
9月議会10月8日午前10時に登壇します。2項目しますがその1項目に「富士駅北口駅前公益施設でのキャリアカフェの取組について」があります。
既に商工会議所において、若者と企業の賑わいの創出での要望が出ていますが、それに関連した質問です。通告文を掲載しますのでお読みください。
「富士駅北口駅前公益施設でのキャリアカフェの取組について」
産業都市として栄えてきた富士市であるが、ものづくりをはじめとする多くの中小企業は、人口減少や働き方改革による人手不足、物価高騰により厳しい経営状況にある。慢性的な人手不足で事業縮小が余儀なくされたり、事業廃止・倒産にまで至る深刻な状況は、どの企業においても切実な問題として捉えている。
行政での就労対策は積極的に進めなければいけないことであるが、若い人の人材育成、人材確保は地元企業にとっても重要なことであり、特に高校卒業後に富士市から流出する若い人は多く、少しでも市外への人材の流出を防ぐことや高等教育機関卒業後に富士市に戻ってきてもらうための就労対策が必要となっている。そのためには、早い段階から地元企業を知ってもらう機会や企業と接する機会の創出が求められるが、1つの就労対策として、気軽にキャリアや仕事について相談したり、情報交換ができる場所やイベントを指すキャリアカフェがあるが、その形態や目的は主催するところにより様々である。富士市ではキャリア教育に力を入れているが、現在、吉原工業高校において、富士商工会議所が主催のキャリアカフェが開催され、生徒が富士地域の企業と交流し富士市での進路について考える機会になっていると同時に、吉原工業高校の人材育成にも大きく寄与している。このような事例を勘案しても、富士市の人材育成や人材確保のためには、気軽に学生や女性などに地元企業を知ってもらい就職を考える交流の場として、また就職相談や企業マッチング、リスキリング等の機会を与えるキャリアカフェの取組が有効であると考える。
集約・連携型の都市づくりを目指す本市において、富士駅周辺を重要な都市拠点として、現在、富士駅北口駅前広場も含め再開発事業と一体的な再整備を進めているが、本市の顔にすべく、交通結節点であり多くの人が集まる富士駅北口でのキャリアカフェの取組は、若い人たちのにぎわいの創出につながると思われる。富士駅北口駅前公益施設には、ものづくりSTEAMラボやブック・アンド・カフェの開設が予定されているが、産業界からも求められている官民連携でのキャリアカフェ事業に積極的に取り組むべきと思うので、以下質問をする。
(1) 富士市の中小企業の慢性的な人手不足の状況や若い世代の就労状況をどのように捉えているのか。
(2) 就労対策として特に進路を考える学生や若い人たち、女性に対してのキャリアカフェは有効であると思うがいかがか。また、富士駅北口駅前公益施設に設置しての取組は難しいと思うが、今後、施設内での地元企業のPRやキャリアカフェ事業に定期的に取り組むことへの具体的な協議を進めるべきと思うがいかがか。
ご興味のある方は傍聴してみてください。