富士市の誇るべき文化施設と人材。

有志で組織する芸術文化振興議員で富士市の誇るべき文化施設の横井照子富士美術館と富士芸術村へ視察?研修に行ってきました。

実は、富士市に住んでいながら、また、議員と言う立場でありながら、恥ずかしながらどちらの施設も初めての訪問です。
横井照子富士美術館はスイスで暮らす画家、横井照子さんの作品を展示する個人美術館ででもあります。

横井さんの描かれた、日本と西洋、具象と抽象の美しい世界に魅了されます。小さな美術館でありますが、絵を見ていると時間も止まります。富士市にもこんな素敵な美術館があったんだと改めて驚きました。
富士芸術村では、現在、「一ツ山チエ展−大地に、生きるー」が開催されており、新聞や紙をこよりにして創られた、素晴らしい立体オブジェが展示されていました。
そこでの驚いたこととして、本人(一ツ山チエ氏)自らが出迎えてくれ説明してくれたことは感激です。

玄関から入った所に展示されている今にも動き出しそうなバイソンは圧巻でもあります。表情豊かで細部にまでこだわった親子のゴリラ、力強さを感じる相撲取りどの作品とっても見入ってしまいます。聞けば富士岡の紙紐会社の娘さんと事、道理で紙の使い方が上手であると納得です。でも、すごいです。一ツ山氏はまさしく、紙のまち、富士市において紙を使っての文化として発信者の1人でもありますし、富士市の有力な文化的人材としても財産であると感じます。

一ツ山氏の作品は富士市芸術村で7月22日までの毎週金、土、日で見る事が出来ますので一度は見る価値があると思います。富士市の誇るべき産業でもある紙を使った作品は生で見るべきです。
本当にお勧めです。
どちらも富士市が誇る文化施設で在りましたが、なんとなく知っていて行かなかった素晴らしい場所での、文化や人材の発見は有意義でもありました。

私にも今の忙しない状況の中での心に余裕は必要でもありましたので・・・。
また、「第4回紙のアートフェスティバル2012」が富士芸術村で10月26日〜12月9日まで開催されます。
楽しみです。

忙しい事に加え、視察です。

かつて、24時間働けますか?
と言う栄養ドリンクのコマーシャルがありましたが、24時間と言わないまでも、18時間位働けますか的な、ここのところ、超多忙な毎日を送っています。

議会も終了して何が忙しいかと言われれば、議会中に出来なかったことが溜まっており、また年度末でやらなければいけない事がある上に行事や会合も重なっています。(行事についての記事は後日記載できればと思っています)
明日からも個人的な忙しさに加え、28日は会派の視察が、下記の場所へ出かけてきます。
川崎天然ガス発電[株]−電力、エネルギー政策の一環としてのLNG発電の現状
川崎市ゼロ・エミッション工業団地—工業団地及び周辺エリアを含めたゼロ・エミッションへ取り組み
を勉強してきます。
29日には、市政報告会もあります。(資料作成もしなければなりません)
ゆっくりと物事を考えたり、ブログも書く暇もありません。
時間が欲しいなと言うのが本音です。

もうすぐ、新東名開通。

新東名高速道路。
御殿場JCT〜三ヶ日JCTまで、4月14日午後3時に開通します。
現在、舗装や標識、情報版、サービスエリアなど仕上げの工事を行っています。

開通前のこれが最後の??思われる視察が議員有志で行われました。
富士ICから清水PA,新清水JCT,清水JCTと視察でした。

新東名が開通することにより、
交通が分散することで渋滞が緩和され高速走行が可能になります。
東名高速の海に面している由井が通行止めになっても、新東名は大丈夫です。
災害時での輸送路の確保も広がります。
SA.PAにはヘリポートと自家発電設備が設置されているので、救急時や災害時での拠点にもなります。
SA.PAは地域の人達の利用もできるようになっています。
通行料金も安いそうです。

4月14日待ち遠しいです。

企業誘致の取り組みとは

産業の活性化、雇用の拡大を図る上でも、富士市のフロント工業団地を始め、企業誘致は重要な課題でもあります。「世界の亀山モデル」として有名なシャープの大型液晶テレビ製造工場がある三重県亀山市へ企業誘致への取り組みについて視察してきました。

