産科医が存在しない都市では・・

富士市において、昨年、中央病院において提携先の慈恵医大よりの産科医の引き揚げに伴い、産科医の医師不足による問題が大きな問題となりました。その後、浜松医大と話がつき、現在では5人の産科医が確保出来た中で存続がされています。

 しかしながら、医師不足は多くの地方自治体においては深刻な問題であり、産科医が存在しない都市においての、現状とその対策として行っている岩手県遠野市の「ねっと・ゆりかご」を視察してきました。

 遠野市は岩手県のほぼ中心部に位置し、柳田国男の「遠野物語」で知られる独自の歴史や文化を持つ自然豊かな人口3万2千人、高齢化率は33.4%と高く、出生率は1,79と低い状況でもある少子高齢化が進む小さな市でもあります。

 その遠野市において、2002年4月に岩手県遠野病院の産婦人科が閉鎖され、遠野市内で分娩できる施設が無くなってしまいました。その為に市内の妊婦は山を越え、遠くの市外の病院へ通院しなければならなくなり、市内でお産が出来ない市になってしまいました。閉鎖後5年経っても、医師の再配置がない状況に地域周産期医療システムを再デザインした中で、県と遠野市において、行政と助産師と医師が協働する体制を構築する事に取り組み、2006年に妊産婦の不安を軽減する事を目指した「遠野型助産院ネットワーク構想」が進められ、遠隔地におけるモバイル胎児心拍伝送装置を利用した遠隔妊婦健診の取り組みが始まりました。そして、2007年に公設公営のITを活用した県内初の妊婦支援施設で産科医が一人もいない医療過疎地の試みとして市営助産院「ねっと・ゆりかご」が開設されました。

 システムとしては助産院から送られてくる伝送データを市外の産科医が見ながら診察し適切な出産、入院時期などを助言します。また、双方向カメラで妊婦と顔を合わせながらの対話も可能なシステムとなっています。
「ねっと・ゆりかご」は医師不足がもたらした中で、ITを利用し、遠野市助産院が拠点となり、県内医療機関、産科開業医、緊急搬送の確立をすべく消防署との連携により成り立っていますが、理想としては、やはり常勤の産婦人科医の確保に尽きると思います。しかしこのシステムにより、医師の負担が軽減することにより医師誘致へ環境整備につながると考えられ、開業支援金と合わせた中で積極的な誘致活動は進めていくそうです。この取り組みの将来構想は、遠野市が「安産の里」の実現が出来ればと説明してくれました。
2010年には遠野物語が発刊100周年を迎えますが、伝説や昔話で語り継がれてきた河童や座敷わらしが今も存在しているかのような史跡や自然が残っています。まちの中には河童がモチーフとされたものが随所にありました。
(交番もかっぱ)(池にもかっぱ)(神社でもこま犬ではなくかっぱ)どこでも、かっぱです

心のテーマパークと言われる遠野市では子供を育てる事を望む人達に、安心して住める福祉の里としても力を入れていました。
今回視察をし感じた事は、富士市では、中央病院の産科医が確保され、開業医が存在する事は恵まれた状況であり、今後もこの体制が崩れないような医師確保は最重要課題として取り組んでいかなければならない事を痛感しました。

スローフード宣言都市・気仙沼

 

 

 日本で唯一の「スローフード」宣言都市であるふかひれで有名な宮城県気仙沼市へ視察してきました。


 気仙沼市は宮城県の北東端に位置し、東は太平洋に面し、南は南三陸町、西は登米市、岩手県一関市、藤沢町、北は岩手県越前高田市に接しています。太平洋に面している三方を海に臨む半島や複雑な入り江等、素晴らしい景観を有するリアス式海岸となっており、そのリアス式海岸は陸中海岸国立公園及び海中公園の指定を受けています。

人口は7万5千人で水産業は全国6位、カツオの水揚げ量とふかひれの生産は日本一の全国有数の漁業のまちであります。昭和61年には「「魚食健康都市」を宣言するなど食に対しての取り組みを早くからしており、平成13年に「食のまちづくり協議会」が設立され、平成15年には今回の視察目的である、「気仙沼スローフード」都市宣言をし、合併に伴い改めて平成18年に新市として「気仙沼スローフード」都市宣言を行いました。
 現在、気仙沼が取り組んでいるスローフード運動は、料理そのものだけに関心を持つのではなく、自然から私達の口に運ばれるまでの過程についても思いを巡らし、生活の中で育まれてきた食を次世代に伝え、個性的で魅力あるまちであり続ける為の取り組みだそうです。スローフードと言うと誤解されがちですが、ファーストフード全体を否定する事でなく、ゆっくり食べる事やグルメの事でもなく、またスローフードと言う特定食べ物(郷土料理)やメニューではないと言う正しい理解をして頂いた上で、スローフードの4つのポイントは、
1、おいしく食べる。おいしく提供する
2、食べる選択肢を増やす
3、食材に旅をさせるのではなく、人が旅をする
4、食を通した世代間の交流をはかる
としております。それに則り、スローフード運動として、食を核にしたまちづくりが官民協働で展開されています。その為にもまずは地元の人たちが地域豊かさに気づかなければ外部の人(お客様)に伝える事は出来ないとし、来訪者にきちんと説明、発信ができるよう食のまちづくりフォーラムや食による教育としてプチシェフコンテストを行い、徹底した意識啓発を進めています。

スローフードの本質としては、食を通して自然や暮らしを考え、食がつなぐ人と人、人の自然な度あらゆる関係や地域の姿を改めて見つめ直す事と言い換える事が出来、こうした考え方やそれに基づく活動の積み重ねが自分達の住む地域の魅力の発見、地域資源を活用したまちづくりにつながるとしておりましたが、持続可能なまちづくりを進めていく上で、今後の課題としては、スローフード運動の終着点をどういう処に置くかはまだ、模索中であると説明をしてくれた企画部企画政策課の赤川課長は言っていました。
(シャークミュージアム)(シャークケージに入っての撮影)(凍った魚の展示)

 その後、市場と隣接したリアスシャークミュージアムとマイナス25度の冷凍博物館も見学してきました。
 気仙沼の特産品ランキングは、1位生鮮さんま、2位生鮮カツオ、3位サメ・フカヒレ、4位マグロ、5位カキ、6位ホヤ、7位イカの塩辛、8位わかめ・めかぶ、9位ホタテ10位アワビですべて海の幸でした。聞いているだけでお腹がへってきましたが、今回の視察は気仙沼市の水産業の豊富な資源を活かしたまちづくりではあるものの、富士市においても、食育は進められており、食でのまちおこし(しらす、おむすび計画、つけナポリタン、ひらひら鍋)や公設市場建設もあり、地産地消を活かした食への考え方は非常に勉強になりました。

ホップ生産量日本一。

3日間の視察から戻ってきました。岩手県遠野市、宮城県気仙沼市、福島県福島市と東北の3県を移動しながらの視察でしたが、感想はと言うと、移動距離が長く電車に乗っている時間が多かった為、結構疲れました。

初日の遠野市まで行くのにも、6時間近く掛かかりました。また、最終日は陸の孤島といわれる気仙沼市から福島市まで移動し、視察後帰路に着きましたので富士に着いた時は、ぐったりしてしまいました。私は、その後、母のふた七日の法要が、私が、帰り次第自宅で行われる予定でしたので、慌てて帰り済ませたのですが、疲れからすぐに寝てしまいました。起きたら真夜中であり、疲れましたが、まずは何とかそれなりに、有意義に勉強はしてきた事は報告します。
 
