イラクへの先遣隊長を務め、ひげの隊長で有名な現在、参議院の佐藤正久議員の講演を聞く機会がありました。元自衛隊と言うとガッチリした方と思っていましたが、スマートなダンディな方です。
ひげの印象が強く顔をよく見たことがありませんでしたが、一番前の席で講演を聞きましたので良く顔が見えました。テレビで見ていた感じより若く、本人は、最近良く「サダム・フセイン」と言われると言っていましたが濃い顔の方です。でも、ひげの隊長を見ていてやはり、政治家は顔が売れている方が選挙にも強い訳で、なるべく印象に残る顔や風体は、得でもあり必要な事でもあると思いました。
講演内容は「どうなる日本の防衛政策」と題してでしたが、つい先日の尖閣諸島で発生した中国漁船と海保との衝突事件は中国政府が主導している事は否定できなないとし、民主党が激しい代表選挙を行っている最中の衝突事件は政府の対応や、また、その後の政府の反応を試している可能性が強いとしている事に対して、向こうが思っているかのような政府の対応の悪さを指摘すると共に普天間問題でも国の重要な安全保障事項を沖縄の名護市議会選挙とか、知事選挙の結果に委ね、またそれを静観しているだけでは、問題は解決しないとし、もっと政府はしっかりとした見解の中で強い意志と汗をかく必要性は強調していました。また、あくまでも自分達の国は、地域は、自分達で造り、守って行く大切さは話されていましたが、当たり前のことが、当たり前に成り立っていない今の政府に不安は感じます。
(実は同じ歳です)
何げ無くプロフィールで年齢を確認すると昭和35年生まれでした。年上だと思っていましたので思わず、「同級生じゃん」と声をだしてしまいましたが、同級生と思うと急に親近感も湧いてきました。急に見る目も違ってしまったのですが、同級生のひげの隊長でもある佐藤議員には、ぜひ国政で、外交や国防に対してしっかりとした考えの下、政治に取り組んで言って頂くことを心から期待せずにはいられませんでした。