令和7年6月議会一般質問6月26日午前10時登壇文章掲載
1,「富士市に欠かせない富士市立高校の現状と今後について」
2,「富士市へのインターナショナルスクール誘致について」
お許しを頂きましたので私は先に通告してある2項目について質問いたします。
1項目目の富士市に欠かせない富士市立高校の現状と今後についてですが、
富士市立高校は、昭和37年に吉原市立商業高等学校として設置され、その後、市町合併に伴い昭和41年に富士市立吉原商業高等学校となりました。時代の変化の中では学校改革が求められ、平成23年には、総合高校として富士市立高等学校になり、総合探究科、ビジネス探究科、スポーツ探究科を設け新たにスタートをしています。市立高校としての歴史として、今年で吉原市立商業高校から63年、富士市立高校になってから14年が経ちました。学校改革がされ富士市立高校になってからの10年間の検証は富士市立高等学校改革実施計画において既に実施されており、その報告では探究学習、キャリア教育、地域連携の成果は評価されています。今後も、富士市立高校には、富士市で活躍する人材を育成する取組をしっかりと進め、富士市での人材確保も含め寄与することが求められています。
現在、著しく少子化が進む中で高校の在り方が検討され始めており、静岡県教育委員会は、富士地区の公立高校のグランドデザイン策定に向けて、県立高等学校の在り方に係る地域協議会を4回開催しました。生徒数の減少が予想される中で高校が統合されるという議論については、市民、特に関係する生徒、卒業生に加え、議会も大変気にしているところであります。実際今議会においてもすでに2人の議員が取り上げています。地域協議会で検討されている統合も含め、今後、グランドデザインとして示されると思いますが、生徒数減少や高校授業料の無償化を含め、改めて市が運営する富士市立高校の在り方については、トップのしっかりとした方針が問われているときと思われますので、以下質問を致します。
(1) 富士市で市立高校を運営する意味や存続意義はどのようなものでしょうか。
(2) 富士市立高等学校改革実施計画検証後の取組及び現状の評価、また、将来分析をどのようにしているのでしょうか。
(3) 県立高校の在り方に係る地域協議会の中で、方向性として統合が示されていますが、市立高校の統合を含め今後の在り方について市長の見解を伺います。
次に2項目目の
ですが、
富士市は産業都市として栄えてきました。それに伴い外国人就労者も多いです。製造業などで人手不足が続く中、富士市に海外から優秀な人材を呼び込むため、一緒に来日する子供たちの教育環境の充実を図る必要があります。
外国人市民が増加している中、県内では、既に浜松市、静岡市がインターナショナルスクールの誘致を進めています。東部圏域には多くの外国人就労者がおり、富士市は県東部の中枢都市として、交通アクセスがよく、富士山がきれいに見える多文化共生都市として、次世代を担う子供たちへの教育に力を入れる必要性を強く感じています。富士市においては、以前より高等教育機関の誘致が強く求められていますが、それとは別に富士市に多くの外国人が移住している現状において、外国人材の受入先になるべく教育環境整備は重要であります。
今後、英語教育に力を入れる国際教育都市を目指し、県内市町の動きを見据えながら、富士市においてもインターナショナルスクール誘致についての可能性を早期に探るべきと考え、以下質問を致します。
(1) 富士市にインターナショナルスクールを誘致することのメリットをどのように捉えているのでしょうか
(2) 市としてインターナショナルスクールの積極的な誘致を進めるべきと思いますがいかがでしょうか、また、そのために、現状分析と情報収集を進め、具体的に検討することを求めますがいかがかでしょうか
以上、2項目について1回目の質問と致します。