療、福祉、教育等)の連携が組織的にできればと言う要望もある他、どの様に自立させるかが切実な問題であるとしていました。今後、議員としても現状や課題として受け止めていますので、何らかの形で伝えていくつもりでいます。
私は子供も成人していますので、学校へ行く機会がほとんどなくなっています。ですから、学校現場の声を聞くいい機会でもありました。今後、継続的に参加できればと感じています。

*初歩的な事ですが、不登校はどのような基準で判断するのかお聞きしましたら、病気、けが以外で月7日以上欠席をしている生徒さんだそうです。文科省の定義を確認したら、年間30日以上欠席している生徒だそうです。

歴史、神話を学ぼう!歴史感を持とう!!

明治天皇の玄孫にあたり、皇統保守の新鋭論客としてテレビ、雑誌、ネット等各メディアで活躍している作家で慶応大学講師の竹田恒泰氏の講演を聞いてきました。著書でもある「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」と題した2時間近い講演でしたが全国各地で講演しているだけあって、面白く、興味深く、考えさせられました。

講演を聞いて歴史、神話について勉強をしたくなりました。

生きていく上では、自然観、死生観、歴史観を持つことは大切な事でありますが、戦後の歴史教育はGHQの対日戦略の1つとして歴史や神話を学ばせない事が、再び戦争を起こさないよう骨抜きにする目的(100年殺し)があるとしており、現在の教育、教科書問題でもあるとしていました。確かに言われて見れば、歴史についての勉強は受験の為の勉強であり、一生懸命暗記はしましたが、日本の素晴らしさを知り、誇りに思うような学びがあったかと言うと?であり、社会に出てからも歴史について改めて学ぶ場所もありませんでした。竹田氏が言うように、中学時代、日本の歴史を学びながらワクワクするような思いをした事は在りませんでした。現存する国で、世界最古の国は日本であるにも関わらず、日本を愛し、誇りを持つ若者が少ない状況は大きな問題であり、「12,3歳までに民族の神話を学ばなかった民族は滅びる」とまで言われながらそれをしない政治にも問題も感じずにはいられませんでした。安倍政権が進める、「教育を取り戻す」政策には教科書問題も触れています。歴史的認識をしっかり子供達に教える事が「日本を取り戻す」1つでもあると感じました。
竹田氏が最後に、震災が起こり日本人の価値観が変わった、和のある社会は、お金がすべてではなく、幸せは他人にほどこす事、人間は惜しまれながら死んでいく事、世の為人の為に生きなければ幸せになれない事、他人の為に生きなければ幸せにならない事、日本人が日本人に興味をもつまともな教育、ちゃんとした歴史教育、神話教育こそが、子供達が誇りを持ち、感謝のこころを持たせられるとしていました。教育は大切です。日本を守るための教育は必要です。教育には時間もかかります。歴史、神話教育の推進は大きな課題でもあると感じました。

私自身、政治家としても国を守る、地域を守る、命の重さ、家族の絆のためにもしっかりとした歴史観は求められています。
帰りがけに思わず竹田氏の著書を買い込んでしまいました。

*竹田氏は今、全国のホテルや学校に「古事記」を置く活動をしています。面白い取り組みであると感じました。

平成25年度県立富士高等学校富友会総会のご案内。

気が付けば6月。
各地域で運動会も開催されていますが、母校の富士高では富嶽祭が開催されています。
先週末、第2回富友会が開催されました。前回用事があった為、前富士宮市長の小室会長になってから初めての出席でもありました。

議題としては、富友会の事業である平成25年度の総会や富嶽際の展示についてでした。
富嶽際は開催されていますので、総会について宣伝を兼ねて報告します
平成25年度の県立富士高等学校富友会総会は下記の通り開催です。
平成25年8月17日(土)
1、 総会  14:00〜14:50   会場:富士交流プラザ多目的ホール
2、 記念講演15:00〜16:00
講師 高24回卒 海洋動物学者・海洋ジャーナリスト
   永田雅一氏
   演題「世界一受けたい海の授業」〜地球環境は今・・・〜
会場をホテルグランド富士へ移動して
3、懇親会  16:30〜18:00
となっています。
会費5000円。
各学年幹事にチケットが割り当てられていますので、各学年の富士高同窓生の方にお問い合わせしてみてください。私もチケットを割り当てられていますので、学年が違ってもお分けしますが・・・

