静岡県知事が語っていた事

日本青年会議所東海地区静岡ブロックOB会が静岡のホテルアソシアで盛大に開催されました。富士市防犯まちづくり講演会に参加した後、慌てて新幹線に乗り込み私も参加してきました。その会での来賓として県知事の川勝知事が来ており、学力テスト問題の事もありある意味話題の人として大変興味深く来賓挨拶を聞かせてもらいました。

既にHP上では、「県民の皆様、特に先生方に」と全国学力テスト小6国語の全国平均を上回る上位86名のが校長名が50音別に公表されており、知事の考え方も掲載されてはいますが、生の知事の考え方を聞けるのではと会場に集まっているメンバーも興味津々でもあったと思います。

挨拶の中で話された事は、大きく2つ。
富士山が世界文化遺産に登録をされ、静岡県としての取り組みと話題の教育についてありました。1つ目の事については、7年後のオリンピックの決定に絡め、国が進めるインフラ整備としての7000億かけて羽田空港の拡張工事を進めるより、今こそ、富士山のおひざもとの日本のど真ん中の静岡空港の利用を進めるべきであり、その為には東京と直結の新幹線駅を空港に作る事が語られました。山梨側のリニアが進める事は大きな話題でもあります。空港のある静岡県としては、富士山とオリンピックに静岡空港を利用させない手はないと思います。ぜひとも実現をしてもらいたいと感じました。また2つ目の教育については、学力テストの事にも触れ、今回の上位86名の公表は褒める事は褒める必要性はあるとしながらも、問題はやはり残り平均以下の421校についてであるとし、今回の事について、文科省にも教育委員会にも問題もあり、地域の教育は皆でやらなければいけなく、地域の自立は学の自立から始まるとし、静岡県は文・武・芸に力を入れる重要性を説きながら、公表できないようなデータは何の役にも立たず、こんな学力テストはいらないと言い切っていました。教育関係に携わっていただけ独自の論理を感じます。どちらの事に対しても、知事の発言には賛否両論はありますが、はっきりした物言いはある意味好感はもてました。
ただ、お祝いの挨拶でもありましたので、もっと川勝節を聞きたい多くの思いはありましたがそれでも十分興味深いものでもありました。

個人的には今回の事については、ちょっと思いがありましたので、懇親会の席であらためて個人的に教育について触れると[教育は大切。本当に困っている教師の声を聞きたい。教育についてのお金は惜しまない、今回の事は教育を変えていく、いい機会でもある]とも言ってくれました。
パフォーマンスとしてのデータを突き返したりするメディアで見ていた違和感とは違い、知事の熱い想いは感じ取れました。
私自身、人材は大切な財産であり、子供たちの教育の向上への想いはあります。

いずれにしても、せっかくの機会でしたので、知事の投げかけによる静岡県が良くなる行政を進めて頂きたい思いは伝えてきました。
「良くします」と言う言葉に期待します。