沼川を歩いてみて感じた事

私の住む所から近い、JR東田子の浦駅から今泉の田宿川まで沼川水系の川沿いを歩く「春のお花見ウォーク」に、午後から用があったので午前中だけ義母と参加してきました。

これは、そうだ!沼川プロジェクトの一環の事業で、NPOの環境クラブが主体となり、実行委員会組織に元吉地区のまちづくり推進会議が協力し開催されましたが、500人以上の人が東田子の浦駅に集まり、大分綺麗になった水辺に沿って自然を堪能しながら目的地を目指し歩きます。
沼川沿いの工業団地南側の土手に桜並木もありますが、残念ながら早咲きの河津桜はすでに散ってしまい、ソメイヨシノの開花までは後2週間くらい掛かりお花見は満喫できませんでした。新年度4月5日に全面供用開始予定の浮島ヶ原自然公園にもより、自然観察会の方からの説明を受けながら歩きました。でも、貴重植物も黄色いヒキノカサが少し見えるだけであまり見る事はできませんでした。(時期的に早かったのかも、ちょっと残念でした)

天気の良い中で、富士山も見え歩くにはもってこいの日でもあり、多くの方が参加し楽しいイベントでもありました。多くの人が参加したイベントとしては大成功であったと思います。

でも、歩いていて気になった事は、浮島ヶ原自然公園の周りや沼川沿いにはゴミが散乱しています。富士山もきれいに見える中でのせっかくのウォーキングが台無しです。歩きながらゴミを拾おうと思いましたが、あまりの多さに拾いきれないと感じました。多くの方が参加しどの様に思ったのでしょうか。残念ながら、お花見ウォークの前に、ゴミ拾いウォークも必要で会ったような気がしました。私の地域の須津川渓谷まで歩くふれあい遠足も必ず下草刈りやゴミ拾いを事前に実施した上で開催しています。私も途中で用があり、最後まで行かなかったので、偉そうなことは言えませんが、次に開催する時には、出来ればそのような事も考えて頂ければと思っています。
田んぼの中を横切って歩く人もいました。(一応、田んぼは私有地です)また、沼川沿いから見える景観として富士山があまり美しく見えない所もあります。(環境クラブの渡井会長は、挨拶から交通整理まで大変です)

私の地域には水害問題がありますが、最終的には沼川の改修がされなければ解決できない事でもあります。このようなイベントが開催され、多くの方が訪れ光が当たり、進んでいく事を期待しています。
でも、私にとっては、天気も良く、富士山も見えて、少しだけ健康的にもなり、歩くことによって普段見えない事も感じる事が出来有意義なイベントでもありました。

市政報告会のお知らせ

3月19日まで議会中ですが、告知です。
私自身、毎日慌ただしく過ぎていくのと、体の調子が優れなかったのであまり積極的なお知らせをしてはいなかったのですが、定期的に行っている地域での市政報告会を下記の通り開催致します。

                記
     日時:3月20日(土)19:00〜
     場所:須津まちづくりセンター2F会議室
     内容:1、21年度議会報告
        2、22年度の東部地域は
                       以上

役員の方から、町内会の役員が変わってしまう前の年度替わりの前(3月中)に開催するようにと言われていましたので、予定を組みましたが開いている日が無く、月末にはお寺の落慶式もある為に議会終了の翌日開催となりました。また、場所も今までは、須津農協で開催していましたが、まちづくりセンターへ変更しています。前回は、議会報告が長すぎて、地域の話題が少なかったと言う意見も頂いていますので、なるべく東部地域の事を話すつもりでいます。市政報告会に関しては、少しでも地域の人達に市政について関心を持ってもらう事と私の活動を知ってもらう1つの情報発信として開催しています。
よろしかったらお誘いあわせの上、ご参加ください。

3月20日はちょうど連休にもあたり、出かける方も多く、また各種会合も開催されているようです。人が集まるか、急に不安になってきましたが、それと同時に資料等も用意しなければいけません。
できれば、まちづくりセンターなので映像も使っての報告が出来ればと思っています。15日、16日の両日は担当委員会の文教民生委員会が開催されているので付託議案の見直しをしなければなりませんし、夜は夜で各種団体での送別会が開催されており時間がありません。どこかで時間をつくり、何とかしなければと思っています。

まあ、市政報告会は、人が集まるのも気にはなりますが、自分自身の勉強の場でもあると捉え頑張ろうと思っています。

市政報告会とは関係ない話ですが、先週末に神社関係者大会において、「美しい国、日本」を創ろうと力を注ぎましたが、志半ばで総理を辞任した安倍元総理の講演を聞きました。ふっくらして元気そうでした。でも、ほんと、小泉さんからの自民党の崩壊はここから始まっています。
「保守再生」と言っていましたが健全な野党としてしっかりしてくださいよ。と思ってしまいました。

母の絵を見て(新興美術院展)

ロゼシアターの裏の駐車場から、ロゼへ繋がる通路の川に、橋が通行者専用通路として完成していました。以前、委員会で説明がありましたが、多くの人が訪れると、車とのすれ違いで危険であるとした中での増設でもあります。

実際完成し利用して見ると、確かに、車を気にしないで安心して通行する事が出来ます。
利用しやすくなった通路を利用し、日曜まで開催している第40回新興美術院富士支部展を見学してきました。と言うのも以前にも書きましたが、私の実母は多趣味で、色々な事をやっています。本年度も「絵を描き、展示されているから見に来て」と言われていました。
 先日、2月議会で私の一般質問に傍聴に来てもらった貸しもあるのでそのお礼も含め行ったのですが、見て驚きました。本人は、「私の絵なんかまだまだよ。でもみんな、上手でしょ」と言っていましたが、2つの絵を出展してあり、それなりの絵が展示してあります。
(プラハの冬)(ザルツブルグの初夏)

絵が上手と下手と言う事より、幾つになっても自分の趣味を続けられる事は立派でありますし、また、今年で78歳になろうとしている年齢なのに、元気に活動している姿を見ると正直我が母ながら、驚きます。

実はこの展示会を見た後、親戚のおばさんのお見舞いに富士宮市立病院に出かけたのですが、家族が病気でいる事は辛い事です。一般的には80近い実母も高齢ではありますが、ある意味、母が元気である事は、私にとって本当にありがたい事です。この絵の趣味に関しても、出来るだけ続けて貰いたい事ですが、年齢も年齢ですので自分のペースで無理のない程度に頑張ってくれればと思っています。実母は幾つになっても、好きな事をやっているので老いないと思っています。

今回も展示されている絵は素晴らしい作品ばかりです。
また、絵を描ける事は素敵な事でもあると思います。
しかし私にとっては、どの絵より母が描いた作品が輝いて見えました。

