学力テストの分析結果公表。

静岡県が全国学力テストで、小6国語Aで全国最下位であった事により、川勝知事は当初、最下位100位の校長名の発表をするとしたのですが、その後、変更、全国平均以上だった86校の校長名を発表し物議をかもしました。

議会でもこの事については取り上げられていましたが、市教委では学校、校長名の公表はしないものとして、検証委員会を立ち上げ、しっかりとした分析調査を実施し、その結果を公表するとしていました。その後どうなったかは気にはなっていましたが、市内小、中学校の分析結果についての公表がなされ、12月6日に開かれた「市PTA連絡協議会PTA会長・母親委員合同会議」でも報告されました。

調査報告には富士市の子どもたちは?として、富士市の子どもたちの学力調査の結果と課題、また、小学6年生、中学3年生の富士市の子どもたちの状況には課題を克服する3つの提案が成されています。多くの市民の方々は、どの様に今回の学力テストについての分析が成されたかは興味を持っていると思います。小6国語Aの資料を読む設問では、全国正答率が71,3%県が62,2%だったのに対し、市内平均は57%。的確に書く設問では全国より11,4%下回る33,5%文章を読み比べて要点をつかむ事では、国を9,2%下回る35,4%と全国、県を下回る事が示されています。今後、詳しい内容は、HPでも掲載される予定であると聞いていますので、確認をしてください。
実は、先日、三島に行った際に、駅前の観光センターに12.1広報「みしま」が置いてありました。

何気なく手にするとみしまの教育が特集されており、三島市の学力テストの平均正答率と全国平均・県平均と比較したものや、みしまっ子の特徴、また、豊かで行き届いた夢のある教育を実現するまちとしての取り組み、今の三島の学校教育、地域で支える教育について掲載されていました。

全国最下位と取り沙汰されてから、市民としては、自分のまちではどんな教育をしているかは興味のある事であり、三島市では広報にいち早く教育について掲載した判断は見習うべき事であると思いました。
富士市においても、より多くの方々に今回の分析調査結果や富士市の教育を知って頂く為に、広報ふじへの掲載もぜひ進めてほしいと感じています。