今年も多くの方の出席を期待しています。と小室会長からも言われていますので・・・・・よろしくお願いします。

気持ちを新たに3年間頑張ります。

奨学金給付のアドバイザーを新たに本年度より3年間引き受けました。
4度目のアドバイザーですが、前回同様、引き受けるに当たり、富士市立高校の生徒さんで要望はさせて頂きました。

今回引き受けたい理由としては、市立高校がコミュニティスクールに指定されていましたので、どの様な形で運営されているのか興味もありました。
要望が叶い、市立高校の新一年生の男子生徒を受け持つことになりましたので、校長先生及び奨学生担当の先生立ち合いのもとでの面談及び給付に行ってきました。

 素直そうで真面目な感じの生徒さんです。保護者の方にも連絡をさせて頂き、親御さんからの近況報告書の提出の他、何かあった場合の連絡をお伝えしました。
 担当奨学生には、奨学生に選ばれたことにプライドを持ち、高校生活3年間有意義に過ごし、成長してもらいたいと感じていますが、私も彼を通してアドバイザーとして一緒に成長したいと思います。また、引き続き、市立高校の取り組みや変化を学校に行った時に議員としての立場でも確認していきたいと思っています。最近感じたことは市立高校の生徒さん達はすれ違うと挨拶をしてくれます。すごく感じが良いです。

(生活館が完成間近です)

これから3年間、気持ちを新たにがんばります。

子供達の名前の読み方、難しい!!!

今年は桜の開花が早く、葉桜になりつつある中で、市内小、中学校の入学式が行われましたので、地域の小、中学校の入学式に参加してきました。

私の地域の須津小学校の新入生は、134名。
須津中学校の新入生は、127名でした。
どちらもピカピカの1年生です。
須津小学校は、新年度より女性の佐野房枝校長になり、学校教育目標は「ともに ゆめをはぐくむ子」
須津中学校では、引き続き熱血校長の丸山校長で、学校教育目標は「伝えよう 信じよう」です。
入学生名簿を見ると、仮名を振ってあるから読めますが、当て字もあり、仮名が無かったら難しくて読めない名前が多いです。
ちょっと上から読んだだけでも例えば、
瑞葵〜(みずき)
翔希〜(とき)
千滉〜(ちひろ)
琉碧〜(るい)
星〜(あかり)
恭冴〜(きょうご)
光優〜(みゆう)
天惺〜(てんせい)
碧海〜(あみ)
吾夫伊〜(おあい)
聖翔〜(かいと)
等々読めますか???
どのようにして名前を付けているのか気になりますが、難しい読み方は、パソコンが普及して文字変換で漢字の検索がしやすくなったからでしょうか、・・
新入生を担当する先生は名前を読み間違えないようにかなり神経を使っているのではないのかと気になってしまいます。
いずれにしても、新たなスタートです。
子供達の成長を、学校、家庭、地域でしっかりと見守らなければいけないと思います。
新入学生の皆様、また、保護者の皆様ご入学おめでとうございます。
また、静岡大学の入学式も行われたようで、家に戻ると、富士市立校から静大へ進学した奨学生だったM君からお赤飯を頂きました。お祝いですので美味しく頂きました。
M君ありがとうございます。
大学生活エンジョイしてください。

卒業式のちょっといい話。

市内小、中学校の平成24年度卒業証書授与式が行われており、私の地域の小、中学校でも午前9時より須津中学校で、午後1時より須津小学校で行われましたので参加してきました。

ちなみに須津中学校の卒業生は109名。
須津小学校卒業生も109名です。
年々卒業生の数が減少しつつありますので、将来的に不安です。
どちらも、校長を始めPTA会長さんの挨拶がありましたが印象に残ったちょっといい言葉としては、入学時比べ1歩1歩成長してきたこと、またこれから成長してく事に対して「子供の成長は未来」であると言ってた事。また、感謝という事は忘れてはいけない事、「ありがとう」の反対語は、「有り難い」ある事が難しいの反対であるとして、「あたりまえ」でありますが、すべての人が「あたりまえ」に成長したのではなく、多くの人に支えられて成長してきている事に感謝をする「ありがとう」の気持ち、「あたりまえ」に行われている事に感謝する「ありがとう」を忘れない事、先生に、家族に、友達に、地域の人に、あたりまえにできている事の有り難さや当たり前の事と思っている事に対しても感謝すべき事が話されていました。
挨拶を聞きながらなるほどと思ってしまいました。(何かの挨拶の時に利用しようと思っています)
特に、ありがとうの反対語と言われても、ピンとこなかったのですが、勉強になりました。
どちらの卒業式も、2時間以上かかり、内容の濃いものでありました。
(お世話になった先生に花束が贈られます)