*3月14日でピアゴ中里店は大改修の為、一時閉店する為、売り尽くしセールをやっているので大混雑でした。

映画館が無い街

 先日、富士駅周辺で会合があった為に、パピー駐車場に車を入れ会場に向かおうとしたのですが、入り口に何か書いてあったので読んで見るとびっくりです。

「12年間ありがとうございました。
富士シネプレーゴは、開館以来12年の間皆様に親しまれてきましたが、4月16日(金)をもちまして、閉館させて頂くことになりました。お客様の長年にわたる温かいご支援、ご愛顧に従業員一同心から感謝いたします。」
と看板が掲げてあります。
ついに、富士市は映画館が無いまちとなる日が来ました。パピーが閉館すると同時に、シネプレーゴの閉館の話はあったのですが、今まで延長して営業をしていました。でも、来る時が来たと言う感じです。
地域においての映画館が次々に閉鎖される中で、富士駅前に1998年に6つのシアターを持つシネプレーゴが開館してくれたのは、喜ばしいことであり、富士市で映画をまとめて一か所で見れる場所として結構重宝していました。実際、年間平均30万〜40万人の人が訪れていたと聞いています。パピー閉館後も観客動員数は維持し続けており、経営的に成り立たない施設では無かった訳ですが、耐震化の関係で建物が無くなってしまうので仕方がない事でもあります。
これで、富士駅北口は、デパートも無い、コンビニも無い、映画館も無い、場所になってしまいました。思わず、20年以上前に、吉幾三が歌っていた「おらこんな村いやだ」を思い出してしまいました。26万人都市であっても、「なんにもねー 。おらこんな村嫌だ。おらこんな村嫌だ。東京へでていくだ」富士市でもそんな声が聞こえてきそうです。
 フイルムコミッションに補助金を市でも出していますが、映画のロケをいくら誘致してもその撮影したものを見る場所が富士市になければあまりに寂しすぎます。
いくら大画面のテレビが普及しても、映画館で見るワクワク感は家で見るのと違います。映画文化の灯を何とかどこかで灯してほしいと思うのは私だけでは無いと思っています。

2月議会で救急医療情報キットの導入を。

平成22年2月議会(3月10日午前10時登壇)において、

「救急需要の増加に対しての消防と医療の連携について」
を取り上げました。

平成21年度の富士市の救急出動件数は、8198件搬送人員は7814人、前年に比べ、出動件数で155件、搬送人員で97人と年々増加傾向にあります。それに伴い、救急車の到着時間や病院までの到着時間は延び始めているのが現状です。そのような中では、救急搬送・受け入れについては、重要な課題であり、その取り組みは進めなければいけません。
ただ、救急医療の対応策はやはり、医療機関の充実であり、医師不足の解消につきるのですが、市立病院においても急激な改善が難しいとされています。
しかしながら、高齢化は進みまた、1人暮らしや疾病構造の変化は不安は増し、もしもの時に、搬送や受け入りに対して、しっかりとした情報伝達ができないと更に時間が取られてしまいます。
そのような中で、考えらる対応策として今回一番力を入れたのは、「救急情報医療キット」の導入でした。

高齢者や障害者等に救急時のもしもの時の情報伝達の解決ツールとして、「救急医療情報キット」があります。私も会派の視察で浦添市に行った時にこれを知りましたが、
救急情報医療キットとは
高齢者や障害者等の安全安心を確保する事を目的に「かかりつけ医」「薬剤情報提供書(写し)「持病」などの医療情報や「診察券(写し)」「健康保険証(写し)」等の情報を専用の容器に入れ、自宅に保管しておくことで、万一の救急時に備えるものです。管理方法としては、どの家にもある、冷蔵庫に保管し、もしもの時にわかるように冷蔵庫や玄関にステッカーを張ります。
ステッカーに使われているマークは、「Star of Life]−生命の星と言われる、世界標準の救命救急活動のシンボルマークを使っています。

既に、この救急情報医療キットは港区を始め、「キット安心」「命のバトン」「安心は冷蔵庫から」として多くの自治体で導入が始まり始めています。    (命のバトンの実物)
                            

富士市では、大淵地区でこれと似たような形の安心カードを配布していますが、市の事業ではありません。
私は、自分の母が倒れた時に、感じてた対応がスムーズにできなかった事に対して、この情報ツールがあればもう少し違う対応ができていたのではないかと悔やまれます。その意味もあり、何としても市で導入を図りたかったのですが、課題もあるとする中で、災害時支援計画としての取り組みの他救急医療としての取り組みを前向きに検討との答弁でもありましたが、すぐにという訳にはいきませんでした。(それで良しとしなければいけませんが・・・)

(民生委員さんを始めとする地域、医師会、病院、消防の連携は必要なシステムです)

 私は、限られた医療資源を適切に配分する為にも、「救急情報医療キット」を使い、救急や医療についての市民意識の向上を図る上でも、また、救急業務の体制作りのシステムとしても必要なものだと思っていますので、問題点や課題を解決した中で、市では早急の導入を進めるべきだと思っています。

(情報医療キットについては平成22年3月11日富士ニュースで大きく取り上げられました)

今回の質問において、富士市のおいて、必要とされる人たちの冷蔵庫に「救急医療情報セット」(命のバトン)が置かれる日は近いと信じています。

救急医療情報キットの導入を

体の調子が良くないです。とはいえ、一般質問は終わりました。結果的には、2項目の質問をこなしていくには、時間的に厳しいものがありました。
1時間と言う持ち時間の中で、市長答弁でですでに、30分以上が費やされていたので、聞かなければと思っていた事を大分はしょってしまった言うのが実情です

ですから、2項目とも、中途半端な形であり、自分でも納得がいかない部分はありました。
ただ、今回の質問で一番言いたかったのは、「救急情報キットの導入で」救急医療の対応策はやはり、医療機関の充実であり、医師不足の解消につきるのですが、急激な改善が難しいとされる中で、救急業務は、高齢者化に伴い、毎年増加傾向にある中での施策でした。
1人暮らしや疾病構造の変化はもしもの時に、搬送や受け入りに対して、しっかりとした情報伝達ができないと時間が取られてしまいます。

その解決ツールとして、「救急医療情報キット」があります。私も会派の視察で浦添市に行った時に知りましたが、救急情報医療キットとは
高齢者や障害者等の安全安心を確保する事を目的に「かかりつけ医」「薬剤情報提供書(写し)「持病」などの医療情報や「診察券(写し)」「健康保険証(写し)」等の情報を専用の容器に入れ、自宅に保管しておくことで、万一の救急時備えるものです。管理方法としては、どの家にもある、冷蔵庫に保管し、もしもの時にわかるように冷蔵庫や玄関にステッカーを張ります。
既に、この救急情報医療キットは港区を始め、「キット安心」「命のバトン」「安心は冷蔵庫から」として多くの自治体で導入が始まり始めています。    (命のバトンの実物)
                            

