一字で表すと・・・

11月22日いい夫婦の日です。
書こうかな思っていたことの一つに先日の政治アナリストの伊藤惇夫氏の講演会で、ちょっとおもしろいなと思ったことに、眠くならいないようにと、今の政権を裏から見たプロフィールとして表している次の一字についての質問が会場でされました。

「苛」・「硬」・「狡」・「理」等
ですが、一体誰の事かわかりますか?

「苛」はもちろんイラ管の管総理、その他には、いざとなると逃げる「逃」逃げ管、発言に対してぶれる「触」ブレ管、政策にも内容が無い空っぽの「空」アキ管と言われており、人気も無くなりつつある状況は閑古鳥(管コドリ)というあだ名もあります。
「硬」はすべてのものを受け取らない堅物の岡田幹事長、真面目な所は評価できるが、話がつまらない。
「狡」言わずと知れた影の総理大臣の仙谷官房長官
「理」理論派でもある、次の総理として期待される前原外務大臣、玄葉国家戦略大臣
ちなみに、仕分けでお馴染み蓮舫行政刷新大臣は、「恐」だそうです。
言いえて妙です。

いい夫婦にちなんで、平日なのに結婚式が多かったようです。私も300人近い人が参加する知り合いのご子息の結婚式に参加してきました。
一字であらわすらなら、やはり「幸」です。

「なったら総理」はいつ現れるのか?

政治アナリスト伊藤惇夫氏の「〜時代の転換期を見つめる〜流動化する日本政治の行方」と題した講演会が岳南法人会で開催されましたが、講演会進行の司会を担当いたしました。

先輩から「せっかくの司会だから、目立つように頑張んな」と言われましたので、最初に
「本日の講演の進行を進める司会の市会(司会)議員の荻田たけひとです」
と掛けていたのですが、分かった人には分かったようでした。まあそんな事はどうでもいい事ですが、肝心の講演会はどうなのかと言うと、
講師の伊藤氏は、自民党本部勤務後、新進党、太陽党、民政党、民主党新党の結成に次々と立ち会ったことから「新党請負人」の異名を持ち、豊富な政治経験、約30年に渡る永田町生活を活かし、2001年12月に民主党を退職した後、政治アナリストとして独立し、現在、執筆業の他、ニュース番組やワイドショーなどでコメンテーターとして活動している方です。30年間政治の裏方に従事した経験を活かし、今は外から政治を見ながらの講演を年間80回位こなしているそうです。
伊藤氏の講演は混迷を続ける政局、管政権はどうなるのか、興味深い内容の話でもありました。
今の政権与党は、歴史的な政権交代をしたが、期待が大きかった分、失望も大きいとし、何がダメなのか言うと、個々には優秀な人が多いけど、チームとしては成り立っておらず、一体感がない上に、国家感が欠落している困った政権と指摘していました。また、総理大臣には、「なりたい総理」「なったら総理」があるが、菅さんにはなったら様々政策を進める「なったら総理」を求めていたのに、総理に就任し、半年以上経ったが、明確なメッセージもないまま進んだ状況は、結局、ただの「なりたい総理」であり、管政権はどんなに持っても、来年の4月までとしながらも、民主党は権力にしがみつく与党なっているので、気になる解散総選挙は恐らく無いとしていました。
話を聞いている限り、今の政権には明るい未来は感じませんでした。
国民が求める政治の安定は一体いつになるのか、また、「なったら総理」は現れるのか、気になるところでしたが、最後の質疑で「誰が「なったら総理」なのか、教えてください」という質問に対して、「今までことごとく期待を裏切られている以上、いませんと言うしかない」という答えには、司会を務めながらも、どうなる日本と思ってしまいました。
(待合室で伊藤氏を囲んで)

とにかく、「しっかりしてよ民主党」また、国民の為に、「なったら総理」が早く出現して欲しい事を強く感じさせられた、講演会でもありました。

ひげの隊長の講演

 

イラクへの先遣隊長を務め、ひげの隊長で有名な現在、参議院の佐藤正久議員の講演を聞く機会がありました。元自衛隊と言うとガッチリした方と思っていましたが、スマートなダンディな方です。

ひげの印象が強く顔をよく見たことがありませんでしたが、一番前の席で講演を聞きましたので良く顔が見えました。テレビで見ていた感じより若く、本人は、最近良く「サダム・フセイン」と言われると言っていましたが濃い顔の方です。でも、ひげの隊長を見ていてやはり、政治家は顔が売れている方が選挙にも強い訳で、なるべく印象に残る顔や風体は、得でもあり必要な事でもあると思いました。

講演内容は「どうなる日本の防衛政策」と題してでしたが、つい先日の尖閣諸島で発生した中国漁船と海保との衝突事件は中国政府が主導している事は否定できなないとし、民主党が激しい代表選挙を行っている最中の衝突事件は政府の対応や、また、その後の政府の反応を試している可能性が強いとしている事に対して、向こうが思っているかのような政府の対応の悪さを指摘すると共に普天間問題でも国の重要な安全保障事項を沖縄の名護市議会選挙とか、知事選挙の結果に委ね、またそれを静観しているだけでは、問題は解決しないとし、もっと政府はしっかりとした見解の中で強い意志と汗をかく必要性は強調していました。また、あくまでも自分達の国は、地域は、自分達で造り、守って行く大切さは話されていましたが、当たり前のことが、当たり前に成り立っていない今の政府に不安は感じます。
(実は同じ歳です)

