公園利用

 東京に研修に行きながら、寄り道をしてきました。
 竹下通りで、若い人たちの人ゴミに囲まれながら、表参道を歩き、明治神宮でお参りをして、代々木公園を視察、いたしました。
 東京にはよく行くのですが、原宿界隈はあまり縁もなく、10年位前にまちづくりで、竹下通りや表参道の商店街で取り組んでいる、イルミネーション事業を見学に来て以来かもしれません。

 どこから、人が集まってくのかと思うほど人にあふれていますが、ほとんどの人が遠くから来ている人達ではないでしょうか。また、表参道にあった、古い蔦が絡まっていた、アパートはとり壊れて原宿ヒルズになっていました。学生時代の風景と変わってきています。

 今回どうしても、寄り道をしたかった訳は、代々木公園の施設の利用に関してです。今、富士市で抱えている公園利用の問題がありますが、代々木公園ではどのような状況なのか、改めて実証したかったからです。公園利用の規約はありますが、運営に関して円滑に進んでいるのか、利用者は満足しているのか、自分なりに分析をしてきました。
 代々木公園は、都内でも大きな公園で、緑も沢山あり、多くの利用者があります。施設利用の中に、サイクリング車の貸し出しやドッグランも整備されています。私が見たかったのはそのドッグランの施設でした。
 富士市もそうですが各自治体公園において、ペット(特に犬)と他の利用者のトラブルがあります。施設を造る事よりどのように運営がされているのか確認したかったのです。
 

 十分に見学もでき、多くのヒントを得、今後の問題として、提起できる事を得る事ができました。
 公園もそうですが、公共施設の利用に関しては、利用者のモラルとマナーを確立しないといけないのが急務だと思っています。
 

議会改革講座

 「地方議員のための議会改革講座」を東京で受講してきました。議員が知識と意識の向上を常に図る事は、議会改革に繋がっていく事だと思います。いくら、物事を進めたくても知識が伴わなければ、説得力がかけるからです。しかし、知識を形として、表せるようになるには相当時間はかかります。
 勉強会は今では色々な所で開催され、参加はしやすくなりましたが、お金と時間はとられるのも事実です。
 本やインターネットの検索で調べるより、生の声の方が理解しやすいと思っています。そのような活動も議員として進めているのですがなかなか皆さんには理解していただけないのも事実です。
 専修大学の小林教授の講座でしたが、研修報告は提出いたしますので、触りだけでも、

 今、自治体が抱える問題は、格差に象徴されるお金の問題だけではない、意識の違いが大きな問題である。いい自治体とは、市民が自分の住んでる所に愛着をもち、プライドをもっている。気持ちを一体化させるまちづくりが必要である。その為には危機感を共有化し、市民、職員、議員が危機意識を持っているところほどまちづくりの動きがよい、市民には
駄目になるというイメージを植え付けた方が良い。行政は悪い事を隠したがるが悪い事を皆で議論した方が良い。
 議員はこれからは、個人でも評価されていく時代であるが、評価の仕方が問題ではあり、厳しい評価がもとめえられてくる、5年〜10年の間にはネット上でも点数がつけられ公開されるのではないか。そうなるとやったことを言いたがるパフォーマンスがででくるが、問題は何をやったかではなく、何でやれなかったかを説明しているかである。
 議員は過半数に満たないと形にできないので、努力しますとしか言えない現実がある。
 議会改革はまったなしでせまられています。自治体の将来どうしたらいいか考える上で、議会がビジョンを持たなければいけないと思います。

 大変勉強になりました。また、小林先生の講義は、きつい皮肉をいれたジョークを交え、退屈しないで聞く事ができました。5時間の講義で
 「ふざけた人ですね」「さいこーですね」「さいあくですね」を何十回と連発をしていました。
また。皮肉る場合の例えは、すべて身近な話でも、
「アメリカの話ですけどね」
として厳しい指摘をしながら、良く分かる話をしていてくれ、爆笑の中での話は、人気の高い講師であることを、印象付けさせてくれました。

元気実感いきいき予算

 昨日の20年度の予算の発表に伴い、昨年、会派で出した「平成20年度の重要施策に対する要望書」の解答と予算の概略の説明をうけました。
 「元気実感、いきいき予算」と名づけ、活力ある産業都市再生に向けた基盤づくりや少子高齢化における市民生活の充実と安心・安全な社会づくりを推進する予算となってるとの事でした。
 予算につきましては、驚いた事に一般会計に関して、昨年同様、過去最高の737億円です。「元気実感いきいきではなく、元気実感、いけいけ」予算だと勘違いしそうだという某議員もいました。また、同じ予算額は、長い歴史の中でも初めての事らしいのですが、同じ数字になるというのはなんか数字を合わせたのではないか、と疑いたくなってしまいます。財政課長の説明ではそのような事はないとありました。