視察内容とは異なる事ですが、3日間の中での私のトピックスとしては、岩手県遠野市は、自然と伝統が息づく民謡の里として遠野物語が有名ですか、ビールの苦みの成分でもあるホップの生産量が日本一の地域であり、ホップの4割を遠野で生産されていると聞き興味を持ち、移動中でホップを刈り取った後でしたが畑を見学ができました。

遠野市の生産農家はキリンと提携しており、視察説明の中でも、「遠野市では市民は、夜はキリンを飲み、アサヒは朝日が出てからでないと飲みません」(昼間はほとんどお酒を飲む機会がないのでキリンを飲まなければいけないと言っていると思うのですが)と冗談を言っていましたが、視察した次の日(28日)に全国発売されるキリンの「取れたてホップ 一番搾り」が話題になっていました。

テレビ等でも話題で取り上げておりましたが、いち早く買い求める事が出来たので、ホテルで試飲しましたがなんでも初物はありがたく思ってしまいます。独特な苦みと香りがあり、ビールのラベルにも遠野産のホップ使用が歌われていますのでよろしかったらご賞味ください。

それと遠野市の福泉寺の紅葉は私が今までに見た事のないような真っ赤な色をしたもみじが夕日に照らされ見る事ができました。写真も撮ったのですが旨く色がでません。

遠野市での紅葉は言葉では言い表される事が出来ないほどの感動でした。やはりその場所に行ったものでないと分からない経験でもありました。真っ赤な色をした落ち葉を拾いお土産に持って帰りました。

今回その他にも、色々と見てきたのですが、ただ心残りは、移動の事も考えて視察先の遠野市には泊まらず、せっかく花巻市に泊まったのですから、29日にドラフトで話題になっていた菊池遊星君の、花巻東高校へも行ってみたかったです。看板は見る事は出来ました。

今後、今回の3つの視察内容はゆっくりと折々記載していきたいと思っています。

行政視察中(文教民生委員会)

本年度所属する常任委員会、文教民生委員会の行政視察に27日〜29日まで3日間行ってきます。

母が亡くなってすぐの19日に、事務局より出欠席の確認がありました。葬儀終了後の都市計画審議会の視察は事務局にすぐにキャンセルをしましたが、今回は常任委員会の視察でありますので、迷いましたが、ふた七日の法要は帰ってからすぐに行うようにさせて貰い何とか参加しようと返事をしてありました。行くまで、慌ただしく、視察の準備も十分ではないのですが、とりあえず体一つで行くつもりです。

視察事項は、
1、助産院「ねっと・ゆりかご」について(岩手県遠野市)
2、「気仙沼スローフード」都市宣言について(宮城県気仙沼市)
3、子どもの夢を育む施設「こむこむ」について(福島県福島市)
の以上の3項目です。
母が亡くなり、用事が多いのですが、興味深い視察でもあり、亡き母も、公務をしっかりこなす事を喜んでくれると思っていますので、行く以上はしっかり勉強をしてこようと思っています。
3日間富士を留守にしますが悪しからず。

桜ともみじの下草刈り

 
 恒例の須津川渓谷の桜ともみじの下草刈りがありました。これは、まちづくり推進会議が主体となり、町内会長OB会も加わり、春と秋の2回開催されていますが、私は須津川の移りゆく景色が楽しめ、その上、良い汗がながせるので積極的に毎回参加しています。

 須津川渓谷にはご存じのとおり、大棚の滝があり、マイナスイオンを浴びれる絶好のスポットです。その整備には、地域あげて取り組んでいますが、先月の行政懇談会において、整備要望と共に観光スポットとしてPRの必要性が問われていました。多くの観光客が来る事により、広い範囲である為に自然が荒らされてしまう恐れがある中では、地域住民の皆様と相談の上取り組んでいきたいという事でした。確かに素晴らしい場所ではありますが、人が来ることにより管理は難しくなると思います。今でさえ不法投棄やバーベキューの後片付けをしないまま帰られる方もおり、地域で清掃活動をすると大量のごみが出てきます。多くの人に知ってはもらいたいと思いますし、来てもらいたいと思いますが、ゴミを捨てたり、自然を荒らされる事は困ります。行政で管理が出来ればいいのですが、難しい事なのかもしれません。

 下草刈りの方は、順調に進み、うっそうと茂っていた草も取り除かれ、雨が降ったせいか雨量が増している中では、大棚の滝意外の小さな滝も見られます。

 来るたびに思いますが、多くの人の力によって成り立っていますが、私の住んでいる場所の誇れる景色です。
11月には紅葉の中を大棚の滝まで「ふれあいウオーク」があります。トン汁やお汁粉が途中で振舞われ、気持よく歩けます。須津地区以外の参加もできますので、ぜひ参加して見てください。

吉原の注目の場所

 

静岡を中心に店舗展開をしているしずてつストアの33店舗目となるお店が吉原地区に10月1日にオープン致します。場所は、以前はマキヤさんやスーパーのひのやさんがあったエンチョーさんの隣でもあり、吉原商店街のすぐ近くの位置でもあります。

 しずてつストアさんの場所から200メートル先にはユニーもありますが、店舗の道路を隔てた前や斜め前には空き地があり、今後、さらに商業施設が立つような話ですので人の流れやまちの様相が変わってくるような気がします。

敷地内に同時にオープンする長谷川耳鼻咽喉科は私の親戚にもあたり、内覧会が開催されましたので、その時に富士市に初めてできるしずてつストア及び併設しているマツモトキヨシを見学させて頂きました。

 しずてつストアは、すこし高級感がある富士市にもあるスーパーあおきさんと似ているような感じでもあります。店内には、手作り豆腐のコーナーやオープンキッチンの総菜コーナーもあり、地産地消は勿論の事こだわりの商品も多数そろえてあります。また、吉原店には「フードスタジオ」があり、24名までの料理教室が開催されていくそうです。営業時間が9:00から23:00時であり、駐車場スペースも確保された新店舗は地域の人で賑わうと思いますが、近隣の商業施設にとってはやはり脅威であると思います。

また、私の地域で言えばドラッグストアは多くあり、余り不便は感じてはいませんが、やはり「薬と言えばマツキヨ」と言われるほどブランド店であります。マツモトキヨシができる事は、マツキヨは今まで、都市型店舗を展開してきたお店で、かつて大都市で生活の経験のある方や、テレビのコマーシャルで知っている人にとっては、「あのマツキヨがあったら」と思っている人も多く、現存のドラッグストアを飛び越えても買い物にいくと思われます。
しずてつストア・マツモトキヨシ・焼肉の牛角・輸入雑貨を扱うベルセーブ・そして病院がある場所として、しばらく注目の場所でもあると思っています。
(長谷川院長先生)(診療施設)(最新鋭の聴力審査機)

 私の親戚の長谷川耳鼻咽喉科は耳鼻咽喉科としては、市内で一番広い診療室で最新の機器をそろえた中での病院です。長谷川豪医院長は年齢も若く技術もすぐれた先生であり、買い物にも便利な病院ですのでよろしかったらご利用をお願いいたします。
(当然、院外処方であり、処方箋はマツモトキヨシでお願いしますとのことでした)

秋葉原は今?