何げ無くプロフィールで年齢を確認すると昭和35年生まれでした。年上だと思っていましたので思わず、「同級生じゃん」と声をだしてしまいましたが、同級生と思うと急に親近感も湧いてきました。急に見る目も違ってしまったのですが、同級生のひげの隊長でもある佐藤議員には、ぜひ国政で、外交や国防に対してしっかりとした考えの下、政治に取り組んで言って頂くことを心から期待せずにはいられませんでした。

「安全・安心なまちづくり」講演会

 赤いベレー帽姿の若者が、渋谷や六本木の繁華街でパトロールする姿をテレビで何度か目にした事が有りましたが、その防犯活動を進めている、日本ガーディアン・エンジェルスという組織を1995年に1人で立ち上げた理事長の小田啓二氏の「安全・安心なまちづくり」と題した講演を聞いてきました。

日本ガーディアン・エンジェルスは、犯罪のない「より良い地域社会」の実現を目指して、非行や犯罪を防止するためのパトロール、住民による地域安全運動の支援、子ども青少年の健全育成の為の支援、生活に関する研究・調査・犯罪防止に関わる講演を行っている特定非営利活動法人です。
現在は、北海道から九州まで全国24支部で活動しています。

(ニックネームは、カルキ・マサ・コブラです。ちなみに理事長はデュークだそうです)

講演では、理事長以外にも、3人のガーディアン・エンジェルスのメンバーが講演のお手伝いに来ていましたが、彼らは、ニックネームでの紹介です。というのも、講演内容にもありましたが、パトロールに際して、若者とコミュニケーションを取って行く上で顔見知りになって行く為にも親しみやすくする意味あいがあるそうです。
犯罪と言うバルーン(風船)はいつ自分達の地域に来るのかはわからない中、そのバルーンを跳ね返す力として、2つの力が必要とし、1つ目は、パトーロールをする地域の力、2つ目として、犯罪を回避する個人の力としていました。

その上でパトロールする上での注意事項や適切の声かけ方法などが示されましたが、その中で、特に私もですが、大人が子供達にどうしてもしてしまうコミュニケーションとして、上から目線で注意したりしてしまう事がありますが、コミュニケーションは、一方通行ではなく、2WAYであり相手と同じ目線で、相手と同数での声かけをし、あくまでも一つのボールのキャッチボールをしなければ意味がないという事を分かり易く、本当のボールでキャッチボールをしながら説明をしてくれました。
 最初は、ゴミ拾いからのスタートで始まったガーディアンのパトロール活動も、今では、しっかりとマニュアル化され、犯罪の抑止と言う点で大きな効果を発揮している活動は、学ぶべきことがありました。

心ゆたかに生きる

知る人ぞ知る、超有名なお寺の住職の福岡県の南蔵院の林覚乗氏の「こころ豊かにいきる。〜日常のささやかな出来事の中に、大きな価値を見つけよう〜」と題した講演会が沼津で開催され一度は聞いてみたいと思っていた為に参加してきました。

南蔵院にはブロンズ製としては世界最大の釈迦涅槃像(全長41m、高さ11m)がありますが、それが1995年に出来た後、宝くじで前後賞合わせて1億3千万円が当選し、釈迦涅槃像のご利益がある事がマスコミで大きな話題となり、以来、参拝客が殺到し始め、今では年間120万人が訪れているそうです。

その南蔵院の住職は、年間230回以上の講演会をこなす、スーパー住職です。講演は、博多弁を交えながら、笑いあり、涙ありの速射砲のようなテンポのよい話術は聞く人を引き込みます。見方や視点を変えるとすべてが感謝する事が出来、言葉を言った方も、受け取る方も言い方や受け取り方でで大きな変化がある事を実例を挙げながら面白く話してくれます。また、お互いがお互いを求めると不満が出てしまう中では、損得で考えてはいけないとしており、大切な事は、「ありがとう」「すいません」「御苦労さま」と言う事で、支えてくれたものに感謝する事が大切であるとしていました。
60分の講演会でしたがあっという間に時間は過ぎ、もう少し聞きたいと言う印象はありましたが、次の講演が控えているとした中では、話が終わると早々に退席しました。売れっ子講演者である事が良く分かりました。
ありがたい話しが聞けた事と、何となく不安に思う事に対しても少し光が見える話しは、時間を作って行った甲斐は十分にある講演会でした。

気になる方は書籍、DVDやビデオも販売されていますので、そちらで確認してください。

(「心ゆたかにいきる」事を自らが実践している林住職は、講演多忙で全国を回っている中では、本業の住職としての仕事は成り立っているのか不思議に思いました・・・)
でも、話を聞きながら、自分の人生を「心豊かに生きる」事が出来たら本当に幸せだなと感じました。