富士市では、大淵地区でこれと似たような形の安心カードを配布していますが、市の事業ではありません。
私は、自分の母が倒れた時に、感じてた対応がスムーズにできなかった事に対して、この情報ツールがあればもう少し違う対応ができていたのではないかと悔やまれます。その意味もあり、何としても市で導入を図りたかったのですが、課題もあるとする中で、前向きに検討との答弁でもありましたが、すぐにという訳にはいきませんでした。(それで良しとしなければいけませんが・・・)
今回、質問項目を1項目にして、じっくりと救急業務の数字も調べていたので、経年の数字を比較し問題点を挙げ、現在の状況を洗い出した中で話せばもう少し説得力も増し、突っ込んだ議論はできたと思いました。しかし、2つの質問をやると言う事は、時間的には難しい事でもありました。たとえ、問題意識はあっても、1時間という時間内では欲張ってはいけないと言う事が良く分かりました。
(民生委員さんを始めとする地域、医師会、病院、消防の連携は必要なシステムです)

でも、私は、限られた医療資源を適切に配分する為にも、「救急情報医療キット」を使い、救急や医療についての市民意識の向上を図る上でも、また、救急業務の体制作りのシステムとしても必要なものだと思っていますので、問題点や課題を解決した中で、市では早急の導入を進めるべきだと思っています

ただ、2項目目の「生物多様性と浮島が原については」あまりうまく伝えられなかったのは悔やまれます。

葬儀産業について

前市長の鈴木清見さんの通夜に行きました。校長先生を歴任した後、富士市長を3期務めあげた人格者である人の通夜である為に、本当に多くの方が弔問に訪れていました。私も議員と言う立場もありますが、富士高の大先輩にも当る方であり、父親も交友がありました。

すい臓がんで亡くなられたようですが、2月13日に入院するまでは、碁会所に通い、入院された後も痛いと言う事を言わずに静かに亡くなられたと言う事を聞きました。偉大なご功績を残された事や多くの皆様に慕われた事は弔問者の数を見れば分かります。
どうぞ安らかにお眠りください。

先日も、中央病院長の山田先生が亡くなりましたが、私も葬儀に参列する機会がかなり多くあります。不謹慎ではありますが、不景気と言われる中でも葬儀産業は数少ない成長産業でもあると言えます。その葬儀業界にも変化が出始めているようです。
私も昨年、養母が亡くなった際に施主として葬儀を執り行ったのですが、慌ただしい中では、すべて葬儀屋さんに委託してしまうような状況でありました。それが、悪いと言う訳ではありませんが、葬儀にはそれなりのお金を支払う訳で、普通の仕事と違い、他の業者と見積もり合わせをするというような事も無く、死と言う事柄でもありお金の話と言うのは不謹慎であるという感覚があります。葬儀料に関しては、景気は関係せず、値引き交渉する事無く、なんとなく言われるままの物を受け入れるしかないような感じです。一つ一つの事柄の値段も妥当なのかもよく分かりませんが、その時感じた事はとてもいい仕事であるなとは思いました。
実際、「死体の経済学」(窪田順生著、小学館)によると、葬儀は粗利50%にも達する高収益ビジネスで、なかでも祭壇は「ブラックボックス」で、30万から100万円とピンキリとし、高い料金を支払っても、毎回新調するとは限らず、むしろ使い回しが「常識」だそうです。葬儀会社が300万円の豪華な祭壇を新調しても、4〜5回の葬儀で元がとれてしまい、それ以降はすべて儲けであり、同じものを10年間も使っているというケースもあるそうです。祭壇を飾っている生花も次の葬儀に流用する場合もあると言われています。

不透明な部分がまだまだ多い、葬儀業界おいては、ビジネスチャンスとして目をつけての異業種からの参入も多くなってきているようです。大手流通スーパーのイオンも昨年の9月に明確な価格設定と品質基準を打ち出し「安心のお葬式」を提供するとしています。イオン参入は葬儀業界の変化にも繋がると報道されていました。
私の知り合いも昨年暮れから、葬儀と言う仕事に興味を持ち、葬式コーディネーターをする起業を目指し、東京で修業に行っています。
また、富士市でも、葬祭場が足りない為に、土地が無いかという問い合わせも良く聞きます。
不景気の中では、儲かると言う仕事に関しては、多くの方々が注目し始めている事でもあります。

施政方針に対する質問終了。

 施政方針に対する質問が、各会派から10人の議員によって行われました中では、我が会派の小山会長が最後を締めくくり終了しました。来週から私を含め14人の一般質問が始まります。

施政方針に対する質問の仕方は、質問者のスタイルや其々の会派の取組みもあり、勉強になります。市長答弁は重複するものもありますが、しっかりと精査しての質問かどうかは質問を聞いていればわかります。(興味ある方は、インターネット議会録画されていますので確認してください)
それとは別の事ですが、施政方針の質問を聞きながら感じる事は、市長ってすごいな思ってしまいます。と言うのも、私も一般質問の原稿を作っているのですが、それを読むだけでも、それなりに苦労しているのにも拘らず、市長は、質問議員に対しての答弁書をすべて読み上げると言うのは、体力的に精神的に、並大抵ではない労力が注がれなければ出来ない事でもあると思っています。特に施政方針に対する質問に関しては、1つの答弁に、1時間近くも読まなければいけない場合もあり、聞いているだけでも疲れてしまうのに、よくあれだけ持続的に、読み上げ答弁が出来るのか、それだけをとっても市長は大変な職務であると感じてしまいます。また、その後、質問に関しても答えなければいけない中では常に緊張していなければいけない状態はかなりの神経を使っている事がわかります。私は市長より大分若いはずですが、情けない事に、私自身、議会において、聞いているだけであっても、家に帰るとぐったりしてしまい、質問の準備をと思うのですが何も手がつかずに、疲れて早めに寝てしまう状況です。
ですから、答弁をする市長の姿を見ていると、健康で無いと職務が全うできない事が伺えます。
ゆっくりと整理して色々な事の報告をしたいのですが、議会中は余分な事をやっている時間が極端に少なくなっています。
施政方針についての質問内容は、新聞報道がされていますので、そちらで確認をお願いいたします。

「気になる子」勉強中

 県教委の調査によると、学習障害(LD)や注意欠陥、多動性障害(ADHD)などの児童生徒は小学校で4%、中学校で2,6%程度いると推定している事が報告されています。いわゆる「気になる子」「こまったチャン」は結構います。

その中では、発達障害児支援員の増員が図られる予定になってはいるもののまだまだ対応がしきれない状況は続いています。
以前、チャレンジ7の研修会でこども療育センターと障害をもつ就学前の通園施設としてみはら園を視察しましたが、潜在的な発達障害児の児童数から見るとみはら園の定員60名ではとても対応しきれないていない状況であると言う事は分かりました。また、私も議会で取り上げたのですが、小学校においての放課後児童クラブにおいての発達障害児の受け入れに対して多くの課題があると言うのも実態です。
 