 
 学生時代は、電化製品が好きで、秋葉原へ行った事を覚えています。何年か前に山手線で秋葉原を通過した時に、広い広場のような処にバスケットコートがありましたが、その後、駅前の再開発がされており、変わった事を聞いていました。

懐かしさもあり一度行きたいとは前から思っていたのですが、今回一般質問で駅前の事を取り上げますので、駅前が変わった所を視察と買い物を兼ねて、一人で秋葉原へ行ってきました。秋葉原の再開発のテーマは人の交流、情報の交流、産業の交流で「クロスフィールド」と銘打ち、こうした様々な交流が活発に行われるよう、産官学連携機能、集客等機能、情報ネットワーク機能、オフィス機能等を集積し、新たなプラットホームを構築しています。また、東京の動脈(山手線と総武線)という東京の動脈が交差し、つくばエクスプレスが開通し、高水準の教育・研究を行う大学や研究機関などが集積する研究学園都市つくばと秋葉原を45分間で結ぶようになり、そのような「クロス(交差する)」という意味合いも込めてロゴと名称を決定したそうです。

学生時代とのあまりの様変わりに、出口もよく分からず、出てからの風景も随分変わっていました。しかしながら、電化製品を買い求める人だと思いますが、ものすごい人出は相変わらずです。(外人も多く見かけます)
 電化製品以外にも、新たなにぎわいとして、アニメ文化もこのまちから発信されており、その他にも、まちのあちらこちらにメイドの格好をした、女の子がいますし、私の学生の頃は食べる所もあまり見掛けなかったのですが、飲食店もかなり増えていました。(ユニークなお店が多いです)

秋葉原の食べ物の思い出として、父親が東京に出てきたとき、万世のステーキを食べさせてもらった事を覚えていますが、懐かしさのあまり、思いでの肉の万世にも行ってきました。
(創業60周年の万世ビル)(万世橋の下を流れる川)

秋葉原と言えば麻生首相が思い出される訳ですが、選挙で大敗し総裁も辞任した麻生首相も鳩山内閣が16日発足する為に総理大臣の任期も後わずかです。また、自民党の総裁選も28日に行われますが、総裁になった時の麻生人気は見る影もありません。選挙の顔として、麻生人気を演出したのは、2年前の総裁選で自民党本部前に押しかけた“アキバ系”の支持者達でした。あれから2年経ち、総選挙をめぐる話題として、アキバは大きな話題にはなりませんでしたが、アキバ系の麻生首相の支持者はどこへ行ったのでしょうか?今も支援をしているのでしょうか?

街の中を歩いていると、「俺たちの太郎!」と言う大きな看板が目につきました。でもアキバでも、売られているお土産は鳩山さんでした。やっぱり“キャラが立ち過ぎて”、一般大衆に受け入れられなかったようで、変化に対応できなかった象徴のようで何となく看板も物哀しく見えました。
秋葉原の今は、私が知っていた時と大分変ってきています。

時代と共にまちも人も変化していかなればならない事を改めて実感いたしました。

灯篭流しと竹灯篭

 

 初めて灯篭流しを今泉の法雲寺で体験してきました。灯籠流しは、死者の魂を弔って灯籠(灯篭)やお盆の供え物を海や川に流す日本の行事ですが一般的には、お盆の行事で送り火の一種であります。

法雲寺は小池議員の奥様の実家ですが、戦没者慰霊祭の際に、
「明日、19時に法雲寺で竹灯篭を飾るから、見に来いよ。須津の方でも、竹が多いから、君のお寺でもやってみたら」
と囁かれましたが、同じ時間に富士川で投げたい松のお祭りがあるので、どうしようか迷いました。でも、26日に檀家であるお寺のお祭りがある事を思い出し、ちょっと参考にしようと思い、私のお寺の役員さんと共に視察に行きました。
(役員の後藤さんは参考にと写真を撮りまくります)

竹灯篭を見に行って感じた事は、竹灯篭は竹灯篭でいいのですが、それより灯篭流しの方が気になってしまいました。灯篭流しは、灯篭をお寺で500円で買い、名前と祈願を書き込み、法雲寺から田宿川に流れる小川を利用し灯篭を流すのですが、多く人の思いの光が川を流れ、幻想的でもありました。
(母親と共に灯篭流しの祈願をしました)

 私が檀家のお寺の横にも江川が流れていますが、水害常襲地でもあるので、灯篭を流しは、災害防災の祈願にいいのではないかと思いました。一緒に見学していた私のお寺の役員さんも、大変興味をもったようで、灯篭を流さず、お寺の役員会で法雲寺の行事を報告する為に持って帰りました。もしかしたら、檀家であるお寺でもひそかに灯篭流しが始まるかもしれないと期待をしています。また、竹灯篭に関しては、竹に火を灯す似たような事をすでに、私のお寺では取り入れているので、芸術的に見せれるような竹に細工をしたりする工夫は今後できないか検討材料にすると言っていました。
お盆ならでは行事ではありますが、灯篭流しを見るのも、流すのも初体験であり、小池議員にはお誘い頂き感謝申し上げます.

景観実務講習会

 お盆に入りましたが、市役所は休みではありません。12日、静岡県が主催する平成21年度第2回景観実務講習会が富士交流プラザで行われており、都市計画審議会の委員でもあるので勉強に行ってきました。

プログラムとしては、話題提供として、
1、「熱海市の野外広告物行政への取組み」
2、「牧の原茶園・空港周辺地域景観協議会野外広告物デザインルール検討」
講義として、富山大学芸術文化学部武山良三教授の「景観広告のデザインの考え方と事例」と3時間の講習でありましたが、案内を頂いた時に、富士市の景観形成について取組みが始まっていたので、時間を割いても聞きたい内容でもありました。

 其々興味深い話ではありましたが、特に武山教授の講義は、写真事例が示された説明であり、大変わかりやすく景観広告のデザインの考え方は都市のブランド力に係る重大な事であり、地域にあった戦略が必要となってきており、広告主、市民、業者、行政、が連携した中で景観形成に貢献できるシステムを構築していく必要性が話されました。屋外広告物については、機会があった時に書きたいと思いますが、都市間競争が激化していく中では、景観形成についてはしっかりとした考えを持たねばと思っています。

 たまたま、講習会に出かける前に、市役所で、新たな富士市景観計画の「富士市景観形成ガイドライン」が配布されました。これは、富士市では富士山を背景とした美しい景観を形成するために平成4年3月に景観づくりの基本的指針となる「富士市都市景観形成ガイドライン」を策定していますが、平成16年の景観法を含む景観緑3法が公布され良好な景観形成の為の総合的取組みが可能となり、積極的に景観行政に取り組んでいく為に、景観基本計画の改定作業を進めており新たに、見直し景観ガイドラインが策定され直された訳です。
 富士市は今までにも、景観形成の為に煙突の撤去を推進する「煙突撤去モデル事業」を実施していますが、富士山の世界文化遺産を目指す中では、地域戦略として益々、無秩序な形態や色彩の大規模建築物や屋外広告への景観へ対応方策が必要となってきています。
 講習会を受ける前に、新たな景観計画をじっくり目を通してから講義を受ければもっとリアルに富士市の問題もわかったのかも知れませんが、今回の講習で、改めて景観の課題や景観法を踏まえた中で、自分なりに考えるきっかけになりました。