亀山市は、国道1号線、東名阪自動車道、近畿自動車道伊勢線等の幹線道路が整備された交通の要衝地でもあり、産業団地は、これら幹線道路の結節点となる亀山インターチェンジに至近な位置に立地しており、鈴鹿山系の自然豊かな環境の中で、良好な企業活動を展開していただける大変優れた産業基盤を提供しています。
企業誘致についての背景と経過においては、バブル崩壊後の経済状況の悪化による企業の設備投資の減少、主要な製造業の海外移転等により企業誘致には難航し開発には着手できない状況が続いていました。県が進めているクリスタルバレー構想(液晶関連産業の集積)の核となる企業として県が誘致活動を展開してくれ、敷地面積10万坪の要件にあったのが、開発に着手できてなかった亀山でありました。また、当時の北川三重県知事は、亀山市長が仲人をしており、強いパイプもあった為に、県と市(行政)と開発会社と企業の3つが連携し、平成14年2月に表明した後、平成16年1月操業開始まで、僅か1年8か月と言う驚異的なスピードで企業誘致が図られました。このことからも、企業誘致に対しては、トップの営業力とネットワークは必要な事である事は感じます。
亀山市は人口5万人の市ですが、シャープの亀山工場ができた事による経済波及効果は特筆すべきものがあり、シャープ関連取引企業は33社、雇用者数は約7100名。ビジネスホテルも1つしかなかったのが7つとなり、平成13年には3598億円であった製造品出荷額は平成21年には1兆115億円と3倍に膨れ上がっています。また、「世界の亀山モデル」と言うフレーズにより、亀山市のブランドは知れ渡りました。シャープが誘致された事により当然、税収も上がり、財政が豊かになった亀山市はまるで宝くじに当たった様な感じではないのかと思ってしまいました。
ただ、今後、家電業界も厳しく、すでに大型液晶は堺市の工場にシフトされており、現在はスマートホンの液晶製造が手掛けられ始めたそうですが、海外進出も含め、企業留置は、行政としても手を打っていかなければ、撤退となった時には大変な事になる恐れはあると感じました。(富士市の大手製紙企業縮小においての状況を考えると・・)亀山市でも企業留置は大きな課題であるとしていました。
企業誘致活動は、自治体間での競争でもあります。
補助金や助成金も大切ですが、スピード感が求められる以上、市長のトップセールスによる企業誘致は不可欠な事でもあります。

*シャープの亀山工場を見学させて頂きましたが、シャープの技術とあまりの広さにびっくりです。

あいち臨空新エネルギー実証研究エリアでスターリングエンジン発電を知りました。

今回の視察の一つに、あいち臨空新エネルギー実証研究エリアがありましたが、現在、地球温暖化やエネルギー枯渇問題などの課題解決に向けて、世界的に新エネルギー技術開発が進められています。

愛知県では、特に新エネルギー関連産業の振興に重点を置いて、実証研究推進事業を展開しています「あいち臨空新エネルギー実証研究エリア」は、最先端の技術を活かした実証研究を実施するとともに、県民の方々の新エネルギーに対する理解向上を図るための施設です。国から認定を受けた「あいち臨空新エネルギーパーク」の中核施設となっていました。
あいち臨空新エネルギー実証研究エリアでは、「新エネ体験館」と「実証研究施設」とで構成され、新エネルギーをわかりやすく学べる施設として、小学校を中心とした学校の社会見学、大学・企業等の研修会・セミナー等、幅広く利用されているようです。

開設3年目で現在、年間約1万人の方が訪れています。ちなみに、私たち以外に、中学生とJAの方たちが見学に来ていました。また、この施設維持費は、年間5千万円です。
この施設には、7つの実証研究施設と、2つの共用設備があり、実証研究エリア内の新エネ体験館や常滑浄化センターに電力を供給しています。また、燃料電池で発生した熱は、給湯用に活用しています。

7つの研究施設で、特に気になった研究としては中部電力が取り組んでいるバイオマス利用スターリングエンジン発電の実証研究がありました。スターリングエンジンは、シリンダの中に気体を閉じこめて、シリンダを外から暖めたり冷やしたりすることで、気体を膨張収縮させ、ピストンを動かし発電します。自動車などのガソリンエンジン(内燃機関)等とは違い、外からの熱で動くため(外燃機関)、いろいろな熱源が利用できる「夢のエンジン」と呼ばれています。木くずや植物は「バイオマス」と呼ばれ、光合成により大気中の二酸化炭素と水を吸収するため、燃焼しても大気中のCO2は増えません。そのため、地球温暖化対策に有望な新エネルギーとして注目されています。
(スターリングエンジンの仕組みの説明)

この発電システムは、木くずや木質ペレットなどのバイオマス燃料を燃やした高温の燃焼ガスを燃料装置内で高温で燃やし、そこで得た高温の燃焼ガスをスターリングエンジンを稼働する熱源として利用し発電が出来ますので、バイオマス利用以外にもごみ焼却でも応用が出来るために、富士市の新環境クリーンセンターを利用が可能ではないかと感じると共に、検討の余地はあると思いました。
    (実物のスターリングエンジン発電)

今回、日本のエネルギーと地球温暖化、この2つの問題解決の切り札として取り組んでいる「新エネルギー」について、色々と勉強になりました、(詳しい報告書は出しますので、そちらで確認ください)
その後、碧南火力発電所に行きましたが、これについては、別に掲載します。

視察中、何となく不安です。

現在、会派では初めての試みで富士市の財政白書の作成が進められています。それとは別に研修会も開催されていますが、常に議員としての資質向上は努めなければいけない事でもあります。
という事で2月議会開催までの間で1月23日〜25日まで先進事例の視察へ出かけます。
今回の視察先は次の通りです。

視察事項
1月23日*津波対策について(三重県四日市市)
1月24日*企業誘致と補助金について(三重県亀山市)
     *シャープ亀山工場視察
1月25日*愛知臨空新エネルギー実証研究エリアについて(愛知県常滑市)
     *中部電力による新エネルギーへの取り組みについて(愛知県碧南市)
津波、企業誘致、新エネルギーと富士市の抱えている課題に対して活かすことが出来るかしっかりと視察をして来ようと思っています。寒いので体調は崩さないように気をつけねば・・
前日は、後援会旅行があった為に、家にいる事が無く、視察とは言え、何日も富士市から離れていると何となく不安です。

沼津港深海水族館オープン!!