卒業生、先生が時間をかけて取り組んできたのがよくわかります。
地域の子供達の成長に地域の発展にも関わる事でもありますので、一人一人自分の夢に向かって努力して行ってもらいたいです。
(石川校長は今年定年で、子供達と共に卒業です)

小学校の卒業式には姪っ子もいましたが、改めて、地域の子ども達の新たな門出にエールを送りたいです。

「富士市の職場体験・職業講話をどんどん広げる本」発刊

今回の一般質問で取り上げたキャリア教育の中でも触れた、「若者のキャリアデザイン力を育む応援団!!富士市の職場体験・職業講話をどんどん広げる本」が作製、発行されました

そのキャリア教育データ支援ブックが議員全員に配布されました。
この冊子の目的は、「子供の頃から働くことに触れ職業意識を育むために、小中高校でキャリア教育の重要性が近年ますます指摘されており、キャリア教育を通じて地域の産業に触れ、働くことの楽しさや大切さなど将来のために職業観や人生観を学ぶことは若者たちの仕事力を高めるだけではなく、富士市の経済力、地域力を高めることにも繋がると考え、職場体験、職業講話等に関わったことのある事業所や働く先輩たちを紹介することにより、学校でのキャリア教育をさらに豊かに発展させて行く為の資料として活用すると共に、キャリア教育を支援する事業所や仕事に従事している方々のネットワークを広げる為の冊子として活用する」としています。
掲載事業所は57事業所職業講話登録者88。
議場でも言いましたが、データ収集は大変な作業であると思いますので、この冊子の発行は画期的な取り組みであると思います。
今後、学校での活用は多くなると思われますが、ただ、これで終わりでなく、富士市には多くの仕事がありますので更なるデータ集積や更新は進めなければいけない事であります。この冊子の活用は、fキャルと教育委員会、学校との連携をより強めるツールであると思っています。

やはり、この冊子の発行を見ても、富士市はキャリア教育の先進市であると感じます。ぜひ、有効に活用してください。
これからの富士市全域での取り組みに発展することを期待します。

キャリア教育は確実に前進しています。

生きる力としての、子供達の職業観をしっかりと養って頂く為に、キャリア教育を一体的、段階的、総合的な体制づくりとしてのキャリア教育推進協議会の設立について質問をしました。実は、今回この事については議会において、3度目の質問になります。

富士市はキャリア教育については、先進市であると思っています。小中学校ではほとんどの学校で職業講話や職場体験を実施しています。子供達に様々な職業を経験して頂くキッズジョブは12000人位が参加するイベントがあります。以前質問をした後に、商工労政課では、fキャルでの学校との職業講話、職場体験をマッチングさせるコーディネータ役や企業のデータ収集を進めてくれていました。また、職業講話や職場体験のデータブックとして「富士市の職場体験、職業講話をどんどん広げる本」が発行されます。キャリア教育の必要性は、教育界も経済界も理解しています。当然、市長も教育長もその必要性は認識してくれている事は今までの質問で確認できています。でも、環境はあるのですが、点と点を結び付けて総合的に進める推進組織がありません。私はキャリア教育は、あくまでも教育と言う観点から教育委員会がイニシアティブをとり進めるべきと判断しています。その意味でも今回、教育委員会での体制つくりの取り組みの方向性を引き出したいと思っていました。
最初の教育長の答弁を聞いてキャリア教育については着実、確実に進めてくれており、まず、協議会設立には課題がある為に、段階的なことしてキャリア教育懇話会を開催してくれる事を聞き、内心、「おっ、やった」と思いました。
教育長は半歩前進と言っていましたが、私にとっては、1歩も2歩も前進したと思っています。ブログでも何度も書いてきましたが、キャリア教育を進める事は次世代への社会的な責任であると思っています。市長の施政方針では「多くの若者が進学や就職の為に富士市を巣立っていきますが、この方々が将来働く場として、また家庭を築き暮らしていく場として早く帰って来たいと感じられる魅力あふれるまちを創り上げて行く所が次世代に対する私達の使命」と書かれています。その為にも、将来の投資として人材育成は大切な事であると思っていました。その意味では、今回の教育長答弁は大きな収穫でもあります。
富士市のキャリア教育は、多少時間は掛かっても確実に良い方向に向かっています。