そのような問題意識もあったので、2日の夜に開催された気になる子を取り上げている「こころのネットワークふじ」の公開討論会に参加してきました。グループ別に分かれ、医師会の方々が中心となり、病院の先生、小中学校の先生、保育、幼稚園の先生、特別支援学級の先生、行政の職員、市会議員等の意見を自由に出し合う形で話が進められました。
私が参加したグループでは、中学生の子の事例が提起され、それについての意見を出し合いましたが、私は学校の先生でもなく、子どもも気になる子では無かったので、経験的な話はできず聞いているだけでしたが、其々の見地からの話は大変参考になりました。特に、親と先生の見方の違いについては、視点の違いから、大きな相違が生じる事は感じました。それは、親は自分の子供しか見ていないのですが、先生は「気になる子」はみんなを見ながらの一人であるとすると比較していく中では発達の度合いの見え方が、親御さんと全然違ってきているという事でその点が親との話がかみ合わない所が生じてしまう一因でもあるという事はわかりました。また、知らなかった事は進路により、普通学校と支援学校に行くのでは、就労の仕方も変わってきてしまい、進路指導する際にも一番悩む所であり、行政としての支援策を考えて貰いたいと要望もあり、そのような点については議員としてもっと勉強しなければと思いました。
気になる子については、大きな問題でもあり、今後も勉強会に参加し、自分なり取り組んでいこうと思っています。

訂正です。

議会が4日から再開されますが、発言通告をして、一般質問は後ろから2番目の13番である事は、以前のブログに掲載しました。

議会日程で行くと、9日で質問終了という予定である為に、最後から2番目であると言う事は必然的に9日の後ろから2番目であると思っていました。
ところが、議会運営会議において、今議会において提出された質問人数だと、多少タイトであると判断され、10日に議案質疑に充ててある午前中に、最後の2人を回し、質問日の延長が決められた割り振りが報告されました。ですから、私は最後から2番目ですので、9日の最後から2番と思っていた質問が、10日の1番初めの午前10時に日程が変更になりました。勝手に9日登壇と決め付けていたのですが、やはり、議運終了後にいつ登壇するかは知らせた方が良いという事はわかりました。
今回は地域版「荻田たけひと通信」にも、9日に登壇すると記載してしまい、少し配布してしまったので訂正をしなければいけません。(まあもっとも、そんなに気にはしていない事なのかもしれませんが・・・)
1日質問日が延長され、余裕ができました。
改めて、訂正した一般質問の登壇日(決定です)は、

日時:3月10日(水)午前10時〜
場所:市役所10階。
です。
良かったら傍聴してみてください。

1日伸びて、時間が有ると思っていると、きっといつものように、気が付いたら時間が無いと言う事になりかねないので、計画的に取り組まなければと思っています。

第2号地域版「荻田たけひと通信」

地域版「荻田たけひと通信」の第2号が出来上がりました。
以前にも書きましたが、地域への情報発信として、今年より定期的に配布する地域限定の「荻田たけひと通信」を作成しています。

今回の地域に訴えたい事は、
水害対策の進捗状況です。
水害に悩まされている東部地域特に、江尾地区においての水害での被害を無くす為に、地元の議員として取り組んでいる事を掲載しました。

その他には、後援会旅行の報告も掲載しています、
前回、出した「地域版荻田たけひと通信」では、荻田たけひとの字を大きくとか文字数を減らすようにとか写真を増やすようにとかの要望と言うか注意を頂きました。改善はしたつもりですが、どうしても字数は多くなってしまいます。
今月は一般質問もやりますし市政報告会も予定していますので、取りあえず地域配布の分だけでも配り始めようと思っています。
ちなみに、一般質問は
3月10日(水)午前10時〜
市政報告会は
日時:3月20日(土) 午後7時 
場所:須津まちづくりセンター
内容:1、21年度議会報告 2、22年度の東部地区は
です。
荻田たけひと通信にもその事は掲載していますが、よろしかったら聞きに来て下さい。

次回の地域版「荻田たけひと通信」は道路についての進捗状況を取り上げますのでこうご期待を!

受け付けは13番

 2月定例会での一般質問の通告の締め切りが24日でした。時間があると思っていたのですが、パソコンの調子が悪く提出が遅くなってしまい、焦りながらもいつもより大分遅い受け付けの13番目となってしまいましたが、なんとか今回も提出できました。

議会での質問の登壇は発言通告の受け付け順ですが、13番はいつもなら真ん中くらいの受け付け番号でありますが、今議会は、施政方針に対する会派からの質問が先にある為、一般質問の人数は大幅に減り、13番目の受け付けは最後の方であります。

今回の質問項目は
1、 救急需要増加に対しての消防と医療の連携について
2、 生物多様性と浮島ヶ原について
の2項目です。
内容については、以前よりブログでも掲載している事に関連している事でもあります。
最終受け付けを確認していないので、はっきりした事は言えませんが、おそらく、最後から2番か3番であると思っています。予定で行くと、質問最終日の9日の火曜日の午後であると予想ができています。ヒアリングも終わり、一安心ですが、後は出番を待つだけですが、出番まで2週間位あるので時間があって好いような悪いような状態が続きます。いつも事ですが、終わるまでは何となく落ち着きません。
テンションが持続できるよう体調管理をして、登壇日に備えるつもりですが、その前に施政方針の質問についてしっかりと聞かなければと思っています。

実は、ここ2〜3日は出かけてもお酒を口にしていなかったのですが、通告そしてヒアリングも終了した中では、少しくらいはお酒を飲んでも良いかなとも思っています。

それと、フィギュアスケート、真央ちゃんの結果がどうなるか気になります。
フリーでの逆転祈っています。

救急搬送・受け入れについて

先日、「1週間のごぶさたでした」の名せりふで知られた司会者の玉置宏さんが、脳幹出血のため死去したニュースが流れていました。
私の養母も脳内出血として救急搬送をされましたが、脳幹にまで及ぶ脳内出血であり、最終的には脳幹出血の症状としてあげられる呼吸不全により亡くなりました。

いわゆる脳内出血は、寒冷暴露などの自然環境のほか、労働条件やストレスなどの社会的、精神的要因があります。また、喫煙、塩分摂取、アルコールなどの嗜好、肥満、高血圧、運動不足など多岐にわたります。その死亡率は75%に達するとも言われています。平成16年度厚生労働省人口動態統計では、人口10万人対で本症による死亡が28.6人であります。