研修報告会

8月30日の総選挙に伴い慌ただしい毎日が過ぎていますが、本年は、選挙が近い為に私の会派は例年行われている泊りがけの視察は中止になっています。しかしながら、個別での研修は進めていますので、その研修報告会が会派で行われました。

私の属する市民クラブでは、視察や研修については報告書の提出は勿論ですが、情報の共有化を図るために、定期的に報告会を開催しています。今回の報告会の内容は、7月に行われていた研修会中心に次の通りでした。
1、 平成21年度JIAM第2回市町村議会議員短期研修「自治体財政の見方〜財政健全化判断指標を中心に〜」
2、 NOMA行政管理講座「地方議員のための政策講座」
3、 第51回自治体学校イン埼玉
4、 NOMA行政管理講座「地方議員のための決算審議のポイント〜地方財政健全化法、公会計・行政評価の視点から〜」
5、 その他
(研修に参加し講師を務める発表者)

5つの研修について報告が参加した議員から説明がありました。他の会派の事はわかりませんが、議員の資質向上という点においては、私の会派では積極的に取り組んでいます。研修に参加できなかった人にとっては新たな情報提供となり、また、報告者も研修に参加するだけではなく、報告する事により更に理解も深まるために有意義な事でもあると思っています。
 子供達も夏休みの宿題に追われていますが、議員も次の議会までの間、それなりに勉強はしていかなければなりません。

 
 研修会とは別の場所でその後、4月に行われた日本語スピーチコンテストにおいて小中学校の部で優秀賞に選ばれた、日系ブラジル人の山田ケリーあけみちゃんの上手なスピーチを聞かせていただきましたが、文章力もですが日本があまりに上手でびっくりしました。

NPO法人ドットジェイピー

「政治家はテレビの中の住人ですか?」
若者との政治をつなぐNPO法人ドットジェイピーのセミナーを受けたのですが、この団体のコンセプトとビジョンはパンフレットには次のように掲載されています。

「若者の投票率低下。政治的無関心。政治離れ。
まるであたりまえのように、まるで仕方無いかのように語られています。
でも本当に若者は政治から離れてしまっているのでしょうか。
メディアが伝える政治と本物の政治語る政治とのギャップ。もっと若者がリアルな政治を直視する必要があるのではないでしょうか。
きっと、まだ政治をあきらめていない若者はたくさんいるはずです。
きっと、若者をあきらめていない政治家はたくさんいるはずです。
未来を創るべき若者と、現在を創っている政治家。
その二人を近づけるのは何でしょうか。
その問いに、ドットジェイピーイピーは一つの答えを出しました、「議員インターンシッププログラム」若者が自分のからだで自分の政治を感じるために。
若者が自分のこころで自分の政治を語るために。
若者が政治の未来を自分の未来として直視するために。
遠いところにあると思っていた政治。
でも手を伸ばせばすぐのところに政治は生きています。
そのリアルを一人でも多くの若者が感じる為に。」
(パンフレットより掲載)
NPO法人ドットジェイピーは、若者の投票率向上に取り組むNPOとして1998年に設立され全国10支部、大学生約200人が活動しています。今までに3294人の議員事務所と8316名の学生が参加しており、そのうち25人が議員として活躍しています。
(セミナー資料一部抜粋)

 先月末のセミナーで勉強をしてきたドットジェイピーの宣伝をしたい訳ではありませんが、若者の投票率の向上を目的とした「議員インターンシッププログラム」はこの団体の方法論としての取り組みとしては、素晴らしいと思いました。
プログラムの活動例としては、議会傍聴、事務所作業、街頭演説、地域宣伝活動等多岐にわたりますが、このプログラムを実践する事により、議員と学生をマッチングさせ、議員活動に携わる事により、議員を身近に感じ、政治をリアルに実感できます。また、このまちをよくしたいという気持と方法を身につける事ができます。一方受け入れ議員のメリットとしても、1、議員活動の公開とその透明性をアピールする効果、2、若年層との接触の機会(新たな意見の吸収、活動の幅の広がり)3、議員の人材育成の経験4、議員同士のつながりと学生を通して新たな刺激を得る事ができます。
 全国で多くの若い議員が誕生しはじめていますが、この団体の効果が起因しているのかもしれません。

 セミナーの最後には、この団体の目的でもある、若年投票率の向上が大きな影響を与える8月30日の選挙に行く事を促していく事が示されていました。

須津山管内視察

 
 
 前日、法人会青年部の会合があり、帰りが深夜になってしまい、その上寝苦しい夜だったので寝たのが朝方でした。朝7時より夏の交通安全運動の出発式が行われたのですが、睡眠時間がほとんどないような状況でした。眠い目をこすりながら街頭指導を行った後、本日開催の富士市須津山財産委員会に出席し、須津山の管内視察に出かけました。



視察は、1日かけて、メンバーは勿論ですが、商工農林部長、林政課長及び所管職員同行で行われました。視察箇所としては、1、大棚荘、2、須津渓谷橋3、除・間伐事業個所(住所を書いたところで場所がよくわかりませんが江尾字押出尾根1037、富士岡字横渡366、富士岡字聖人山369)4、林道猪之平線開設工事場所でしたが、その他にも水害予防施設としての砂防ダムを見てきました。ほとんど前日寝てないので、移動中、気を許すと睡魔に襲われてきます。

私の地元でもある為に、大棚の滝や須津渓谷橋はよく来ていますが林道に関しては、不法投棄や山を荒らされてしまう恐れがある為に鍵をかけてあるゲートが随所にあり、車は通常入れない状況であるので勝手には見て回る事ができません。ちなみに、現在ゲートは、40か所設置されており、県の補助が50%あり、年間2か所ずつ設置をしています。(ちなみに1か所につき40万円かかるそうです)須津山管内の視察ですが、高低差があり、平野部で蒸し暑く日も差していましたが、間伐事業を行っている場所は標高800から1000メートルであり、霧に包まれた上、ひんやりと涼しい状態でした。

間伐場所は急斜面であり、間伐をしても搬出するのが困難であるような場所でもあり、間伐材の有効利用といわれますが、簡単には持ち出せない状況があります。

大棚の滝は雨季シーズンでもあるので水量も多く、間近でみても、須津渓谷橋の上から見ても見ごたえのある景色で、観光地としても十分通用するポイントでもあると思います。また、20メートル近い落差のある滝を利用すれば、小水力発電も可能な場所であると感じました。

途中砂防ダムを確認して歩いたのですが、河原において心無い人達によるバーベキューの後のゴミが散乱している場所がありました。先月も地域で下草刈りをして、きれいな場所にしているのに、残念であると共に多くの人に見てもらいたい場所でもありますが、人が来る事により、汚されてしまう恐れも感じてしまいます。

浮島釣り場公園行政視察

 磐田市の桶ケ谷沼のトンボ公園は全国的にも有名で珍しいトンボが見れる自然環境保全公園ですが、桶ケ谷沼まで行かなくても、チョウチョトンボ等の珍しいトンボが見れる場所が浮島釣り場公園です。

21年度の市長の行政視察にも含まれていましたので、地元議員として行政視察に同行させて頂きました。浮島釣り場公園はメガネ池と赤ドブ池の2つの池があり、フナやタナゴが釣れる場所として知っている方も多いと思いますが、今年になり赤ドブ池を整備するにあたり調査した結果、桶ケ谷沼に劣らないような珍しいトンボの生息地である事が判明しました。
 