職業教育としての専門学校

タカヤマアドバンスビューティ専門学校の平成24年度の卒業式に出席してきました。
高山校長からの話で驚いたことは、就職難と言われている時代に30人の卒業生に対しての求人数は300件あったそうです。

雇用状況が厳しいとされる中でも、美容業界は人手が足りないのかも知れません。
卒業式では、卒業証書は勿論ですが、各種認定書、修了書、合格書等々次々に授与されていきます。エステ、アロマ、ネイル、マッサージ、電話対応等々様々な資格がある事にも驚きます。美容協会の役員さんに確認すると、「自分たちの時にはそのようなものは無かったですよ、次代の変化でしょうね」と言っていました。
また、職業教育としての専門学校が見直されている事が話されていましたが、若年層の早期離職等学校から社会への移行が円滑にいかない今の現状を考えると、しっかりと目標をもって勉強することは重要であります。私はキャリア教育について今回質問しますが、富士市内の小、中、高と体系的なキャリア教育の推進は必要な事であります。更に言えば、市内の普通科高校のキャリア教育の推進や大学や専門学校と連携した体系が出来る事が理想であると思います。文科省でも子供達の成長に合わせた段階的なキャリア教育が必要な事であると推進しています。キャリア教育を進めていく上では様々な課題もありますので、専門学校等を含めた多くの関係機関が携わりしっかりと議論できる組織は必要であると思っていますので、総合的な体系的組織的な体制は必要な事であると思っています。
卒業生を前にしながら思う事は、タカヤマアドバンスビューティ専門学校の皆様は学校を卒業して、今まで勉強してきたことを社会で活かしていくと思います。これからも、諦めず、挫けず、自分の夢に向かって仕事をして行ってもらいたいです。
出来る事なら、富士市で仕事を続け、富士市で独立開業をしていただく事をお願いしたいです。
若い皆様が富士市を創っていくのですから・・・・

学校襲撃予告と富士市立高卒業式の事

卒業式を前に、県中部、東部の高校を標的にした襲撃予告が警視庁のインターネット掲示版に書き込まれた事により、学校現場では警戒対応が成されており、その影響で一部高校では変更もあったようです。しかしながら、今回の事は新たな旅たちを祝う卒業式を前にそのような卑劣な行為は許されない事であります。

新聞等での報道もあり心配をしていたのですが、県内での公立校78校で卒業式が行われました。富士市でも平成24年の富士市立高等学校の231名の卒業証書授与式が予定通り行われています。
富士市立高等学校の平成24年度の卒業生は3年前に吉原商業生として入学し、その1年後には富士市立高等学校と名称が変更されています。高校名は変わったものの吉原商業生として入学した最後の卒業生でもあります。学校が変わる事を予想して入学したと思いますが、いい意味での環境変化にも戸惑いはあったのかと思います。
本年度ご卒業の皆様おめでとうございます。
吉原商業と富士市立の橋渡しありがとうございました。
何事も無く卒業式が終える事ができた事は良かったと思います。

PCでの書き込みや遠隔操作によるネット上で脅迫がされることによる影響はあまりに大きすぎます。徹底解明をしたうえでの対策は急務な課題であると感じます。

個人的な事として、私は卒業式に参加したわけではありませんが、富士市立高校の奨学生アドバイザーを担当しています。以前にもブログで掲載したことがありましたが、私が3年間担当してきた生徒も卒業します。事件の事もあり何となく気になり、市立高校のHPを開くと卒業式の写真が掲載されていました。
よく見ると、私が担当している生徒が写真でアップされています。
思わず、「お〜」です。
部活動ではサッカーを頑張っており、その上、学業優秀者でもあり、静岡大学への進学も決まっています。
大学入学が決まった時も「お〜やった」でしたが、高校の卒業式のHPを見て、またしても「お〜」の「すごい」です。
HP上で写真を見た瞬間、すごくうれしく思いました。
立派です。素晴らしいです。
私も関係できた事が誇りに思います。
3年間、頑張ってきたことに敬意を表します。
富士市立高等学校ご卒業おめでとう。
君の未来はこれからです。