改めて、養母の事について落ち着いて考えると、もう少し対応ができたのではないのかと悔やまれる事があります。朝、突然倒れ救急車に連絡し、病院に搬送されました。救急隊の方は最大限の努力をしてくれはしましたが、倒れてから病院到着までかなりの時間が掛かりました。私自身も、119番をした時に、慌てて状況を上手く伝える事が出来てなかった事もありますし、また、到着してからの救命士さんからの聞かれる養母の事に対して、例えば病院はどこに通っているのか、どんな薬を飲んでいるのか、いつ病院にいったのか、血圧が高かったのか等と聞かれても答える事ができませんでした。時間が経つにつれ養母も口から泡を吹き始め、明らかに異常を感じましたが、救急車は搬送先が決まらないと発進はしません。救急隊の方は搬送先への電話照会を繰り返し、なんとか富士宮の脳研に受け入れられましたがその間にも時間は取られます。沼津に近い地域から富士宮の病院に搬送され、即座に脳内出血の除去の手術をしましたが、一命は取り留めたものの、脳幹に及ぶ出血は、結果的には帰らぬ人となりました。
もしかしたら、突然の事であっても、もっとスムーズに対応ができ、倒れてから病院到着の時間が短縮できていたらもう少し違っていたのかと思う所もあります。
私は、早期の高度な医療処置が救命及び予後の改善に高い効果が期待できる脳疾患や心疾患に対して緊急度、重症度に応じた消防と病院の連携体制により時間短縮を図る事は勿論ですが、その状況に対しての判断や的確な情報を伝えると言う事は非常に大切であると感じています。

救急需要は年々増加傾向であります。
 養母ももしかしたらという思いもありますので、救急搬送・受け入れについてのの施策がないのか、取り組みたいと思っています。

本当に困ります。

私の今の生活の中で、無くては困る物は何かと聞かれたならら、携帯電話とパソコンです。
その他にはと聞かれたら、思いつくのは、車とコンビニと続きます。残念ながら、すぐに、妻とはでてきません。(怒られてしまう事かも知れませんが・・・)

その無くては困る一つとして、今、パソコンの調子が悪くなり、途方に暮れてしまいました。何かを調べるのもインターネットに頼る生活は、今では私の周りには辞書すらありません。書類を作成するにも、データを見るのも、メールをやり取りするのも、ブログを掲載するにもパソコンなくしては成り立ちません。昨日、委員会終了後、サンフロント21で開催された、「富士山を活かしたスポーツコンベンションの可能性」についてを書こうと思っていましたが、パソコンの、電源を入れてもなかなか立ち上がらず、時間が掛かり、画面が出たのですが、さあ取り掛かろうと思いきや、インターネットの接続ができません。
パソコンについての知識はないので、正常に機能している時はいいのですが、故障してしまうとどうにもならない状況は、生活に支障をきたしてしまうほど困ります。直しようがないので、時間をおいて、夜中に電源を入れてみたのですが、やはりダメです。とりあえず、家族で使っているパソコンからブログは送信しますが、このままでは、一般質問をする為の書類も作成できなくなってしまう恐れがあるので、なんとかしなければなりません。
叩いても直るものでもないので、修理に持っていかなければなりません。忙しい時なのに、本当に困ります。

ちょっと不便です

 
娘の通学道路でもあるJR東田子の浦駅まで行く為の江尾〜柏原線1,4キロの工事が本年度より始まっています。

JR東田子の浦駅を利用する須津地区及び浮島地区の通学、通勤の際に多くの人が利用する生活道路ですが、東部土地改良区の田んぼの中を通る道路でもあり、雨が降ると冠水し、夜になると暗く、人通りが無い所は治安も悪い道路でもあります。私は議員になる前より、子供の送り迎えをする時に、いつも改善できないかと思っていました。
この不便な道路については、幸いな事に、平成18年3月農道より市道へ移管されたので、私は議員になって一番初めの平成19年6月議会でこの道路の改善を求め、質問として取り上げました。
その後、行政視察もして頂けましたが、東部土地改良区を通るいくつかの幹線道路の中でも重要な位置づけの中でしっかりとした道路改良を取り組んで頂けると回答をもらった事を覚えています。

工事内容としては、測量後、設計をしてくれた計画は、1,4キロの道路を暫定的に何年かに分けて8メートル道路を作り、その後、4メートルの自転車歩行者道を整備した12メートル道路になります。

本年度の計画として、現在、沼津線より南に下がる部分より、3月17日まで車両通行止めとなっており、吉原浮島線に掛かる部分までの400メートル位の距離の8メートル道路とU字溝を埋め込む整備をしています。私の娘の送り迎えも沼津線の入り口が通行止めになっているので、迂回をして、県道の川尻線を下り東田子の浦駅まで行かなければならなくなってしまい、かなり遠回りになりちょっと不便です。急いでいる時は、非常に不便です。

しかしながら、沼津線から国一に繋がる南北を通る道路は、生活道路としての日常利用は勿論の事、JR東田子の浦駅を利用する子供達にとって、自転車で行くにしても、歩いて行くにしても、安全・安心な道路整備として必要な事でもあり、通勤や送り迎えする人達にとっても待ち望まれる整備でもあります。
次年度以降も道路整備予定になっていますのが、少しでも早く道路整備が進むよう更に努力したいと思っています。
ただ、水害常襲地帯ですので、せっかく道路整備をしても、隣接する田んぼが嵩上げされたのでは意味が無くなってしまいますので、道路整備と共に、土地改良区への嵩上げ防止についての指導はして頂きたい事でもあります。
(嵩上げ問題についても、平成20年9月議会で質問しています)

平成22年度施政方針。

 2月定例会がいよいよ始まりました。
 本日より33日間長いです。
 気合いを入れて議場の席に着いたのですが定例会初日の議場は、まるで冷蔵庫の中に入っているかのような寒さでありました。

 

午前中には、市長から21年の補正予算を含む大綱として、報告案1件補正予算案14件条例案1件及び単項案8件の要旨の説明があり、その後担当部長からの説明がありました。請願・陳情も委員会に議案付託がされ、いつもならこれで初日終了と言う事でしたが、今年はいつもと違います。日程の一番最後に、「平成22年度市長施政方針」が発表されました。明日になれば新聞にも掲載されると思いますが、先ずはダイジェストで、

基本理念としての「富士山中心とした風格ある都市」を目指し、
1「新たな地域形成に向けた環境の整備」
2「足腰の強い地域経済の確立」
3「少子高齢化に適合する充実した地域福祉の実践」
4「こころかよいあう人づくり」
5「市民生活を優先した都市基盤の整備」
6「新しい公共市民協働社会の構築」
7「さらなる変革を目指した行政改革の断行」
を取り組み、新年度は
「笑顔と幸せを未来へつなぐ富士市づくり推進の年」と位置づけ、5つの柱に沿った新規施策や事業を進めていきますがその実行の平成22年度の予算として
一般会計 820億
特別会計 496億7,029万8千円
企業会計 182億7,679万7千円
総計  1499億4,709万5千円
となっています。
市長は激動する社会情勢下、固定観念にとらわれず常に改革の意識を持ちながら様々な施策が実行できるよう「機略縦横」の柔軟な発想による行政運営に努め、「この富士市に住んで良かった。そしてこれからも住み続けたい」と感じていただけるまちづくりを目指していくと21ページにわたる施政方針を1時間弱で読み上げました。

