建設水道委員会で、マンション建設問題の陳情が終了後、「富士市DMV導入基本計画(案)」の説明がありました。
DMV(デュアルモードビーグル)は、JR北海道が開発した道路と線路が走れる両用車で、マイクロバスを改造し車体に格納された鉄の車輪を出し入れして、道路と線路を自由に行き来する仕組みになっています。平成19年4月より、JR北海道の釧路線で試験的営業が始まりました。
富士市において、いろいろな公共交通の充実を図るための検討がなされてきた中では、コスト面でも、人口に合わせた需要においても、富士市にマッチした、移動手段として、DMVがおしすすめられています。市政40周年の時も、DMVを借り受け、デモ走行をいたしました。
富士市は、移動手段として、7割以上が自動車に依存していますが、少子高齢化が進む中では、自動車に頼らないまちづくりが必要になってきています。
新富士駅と富士駅の早期接続が望まれており、早い導入も期待されていますが、国交省の認可の関係で、いつになるかなかなか見当もつかない状況でした。本日の説明では、このまま進めば5年以内に供用開始になるとの事でした。(導入までが長いと思います)
私の住む、須津地域も江尾ー東田子が繋がるルートも計画にはいっているので、いつになるのか気になっていました。
しかしながら、あれば確かに便利だとは思いますが、私の地域に接続が繋がっても、最初は利用しても、乗らなくなってしまうような気がします。最寄りの駅までいくのに時間もかかるし、本数も関係するとは思いますが、多くの人は、車での送り迎えの方が早く、時間を気にしながら帰るのは不便に思っているからです。本当に、利用するのか疑問に思います。利用率が低ければ採算が合わなくなるなる訳ですが、利用を高める施策もしっかり進めていかなければ、導入されても、意味がないと思っています。
5年後に供用開始ですが、車社会からの脱却を、進める意識改革が急務であると思うと共に、導入時期を少しでも早める努力をしてもらいたいものです。、