気仙沼大島での「浦の浜希望花火大会」の事

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キズナ無限の島事業のプログラムの1つに気仙沼大島で港がある浦の浜では、お盆の最中にお祭りが開催されますが、その花火大会への参加がありました。震災後は、花火大会の自粛が叫ばれた中でいち早く、復興を早くするための元気を取り戻したい、また、犠牲者を弔うためにも花火大会をあえて行ってきた経緯もあり、普通のお祭りでの花火大会とちょっと違うのは鎮魂の意味あいもある花火大会です。ですから、毎年、見学者の中には花火を見ながら涙を流す人もいるとの事でした。CIMG3565
配られていたちらしには大島浦の浜復興夏まつり花火大会となっていましたが、正式名は「浦の浜希望花火大会」だそうです。いずれにしてもこの島の一大イベントであります。
キズナ無限∞の島2挨拶 キズナ無限∞の島花火大会
今回、そのお祭りの開会式で富士市を代表して副市長と文教民生委員長の私が挨拶をさせて頂きましたが、普段の花火大会では見られない水上花火の打ち上げは素晴らしいものでした。また、島ならではおおらかさを感じた事として、島の一大イベントであるものの富士市のようにイベントもきっちりと行われていない事でした、と言うのもちょっとした裏話として、時間的にいつ始まり、どこで挨拶するのかもはっきりとは決まっていなく、ぎりぎりまで、司会者も決まっていないとの事でした。
「え~それで大丈夫なの?」と確認すると、「富士市のお祭りと違い、商店会主催の花火大会で主催者も慣れているので大丈夫ですが、プログラムもアバウトなのできっちりとした時間はありません」との事でした。ただ、心配とは裏腹に、実際お祭りはスムーズに行われていましたが、踊りが盛り上がると、アンコールがあったり、花火が上がっている途中で船が入港すると一時中断したり、臨機応変に行われていました。途中、研修生も富士サンバを全員で踊り大盛り上がりでした。

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浦の浜希望花火大会に関しては、開催するに当たり資金集めが大変になってきた状況もあり、主催者である商店会では、来年はどうなるかわからないと言っていましたが、大島の復興を促し、お盆の最中に島民、島へ来る人達への希望の光をもたらすイベントとして、また、キズナ無限の島事業での、花火大会参加は、研修生の思い出に残るものであり、引き続きの開催は願いたい事でした。
(キズナ無限の島については、まだ、続きます)