絶滅機種でもあるトンボも含まれている中では、赤ドブ池は、急遽釣り場としてではなく保全公園と言う位置づけで釣りを禁止し、トンボの生息場所として保護をしていく事になっています。地域においてはすでに回覧版で釣りを禁止する旨を伝えてあります。

 市長、建設部長、都市整備部長、財政部長他、所管の課長等が公園管理のみどりの課の課長の説明で問題箇所を見て回り、今後の取り組みが検討されていましたが、東球場と隣接している公園でもあり、面的な整備も必要であるという認識を持って頂いてくれているようで、駐車場やトイレ等の設置も含め、取り組んで頂けると思っています。視察をしているとすでにたくさんのトンボが飛んでおり、チョウチョトンボやイトトンボが確認できましたが、沼にはピンク色のジャンボタニシの卵が多くみられ今後駆除も考えなければいけないと思われます。

また、うさぎが沼の周辺の原っぱにいて、多分誰かが離したのかもしれませんが、突然現れるとびっくりします。こんな身近な所に、いろいろな物が観察できる場所があるのはあまり知られてはいませんが、大切にしなければいけない場所であると思いました。

運動もでき、釣りもでき、動植物の散策ができる場所として、地域はもとより市民に愛される場所の一つとなるよう今回の行政視察の対応を期待はしています。
東部地域にはこの他にも浮島自然公園、須津渓谷にある大棚の滝、浅間古墳等の史跡等自然や歴史的な名所があります、今後、沼川を含め、大きな面として、東部の観光ルートとして位置づけ、考えてもらいたいと思っています。

治水対策としての調整池

 

 梅雨のシーズンとなり、水害常襲地として江尾・境は有名な地域となっていますが、治水対策は進んでいます。江尾江川上流の円照寺の上に堪水防除事業として、調整池の工事が始まっていますので、地元の議員として、確認にいってきました。

 治水対策としての調整池と第2東名の工事により、開発が進み、水害対策としての調整池も作られてきています。
(木が伐採され山肌が見えています。江川にも石が溢れています)

 江尾江川流域の調整池は入谷沢川に愛鷹調整池、第2東名関連で万騎沢に2か所、江尾江川に1か所堪水防除で万騎沢に1か所があり共用されています。江尾江川の調整池を見た後、せっかくですのでトツラ沢にも調整池ができるので予定地まで、第2東名に沿って視察もしてきました。
(第2東名の工事においても土が流れないか心配されます)

 6月議会でも「東部調整池の開発に伴う水害予防について」として取り上げますが、この地域は愛鷹山麓に位置し、地形的に切り立った沢が多く、山斜面も急勾配の為、雨が降ると一気に水が下流部に流れ込んできます。
(切っ立った場所のトツラ沢)(川幅が狭い江尾江川)(離れた所から見た江尾江川調整池)

 大雨が降るかどうかはわかりませんが、心配される場所なので、調整池ができるまでにできうる対応を求めるつもりでいます。水害についての質問は3回目となりますが、被害に遭われている人達にとっては深刻な問題である以上、しつこいと思われるかもしれませんが取り上げています。

父の日と言うのを忘れていましたが、夜中に台所の上に、娘からだと思いますが、プレゼントが置いてありました。普段は、生意気なことばかりで、ぶつかり合いますが、気持ちが嬉しかったです。

東部総合庁舎へ行ってきました

 
 今回、水道についての一環として、簡易水道の事を一般質問で取り上げるのですが、水道事業と言えば市の上下水道部で全部対応と思いますが、簡易水道は市上水道とは事業主体が違います。

 指導監督署は県の保健所の生活環境課で、市の対応は環境総務課です。
 そんなこともあり、勉強を兼ねて沼津にある東部総合庁舎に行ってきました。 

 富士にも総合庁舎はありますが、出先機関の大幅な再編がなされてきているようで、簡易水道に関しての窓口は統合された中では沼津に行かなければなりませんでした。東部総合庁舎は、沼津のイトーヨカードーの裏手にあるのですが、場所も分かりづらく、耐震工事中であるようでしたが、駐車場から庁舎の別館から入ったのですが、庁舎内が迷路のようで、行きなれていないせいもあって生活環境課へ行くのに迷子になってしまいました。
 事前に電話をしてあった為に、課長が対応してくれまたが、資料も用意してくれてあり参考になりました。簡易水道組合に対しての統合推進や災害時における対応はどのようなものがあるか聞きたかったのですが、指導監督である県の考え方は私が思っていたような事とは多少異なっていました。県は簡易水道に対しては、あくまでも、認可を与える機関であり認可後は指導という立場より、お願いを依頼するという形で、施策等はあくまでも、国や各自治体においての対応ということでした。
 ですから、災害時おいては、県が何かしてくれるという事は無いようです。災害が起きたた時の対応はやはり市でやっていただくしかない事が分かりました。それが分かっただけでもわざわざ沼津に行った甲斐があり、資料もいただけたので、今回の質問にも活かしたいと思います。
 いつもより準備が大分遅れています。週末において、考えをしっかり整理して取り組みたいと思いますが、急な用が出来ない事を願っています。
 
 

歌舞伎町ルネッサンスとは

 飲食店3967、映画館15、ホテル、旅館83、合計4065(H20,4.1新宿区保健所調べ)風俗営業・性風俗関連特殊営業店等件数1429、性風俗関連特殊営業店312、深夜酒類提供飲食店1610合計3351(H19,12末警視庁調べ)600メートル四方の場所に、把握されているだけでもすごい数の店がひしめきあうまち歌舞伎町

 
 ものすごい人で賑わう一種独特なまちを形成している新宿歌舞伎町、やはり、怖いまち風俗のまちという印象は強いものです。
 その歌舞伎町が変わり始めていると言う事を研修で聞いてきた事を以前のも書きましたが、本日、会派研修会で報告しましたが「新宿 歌舞伎町のまちづくり、その再生」について、その補足として、歌舞伎町がとりくんでいる「大衆文化、娯楽の企画、制作、消費の拠点」としてのビジョンを掲げスタートしている歌舞伎町ルネッサンスとは
 歌舞伎町がめざしていた道義的繁華街の遺志を受け継ぎ、歌舞伎町のDNAをよみがえらせ、エンターテイメントのまちとして誰もが安心して楽しめるまちへ再興することが趣旨です。映画、演劇、映像、音楽、ファッション、スポーツ、アート、食等々歌舞伎町ルネッサンスを実現する新しい文化と創造のまちへいま転換が図れています。その一環としては、歌舞伎町に隣接する閉校した小学校の活用として、吉本興業東京本部が移転されてきており、ビジョンに向けた企業誘致と公共施設の活用による公民連携事業が進められました。また、新宿歌舞伎町は、長らく日本の大衆文化の中心の位置にありましたが、そのランドマークであったコマ劇場は昨年末に閉館となりました。今は、新しく歌舞伎町、「大久保公園」が新宿の新名所として注目されています。

 