富士市立高等学校へ行って感じる事

富士市立高等学校へ奨学金給付に行ってきました。
久しぶりに行った市立高では、老朽化した生活館の建て替え工事が本年6月28日まで行われていました。

近年では、体育館、運動場、宿舎等そしてこの夏からは生活館も新しくなり、ますます施設充実は図られていきます。新しい教育理念の下では、施設においても素晴らしい学校となりつつあります。

現在、生活館は、建物の外観は出来上がっており、工事車両がある為に駐車場の制限がされています。出入りに注意することが促されていますので車で訪れる方は気を付けてください。

学校へ行った本来の目的である奨学金給付の面談の際に斉藤校長より静岡大学に奨学生を含む3人の生徒がすでに本年度推薦合格をしている事の報告がありました。

年々合格者が増えつつあるようです。その意味では、学校として評価され始めている事は感じます。

それと同時、正門前に横断幕が張ってありましたが、スポーツでの活躍も素晴らしいものがあります。また、先日の成人式でも市立校のチアダンスは素晴らしかったです。
新高校に成り2年が経ちましたが、着実に変化してきている事は伺えます。私は、奨学金給付で12年前から3か月一回学校に訪れるのですが、新高校となってからは、行くたびに新たな教育が取り入れられているのを感じると共に、教育環境の整備が進められている現場を見ると、地域の魅力ある学校として、新高校の歴史がつくられ始めているがわかります。
議員と言う立場もありますが、富士市の学校として進展している事は嬉しい事でもあり、ますますの進化を期待します。

私にとっての「福音」

「福音」って知っていますか??
私は娘が通っていた学校の関係で、聖書の勉強会に通っていた事がありました。あまり熱心ではありませんでしたが、神父様から教わった言葉に「福音」があります。

新約聖書には、マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネによる四つの福音書がありますが、福音書にはイエス=キリストの生涯およびその言行を内容が記されています。福音書の「福音」の意味としては、新約聖書での「福音」とはイエス、キリストによってもたらされた人類の救いと神によってもたらされた良い知らせでもありますが、一般的には喜びをもたらす知らせ、良い便りであります。
お正月に届いた一通のはがきには私にとっての「福音」がありました。私は、現在、奨学金給付のアドバイザーをしています。今、担当している富士市立高校のM君でもありますが、そのM君が、静岡大学に合格した報告が書いてありました。9月にあった時には推薦に向けて勉学に励んでいる事は聞いていましたが、合格したかどうかは聞く事ができませんでした。でも、見事合格しているとハガキでの報告読んで涙が出るほど嬉しかったです。奨学金に関しては誰にでも等しく勉学をする機会を与えるための援助制度ですが、その制度を利用して、本来の目的でもあるどのような環境であれ、勉強とスポーツを両立しながら富士市立高から国立大学に合格すると言う快挙は並大抵の努力では無かった事は想像できます。今月15日も彼と面談しますが、私は彼のアドバイザーとして誇りに思います。自分の子どもではありませんが、我が子のように嬉しい報告でした。まさに私にとっての福音であります。(でも私よりも誰よりもうれしい福音だったのはお母様であったと思います)

ちょっと遅れてしまいましたが、改めてM君静岡大学合格おめでとう。
支えてくれてお母さん、先生に感謝の気持ちを忘れず頑張ってもらいたいです。

東小でテレビ寺子屋公開録画

子育て、家族、そして社会について考える教育番組として、テレビ寺子屋は昭和52年にスタートし、来年4月で放送36年目を迎えます。この間静岡県内各地の幼稚園、小中学校、公民館等で公開録画を行っています。そのテレビ寺子屋の公開録画が富士市立東小学校で行われました。

