災害支援報告

平成23年度須津地区福祉推進会の総会が開催され、終了後に福祉講話として、富士市社会福祉協議会の伊藤主事が被災地で支援を通しての報告をしてくれました。

伊藤主事は社協の職員として派遣され、岩手県の宮古市と山田町で「緊急小口資金貸付業務」を行ってきたそうですが、最初に被災地での状況を見た時には、涙がこぼれてきたそうです。
支援を行ってきた中で、支援業務とは別に現地で皆さんの話を聞きながらの問題点、まとめと次のように話してくれました。

災害時問題点(災害直後)
1、 物質の確保が難しい
2、 携帯電話等の通信手段は時間がたたないと使えない
3、 支援の情報等が得づらい
まとめ
○行政の支援の手が入るのは数日後のため直後は近所の助け合いが大切
○避難所等でも助け合いが大切
○普段から顔見知りの関係を築く必要がある
最後に、1週間の間には、復興は著しく進んでいく様子は分かったそうで、その中で、日常生活物資の支援も大切だが、無駄であるようなものでも(たとえば静岡県が持って行った鯉のぼりとか)被災地で笑顔がこぼれるよう心のつながりを感じるものであったり、インターネット等において遠くの地域からも応援している事がつたわる心の支援が重要であると感じたそうです。
まだまだ、復旧復興は時間が掛かることであります。
改めて、しっかりとした情報を得ながら、継続的な支援をしていく事が大切であると感じました。

ちなみに、講和をしてくれた伊藤主事は、宇東川にある清岩寺の副住職でもあるそうです。
若いのに道理で話しなれている訳です。