議会改革講座

 「地方議員のための議会改革講座」を東京で受講してきました。議員が知識と意識の向上を常に図る事は、議会改革に繋がっていく事だと思います。いくら、物事を進めたくても知識が伴わなければ、説得力がかけるからです。しかし、知識を形として、表せるようになるには相当時間はかかります。
 勉強会は今では色々な所で開催され、参加はしやすくなりましたが、お金と時間はとられるのも事実です。
 本やインターネットの検索で調べるより、生の声の方が理解しやすいと思っています。そのような活動も議員として進めているのですがなかなか皆さんには理解していただけないのも事実です。
 専修大学の小林教授の講座でしたが、研修報告は提出いたしますので、触りだけでも、

 今、自治体が抱える問題は、格差に象徴されるお金の問題だけではない、意識の違いが大きな問題である。いい自治体とは、市民が自分の住んでる所に愛着をもち、プライドをもっている。気持ちを一体化させるまちづくりが必要である。その為には危機感を共有化し、市民、職員、議員が危機意識を持っているところほどまちづくりの動きがよい、市民には
駄目になるというイメージを植え付けた方が良い。行政は悪い事を隠したがるが悪い事を皆で議論した方が良い。
 議員はこれからは、個人でも評価されていく時代であるが、評価の仕方が問題ではあり、厳しい評価がもとめえられてくる、5年〜10年の間にはネット上でも点数がつけられ公開されるのではないか。そうなるとやったことを言いたがるパフォーマンスがででくるが、問題は何をやったかではなく、何でやれなかったかを説明しているかである。
 議員は過半数に満たないと形にできないので、努力しますとしか言えない現実がある。
 議会改革はまったなしでせまられています。自治体の将来どうしたらいいか考える上で、議会がビジョンを持たなければいけないと思います。

 大変勉強になりました。また、小林先生の講義は、きつい皮肉をいれたジョークを交え、退屈しないで聞く事ができました。5時間の講義で
 「ふざけた人ですね」「さいこーですね」「さいあくですね」を何十回と連発をしていました。
また。皮肉る場合の例えは、すべて身近な話でも、
「アメリカの話ですけどね」
として厳しい指摘をしながら、良く分かる話をしていてくれ、爆笑の中での話は、人気の高い講師であることを、印象付けさせてくれました。