赤いベレー帽姿の若者が、渋谷や六本木の繁華街でパトロールする姿をテレビで何度か目にした事が有りましたが、その防犯活動を進めている、日本ガーディアン・エンジェルスという組織を1995年に1人で立ち上げた理事長の小田啓二氏の「安全・安心なまちづくり」と題した講演を聞いてきました。
日本ガーディアン・エンジェルスは、犯罪のない「より良い地域社会」の実現を目指して、非行や犯罪を防止するためのパトロール、住民による地域安全運動の支援、子ども青少年の健全育成の為の支援、生活に関する研究・調査・犯罪防止に関わる講演を行っている特定非営利活動法人です。
現在は、北海道から九州まで全国24支部で活動しています。
(ニックネームは、カルキ・マサ・コブラです。ちなみに理事長はデュークだそうです)
講演では、理事長以外にも、3人のガーディアン・エンジェルスのメンバーが講演のお手伝いに来ていましたが、彼らは、ニックネームでの紹介です。というのも、講演内容にもありましたが、パトロールに際して、若者とコミュニケーションを取って行く上で顔見知りになって行く為にも親しみやすくする意味あいがあるそうです。
犯罪と言うバルーン(風船)はいつ自分達の地域に来るのかはわからない中、そのバルーンを跳ね返す力として、2つの力が必要とし、1つ目は、パトーロールをする地域の力、2つ目として、犯罪を回避する個人の力としていました。
その上でパトロールする上での注意事項や適切の声かけ方法などが示されましたが、その中で、特に私もですが、大人が子供達にどうしてもしてしまうコミュニケーションとして、上から目線で注意したりしてしまう事がありますが、コミュニケーションは、一方通行ではなく、2WAYであり相手と同じ目線で、相手と同数での声かけをし、あくまでも一つのボールのキャッチボールをしなければ意味がないという事を分かり易く、本当のボールでキャッチボールをしながら説明をしてくれました。
最初は、ゴミ拾いからのスタートで始まったガーディアンのパトロール活動も、今では、しっかりとマニュアル化され、犯罪の抑止と言う点で大きな効果を発揮している活動は、学ぶべきことがありました。