ちょっと前から気になっていた場所がありました。
それは、沼津の沼津港に12月10日にオープンした沼津港深海水族館です。

水深2500メートルという日本一の深い湾の駿河湾は、深海に住む珍しい生物の宝庫でもあり、その、深海に済む生物を一堂に集めた画期的な日本一の深さがわかる水族館だそうです。

また、シーラカンスミュージアムが館内にあり、シーラカンスの3体のはく製と2体の冷凍標本となったシーラカンスが常設展示されています。

夕方食事を兼ねて視察??見学に行ってきましたが、子ども連れの家族で賑わっていました。大きな水族館ではありませんが、珍しい生物が見ることが出来るのでマニアには結構良いかも・・と思いました。また、深海に住むカニやエビ等を見た後、すぐ隣に併設している食堂でカニやエビを食べるのも変な感じでもありましたが、おいしく食べられます。

食事をしにきながら、気軽に立ち寄れる水族館また買い物もできる観光スポットとして話題になる所でもあると思います。ただ、ちょっと寄るだけでは、大人1600円の入場料は高いかなと感じつつ、できれば1000円位ならもっとと気軽に見られるのにとは思いました。
でも、一度は見る価値はあると思います。
富士市にはどうしてこういうところが無いのでしょうか・・・・

被災地ボランティアに行ってます。

東日本大震災での被災地に7月にも宮城三陸を中心に視察をしてきましたが、今回は宮城県へボランティアも兼ねた視察に、私が所属する市民クラブ有志で行ってきます。

今回のスケジュールとしては、
宮城県の女川町〜石巻を視察後、石巻ボランティアセンターでのボランティア活動をしてきます。個人的には、被災地での災害拠点病院のとしての機能状況や瓦礫の状況がどのように成っているかは確認したい事でもありますが、泥かき等の作業で足手まといにならないかちょっと心配でもあります。当然、自分のできる範囲で手伝うつもりではいますが・・・なんでこの時期ボランティアなんて言われそうですが、ボランティアの継続的な支援は続けなければいけない事であると思っています。それに後、1か月以内には、雪で行きたくても行けない状況も考えられるので行ける時には行かなければと思っています。 
また、今回の視察ボランティアに関しては、誤解のないようにお願いしますが、よく税金で視察ばかり行ってと言われますが、あくまでも、有志での視察でもありますので、公費を使ってという事ではなく、自費での視察でもありますのでご理解ください。
とりあえず頑張ってきます。!!

自転車のまち宇都宮

市をあげて、「自転車のまち」の実現に取り組んでいる餃子で有名な宇都宮に行ってきました。現在、宇都宮では、自転車のまちづくりの魅力や目指すべき将来像を市内外に伝えるメッセージとして「自転車で“走れば愉快だ”宇都宮」を積極的に情報発信しています。

宇都宮は市街地を中心に平坦地が広がっている上、充実した道路環境整備も進んでおり、自転車利用をするには適した環境である為にもともとが自転車利用の盛んな街であります。ですから通勤、通学に自転車を利用する人の割合が全国平均と比較しても高く、驚いたことに、市内の高校生の8割が自転車通学をしているそうです。また、ジャパンカップサイクルロードレースや地域密着型プロロードレースチーム「宇都宮ブリッツエン」もあり自転車のまちづくりが進める環境は進んでいます。
視察内容としての「宇都宮市自転車のまち推進計画」でしたが、すでに自転車利用、活用基本計画が策定された上での取り組みが
1、「走る」として自転車ネットワーク路線と優先整備路線等の自転車空間の確保、
(自転車・歩行者通行帯、自転車・歩行者道の分離・自転車専用通行帯)

2、「止める」駐輪場の整備(4時間まで無料それ以上100円)バスへスムーズな乗り換えができる(サイクル&バス)駐輪スポットの整備

3、「借りる」レンタサイクル事業の実施市内4か所駐輪場での相互利用が可能(1日100円)モビリティセンターの整備
(レンタサイクル ・ 宮ステーション ・ シャワー施設)

4、「守る」交通安全教室、安全啓発活動の実施

が進められて来ています。
(様々な取り組みは市内随所で確認はできました。その他にも携帯用自転車マップも配布された上で、コンビニとの空気入れの貸し出し等の連携もされています。)

推進計画では4つの柱を立てて平成27年までの自転車のまちの魅力を高める評価指標を立てた上で「自転車のまち宇都宮」の実現に向けて取り組んでいく事が説明されました。
大変勉強になりました。
私自身、自転車についてのまちづくりを進める上での課題として、以前平成20年11月議会で、自転車利用の在り方や放置自転車条例の制定を強く求めました。未だにない放置自転車条例には不満を持っていますが、富士市では、本年の3月に富士市自転車利用総合計画が策定されており、確認するとその事も盛り込まれており、一歩前進と思っています。

しかしながら宇都宮等の先進事例を見ると、富士市の自転車環境はもっと整える必要性は強く感じています。
今後、富士市にあった自転車のまちづくりは進めたい事柄でもあります。

行政視察中。

本年度所属している建設水道委員会で行政視察(宇都宮、青森、町田)に出かけており、10月25日から27日までの3日間、富士市を留守にしています。

視察事項としては、
25日*自転車のまち推進計画について(栃木県宇都宮市)
26日*コンパクトシティについて(青森県青森市)
27日*道路管理資産管理計画について(東京都町田市)
の3項目です。
行程をみると視察時間より移動時間の方が長いので、移動中は普段読みたかった本を読んでみたいと思っています。また、2期目になっての委員会での視察は初めてありますので、新人議員さんを含め、議員同士の交流を図りたいとも考えています。
いずれにしても、せっかくの行政視察でありますので、皆様に「視察?旅行でしょ。」と皮肉を言われないよう、しっかりと目を見開いて、勉強してくるつもりです。
帰りましたら、視察報告は掲載します。

