NPO法人ドットジェイピー

「政治家はテレビの中の住人ですか?」
若者との政治をつなぐNPO法人ドットジェイピーのセミナーを受けたのですが、この団体のコンセプトとビジョンはパンフレットには次のように掲載されています。

「若者の投票率低下。政治的無関心。政治離れ。
まるであたりまえのように、まるで仕方無いかのように語られています。
でも本当に若者は政治から離れてしまっているのでしょうか。
メディアが伝える政治と本物の政治語る政治とのギャップ。もっと若者がリアルな政治を直視する必要があるのではないでしょうか。
きっと、まだ政治をあきらめていない若者はたくさんいるはずです。
きっと、若者をあきらめていない政治家はたくさんいるはずです。
未来を創るべき若者と、現在を創っている政治家。
その二人を近づけるのは何でしょうか。
その問いに、ドットジェイピーイピーは一つの答えを出しました、「議員インターンシッププログラム」若者が自分のからだで自分の政治を感じるために。
若者が自分のこころで自分の政治を語るために。
若者が政治の未来を自分の未来として直視するために。
遠いところにあると思っていた政治。
でも手を伸ばせばすぐのところに政治は生きています。
そのリアルを一人でも多くの若者が感じる為に。」
(パンフレットより掲載)
NPO法人ドットジェイピーは、若者の投票率向上に取り組むNPOとして1998年に設立され全国10支部、大学生約200人が活動しています。今までに3294人の議員事務所と8316名の学生が参加しており、そのうち25人が議員として活躍しています。
(セミナー資料一部抜粋)

 先月末のセミナーで勉強をしてきたドットジェイピーの宣伝をしたい訳ではありませんが、若者の投票率の向上を目的とした「議員インターンシッププログラム」はこの団体の方法論としての取り組みとしては、素晴らしいと思いました。
プログラムの活動例としては、議会傍聴、事務所作業、街頭演説、地域宣伝活動等多岐にわたりますが、このプログラムを実践する事により、議員と学生をマッチングさせ、議員活動に携わる事により、議員を身近に感じ、政治をリアルに実感できます。また、このまちをよくしたいという気持と方法を身につける事ができます。一方受け入れ議員のメリットとしても、1、議員活動の公開とその透明性をアピールする効果、2、若年層との接触の機会(新たな意見の吸収、活動の幅の広がり)3、議員の人材育成の経験4、議員同士のつながりと学生を通して新たな刺激を得る事ができます。
 全国で多くの若い議員が誕生しはじめていますが、この団体の効果が起因しているのかもしれません。

 セミナーの最後には、この団体の目的でもある、若年投票率の向上が大きな影響を与える8月30日の選挙に行く事を促していく事が示されていました。