 新たな文化、芸能の発信場所として、昨年、一昨年とテント形式の劇場を建て、吉本興業と東京ギンガ堂がお笑いの舞台や音楽劇を上演し、近年、夏の歌舞伎町の風物詩の一つになりつつあります。
本年度も東京の夏の新名所として全国へ発信し、歌舞伎町にふさわしい芸能フェスティバル『歌舞伎町 シアターパーク2009』が開催されます。私は知らなかったのですが、新たな歌舞伎町として、日本で一番新しいテント劇場が6月16日より〜8月31日までイベントが行われています。
研修会において新宿区長は「新宿は歌舞伎町のイメージがあまりに強いのですが新宿は歌舞伎町だけではないと・・・・坂と粋なまち神楽坂も新宿、オフィス街の四谷・神宮も新宿、多文化共生のまち大久保も新宿、早稲田・高田馬場の学生のまちも新宿、乙女山公園・御苑・神田川がある緑と水辺のまちも新宿等々素晴らしい面を皆さんに知ってもらいたい」と言っていました。私も新宿イコール歌舞伎町とアルタと思っていましたが、認識は変わりました。

 
蛇足ながら、個人的に現地視察もしてきましたが、無料自転車置き場の設置がされてたり、ピンクチラシは一切なかったのですが、テレビで見ているように、「犯罪24時」のように、当たり前のように消防車、救急車、パトカーを目にする事が出来ると言う事は、犯罪や事件の匂いはまだ消えていないような気もしました。。

富士のふもとの大博覧会

 ふじさんめっせの1周年記念イベントとして、土曜、日曜の2日間、富士山麓の食や観光、産業等が集まり「富士のふもとの大博覧会」と銘うって、グルメコンテストや厳選食材の展示販売など地域の情報発信を行っていました。


 私も2日目の日曜、雨の降る中、地域のおいしい物が販売されていると聞き、お昼の食事を買いがてら、見学してきました。雨が降っていたのですが、沢山の人が賑わっている状況は、入る前から、駐車場に入れない車の列を見るだけでも分かりました。
                     (グランプリます寿司)

 展示販売のするお店も60店近くあり、どの店も賑わっていましが、特に、土曜日に行われたグルメコンテストで各部門でグランプリになったお店は、列が出来ており買うのにも一苦労です。

 地元企業のPR展示や商品の販売もされており、その中でも、林製紙さんの話題の日本一怖いトイレットペーパーとして「鈴木光司のトイレで読む体感ホラードロップ」の新商品の販売していたので、1個200円を買い求めました。(家に帰ってから、さっそく使用しています)

 

 出展しているお店には知り合いの方も多くいて、ぐるっと見学するだけでも時間が掛ってしまい、大変なにぎわいの中では、肝心のお昼お弁当を買い求める時には、欲しいものが売り切れていました。お祭りでもそうですが、多くのお店が連ね、人が賑わっていると何となく、買わなければという気にさせられてしまいます。

途中、素敵な女性に声を掛けられ
「いか焼きおいしいよ!」
と言われ、「開運 いか焼き赤富士プロジェクト」のチラシをもらいましたが、高・幼・障コミュニティーをうたっているNPO法人楽しいことやら座の知り合いの方でした。
「いか焼きを食べれば、運がひらけるんですが?」
と聞くと
「いい事あるよ」
と言われ、勢いで買ったのですが、大変美味しく頂けました。でも、なんで開運なのか、また、なんでいか焼きを売っているのかよく分かりませんでしたが、名前の通り、美味しくて、楽しい事ならきっといいんでしょうね。

 多くの人で賑わう今回のイベントはメッセの1周年を記念しての事業でしたが、地域の活性化や情報発信は基より、家族で楽しめるイベントとしても、今後、継続して行われていくのかとお茶と富士山のゆるキャラは「ひこにゃん」のような人気者になれるのか気になりました。

滞在が伸びました。

 地方自治経営学会研究大会に研修で行ってきました。本来なら、金曜の夕方17時に講演が終了して、夜には帰ってくるつもりでしたが、急遽、講義の内容の1つを確認する事と、渋谷に住んでいる学生時代の友人に会う事にした為に、1日滞在を伸ばし、3日間も富士を留守にしてしまいました。

 ですから、土曜日に帰ってきたのですが、娘の体育祭もあったので、予定以外の行動をとった事で家族(特に妻)が機嫌が悪いようです。でも、私にとっては、有意義な時間はすごせました。
 
 先ず大会は、2日間で11の講演を聞いた訳ですが、そうそうたる講師の方々の話は、2日間という期間ではあったものの、濃密なものでもありました。

 今回の大会を主催している地方自治学会は、従来の学会とは異なる特徴を持ち、学者だけではなく、知事、市町村をはじめマスコミや企業等も参加する管・学・民三位一体の研究集団で、各自治体現場から提起された問題解決を中心に実証的、実戦的かつ理論的な研究をすすめ、今日の重要課題についてはその対策について適時提言を行う政策提言集団としています。

 1つ1つの講演内容をご報告したいと思いますが、大きなテーマとしては「明日に向けて地方分権はすすむか」で、それ以外の内容も色々あったので、今後、順次報告していきたいと思っています。今回の地方自治学会研究大会は、毎年開催されており、本年も明治大学のアカデミーホールで議員を中心に1000人位の参加者があり、驚きました。富士からも、未来ネットの横井、小沢議員や財政課の中田主幹も参加していましたが、近隣では富士宮からは市長始め、15名の方、沼津からも13名の議員が参加していました。
 

 滞在を伸ばした理由として、2日目の講演内容で新宿の中山区長の「新宿歌舞伎町の街づくり、その再生」で、昨年コマ劇場が52年の歴史に幕を閉じ、閉館したのですが、中山区長になってから、新宿は歌舞伎町だけではないですが、歌舞伎町のイメージが余りに強い為に、「子供を育てたくない街」として挙げられている事に対して、歌舞伎町の浄化を進める中で歌舞伎町の犯罪インフラを除去し、風俗を排除し街の産業構造を変え、大衆文化、大衆娯楽の拠点とする地区計画を立ち上げています。その状況が実際どのようになっているのか、また、変わってきたのか、話だけではなく、現場へ行ってみたくなった事です。

 新宿は、相変わらずの人、人、人でありましたが、どこから集まってくるのか不思議です。新宿の人口は30万人ですが、新宿駅の1日平均乗降人員は、350万人であり、住んでいる人より集まってくる人が圧倒的に多い事が分かります。浄化作戦の一環での、放置自転車対策として、取り締まるだけではなく、無料駐車スペースの設置もされていました。違法白看板も依然に比べたら大分少なくなっています。また、ピンクチラシもほとんど見かけられませんでした。飲食店は増加していました。でも、相変わらず、客引きや如何わしい感じの人達も多いのも事実です。コマ劇場の閉館を確認もしましたが、相変わらずその周りは、ギラギラとネオンは輝いていました。まだまだ取組の途中ではあり、多くの抵抗勢力や問題もあると思われますが、今後の「誰もが安心して楽しめるまち」へ変貌していく為の施策が期待されます。詳細はまた報告いたします。

(えびすさま)  (渋谷109)  (新宿高層ビル)

 また、歌舞伎町の確認もあったのですが、それ以外に、大学時代の友人と恵比寿、渋谷、新宿と場所を点々と変えながら、旧交を温めていたら、気がついたら深夜でした。

 1日滞在を伸ばし、街の再生についてと、学生時代の思い出を語り合ってきました。街も変わってきていましたが、友も大分、髪の毛も薄くなってきており、太ってきて、変わってきていました。(でも会社の社長さんです)ジャンジャン
 
 