一級河川早川、入道樋門視察してきました。

富士市の西部地域を流下する富士早川と下堀川の排水を一括して海へ放流する入道樋門があります。元富士樋門には何度か行った事があったのですが、入道樋門には、初めて地震防災対策特別委員会で視察が行われた際に行ってきました。

富士西部地区の水害被害がある場所として、富士早川下流部分は、地形的にも排水が悪く、過去から浸水被害に悩まされていました。また、河口部は高潮による波の侵入や河口閉塞に苦慮しており、その対策として平成2年に、富士早川の一級河川昇格を機に、流下能力が不足し老朽化の著しい田子の浦樋門の改装を含めた河川改修計画を策定し、平成6年に治水対策特別事業として改築に着手し平成12年11月に入道樋門を完成させています。

水門の開閉操作については、2台の監視カメラが設置されており遠隔操作で行う事ができます。また、地震発生時は管理棟に3台設置されている地震計の内、2台以上が震度5程度を感知すると水門が自動的に閉まる機能を持っています。

現在、議会でも問題になっていましたが、3つの樋門の内一つが閉塞状況になっており、早急な対応が求められています。22年23年に、管理者である県が、吐き出し口の土砂を取り除きましたが、本年の豪雨、台風での高波の影響により土砂が詰まってしまったようです。今後、県では、掘削工事やフラッシュ作業を実施するとしていますが、現場を見て、まだ、大雨が降る可能性もありますので、早急に行ってもらいたいと感じています。
しかしながら、東部地域に比べ、入道樋門は監視カメラ整備、遠隔操作で樋門の開閉もできる点や地震対応がされている点は、治水対策は進んでいます。
改めて、遅れている東部地域の水害対策には力を入れねばと思いました。

会社は誰の為、社員の幸せの為。(伊那食品工業)

長野県伊那市に伊那食品工業株式会社は、寒天メーカーという斜陽産業において、48年間増収、増益を果たしてきた超優良企業ですが、ただ、業績が優れた会社という事ではなく、企業自身の社会価値が優れた会社でもあります。

伊那食品さんの会社を訪問して、まず、驚いたのは、私がイメージしていた製造業の会社とは懸離れたもので、まるで、自然に囲まれたリゾートにある手入れの行き届いたゴルフ場に来たような感じでもあります。

自然に調和した中には、美術館やレストラン等々もあります。ちょっと早めに会社に着いたのですが、あちらこちらで掃除をしている方や、木々の手入れをしている方がいます。後で聞いて分った事ですが、業者に委託をせず、必要な機材は揃えてあり、すべて、手入れをしている方々は社員の皆様でした。必ず、早めに出社して、自発的に、会社をきれいにする活動に取り組んでいるとの事でした。(トイレ掃除は服を付けて汚くないくらい徹底しての清掃をしています。トイレに入れば分かります)

自然の中には、石碑に社是として「いい会社を作りましょう」が掲げられていましたが、「時代と共に経営手法は変化しても企業の社会的責任と義務、会社は人間の為にあるという本来あるべき姿を忘れない経営をいつの時代も目指します」としています。

これは、会社の真の目的は会社を構成する人々の「幸」の推進を図りながら、様々な分野で社会貢献をする事であるそうです。その為に、よりよい社会人を育てるべく、社員の人間教育に力を注いでおり、会社の成長も利益も手段であるとし、多くの人々から「いい会社ですね」と言ってくださるような会社づくりを進めているそうです。
(説明対応をしてくれた丸山室長)

社員の為の会社として、社員の事を考えて
1、 上場はしない。
2、 3交代はしない。
3、 海外赴任をさせない。
と説明がありました。従業員は、500名弱ですが、全国でも有数な中小企業でもあります。社員の為の会社でありますから、当然、労働組合も存在しません。
ちなみに、本年度新卒者の採用は、2000人以上の申し込みあり、900名から20名の採用でした。
また、伊那食品さんは、観光コースにも組み込まれており、年間35万人が訪れるそうです。
環境整備、雇用、納税、メセナ活動等々、伊那市にはなくてはならない会社です。社員に愛される会社でもありましたが、地域が必要とする会社でもありました。
(業界8割のシェアーを持つ、主要寒天商品)

富士市において税収を上げていくには企業誘致は必要な施策であると思っています。今回の視察を通じて、全国的に有名な伊那食品工業さんではありますが、「富士山の湧水が豊富な富士市に工場誘致ができないか?」と可能性を確認して見たのですが、残念ながら、「郷土愛す。地元を愛す。」という事からも工場を伊那市以外に設ける予定はないとしていました。
残念です。

飯田、伊那、八王子、浦安、視察中!!