一番前に座らせて頂きながら、どうしてテレビ寺子屋が東小学校に来たのか、不思議に思っていたのですが、まちづくり推進会議の議長さんの挨拶で理解できました。生涯学習の役員さんが少しでも地域の為になる事ならとインターネットで公開録画を申込み採用されたそうです。そんなに簡単に申し込みが出来るのと思ったのですが、HPを開いてみれば、申し込みを受け付けています。でも、簡単に申し込みが出来るという事はそれだけ多くの申し込みがある中で選ばれたのは幸運であると感じます。
講師大谷由里子氏は、元吉本興業の故横山やすし氏の敏腕マネージャを務め、その後独立、現在は人材活性プロデユーサーとして年間300を超える講演をプロデユースする傍ら、自らも講演活動も精力的に行っている方です。
1本の放送時間は30分で、講演は20分と前後のやり取りが録画されます。事前に関係者の方から、テレビ録画の為に手に物を持たない事、拍手のタイミング、携帯の電源を切る事、寝ない事等などの注意が促されました。その2本撮りで、2つの話を聞ける、まさに「一粒で2度おいしい」と言うコマシャールがありましがそんな感じです。
大谷氏の話は、大阪のおばちゃんって感じで、笑い顔を崩さずに関西弁も混じりながらも、軽妙で、また、内容は面白く、為になる話です。寝ているまもなく、時間もあっという間に過ぎてしまいました。こころの持ち方での人との付き合い方や接し方の考え方や学ぶことの大切さを感じさせてくれる本当に良い話です。
内容はテレビで見てください。
生きる元気をもらえる話です。
放送日は、
平成25年3月23日土曜日朝9:55〜10:25
平成25年4月6日 土曜日朝9:55〜10:25
です。

私ももしかしたらテレビに映されているかも・・・

「学校現場におけるうつ病」

うつ病とは、日常的なストレスからくる悲しみ、不安、ゆううつな気分の心の状態を指し、いつまでも回復せず日常生活に支障をきたしてしまう病気です。日本での統計患者数は630万人から1670万人と言われています。

先日、心のネットワークで開催した聖マリアンナ医科大学神経精神科の長田賢一准教授による「学校現場におけるうつ病」の講演を聞きました。

その中で、「こころの病気を学ぶ授業」共同開発プロジェクトとして、中学生のメンタルヘルスの現状と課題、及び学校現場でのメンタルヘルス教育の現状と課題を把握することを目的に、2008年11月〜12月、首都圏の公立中学校を対象に、「こころの病気を学ぶ授業プログラムの開発に関する調査研究」を実施した結果が説明されました。(調査対象 507校、うち有効回答163 校)。
【中学生のメンタルヘルスの実態】
① こころの健康状態に問題を持つ生徒がいると回答した中学校は全体の98.7%
② 精神医療専門機関を受診する生徒がいる学校83.9%、うつ病の生徒がいる学校37.3%
③ 半数以上(53.1%)の学校で、心の健康状態に問題を持つ生徒が「増えている」
④ 半数近く(46.5%)の回答者が「過去3年間に自殺の悩みを相談された」経験がある
【メンタルヘルス教育の実施状況】
⑤ 「こころの病気」を扱う授業を実施している学校は3割(30.4%)にとどまる
⑥ 8割以上(82.6%)が「こころの病気」を学校の授業で扱う必要性を認識。  
とりあげたい疾患は、「薬物依存症」、「うつ病」、「摂食障害」、「アルコール依存症」。
⑦うつ病ついて教える知識や情報が無い、どう教えたらいいのか分からない
⑧うつ病で取り上げたい内容は予防法、授業に必要なものは映像教材等
(うつはホルモンの関係で女性の方が多い、基本的には治る心の風邪としていましたが・・)

こころの健康状態に問題を持つ生徒が98,7%には驚きました。
富士市の数字と比較しながらの説明でもありましたが、健康対策課での資料は確認するつもりでいます。
うつ病は精神的な疾患としては医療的な対応だと思いますが、教育現場においての調査実態を考えると、いじめや自殺等の関連からも学校現場においても「こころの健康の対応」は大きな課題でもあると感じました。

「HAND in HAND]を鑑賞して

2年前に富士市においても市民ミュージカルとして上演された、「HAND in HAND〜心と心の回想録」を東京の光が丘IMAホールで公演されていたので見に行っていきました。

実は、富士市出身の貴絵さんが出演している事もあり、応援を兼ねての鑑賞でしたが、貴絵さんは不良役を見事に演じていました。また、迫力ある演技にはびっくりです。
(富士市出身の女優貴絵さんと)

「HANDin HAND」はいじめを取り上げた作品で、いじめ問題をわかりやすく、けっして暗くならず笑いを混ぜながらもいじめを真剣に考えさせるストーリで、その上、踊りも歌も完成されており、思っていた以上に、劇に引き込まれてしまいました。私自身、最近忙しく、余裕が無かったのでいい気晴らしにもなりました。
いじめ問題が一時的に治まっていたように感じていたのですが、また、最近大きくクローズアップされてきています。いじめ自体は減っている事は無く、携帯やPCの活用により表に出ない、より陰湿ないじめは増加しています。
色々な教育の仕方はあると思いますが、一つの指導方法として、今回のいじめを題材にしたミュージカル鑑賞もいいような気がしました。
ミュージカルの中で言ってた、
「子どもを嫌いな親はいても、親を嫌いな子供はいない」
「親が変われば子供は変わる」
心に響きました。
富士市でも市民ミュージカルとして取り組んだ経緯があるならば、また、富士市において多くの人に見せる機会をつくれないか見てきた感動を伝えながら各種団体に相談してこようと考えています。

市内通学路合同点検終了!!

