生きる力としての、子供達の職業観をしっかりと養って頂く為に、キャリア教育を一体的、段階的、総合的な体制づくりとしてのキャリア教育推進協議会の設立について質問をしました。実は、今回この事については議会において、3度目の質問になります。
富士市はキャリア教育については、先進市であると思っています。小中学校ではほとんどの学校で職業講話や職場体験を実施しています。子供達に様々な職業を経験して頂くキッズジョブは12000人位が参加するイベントがあります。以前質問をした後に、商工労政課では、fキャルでの学校との職業講話、職場体験をマッチングさせるコーディネータ役や企業のデータ収集を進めてくれていました。また、職業講話や職場体験のデータブックとして「富士市の職場体験、職業講話をどんどん広げる本」が発行されます。キャリア教育の必要性は、教育界も経済界も理解しています。当然、市長も教育長もその必要性は認識してくれている事は今までの質問で確認できています。でも、環境はあるのですが、点と点を結び付けて総合的に進める推進組織がありません。私はキャリア教育は、あくまでも教育と言う観点から教育委員会がイニシアティブをとり進めるべきと判断しています。その意味でも今回、教育委員会での体制つくりの取り組みの方向性を引き出したいと思っていました。
最初の教育長の答弁を聞いてキャリア教育については着実、確実に進めてくれており、まず、協議会設立には課題がある為に、段階的なことしてキャリア教育懇話会を開催してくれる事を聞き、内心、「おっ、やった」と思いました。
教育長は半歩前進と言っていましたが、私にとっては、1歩も2歩も前進したと思っています。ブログでも何度も書いてきましたが、キャリア教育を進める事は次世代への社会的な責任であると思っています。市長の施政方針では「多くの若者が進学や就職の為に富士市を巣立っていきますが、この方々が将来働く場として、また家庭を築き暮らしていく場として早く帰って来たいと感じられる魅力あふれるまちを創り上げて行く所が次世代に対する私達の使命」と書かれています。その為にも、将来の投資として人材育成は大切な事であると思っていました。その意味では、今回の教育長答弁は大きな収穫でもあります。
富士市のキャリア教育は、多少時間は掛かっても確実に良い方向に向かっています。