気が付けば、お盆も過ぎ、子ども達の夏休みもあと僅かとなりました。
もうすぐ学校がはじまります。9月議会も迫ってきていますが、議会を前に、23日〜25日まで会派視察に出かけています。

23日長野県飯田市「議会の取組について」
24日長野県伊那市 企業視察「伊那食品工業[株]の取組について」
25日東京都八王子市「セカンドライフの支援(八王子しみん塾)の取組み」
   千葉県浦安市 「液状化被害状況及び復旧対策」
伊那食品に関しては、寒天メーカーと言う斜陽産業の中で、48年間増収増益を果たしてきた超優良企業です。富士市に、ぜひ来て頂きたい会社(工場)の一つでもあると思っています。
現在、全国から視察が殺到していると聞いていましたが、法政大学院坂本教授も「日本でいちばん大切にしたい会社たち」の一つとして取り上げていましたので、急遽、視察対応を坂本教授からも口添えをお願いしてきました。
移動も大変ですが、しっかりと勉強してきます。

気仙沼は今。

気仙沼へは、以前、「気仙沼スローフード」都市宣言について行政視察に出かけた事があります。
(行政視察の時の気仙沼)

気仙沼の豊富な海の幸をはじめとする「食」をキーワードとするまちづくりの取り組みについて勉強しましたが、震災後、テレビに映し出される気仙沼の港の映像を見ると、市役所を始め、その時立ち寄った場所が気になっていました。

やはり、港周辺の町並みはがらりと変わってしまっていました。
すでに,瓦礫は取り除かれ始め、道路も嵩上げされていますが、粉じんがひどい状況でした。
(津波はビルの2階まで達しています。市役所は高台にあります)

港より離れた市役所は高台にあり、大丈夫でありましたが、震災後の対応業務が増えたのか、空きビルを借りての増設がされていました。また、視察中食事を取った、フカヒレ寿司発祥の店,「あさひ寿司本店」は、津波により店内は改修不能状況となっていました。

気仙沼はフカヒレで有名ですが、津波は港にあったフカヒレ工場を根こそぎ、流してしまい、フカヒレの流通をマヒさせてしまいました。港には、いまだフカヒレが落ちている所もあります。フカヒレのまちとしてシンボル「シャークミュージアム」のサメに船が突っ込んでいました。

港に一番近いお酒屋さんでもあった、男山で有名な、「男山本店」の3階建ての建物でしたが、地震で壊れたのではなく、津波で一階が倒壊していました。昭和6年頃の建設で昭和初期の景観を現代まで伝えた木筋コンクリート造りの三階建てで、洗い出し仕上げの重厚な外壁とモダンな内部構造が特徴でもあり、平成15年1月に国の有形文化財の指定を受けています。お酒の工場はすでに再開しているそうですが、趣のある建物まで壊れてしまったのは残念です。

気仙沼の復興は、港の再生でもあると言われています。
日本一のカツオの水揚げを誇りますが、壊滅的な被害を受けてしまった港で、カツオ船を受け入れ地盤沈下してしまった市場を70センチ嵩上げして、6月初めより、市場が再開されカツオの水揚げが始まったそうです。現在、港には多くの漁船が停泊しています。

港付近の商店街は、壊滅的ですが、それでも、市場の近くでお土産を販売し始めている所がありました。いつまでも立ち止まっていられないそうです。
遅いお昼でしたが、港から離れた気仙沼駅近くのお店でカツオの刺身を頂きました。

戻りカツオではないので脂はのっていないと言っていましたが、ニンニクが利いて、おいしかったです。
未だ、地震はあり、復興を進めながらも不安は感じているそうです。少しでも早い復興を祈らずにはいられませんでした。

沼津市の津波対策は?

静岡県下において、津波による最大の被害が想定されている沼津市で発行している東海地震における津波対策「地震・津波防災マニュアル」を基に、沼津市の津波対策状況を会派で視察してきました。

沼津市は、大規模地震対策特別措置法に基づき、昭和54年に地震対策特別強化地域に指定され、昭和55年に沼津市地域防災計画「東海地震対策編」を策定し東海地震対策を市の重要課題として取り組んでいます。

沼津市の「地震・津波防災マニュアル」の中には、避難路の整備、津波警告看板、避難経路図表示、避難誘導看板、海抜表示板の設置、津波避難タワー、津波避難協力ビル、その他に静岡県事業として沼津港航路水門「びゅうお」、多比地区防波堤の整備についても記載されておりそれをもとに確認してきました。

詳しい内容は、沼津市の発行の防災マニュアルに記載されていますが、今回、特に確認したかった津波タワーは、想定される津波高より、2メートル高く設計され、緊急的、一時的に津波から住民を守るよう、平成18年西浦立保地区の西浦保育園の横に、平成20年内浦重須地区、平成21年に西浦木負地区に設置されていますが、今後も津波タワーを付近に避難ビルが無く、津波避難経路を使用して、予想される津波到達地点までの距離がある地区を対象に随時設置されていくそうです

最後に、視察した沼津港大型展望水門、愛称「びゅうお」は大地震などにより発生する津波が沼津港の内港と外港を結ぶ航路から進入する事を防ぎ、津波から港の背後地の50ha、 9,000人の地域と人を守るために水門として完成しています。
津波をシャットアウトする扉は、幅40m、 高さ9.3m、重量は406tと日本最大級です。一般公開されている展望回廊には、入館料100円払えば両岸に設置した13人乗りのエレベーターにより昇ることができます。両岸の機械室の周囲を展望回廊がまわっていて、この展望回廊の床は、地上約30mです。両側の展望回廊を幅4m、長さ約30mの連絡橋がつないでいて、北には愛鷹山、富士山、南アルプスを望み、遠く清水まで見渡せます。また、箱根連山や沼津アルプスを見渡し、眼下には我入道海岸が広がり、その先に駿河湾に突き出した大瀬崎をくっきりと見ることができ、東西南北360度の展望を楽しめます。
それなりの津波対策は確認できましたが、東日本地震を見てくると現在の東海地震の第3次想定の対応施設では、今、求められている3連動を含む想定外の対応ができるのかは気になる所でもありました。