私も、これから何度も読み直し市長の方針を理解したうえでのチェックを今議会でするつもりでいます。

全文がすでに富士市のホームページに掲載されていますので詳細を知りたい方は、開いて読んでみてください。

定例会終了は3月19日ですが、きっとその頃には寒さは和らいできていると思われます。

食育シンポジウムでの小泉先生の講演

 

国際ソロプチミスト富士が取り組んでいる食育活動の一環として主催する食育シンポジウムが、市及び教育委員会の共催で、ロゼシアターの中ホールの2階席まで一杯になるほどの盛況の中で開催されました。

記念講演として、東京農業大学名誉教授、発酵学者、文筆家であり執筆活動の傍ら、講演やテレビ出演等多方面で活躍する、食に関しては有名な小泉武夫先生が、「ハツラツ元気を作る“食”の知恵」と題し話してくれました。
かなり有名な方でありますが、私は実際の話を聞くのは初めてで楽しみにしていました。

内容としては、
現在、小中学校内での暴力が6万件という新聞報道を読んで、荒れてきた理由として2つ挙げ、1つは家庭教育(しつけ)2つ目としては食べ物の変化とし、2つ目の食べ物に関しては、心と体をつくる大切な事であるとした中での話を展開してくれました。
興味深い話としては、医食同源については、沖縄は長寿県と言うイメージがありましたが、琉球時代の中国文化に変わってアメリカの影響による食生活の変化は、すでに長寿県では無くなっており、すぐ近くに位置する昔と同じ食文化を継承する奄美大島エリアの徳之島が長寿として日本一になっていると言う事や、地域の事例として、10年前から地産地消や地元食材を使った食育に取り組んでいる南国市では、子供達にお米作りを体験させたり、地元のお米を電気炊飯器によって給食の時間に炊きたてのご飯を提供したり、使用している食材のマップをつくったりしている等教育の中心に食育を取り入れ、その効果として、1、病気が無くなった2、成績が良くなった3、いじめがなくなった4、食べ残す事が無くなったとし、また、全国280か所で「自分達のまちが好きか」というアンケートした結果においては断トツで一番に南国市の子供達がなっていた事は、自分達のまちの物を食べるてる子供達であるからの結果であるとしていました。小泉先生は、ぜひ一度、南国市へ行ってその状況を確認してもらいたいと言っていましたので機会があれば視察に行きたいと思っています。
「小学生の英語教育より、本当の国際人とは、自分の生まれた国の文化を伝承する事」
「日本の食文化は素晴らしい。自分達で食べ物を作り、自分達が住むまちを考え、地元を活かした教育。また、食育と言うのは子供にとっての教育ではない。大人の教育であり大人の食育の必要性がある事」
大変勉強になりました。

その後のパネルディスカッションの「食べる事は生きる事」も、各パネリストの話は興味深いもので、最後には、小泉先生は会場の人達にこれだけの多くの人達が参加する富士市の食育は成功するし、文化度が高いと言ってくれていました。

富士市食育推進計画として、富士山おむすび計画があります。4月からは、更なる推進を図る為に、食育推進担当から食育推進室に組織改正されます。

小泉先生が言うとおり、富士市の食育を成功させてください。

富士山がきれいに見える浮島が原

 富士山がきれいに見える場所に位置する面積約600町歩に及ぶ吉永、須津、元吉、浮島の広がる湿地帯は、総称浮島ヶ原と呼ばれ、昔から不毛な地域ではあるものの田んぼが作られていました。

3年に一度しかお米が取れないようなどぶっ田と言われ、苦労をしながらお米が作られた経緯がありますが、昭和48年に県営事業として沼川堪水防除事業に併せて圃場整備事業として総事業費36億円が投じられ良好な田園風景が保たれるように東部土地改良区が設立され整備されてきました。土地改良の事務所の敷地にははばたく浮島が原と言う石碑が建っています。

しかしながら、東部土地改良区は近年においては、高齢化と後継者がいなくなってきている中で、田んぼに農作機械が搬入しやすくする為や水浸しにならないように水害の問題点として挙げられている田んぼの嵩上げも目につきます。また、耕作放棄や委託する人も多くなってきています。

以前私も議会で取り上げましたが、農地・水・環境保全事業として、富士山の郷を守る会が設立され、営農支援もされていますが、農業が続けられない状況は進んでいるようで、更に、土地の管理がされない所も出始め、借地として自動車置き場があったり、売り地がでたり、土地利用についても地域で問題になっていました。
(車置き場)     (売り地)    (機械で盛り土をしています)

東部土地改良区には新幹線と富士山がきれいに見える絶好の場所もあり、天気の良い休みには、全国から写真撮影に来るほどの景観がある所ですが、ちょっと外れると、嵩上げをしている風景や自動車置き場があり、せっかくの富士山も台無しになってしまう景色もあります。
(富士山がきれいに撮れる場所には多くの方が押し寄せてきています)

今年になってからも、地域要望として土地改良区の農地については、農地法に基づき転用は出来なく、農地以外の土地利用については禁止しているとし利用しようとしている方への指導をして頂きました。
(フェンスで囲まれていたのですが、撤去してもらいました)

現在、土地改良区内の道路整備が進んでいます。盛り土については道路面より10センチ以上高くしてはいけないとしていますが、高い部分もあり、本来の田んぼとしての遊水機能も発揮されていない状況は、田んぼはいくら個人の持ち物であっても、生活に支障をきたす行為として土地改良区での管理はもちろんの事、行政としても更なる指導は進めるべきだと思っています。

良好な田園風景が広がる富士山がきれいに見える場所としていつまでも保たれる事は富士市にとっても重要な事でもあると思っています。

イルカさんと生物多様性

 

毎年恒例の岳南法人会の社会貢献事業であるチャリティーコンサートが開催されましたが、今年は、「なごり雪」で有名な歌手のイルカさんでした。

驚いた事にデビュー39周年で、来年40周年と還暦を迎えるベテランの部類に入るアーティストですが、間近で見ても、お孫さんがいる事や還暦に近い年齢を感じさせない昔のまんまのかわいいイルカさんでした。
なごり雪や海岸通りは私の若かりし頃を思い出す歌でもあり、久しぶりに聞き感激をしました。