研修中です。

 新型インフルエンザが広がる中では、人が集まる所へ出かけるのは心配ですが、明日より、東京の明治大学において 地方自治経営学会研究大会が開催されるので、2日間研修をみっちりしてきます。

 内容は濃いもので、講師陣もマスコミにもよく出ているような著名な方も多く、大変期待しています。
21日
9:30〜11:45
パネルディスカッション
13:15〜14〜15
「医療・介護・年金・果たして大丈夫かどうなる?」
浅野史朗
14:15〜15:15
「地方分権、地方再生」
増田寛也
15:15〜16:10
「分権改革の真贋を見定める」
片山義博
16:10〜17:10
「これからの政局と地方分権」
福岡政行
22日
9:45〜10:45
「今の政治状況をどう見るか」
10:45〜11:45
「地方分権ー官の抵抗、どう裁く」
香山充弘
「現下の厳しい地方財政、今年はどうなる」
青山彰久
13:00〜13:50
「新宿歌舞伎町のまちづくり、その再生」
中山弘子
13:50〜15:30
「地方分権のジレンマ」
山田啓二
15:30〜16:20
「過疎自治体の挑戦」
山内道雄
なんか、久し振りに大学の講義を聴きに行く感じで、学生気分で研修をしてくるつもりです。視察と違い、座学ですので眠ることなくしっかり聞いてきます。
 出かける前に、予防と思い、マスクを買い求めに行ったのですが、どこへいっても売り切れでした。

富士市の汚水処理施設

 

 富士市にある汚水処理施設の視察が12日にあったのですが、あいにく、富士市の水道組合の総会が同じ時間に開催されていた為に行けないと諦めていました。

 しかしながら思いのほかに総会が早く終了したので、連絡を取った上で、車で追っかけていき、途中から視察に参加をしたのですが、すでに東部浄化センターの視察は終了し、浄化槽の処理施設としての富士市クリーンセンターききょうからの参加となってしまいました。
 富士市においての汚水処理としては、下水道計画に乗っ取り、潤井川と伝法沢川で東西で2地区に分けられた中で東側は東部浄化センターまた西側は西部浄化センターにおいて水質向上と快適の市民生活環境の確保を目標としている2つの浄化センターとその他の、処理として浄化槽の汚水処理施設であるききょう、昨年の合併に伴い、富士川地区にある中野台クリーンセンターがあります。

どの、汚水処理施設にしても浄化された水は、滅菌処理をした上で飲めるほど??きれいにし、川や海に流されています。(実際に飲んだりは致しませんが、それ程きれいに浄化され放流している状況でした)
 中野台クリーンセンターにおいては、富士川地域は合併浄化槽による処理である中において、松野団地250世帯中野台団地450世帯の合計700世帯のこの地域についての汚水を下水道処理している施設でもありました。処理方法としては、東部浄化センターと同様な方法が取られていましたが、驚いた事には、迷惑施設でもある、クリーンセンターが家が密集している団地の中にあり施設建設の時に問題が無かったのか気にはなりました。2つの地区については県の企業局によっての分譲団地と日軽金の団地という事もあり、大きな問題にはならずに建設はされてきた経緯が説明されましたが、住宅街ですので騒音と匂いについては対応はしているとのことでした。

 

富士川地域において、この地域だけが下水道処理が出来ている事について、他の富士川地域において同様に浄化槽から下水道処理に変更の要望が出ないのか確認をいたしましたが現在のところは住民からそのような要望は出ていないとのことでした。
 途中からの視察参加ではありましたが、市民生活を支える大切な施設ではありますが、あまり見る事が出来ない施設でもありましたので、勉強となりました。

第2東名(掛川工事事務所管内)


 新東名として、平成24年の静岡管内の供用開始に向けて第2東名事業が着々と進む中、富士管内以外の状況の現場視察として、西部地域の金谷ICから天竜川橋までの掛川工事事務所管内の視察へ行ってきました。

視察行程としては、東名で牧之原ICまで行きその後第2東名の工事区間に入り、
(仮)金谷IC(概要説明)
金谷トンネル (試験走行トンネル区間の概要説明)
掛川PA (概要説明)
大和田トンネル (概要説明)
森町PA (試験走路、舗装プラント、PAの概要)
天竜川橋
を視察して、浜松ICより岐路と言う1日がかりの工程でした。

 掛川工事事務所の内田さんが対応してくれたのですが、掛川事務所管内は、簡単に言うと大井川より天竜川までの2つの大きな川の間30キロの区間であり、現在の工事進捗状況としては70%で2つのICと2つのPAがある区間です。事業については、前倒し工事をしながら来年には本線が走れるような形で進められているとことでした。

 しかしながら、工事区間の地質が脆弱であり、特に大和田トンネル付近は泥岩系の地質は地滑りや山が動くような状況で工事自体は難航している様子が伺えました。随所にがけ崩れを防ぐための工事がされています。
 富士管内は岩盤が固い為に地質については心配されてはいなかったのですが、場所が変われば工事内容も大分違うようで、大量のセメントも必要とする為に、プラントまで建設所有している状況でした。(経費的にプラントを作った方が試算した結果安くあがるそうです)

 新東名を始めとする高速道路ネットワークの早期整備は、地震、災害、重大事故時代替え時の確保としても重要な事でもあります。景気浮上の一環としても、早期工事前倒しをしても早い完成を求めています。

工事視察をして、2つのPAの説明の中で、初めて知ったのですが、サービスエリアとパーキングエリアの違いを知りました。知っていますか?
SAとPAの違いは、規模ではなく、ガソリンスタンドがあるかないかで決まっているそうです。東名で給油をしたい時は、SAに入らなければいけません。
 勉強になりました。
 

水害から地域を守る


 議員になってから重点的に取り組んでいる、東部地域の水害に対して、多くの対策が取られている中で、以前より、議会において事業の前倒しを要望していた、湛水防除事業の江尾江川の排水ポンプ設置工事が始まっています。

 江尾地区及び境地区において、一昨年と昨年と水害による被害が出ました。それ以前より、水害常襲地として地域の問題でもあったのですが、私が議員になってからは、2度の豪雨に見舞われ、その都度、議会において一昨年の9月議会、昨年の9月議会で取り上げ、水害対策を要望してきました。また、地域の強い要望もあり、市や県、また国においての対策を進めて頂けている事は有難いことだと思っています。
水害対策の一環としての堪水防除事業は、本年度の市の予算にも、江尾江川淡水防除事費6200万円が付いています。これは、増川円照寺上側に約18300トンの雨水を貯める2つの調整地を作る工事が着手されます。国、県の補助事業である為に市の負担15%の事業費でありますから、本年度だけでも、4億1333万の事業予算でもあります。
昨年の9月議会でも取り上げた堪水防除事業の中の江尾江川の下流部から沼川への強制排水を行うゲートポンプの設置の関しても、市の農政課より、土木事務所より、当初、年度末に設置と言う計画が沼川整備計画の関係上、先延ばしであるという事を言われた中で、何としても早期設置工事をしてもらいたいという要望を聞き入れてくれ、雨季になる前までには設置して頂けるという前倒しの工事の答弁を頂けました。

既に工事は始まっている事は知っていたのですが、昨日、工事の確認に行ってきました。
「水害を防ぐ為の樋門をつくっています」
と6月30日までの工事看板が設置され、排水機上樋門工事が行われていました。