宮城三陸視察

震災より、5か月近く経ちました。
被災地の復旧作業がどのように進んでいるかは気になる所です。

未だ被災地での行政視察としては受け入れ態勢が取れていない状況も聞いていますので、今回は議員としての視察ではなく、富士青志会の被災地支援視察として、7月31日、8月1日2日間ですが、宮城三陸を中心に、仙台から石巻市、女川町、南三陸町、気仙沼市に行ってきます。
松島や気仙沼市には議員になってから、行政視察で行った場所でもありますので、テレビや雑誌等の情報とは別にあらためて自分の目で確認をしたかった場所でもありました。また、本年度は、地震防災対策特別委員会の副委員長もありますので、少しでも、この視察を活かしたいとも感じています。
復旧は進んでいるとは思いますが、5か月近く経った現状を自分なりに肌で感じてきます。

金目鯛だらけ・・でも、不況だそうです。

 

下田へ知り合いのお見舞いにいったのですが、連休中でもあり、観光地と言う事で相当な混雑を予想しており、朝、4時半に家をでました。しかしながら、思っていたより、道路も混んでいなく、2時間かからず下田へ到着してしまい、さすがに朝、7時前からお見舞いに行くのも非常識であると思い、市内で観光を思いましたが、朝早くから、見る所も限られています。

という訳で、食事をした後、下田魚市場へ行ってきました。

朝の市場は、7時のセリに始まり8時前後の入札と、金目鯛の売り買いで活気に満ちていました。
市場に、あたかも赤いジュウタンを敷き詰めたように並ぶ金目鯛はまさに圧巻で、下田独特の風景だそうです。ちなみに、下田港は、金目鯛の水揚げが日本一の港です。現在、年間漁獲量は3,000〜4,000トン。下田に揚がる8割が金目鯛だそうです
今では、『下田の金目鯛』は一つのブランドとなり日本中に知られるほどです。

そう言われれば、下田のあちらこちらで、お土産も金目鯛せんべい、ファーストフードにも金目鯛バーガー、B級グルメで金目鯛コロッケと金目鯛だらけでした。金目鯛を使った街づくりを進めていることは伺えます。

でもやっぱり金目鯛と言えば、脂がのった柔らかな身は、煮つけで食べるのが一番だと思いますが・・

また、お見舞い先で、夏本番、連休中、今が一番忙しい時期だと思っていたのに道路が空いていた事を話すと、震災の影響で、観光客が激減しているそうです。車で走っていても、ホテル、旅館の休業している所が目立ちます。それに伴い、雇用状況が悪化しており、下田の町は不況の波が押し寄せており、深刻な状況だそうです。

GW以降、熱海、長岡は賑わい始めていますが、交通が不便な下田は非常に厳しいようです。たしかに、地震が起きると、帰るのにも困ってしまう事を考えると行きにくいのかも・・と感じますが、この時期こんなに空いているのなら、下田へ海水浴に行くチャンスかもと思ってしまいました。(ホテルも激安プランを出しているそうです)

須津川渓谷で携帯が繋がる場所は?

須津山財産委員会に置いて、林政課の案内のもとで、財産区でもある大棚の滝を含む周辺視察がされ、間伐箇所や林道整備箇所また、地震や雨の影響でがけ崩れ箇所もありその確認もしてきました。

既に、車で入れる危険箇所の確認やトイレの故障箇所も事前に確認はしてありますが、その他のがけ崩れ箇所に関しては、鍵が掛かっているために、林政課と一緒ではなくては確認ができないことでもありました。
(地震においての地割れ、雨によるがけ崩れ、石が道路を塞いでます)

林道においてのがけ崩れ箇所は、鍵が掛かっているので一般には入れないところでもありますので、大きな事故にはなっていませんが、実際の現場を見ると、道路をふさいでおり、もし人や車が走っていたら大変な事になっていた事は予想されます。
このような現場を見ると、須津山渓谷で、事故や災害時に連絡を取りたくても、大棚の滝周辺の須津川渓谷では、携帯電話が通じない事は問題でもあります。当然財産区域内でも、何らかの災害や事故に遭った時に連絡が取れないことは問題にもなりました。ただ、唯一携帯電話が繋がる場所として、渓谷橋の上がある事が説明されました。

地震や大雨により、がけ崩れが起こり、取り残されたり、怪我をして緊急連絡をしなければならない状況になった時には、渓谷橋の上まで行けば通信ができるという事でしたが、一般の人に分かりませんので、何らかの形で、どこで電話が繋がるか分かるようにして頂く事は視察中ではありましたが、林政課にもお願いをしました。(看板の設置等を検討して頂けるようです)
また、それとは別に、災害がどのような形で起こるか分からない事を考えると、大棚荘への衛星電話の完備も必要性は感じています。

線引き廃止自治体を視察、

2000年に都市計画法改正で、今まで国が義務付けしていた線引き制度を都道府県が自由に選べる「選択制」に変わった後、都市計画区域では全国6番目に線引きを廃止した岡山県笠岡市の視察を終えて帰ってきました。