また、今、歌手や絵本作成の活動の他に、ICUN(国際自然保護連合)親善大使や、環境省中央環境審議会野生生物部会臨時委員を務め、自然から頂いた恵みを公平に分かち合う社会を目指して、自然保護と貧困撲滅を、歌を通じて地球上のすべての生き物の架け橋になるような活動に力を入れています。本年度は、国連が提唱する「国際生物多様性年」であり、名古屋でCOP10と言う会議も開かれ、生物多様性の国内の取り組みも地域戦略として始まっています。私の地域においての、自然保護公園の浮島ケ原自然公園がもうすぐ供用開始されますが、レッドデータブックに記載される多くの植物やチョウトンボ、アオサギ、カワセミ等の動物が見られる場所があり、生物多様性の地域戦略としての取り組みが考えられないかと思っていた矢先のイルカさんの話を聞いて富士市でも取組みが出来ないか提案して見ようと思いました。
法人会の税を知ってもらう目的のパンフレットより、環境について考えるイルカさんのパンフレットの方を読んでいる人の方が多いようでした。

帰りがけに、法人会でのお手伝いの役得として、イルカさんと握手をさせて頂きましたが、本当に昔のまんまで、芸能界にいると年を取らないのかと思ってしまいました。

「病診連携」について

病院についての視察を2か所してきました。視察報告の詳細を作成している中で、基本的な事柄として、「病診連携」と言う言葉を耳にすると思いますが分かるでしょうか?

「病診連携」とは病院と診療所が協力して、よりよい医療をすることをいいます。入院の必要な方、より高度な検査の必要な場合、かかりつけの先生から病院に紹介したり、入院の方も退院のときは、信頼できる先生を病院より紹介をします。
 私もそうですが、病気やけがをした時に見て貰う所をすべて病院と言ってしまっているのですが、でも、病院と診療所は区別されているからこそ病診連携と言う言葉があります。では、病院と診療所はどう違うか分かりますか?
「医療機関」は大きく分けると、「病院」「一般診療所」「歯科診療所」の3種類があります。では病院と診療所との違いはと言うと
診療所とは1人ないし2人のドクターで入院施設がまったくないかベット数が19床以下の医療機関をいい、病院とはドクターが3人以上、ベット数が20床以上の医療機関のことをいいます。
ちなみに「クリニック」「医院」と名乗っているところは診療所になります。
富士地区の医師総数は518人。内訳は医療施設従事者が506人で(病院従事者は244人、診療所従事者は262人)介護老人保健施設従事者5人、医療施設以外の従事者が6人、無職が1人となっています。
地域医療の充実は、拠点病院の公立病院を中心とした官民連携の病診連携がなされる事は非常に大切な事でもあります。その為にも医師会とのしっかりした連携は必要な事であります。
今回視察した浦添市では、公立病院が無い中で民、民の病診連携が進められていましたのでこの事については後日掲載いたします。

宮崎市の「地域コミュニティ税」廃止か!?

 宮崎市へ、「地域コミュニティ税の導入経過と運用」について視察に行ったのですが、驚いた事がありました。1月24日に行われた宮崎市長選の結果、視察項目である、「地域コミュニティ税」がマニュフェストで廃止を掲げた新市長が当選し、急遽、「地域コミュニティ税」については私達の視察の後、来週以降の視察はお断りしているそうです。

「地域コミュニティ税」については、宮崎市が自治体加入率の低下や高齢化に伴い、自治体活動が思うような活動ができにくくなってきている現状において、地域協議会を中心として地域の様々な団体を連携させて解決させていく取り組みをするにあたり、活動資金が必要になる為、地域のまちづくり財源として平成21年4月より「地域コミュニティ税・年額1人500円」を創設導入致しました。
(市役所前)     (ヒアリングの様子)    (議場)

 私達会派は、地方分権、地域内分権と進む中で「地域コミュニティ税の導入」は先進的な取り組みと考え視察に行ったのですが、1年もたたない内に廃止になってしまう事が判明し、戸惑う状態でもありました。視察内容の詳細は報告書を提出しますがとにもかくにも、視察受け入れ先の市でも、説明に当たる地域コミュニティ課の中島アドバイザーもトーンダウンしていると前置きをしての説明でもありました。

視察3日前に当選した新市長の戸敷正氏は、前回も市長選に立候補しましたが落選しており、今回は、まちづくりの基本は住民が主役となり活動していく事で市民に負担を強いる行政は避けるべきとし、その中の1つとして「地域コミニュティ税」は廃止する事を公約に挙げ、見事当選を果たしましたが、現在、新市長がどのように考えているのかは気になりました。
視察から帰り慌てて新市長のHPを見ると、1月28日掲載の戸敷正市長のブログに「地域コミニュテティ税について」と題して、当選後、初めてのブログが次のように掲載されていました。

「地域コミュニティ税について
新聞各紙にて、コミュニティ税について私の発言が掲載され
沢山の方々からお電話やFAXにてご意見を頂きました。
私の考えとしては、マニフェストにも記載いたしましたように
地域コミュニティ税は「廃止」します。
ただし、来年度予算の92%が現市政により予算付けされ、
私の裁量で行える部分が少なくなっておりプラス処置が出来ない状況となっております。
そのことから3月議会での提案は難しくなっています。
また、清武町の合併が3月23日に行われることから
清武町にお住まいの皆さんのご意見もお伺いしたいと私は考えております。
地域コミュニティ税の廃止は来年度の平成22年度で行う事は
マニフェストに記載させて頂きましたとおり、現在でも変わりありません。
廃止案の提出は6月の議会でも行えますのでご理解頂けますようお願いいたします。」

即廃止ではないけど6月には廃止される様相です。

(1月28日新聞報道でも東国原県知事への報告記事)

新聞にも、掲載されており、6月の議会において廃止案が提出されるようです。
今回、視察内容が市長選挙によって無くなってしまうと言う事態に直面し本当に驚きました。
でも、廃止になる前に視察が出来てラッキーだったかも・・・勉強にはなりました。

外国人参政権問題について

 政権交代した中では、国民の為の、市民の為の政治を進めて頂く事を強く希望する1人として、18日より始まった通常国会において提出されると思われる永住外国人に対しての地方参政権を付与する法案に関しては、少なくとも簡単に通してはいけない事であると思っています。

私は、外国人参政権について勉強も兼ねて25日に同僚議員であるO議員と一緒に東京憲政記念館で行われた憲法違反の疑いのある「外国人地方参政権付与法案に反対する全国地方自治体首長・議員集会及び国民集会」に参加してきました。

集会に関しては、会場では座りきれない状態であり、主催者代表として平沼衆議院議員他、自民党、改革クラブ代表者、提言者として、評論家の石 平氏・金美齢氏、大学教授の呉善花氏・百池章氏、この事について意見をし、民主党を除名された議員の土屋東京都議会議員が外国人参政権に対し、強く反対を訴え、集会はものすごい熱気に包まれました。