ゲートポンプに関しては万騎沢の支流から沼川へ流れる所にももう一基つける予定になっていますが、景気対策の一環としても、前倒しでもう一基についても取り組んで頂ければ有難いと思っていますが、これについても相談に行こうと思っています。
要望していた事が進んできている事が、実際、目に見えてわかるという事は嬉しいことでもありますが、根本的な沼川の改修や昭和放水路、田子の浦の石水門の拡幅と問題も多く、道のりは長いです。
でも、
「水害から地域を守る」
私の議員としての使命でもあります。

製紙発祥の地と私の祖父は。

 
 日本製紙工業の発祥地である王子は、王子製紙発祥の地として有名でもあります。その王子へ紙の博物館を見に行ってきました。製紙発祥の地には、渋沢栄一氏の写真が飾られています。

それは、明治時代初め、西洋に追いつき、追い越せと「文明開化」を担う産業として、洋紙業を興すことが最重要であると、「抄紙会社」を創立し、東京府下王子の地に王子工場を建設したのは、大蔵省を退官し、取り組んだ渋沢栄一の先見性と英断によるものであり、その功績が讃えられて飾られている訳です。

 当時としては製紙工場設置に最適であった東京府豊島郡王子村も、時が経ち、東京都北区王子となり、戦後の高度経済成長に伴い、都市化が進み、大きく変貌しました。
 
 富士市も紙のまちと言われていますが、実は、私の母の父、私からするとお祖父さんは、久保田春吉と言い、市内にある製紙会社の創設者でもあります。ですから、紙には縁がある家系でもあります。祖父は、すでに40年前の私が小学校1年生の時に亡くなってしまいましたが、今は、会社の敷地内に、祖父の銅像が建っています。
  富士市では、大昭和製紙の故斉藤知一郎氏は有名ですが、その斉藤知一郎氏と同じ位、偉大な経営者であったと思っています。その昔、大昭和製紙の前身である、昭和製紙を斉藤知一郎氏と共に祖父は起こしました。その後、手を引き、違う製紙会社を立ち上げた訳ですが、色々な事情があって大昭和のような上場企業になれませんでした。(成らなかったのかも知れませんが)
 しかし、今も堅実に中小企業としてはそれなりの会社として頑張っています。それは、亡くなられた叔父さんや今の会長が頑張って経営してきているからですが、祖父が、もっと長生きしていたら、もしかしたら、私も今頃、紙の関係の仕事をしていたかもしれません。今は、景気は非常に悪い訳ですが、、製紙工場も全国にわたり増え、わが国の製紙業は大きく発展し、世界の製紙大国となりました。また、文化・経済の先進国にもなりました。今も紙は進化していますが、紙関係の仕事も産業構造の変化に伴い大変な時代になっています。変化に対応し、生き残る努力をしなければいけない時でもあります。
 富士市では私のお祖父さんは、製紙業界の草分け的存在でもあり、私自身、祖父を経営者として尊敬をしていますが、新ためて製紙工業の発祥の地、王子へ行き、祖父を懐かしく思い出しました。

PFI事業「高尾の森わくわくビレッジ」

PFIと言う言葉をしっていますか?
PFIとは、民間資金主導型の公共施設整備手法で、民間の資金とノウハウを活用して効率的かつ効果的な公共サービスの提供を図る仕組みを言います。

「高尾の森わくわくビレッジ」は、東京都との契約に基づくPFI事業として京王グループと東京YMCAグループと協力して総力を挙げて取り組んでいる社会教育事業を実施している宿泊施設です。
(交通手段は西東京バス)(高校を利用した宿泊施設)(わくわくマップ)

その「高尾の森わくわくビレッジ」整備事業は東京都教育委員会が青年の家に代わり、青少年の社会教育活動と都民の生涯学習を支援する為の新たな青少年社会教育施設を整備するもので、整備運営等はPFI手法により行っています。「高尾の森わくわくビレッジ」は、新宿からJR中央線快速で約44分、高尾駅から多摩バスで約14分と比較的交通の利便性はき良く気軽に行け、また、都立八王子高陵高等学校(2004年3月閉校)跡地をそのまま、その建物と環境を有効に活用し、体育館やキャンプサイト等も備え、多摩地域の自然環境を活かした様々な野外、自然体験活動の「機会」と「場」を提供する施設です。
*青年の家とは、主として青少年グループが宿泊を共にしながら、自分達の計画した学習活動や文化活動・リクレーション活動を行う為の社会教育施設です。
(宮崎館長の説明)(職員室も会議室になっていました)(中庭はレストランとして使われてます)

今回、視察をさせてもらったのですが、宮崎純館長が対応してくれ、詳細に、概要説明及び施設案内をしてくれました。
春休みと言う事もあり、多くの人が利用しているようで、特に高校生、大学生で賑わっていました。年間、24000人の利用で採算が合うように計算されていますが、現在、34000人の利用があり、利益はでているのですが、その利益に関しても、施設充実の方に振り当てており、より快適な施設となるよう資金が回されています。この施設においての京王グループの経営は、利益より社会貢献としての取り組みに重きを置いているようでした。
 富士市においては、まだ、PFIに基ずいた公共施設はありませんが、今後やはり、財政状況を考えていく中では、民間の資金と経営ノウハウを活用した施設も導入する必要性は十分にあると感じられます。富士ハイツも23年に取り壊しがされるようですが、あの地域には、スポーツ施設があるので宿泊施設は必要であり、今後、新たに施設建設を進める考えがあるならば、PFIを用いた施設建設も視野に入れるべきであると思われます。

ニューシャトルへ乗車

 富士市が取り組んでいる公共交通施策の一助になればと言う事で、埼玉の大宮に行き、新交通システムの一つである「ニューシャトル」を見て乗ってきました。

 新交通システムとは従来の鉄道とは異なった方式による軌条式輸送システムで、モノレール・LRT・ガイドウエイバス・案内軌条式鉄道・磁気浮上式鉄道・スカイレール・DMV等を指す事もありますが、その中でも特に案内軌条式鉄道(AGT)による中量輸送システムを新交通システムと呼称する事が一般的とされています。
(線路ではなくて道です)  (ゴムタイヤで走ります)(道路が下にあり車が走っています)

 これは、走行にはバス同様のゴムタイヤを使い、騒音や振動等が少なく、地形の厳しい場所でも建設可能とされ、主に都市近郊で建設されています。実際電車の下に道路が走っており、モノレールのような感じで上からの景色も楽しめます。
 今回の視察において、大宮駅より鉄道博物館まで乗った埼玉新都市交通は、大宮と伊奈町を結ぶ案内軌条電車「ニューシャトル」を運営する鉄道で、元々は東北新幹線建設の際に、地元への見返りとして建設された経緯があります。また、大宮駅はループ構造で起点駅にもかかわらず行き止まり施設が存在しない珍しい駅でもありました。
 大宮から鉄道博物館までのたった2駅の乗車でしたが、電車特有のガタンゴトンという音もなく、箱形の電車は遊園地にある乗物に乗るような気分にもなりましたが、乗り心地も悪くはありませんでした。
 富士市にあっているか、どうかは別にしても、新交通システムとしての埼玉ローカル線「ニューシャトル」は、公共交通としての、話題性もあり、注目もされており、多くの乗車客があり賑わっていました。

 DMV以外の新交通システムを考察するいい機会でもありました。