笠岡市は瀬戸内海沿岸に位置する人口5万4700人の小さな市ですが、隣接する広島県福山市などと工業集積を促す「備後地区工業整備特別地域」の指定を国から受ける条件に1972年に導入した線引きを2009年に4月に線引き廃止をしています。都市計画法で郊外への無秩序な開発を抑制するために導入された「線引き制度」廃止する動きがある中で、大変興味深い課題として「線引き制度廃止による共生型土地利用について」と題して会派での視察になりました。

線引き廃止した自治体の多くの共通することとして、農業所得の減少や後継者不足などを理由に土地の売却を望む市街化調整区域内の農家の間に、売却の際の支障となる土地利用規制への不満が大きいことが挙げられます。

都市機能を中心部に集約して高齢者にとって住みやすい街つくり、同時に財政支出も抑えようとするコンパクトシティを進めいていくには、郊外開発に歯止めを掛ける線引き制度は必要な手立てでもありますが、線引きをされている地域の人口減少による過疎化問題も地域にとっては重要な課題でもあります。私の住む東部地域においては、線引き廃止を進めてもらいたいと言う要望も強くあります。
笠岡市では、線引き廃止をしてまだ間もない事もあり、期待されていた効果はまだはっきりとは示すことは難しいとしていました。(線引き廃止しても、不況もあり劇的な効果は無いようです)しかしながら、笠岡市以外にも今後も、合併自治体を中心に「統一的土地利用」を目的に線引き廃止する動きはあるように感じとることはできました。
笠岡市以外の線引き廃止も更に研究しながら、富士市にとっての土地利用は考えていきたいと思います。
尚、詳しい視察報告は後日提出します

ヒアリングをさせて頂いた笠岡市議会議事堂は大変立派な建物でありましたが、笠岡市のマークが、女性の好きなブランドメーカーロゴに似ており、ちょっと笑ってしまいました。

視察中です。

7月5日から7日までの3日間、会派視察の為に、富士市を留守にしています。

朝八時発の静岡空港のFDAを使用して出発しますが、FDA利用の視察は初めてで、搭乗率問題も含めて、空港利用は視察内容に含んでいます。また、笠岡市では、土地利用として富士市でも、線引き制度の見直しができるのかを含めて、研究をしてくるつもりです。(私の住んでいる土地改良区では調整区域を無くすための線引き廃止の話が良く出ています)
どんなことでも「百聞は一見にしかず」です。
現場に行かなければ分からないことは沢山ありますので、勉強してくるつもりです。
視察報告は、後日という事で・・・、

松本市へ生きる力を視察

一般質問を2項目予定しています。
その1項目として、以前より取り組んでいるキャリア教育の推進についてですが、富士市の課題としての、設置が望まれているキャリア教育推進会議が存在しています。長野県の松本市で協議会がどのような形で設置され運営されているか、事務局を担当している教育委員会生涯学習課に視察に行ってきました。(朝6時出発です眠いです)

長野県松本市では、平成19年に、児童・生徒が「生きる力」、将来社会の中で自立できる能力、態度を育てるキャリア教育を組織的、系統的に推進するために、キャリア教育推進会議が設置されています。

生涯学習課勤労青少年ホーム久保田所長と中山主査が説明をしてくれました。
事業推進体系としては、
学校、企業、行政、家庭、地域によって、児童、生徒の「自立・社会参画」ができるようなプログラムがあります。
目標の共有として
地域が一体となって、地域全体で子供を育てます。
社会での実践や意思決定の様々な場や機会を積極的に提供していきます。
と謳われており、子ども達の「生きる力」を支援していくのがキャリア教育推進会議でもありました。

協議会では多くのプログラムが紹介されており、その一つとして、学校で社会的課題解決プログラム「キッズアントレ」は、人が生きていく上で、重要となる「福祉」「くらし」「働く」「遊び・学び」などのテーマを取り上げそれらのテーマについて考えていくと面白いものでした。
協議会の設立に関しては、平成19年当時、キャリア教育自体が浸透していない中で、教育委員会のトップ(教育長)の英断の下で進められたものであるという話を聞きました。また、松本市のキャリア教育にもまだまだ課題もありますが課題解決の為にも協議会は必要であるとしていました。
以前にキャリア教育について瀬戸市へ視察に行きましたが、瀬戸市と違い、教育委員会が進めるキャリア教育についての話は違う意味で大変良い勉強になりました。

松本市役所の前に、松本城がありましたが、やはりお城のある街は、風情があります。また、中山さんの紹介で市役所近くのお勧めのおそばやさん「こばやし」でおそばを食してきました。
おいしかったです。
(今回の視察に関しては、個人的な視察でもありますので、悪しからず)

災害支援報告

平成23年度須津地区福祉推進会の総会が開催され、終了後に福祉講話として、富士市社会福祉協議会の伊藤主事が被災地で支援を通しての報告をしてくれました。

伊藤主事は社協の職員として派遣され、岩手県の宮古市と山田町で「緊急小口資金貸付業務」を行ってきたそうですが、最初に被災地での状況を見た時には、涙がこぼれてきたそうです。
支援を行ってきた中で、支援業務とは別に現地で皆さんの話を聞きながらの問題点、まとめと次のように話してくれました。