6月議会でも取り上げられていた通学路での安全対策として、以前にもブログで書きましたが、文科省ではことし4月、登下校中の児童らの列に車が突っ込み、死傷者が出る事故が相次いだことを受け、全国で通学路の緊急合同点検を始めました。富士市内でも教育関係者や道路管理者らによる8月末までの緊急「通学路合同点検」が行われています。

今月末まで富士市内の15の小学校で240か所の危険箇所の内、45の危険箇所を抽出しての立会点検が行われており、最後の合同点検として須津小学校で校長、PTA会長、PTA母親委員、県警、県土木事務所、教育委員会、市民安全課、道路維持課、まちづくりセンター、等の関係者が集まり行われました。

当然地元の市会議員として私も参加しましたが、子どもや地域住民の命を守るための危険箇所の改善は不可欠な事でもあります。
須津小学校においては危険、要注意箇所として提出した4か所の内合同点検個所は以下の2か所。
1、「山平園から富士市中里須津珠算学校への道とその先の交差点」
2、「須津中学校北西の横断歩道」
6月議会で私の質問においても、「愛鷹農道2期の供用が近づく中での安全対策について」も須津小学校を含む、須津中学校、中里保育園の通学路に関連する基幹道が供用されることにより、交通量が増加し、今でも危険箇所であるのに、さらに危険が増すことが予想される中での対応を求めていましたので、どちらの問題個所も関係があります。

ですから、このように、関係者が集まり点検、今後の方策を考えて頂ける事はありがたい事でもあります。
しかしながら、緊急合同点検は、4月の事故後、文部科学省などが全国の教育委員会や道路管理者、警察に要請し、全国で行われていますが、私の地域同様、問題とされている通学路の狭い道などは、抜本的な改善として隣接住民から土地を提供してもらわないと道路は拡幅や拡張できません。県でも市でも予算が限られる中、要望した内容がすぐに改善されるわけではなく、学校や保護者、地域住民らで当面の対応を考えなければならないのが現状でもありますが、複数の関係者が一緒に点検を行うのは問題意識を共有する意味では意義ある事であると思っています。
市内の通学路合同点検は須津小学校が最後に終了しました。
いずれにしても、危険箇所については事故が起きてからの対応では遅いのです。
ソフト、ハードの両面を含め、時間がかかる事は分りますが、すぐにできる対応はよろしくお願いします。

演劇を通じての社会貢献活動

私の知り合いに東京の劇団で活躍している女性がいます。
富士市生まれの大変可愛い女性です。
当然、仕事柄滑舌も良く、声は抜群にきれいです。
選挙の際には、舞台の忙しい合間を縫って何度かウグイス嬢としても手伝ってくれました。(感謝しています)

そんな彼女から、お盆を前にして所属するシアタージャパンさんの劇団紹介と近況の活動報告が送られてきました。

内容を確認すると、通常の舞台の他に、地域社会における文化貢献の一旦を担う目的で小学生を対象とした子供たち向けの親子ミュージカルや法人会と連携した租税教育としてミュージカル等をやっており、演劇を通じての社会貢献活動に力を入れているとの事でした。送付されたDVDで舞台を見ましたが、命の大切を題材にした演目は、問題となっているいじめに対して子供達に何かを感じてもらう手段としては有効であると感じます。その他にも様々な分野ジャンル(医療、環境、教育等々)での演目はあります。また、幼稚園や保育園、病院、老人ホーム等々でもボランティア公演も行っているそうです。立派です。
そんな彼女の夢?は、故郷富士市の子どもたちに、未来を担うこどもたちに自分の舞台を見てもらいたいう想いがあるようです。
仕事を通じて社会の役に立ちたいという彼女の想いは素晴らしいと思っています。
貴絵ちゃんガンバレ!!です。

**改めて資料を確認しながら、彼女の想いは応援したいと思っています。とりあえず、私が所属している団体等で提案しようと考えています