 もっとも、予算ですから、あくまでも概算ですので、どのようにもなると私は思うのですが、たまたま数字を出したら同じであり、変な小細工をせず正直にだしたと評価できるのかもしれません。
 (きっと、市長は、同じ数字にするなと言わなかったでしょうね、多分?)
 概略ですが、予算を見る限りでは、それなりの新規事業も盛り込み、財政状況も堅調な推移が見られます。
 これから、細かい事項については、チェックし、全体的に見なければいけないのですが、まず、私の地域の事に係る事がどれだけ予算に盛り込まれているか気になってしまいます。
 重要施策については、本日、研修で東京に行かなければならない為、朝一番で出かけなければなりません、次回に回します。

 市役所から景色をみると、新聞でも問題になっていた、第2東名の「NEXCO]の看板が取り去られていました、対応の早さにびっくりです。

頑張り過ぎない!

 市の職員は楽をしているという話をよく聞きますが、行政の仕事というのは、肉体的な疲労より精神的疲労が多い職場だと思います。
 行政サービスも複雑になり、市民の目も厳しくなり、それなりの苦労は強いられていると思っています。現実に精神疾患を患っている職員が年々増加している状況が報告されています。しかし、民間に比べ、休む事ができやすい職場でもあることは事実です。
 私は、議員になってから、今までよりやる事が多くなったことは言うまでもありません。仕事の質や内容、人間関係も変わり、仕事量も増えました。現在、なかなか休める事ができにくい状態になっています。議員になり、ある程度自分なりに気を張ってきました。心配なのは、このまま体を休めない状態が続いていくと、ストレスが増え、心のバランスを崩す恐れがあるのではないかと思っています。
(何がそんなに忙しいんだと言う人いるかもしれませんが)
 うつ病というのが現代病になりつつある中で、今の社会では、誰もがうつ病になる可能性をもっています。
 気になるうつ病の初期症状の項目が新聞に載っていました。
①朝、起きられない
②仕事の能率がおちた
③意欲がわかない
④眠れない熟睡感がない
⑤溜息をつく
⑥涙もろくなった
⑦死にたくなる、消えたくなる
 私はこれを見て、当てはまるものがほとんどで心配になりました。まあ、自分でうつ病かなと気が付いていないので深刻に考えないようにしています。
 ただ、責任感が割と強く、まじめな所がある為、休むという事がとりにくい私は、ついつい頑張り過ぎてしまう恐れがあり、うつ病になりやすいかも知れません。
 うつ病にならない為にも、体を休ませることは大切な事だと思っています。記事の中に、
「疲れたから休む」
という状態にするのではなく
「明日頑張る為、今日充電する」
という、考え方をしないといけないという事です。
私も、議員として、仕事をしていく為にも、がんばりながら、がんばらない発想をもとうとも思いました。
 
 本日、20年度の予算案の概要(一般会計は過去最大規模の737億)を会派でチェックします。
 頑張り過ぎずに頑張ります。
 

天空の世界へ

 昨日、後援会の地区役員会の席で、後援会でゴルフをやろうかという話が出た時に、
「ゴルフも寒いと体が言う事が効かないし、俺の腰の治療をしてくれるのが、1月2日に息子が亡くなっちゃって、腰の治療が延期になっちゃてんだ。」
 なんか聞いた事があるような話だなと思いきや、私の知り合いの小口さんの事でした。
 
 小口さんは本業のコンピュターの仕事以外に写真家として、また体の筋を矯正したり、街づくりプランナー、料理家だったりその他にもマルチな才能を持った人です。
 その小口さんの愛する息子さんが1月2日に富士山で滑落事故で他界しました。息子さんも消防に勤める傍ら、父親同様、写真を愛し、展覧会で賞を貰うほどの才能をもっていました。
  亡くなるまで、撮り続けた写真の遺作写真展が本日より、中央図書館で、開催される事を聞き、さっそく出かけてきました。心優しい努力家であった息子さんの作品を展示することにより、多くの人にその才能と生きてきた証が、心に刻み込まれる遺作写真展です。

 息子さんを亡くされて、小口さんは悲しくて、苦しくて、仕事も手につかない中でも、亡くなられてから2週間で遺作集として、「天空の世界へ」を出版しました。愛する山への思いが伝わる写真集です。本当は、生きている中で才能を開花させ、本人自らが、写真集を出版させたかったと思います。
 父として、小口さんの思いは必ず、天空の世界の息子さんに届いていると思います。
 改めて、息子さんの貴裕君のご冥福を心よりお祈りします。
 