災害時問題点(災害直後)
1、 物質の確保が難しい
2、 携帯電話等の通信手段は時間がたたないと使えない
3、 支援の情報等が得づらい
まとめ
○行政の支援の手が入るのは数日後のため直後は近所の助け合いが大切
○避難所等でも助け合いが大切
○普段から顔見知りの関係を築く必要がある
最後に、1週間の間には、復興は著しく進んでいく様子は分かったそうで、その中で、日常生活物資の支援も大切だが、無駄であるようなものでも(たとえば静岡県が持って行った鯉のぼりとか)被災地で笑顔がこぼれるよう心のつながりを感じるものであったり、インターネット等において遠くの地域からも応援している事がつたわる心の支援が重要であると感じたそうです。
まだまだ、復旧復興は時間が掛かることであります。
改めて、しっかりとした情報を得ながら、継続的な支援をしていく事が大切であると感じました。

ちなみに、講和をしてくれた伊藤主事は、宇東川にある清岩寺の副住職でもあるそうです。
若いのに道理で話しなれている訳です。

富士市水防訓練

豪雨シーズンを前に、富士市水防体制の一層の強化、及び水防技術の向上を図り、市民の水防に対する理解と協力を求めることを目的とする水防法に定める水防訓練が開催されました。本年度は、3月11日の震災における津波による被害も考慮しての水防訓練でもあったような感じです。

今回の訓練項目として
土のう作り及び積み土のう工法、木流し工法、五徳縫い工法、シート張り工法、月の輪工法、川倉工法等(様様な訓練工法がありますが、実際の災害時では、土のう工法位しか使われてないと思います)が行われましたが、すべての水防団が取り組んだ川倉工法に関しては、断トツの速さを誇ったのは、私の地元でもある須津水防団でした。

須津地域に対しては、水害常襲地として日頃よりの危機感があり水防という事については他地域に比べて意識が高い事が結束力があったのかもしれません。
どのような事態であれ、災害時には地域が一丸となる事が大切である以上、訓練項目として行われている事は実際の災害時に使われなくても水防訓練が重要である事であったと思います。
出来る事なら、本年度も災害がない事を祈ります。

視察幹事として検討中

議会運営会議が終了後、新人議員を交えての会派会議が開催されましたが、その際に、会派研修及び視察についての話し合いがありました。視察について私たち会派では、今まで、新人議員が中心になり段取りが取られていました。

私も今期から新人議員の枠が外れたはずでしたが、しかしながら、新たなスタートという事で、勝手がわからないだろうという事で、会長から
「3人でやってくれ。荻田君」
と名指しで私の顔を見て言います。
「3人と言いますと」
「いつもの2人と、新人の3人でやってくれ」
「へへ・・・・」
そういうことで今回も視察幹事です。
選挙後でいろいろな要望があると思っていましたが、当然、震災後の被災地への視察は要望として挙げられていました。ただ、被災地への視察については、物見遊山の観光のような形でいき、住民感情を逆なでたり、作業の障害となる交通渋滞や、撤去を行う被災住民の邪魔になるというトラブルも多くあると聞いています。被災地視察はあくまでも、現場作業の邪魔にならないことが鉄則でもあります。議員であるからこそ、その辺はしっかりとしなければならない事でもあるかもしれません。被災地視察と言われる中で、受け入れ先を考えると安易には決められないなと思いもありましたが、そのような事を考慮した中で、被災地の復旧復興のための作業の円滑な支援をしながら、視察案内のサポートをしている、三陸鉄道「被災地フロントライン研修」と言うのがある事を聞きましたのでネット上で調べました。

被災地への視察を含め、災害だけではなく、幅広く富士市にとっても私たちにとっても、必要な視察研修を週末、情報集めをしてから、次の会派会議で幹事として、提案しなければなりません。
パソコンにくぎ付けです。

須津川渓谷の利用の仕方

私の住む須津地域の誇れる場所の一つとして、大棚の滝がある、須津川渓谷があります。須津川渓谷は愛鷹山系随一の美しい渓谷で、春は若芽、夏は小鳥のさえづりと清流には涼しさを、秋には紅葉、四季折々の風景を楽しませてくれる場所でもあります。

(偶然にもシカが4匹見れました)

また、運が良ければ、渓谷に住む、猿やシカに遭遇することができます。往復12キロ歩いて観光するには素晴らしい場所であると思っています。
現在、須津川渓谷周辺整備としてキャンプ場、炊飯棟、つり橋、遊歩道の整備もされており、市内はもとより遠く県外からも訪れる場所となっていますが、その須津川渓谷の観光を考えた中で一つの課題として、登山者やハイカーとは別に河原でバーベキューをやる方が多くいる事です。

特に今回のGWやお盆等の連休になると、ものすごい賑わいでもあります。バーベキュー事態は良い事であると思いますが、マナーには多少問題があるように感じます。と言うのも、ハイカーや登山者の為に設置されているトイレの周辺は格好のバーベキュー場所となって、いますが、トイレ駐車場はもとより、トイレ周辺にはバーベキューをやりに来た人たちの車が路上に連なっており、トイレや休憩で利用したい人たちには妨げとなっています。(本来バーベキューをやる為に作られたトイレではなく、河原はバーベキューサイトでもありません)

また、それ以外にもいたるところで路上駐車がされており、ハイカーにとっても景観的にはあまり好ましい状況になっていない感もあります。それと同時に、地域で毎年、須津川渓谷へ、下草刈りやクリーン作戦にいくと河原でのバーベキューの後始末の悪さも目立ちます。
今後の須津川渓谷の利用の仕方は、東部地域の観光施策を進める上で考えなければいけない事だと思っています。