テレビでお馴染みの金美齢氏は、昨年帰化していますが、外国人の立場として反対を唱えており、ある特定の地域で外国人がキャステイングボードを握ってしまう危険性がある事を指摘した上で、もし外国人が本当に参政権を欲しいのなら、永住権ではなく、日本に帰化し、日本国籍を取った上で参加しなければいけないとしていました。
外国人参政権に関しては、民主党のマニュフェストには掲げていた事でもなく、総選挙において国民が望んでいた事でもありません。其々の立場から考え方は違うと思いますが、参政権や投票権があるのは、日本国民だけであると謳っている憲法の在り方に照らしても問題のある事柄でもあり、決して、「国際化」や「共生」と言う言葉で通してはいけない事柄でもあると思います。この通常国会に出される事は、小沢幹事長が本当に有能な政治家であるが上に、政府提出法案として通そうとする背景には参政権に積極的な公明党と慎重な自民党の分断を図ると共に連立政権内での民主党以外の党の突出をけん制する為の参院選の戦略の1つであると思えてしまいます。
政権交代して透明性や説明責任を期待している中では、国民が市民がしっかりと理解していない中で法案を通そうとするのは、自民党をあれだけ批判してきた政党が進めるべき事で無いと思っています。
集会に参加して感じた事は、この法案に関しての慎重な姿勢は地方議会においても更に動きは加速して行くと思っています。

経営革新フェスタ

富士市においても静岡県「経営革新計画」の承認を受けた中小企業の新商品や新製品のPRの場としてまた、「経営革新」についての講演を行う経営フェスタが開催されたので勉強に行ってきました。

経営革新については、県の産業部商工業局経営支援室が取り組んでおり、中小企業新事業活動促進法に基づいた経営革新計画を承認し支援しています。
この中小企業新事業活動促進法とは、中小企業の創意ある成長発展が経済の活性化に果たす役割の重要性にかんがみ、創業及び新たに設立された企業の事業活動の支援並びに中小企業の経営革新及び異分野の中小企業の連携による新事業分野開拓の支援を行うとともに、地域におけるこれらの活動に資する事業環境を整備すること等により、中小企業の新たな事業活動の促進を図り、もって国民経済の健全な発展に資することを目的としています。それに基づき、中小企業の方々経営革新計画書を作成する事で経営理念の社員との共有化や経営目標が明確になる他、承認を受けると「保証・融資の優遇措置」や「設備投資減税」等の支援措置が用意されています。
急速な景気の後退により、県内の中小企業を取り巻く状況が極めて厳しい中、中小企業の強みである、創造性、柔軟性を発揮し、新たな事業活動に取り組むツールとして、経営革新を実践する事は重要な事であります。
県内の承認状況は平成21年1月現在で、累計1.642件で、制度発足以来、年々承認件数は増加しており、経営革新の意義が徐々に浸透してきている状態だそうです。

富士市においても、様々な業種の方が経営革新計画に取り組んでおり、パネラーとして参加していた、林製紙さん、ミズ・バラエティーさんを始め、私の後輩であるインドネシア料理を展開しているマリンスポーツ・オフィスの高木社長等がいます。
経営革新を取り組んでいく事は、経済の活性化や雇用の拡大の切り札として大いに期待されており、多くの中小企業の皆様が利用チャレンジする事が重要な事であると思っています。
 経営革新フェスタは県内各地おいて開催されていたのですが、今回参加し、出展ブースの新商品・新製品を見たり、経営革新についてのゼミナールにおいて内容が分かり大変勉強にはなりました。
 もう少し詳しい事や参加していた企業についてはおいおい掲載したいと思っています。

お寺とのお付き合い。

 私の家のお寺は、家の近くにある法然上人が起こした浄土宗の佛立山圓照寺です。ちなみに住職の妹さんのまりちゃんは私の富士高の同級生でもあります。

 昨年、養母が他界し、檀家総代を務めていた養父の代わり、お寺のお付き合いをするようになりました。しかしながら、お寺の行事は、聞いた事の無い言葉ばかりで戸惑います。

 御忌の案内をもらい出席したのですが、御忌とは法然上人のご命日に、その恩徳を偲んで営まれる法会であります。毎年1月あるは4月には、宗祖法然上人のご遺徳を偲び、全国各地の浄土宗寺院で御忌会が勤められます。御忌のこころは、求道研鑚の日々を送り、念仏信仰をあまねく広めた上人のお徳をしのび、感謝の気持ちをささげることであり、もちろんそれには、「南無阿弥陀仏」のお念仏をおとなえすることが最上の事です。その際に、檀家は、ご遺訓の『一枚起請文』を声高らかに拝読をします。
(総会で挨拶をする増田筆頭総代)

 また、圓照寺にとっては、本年は、昨年本堂が、新たに建設され、落慶式が行われると同時に、住職が息子さんに変わる晋山式も3月28日に執り行われます。私の地域にとっても大きな行事であり、お稚児さん等行列をつくり、歩きます。役員の皆さんは、その準備の為に今年は大忙しの様です。
圓照寺は、その他にも色々な行事にも取り組んでおり、奉仕作業や夏には岩船地蔵祭り、大晦日には除夜の集い等も執り行われています。

つい最近の除夜の集いでは、新しい本堂の参道に竹灯籠が並び幻想的な感じでした。

 お寺は常に、地域社会の平和と発展を祈ってあらゆる活動がなされており、圓照寺もその責任を担う重要な場所でもあります。
 私も微力ながら、お手伝いをしていこうと思っています。

ハイチ地震と阪神淡路大震災

 1月12日にカリブ海に浮かぶ人口961万人の小さな国ハイチの大地震は、首都を崩壊し、死傷者10万人以上、被災者は人口の3分の1の300万人に達するとされています。

大統領府も破壊され、警察も消滅してしまい、しっかりした救助も進まず、治安も更に悪化する状態は、どの様になって行くのか心配されます。
 当然、社会インフラは崩壊し、衛生面は劣悪であり、それに加え、30度以上の気候は、死体の腐敗を進めさせ、疫病の蔓延が進む事は考えられます。今後、更に被害は大きくなる事は予想されます。

一方、同じ1月の15年前の1月17日に阪神淡路大震災は起こりました。M7.3,の地震は、神戸を中心とした都市型地震として、死者6434人負傷者43,792人、被害総額10兆円と言う大きな被害をだしました。

この15年前に起こった地震により、日本では、地震に対しての取り組みや考え方また、ボランティアの考え方が大きく変わったと思います。各自治体においても地震に対しての多くの対策を取るきっかけともなりました。また、NPOが設立し始めたのもこの地震が大きな引き金になったと思います。完全な対策は取れないまでも、大地震に対しての対応は富士市においても防災計画に則り地震に対しての対策も取り組まれており、公共施設の耐震化は進んでいます。
しかしながら、地震はいつ起きるかはわかりません。
ハイチにおいては国が無くなってしまうような災害になっています。
私達の住む地域で予想される東海地震に関しても、大きな被害が生じるとされています。
年が明け、改めて、危機意識は常に持たなければいけない事を強く感じています。

ハイチにおいては、救済活動が一刻も早く進む事を期待します。