 素晴らしい写真展です。11日まで開催してますので、足を運んでください。
 

確かな情報とは

 商工会議所の振興委員を現在、務めています。忙しいことが多く、ほとんど担当者と会う事がなく、いつも資料だけを目を通すだけです。商工会議所からすると、あまり協力的な委員ではないと思われていると思います。
 商工振興委員の役割は、地域においての会議所の会員促進と地域状況を会議所にあげ、それを取りまとめ会員情報として流しています。
 先日、会議所の担当者がきて、話をしたのですが、地域情報を吸い上げるという事で、私に尋ねてきました。

「近くに商業施設ができる話を聞いたのですが、それに伴い
○○が撤退すると聞いたのですが本当ですか?」

それに対して私は、

「噂は聞いた事はあるけど、確かかどうかわからないよ。逆に本当に、施設ができるのか聞きたいし、また、○○が閉店するって言ってるの?」

○○と書いているのは、私も商売をしているから名称を出してしまうと、今の私の立場からだと
「市会議員の荻田が言ってたよ」
と言われると、自分でも確認できていない事が事実化され、確定しない事まであるように話され、実際、決まってないのに噂で○○がおかしくなってしまう状況が出来てしまう可能性があると思っているからです。
 
 富士市においてあちらこちらで商業施設建設の話がでています。
 多くの皆さんが、
「あそこは何ができるよ」
「あの建物を取り壊し、何々ができるよ」
という話をする訳ですが、大抵が、人から聞いた話をしていると思います。
 先日も、某議員から、
「荻田さん、ドンキホーテができるって聞いたけどほんとう?」
「なんで?」
「確認されたもので、確かな情報かなと荻田さんに確認しようと思って」
「えー俺も聞いた話だから、確かと言われると困るから、ゼネコンの社長に聞いてみるよ」
とその場で電話を掛けると、

「うちの仕事じゃないからわからないけど、その話は、○○運送会社の○○社長が言ってたから、本当じゃない。」

と情報の伝わり方というのはけっこういい加減だなとつくづく感じました。

 結局、建築指導課へ行って、確認をしにいったのですが、
確認申請をだす窓口が市だけではなく、県や、民間でも受け付けているためにすべては把握はできていない状況がわかりました。
 確かな情報を伝えなければ、噂で仕事や商売というのは左右される恐れがあります。以前は、商工会議所が、商業施設建設に対しての受付をしており、何ができるかは商工会議所に聞けばわかっていましたが、確認申請の改正により、商工会議所でも把握できないようになりました。
 商工会議所で、その辺の情報を裏付けをとり、噂話ではない、確かな情報として会員に流す、システムを作って頂かないといけないと思いました。
 

 会頭を含めた意見交換会があったので、専務理事にはその旨を伝えました。

かわいい見学者

 先週の金曜日、委員会終了後、会議室を出ると、多くの小学生が列を作り、廊下に並んでました。
 何か尋ねると、小学生が議場を見学に来たとのこと。
鷹岡小学校の3年生が社会見学として、議場にて、議会事務局の説明を受けていました。
 先輩議員に、
「荻田君はあの中に入っても、分かんないじゃない」
とからかわれましたが、市民の多くは、議場に来る事はないと思います。議会中には、傍聴席から議場を見る事は出来ますが、議員にならなければ議場で座る事はないと思います。 私も議員になり、初めて議場に座る事ができました。議員以外は、議会や議場というものは、市民や子供にとっては、あまり縁のないところではないのでしょうか。
 多くの人が、議会について興味をもって頂く事が、まちづくりにも繋がると思います。少しでも、理解をして頂く為にも多くの見学者が来る事は望ましいことです。もっと、オープンに開放してもいいような気もしていますし、受け入れてることを市民に知らせるべきだと思っています。

 かわいい見学者の中から、将来の市長や議員、市の職員になられ、自分たちの住む、まちづくりに貢献する人たちが生まれてくる事を期待しています。
 私も子供たちの期待を裏切らないよう、がんばらなけらば。。。
 
 蛇足ですが、委員会の一般傍聴は、15名までと規定されていた事を、他委員会の傍聴で知りました。それ以上は、委員長の許可がなければいけないようです。というのも、15名以上の傍聴が先日、あった時、委員会開催の前に事前に報告されました。もっとも、あまり、一般の人は傍聴に来ませんが。

