岳排の議員として、管線内視察。

IMG_2454IMG_2464

本年度、岳南排水路管理組合議会議員を務めています。
その関係で、議員に対しての岳南排水路の概要説明及び幹線内視察が行われています。
岳南排水路についての概略としては、古くから製紙産業が盛んな岳南地域において、河川への汚水が生活環境の悪化に繋がる事から、県は都市環境の整備を目的として、昭和26年に工場用排水路として岳南排水路を建設の開始をしました。現在は管路総延長38キロに達しています。

運営に関しては、当初、県が事業主体でありましたが、昭和43年に関係市(富士市・富士宮市)が事務組合を設置し維持管理を行っていますので、市会議員も議員として選出されています。
岳南排水路使用工場の現況としては、昭和48年には148の工場が使用していましたが、現在は、工場数87(内11工場が休止)していますので、排水量も平成11年に比べ、およそ半分になっています。景気低迷に伴い工場の撤退・倒産・廃業、大手企業の再編等等々、製紙業界も大分変化している事が伺えます。その点からすると、工場数の減少は必然的に使用料減少に繋がり財政状況も含め課題はあると思われますが、議員としても関わる必要性は感じます。
その為にとりあえず、概略の説明や予算説明を受けての現場視察として、鈴川地先の幹線内を視察しました。
IMG_2457 IMG_2463IMG_2458 IMG_2459

説明を受けての視察でしたが、いずれにしても、地域にとって必要な施設であるのは変わりなく、今後も岳南地域の産業振興と市民生活の調和の為には引き続きしっかりとした運営を進めながら、施設の維持管理はしなければいけない事であると思っています。