キャリア教育を積極的に推進している、商工会議所青年部の10月例会において、キャリア教育の事業報告会が開催され、本年度の今まで4つの事業について途中経過を含め説明と報告がされました。
内容としては、
1点目の事業として9月3日に、キャリア教育の先進都市の瀬戸市へ視察研修してきた事に対しての説明が有り、瀬戸市を視察した結論として富士市において必要な事は、推進組織としてキャリア協議会の設立、コーディネータの存在、支援に対する行政の取組みが急務である事の報告。
2点目として、富士南中学校及び富士南小学校で、職業講話事業の依頼があり、それについての対応及び実施した事についての報告。
(携わった講師から感想)(大学生から体験談発表)(教育長のキャリア教育への思い)
3点目として、富士常葉大学「プレジデント・インターンシップ」が行われていたのですが、これは大学生と青年部が連携した中の事業でもあり、青年部の会社において社長のカバン持ちを実際に体験した学生の感想を交えての報告でもありました。
4点目として、キャリア教育についての要望書が、9月21日に市長及び教育長に提出されていたのですが、その内容の報告。これについては、私も9月議会において、キャリア教育について取り上げていましたので、当局の姿勢及び要望書については議会において答弁がなされていましたので報告をさせて頂きました。
最後に、本年度事業として、議員インターンシップや吉原商業高校のインターンシッププロジェクト事業が残っており、2月例会において事業報告を兼ねてキャリア教育の今後の取組みを打ち出す予告がなされました。
途中経過ではありましたが、多くの携わっている方々の、感想や、実際の体験談が発表されており、キャリア教育の意義はそれぞれが感じてくれている事は実感できた上で、市立高校として変わる中での、富士市のキャリア教育の在り方は、多くの期待もあります。
今、商工会議所青年部以外にも、学校単位で様々な形でキャリア教育は取り組まれていますし、各種団体においても理解がなされ始めていますが、学校への負担を無くし、様々なプログラムを提供して行く上では、一時的に終わるのではなく、其々の取組みが恒久的に継続ができ、また時代や環境に即した変化ができる一元的な窓口対応ができる推進体制整備は、どうしても求められる事は改めて感じました。
なお、今回の例会では委員会メンバーの他には、オブザーバとして、商工会議所専務理事、平岡教育長、工業振興課職員、市立高校準備室担当職員、南小教員、各種団体の長の皆さんが参加もしており、当然今後キャリア教育について取組みが進む中では、より理解促進にも繋がった事でもあると思っています。
今回、富士市独自のキャリア教育の推進に向けて、熱い志を感じる例会でもあり、それに対しては、その志を形に変える為にも、議会での質問は基より、私も議員としてできる協力は惜しまないつもりでいます。
富士市のキャリア教育は、確実に少しずつは、前へ進み始めているとは思っています。