鬼はそと、福はうち

 2月3日は全国的に節分の日です。節分とは季節を分けるこ事を意味し、立春の前日を指しています。
 午前中は立正佼成会の節分祭、午後は三日市浅間神社の豆まき、夜は、我が家で恵方巻きを食べた後に家族豆まきと節分の日を十分に堪能いたしました。
 立正佼成会では、多くの来賓と信者の方が、集まり、豪華景品の当たる福引と来賓からの信者への豆まきが行われました。
 雨が降っていたので、室内で行われました。豆をまく来賓の人数が多く、一メートル間隔で豆をまいたのですが、豆をまくというより、自分の周りの人に豆を配るそんな感じでした。「鬼はそと、福はうち」の掛け声もなく、あっという間に終わりました。
 午後は、三日市の浅間さんでした、こちらでは紋付き袴で木の升に豆がはいっており、神事の後、神殿にて豆まきを行い、その後、外にで、一般参拝に来ている人たちに、豆をまきました。雨が降っているので傘をさしている方は、後方にまわってもらい、傘をささない人が前にきてもらうインフォメーションの後に一斉に豆まきを始めました。
 私は初めての参加で勝手がわかりませんでしたが、家を建てた時に行う、投げもちみたいな感じでした。
 豆まきを終えた後、自分の年の数だけ、豆を食べ、今年一年の無病息災を願いましたが、結構な数を食べなければならないので大豆が唾液を奪い、水がなくては食べきれない状況です。
 今年の恵方は南南東です。最近、急に「恵方巻き」なる巻き寿司を食べるようになりましたが、5年位前には何で節分に巻き寿司を食べるのか意味がわかりませんでした。
 大阪船場で行われていた「丸かぶり寿司」が起源であるとか海苔屋が海苔の需要拡大を考えて作られたとか言われていますが、バレンタインとかホワイトデイとか、日本人はマスコミに踊らされるのが好きのようです。

 私も南南東を向き、黙って、恵方巻きを食べました。一日縁起が良くなるように動き、ぐったりです。
 これだけやれば、今年は福だらけだと思っています。

 
 

新興美術院富士支部展

 私の母は、多趣味で色々な習い事をし、また、案外、芸術家です。
 私も子供の頃は、絵を描く事が好きで、小学校時代には、兄弟の中で唯一、図画のコンクールや写生大会で賞を貰っていました。手先が器用で、図工はいつも、5段階で5でした。
 私は、自分で言うのもなんですが、子供の時から、芸術肌だと思います。「誰に似たのかな」とスポーツマンだった父親に言われましたが、きっと母親に影響されたのかもしれません。

 母は、年を取って、時間があるのか、以前は、油絵を描いていましたが、最近では日本画を描いているようです。娘の絵を描いたりして、賞をもらったと喜んでいたのを、覚えてますが、今も元気に描き続けていたようです。

 今回も、ロゼシアターで開催されている展覧会に仲の良いお友達と共に、出展していました。中々、暇が取れずに忙しくしていたのですが、母親の作品を見るためと、目の保養をさせて頂く為に、久し振りに絵を堪能させてもらい、心の洗たくになりました。

 富士市は、文化芸術に対して、あまり力が入っていないとよく言われます。工業都市であるからこそ、文化が香るまちづくりを進めるべきだと思います。25万都市に美術館があってしかるべきだと思いますし、所々に文化の香るエッセンスをいれた、建物や彫刻等があってもいいと思います。

 文化芸術はお金ばかりかかかり、大変だと、言われますが、人々の住みたいまちの条件には必ず、文化芸術が挙げられます。心に余裕がもてる、まちづくりも大切なことだと思っています。

「バリ衣裳の花嫁」
母の絵の仲間の渡辺さんの作品。
 

新東名高速道路

 東名高速道路の慢性的な渋滞や多発する事故等の解消を目的に、東西交通を支える基幹道路として、第2東名建設は、はじまりました。
 静岡県は事業着手100%で、用地買収は99%終わっています。平成24年に県内の供用開始に向けて、工事が進んでいます。段々と第2東名の姿が各地に現れ、最初は景色に違和感があったものが、最近では自然な形で目に映り始めました。

 第2東名という名称かとおもっていましたら、本日開催の第2東名自動車対策特別委員会での資料で「新東名高速道路」というパンフレットをもらい、初めて名称を知りました。
 新東名は予想される東海地震にも緊急輸送路としての機能を発揮し、利用もできます。ガソリン税撤廃と道路財源の確保で現在、問題になっていますが新東名の建設は、既存の黒字である、東名高速道路の営業収入が当てられています。
 富士地域においては、天間地区でダイオキシンが検出されたり、取り付け道路の関係で多少、事業の進捗状況に遅れもありますが、概ね予定通りの完成を進めている状況です。

 私の住む須津地域に昨年、11月位にいきなり第2東名の山の中腹に「NEXCO]という文字が掲げられてました。
何の意味があるかわかりませんが、ふれあい遠足で、地域住民が何か施設が新しくできるのか、誤解していました。
 
 なんで、大棚の滝へあがる須津川渓谷の近くに作ったのか理解しがたいのですが、多くの人がここを通った時に、中日本を知って頂きたかったのでしょうか・?
バイパスから見える風景です。

 新幹線やバイパスからも見る事ができますので、東名を作ってるのは中日本だぞという事を知らせたかったのでしょうか?

 中日本の宣伝として、多分、掲げられているのですが、景観上も良くない為と、また、届け出もなされていないので、市の指導として、3月までには取り去るそうです。