自転車のまち宇都宮

市をあげて、「自転車のまち」の実現に取り組んでいる餃子で有名な宇都宮に行ってきました。現在、宇都宮では、自転車のまちづくりの魅力や目指すべき将来像を市内外に伝えるメッセージとして「自転車で“走れば愉快だ”宇都宮」を積極的に情報発信しています。

宇都宮は市街地を中心に平坦地が広がっている上、充実した道路環境整備も進んでおり、自転車利用をするには適した環境である為にもともとが自転車利用の盛んな街であります。ですから通勤、通学に自転車を利用する人の割合が全国平均と比較しても高く、驚いたことに、市内の高校生の8割が自転車通学をしているそうです。また、ジャパンカップサイクルロードレースや地域密着型プロロードレースチーム「宇都宮ブリッツエン」もあり自転車のまちづくりが進める環境は進んでいます。
視察内容としての「宇都宮市自転車のまち推進計画」でしたが、すでに自転車利用、活用基本計画が策定された上での取り組みが
1、「走る」として自転車ネットワーク路線と優先整備路線等の自転車空間の確保、
(自転車・歩行者通行帯、自転車・歩行者道の分離・自転車専用通行帯)

2、「止める」駐輪場の整備(4時間まで無料それ以上100円)バスへスムーズな乗り換えができる(サイクル&バス)駐輪スポットの整備

3、「借りる」レンタサイクル事業の実施市内4か所駐輪場での相互利用が可能(1日100円)モビリティセンターの整備
(レンタサイクル ・ 宮ステーション ・ シャワー施設)

4、「守る」交通安全教室、安全啓発活動の実施

が進められて来ています。
(様々な取り組みは市内随所で確認はできました。その他にも携帯用自転車マップも配布された上で、コンビニとの空気入れの貸し出し等の連携もされています。)

推進計画では4つの柱を立てて平成27年までの自転車のまちの魅力を高める評価指標を立てた上で「自転車のまち宇都宮」の実現に向けて取り組んでいく事が説明されました。
大変勉強になりました。
私自身、自転車についてのまちづくりを進める上での課題として、以前平成20年11月議会で、自転車利用の在り方や放置自転車条例の制定を強く求めました。未だにない放置自転車条例には不満を持っていますが、富士市では、本年の3月に富士市自転車利用総合計画が策定されており、確認するとその事も盛り込まれており、一歩前進と思っています。

しかしながら宇都宮等の先進事例を見ると、富士市の自転車環境はもっと整える必要性は強く感じています。
今後、富士市にあった自転車のまちづくりは進めたい事柄でもあります。