前横須賀市長の発想の転換とは

CIMG0258富士商工会議所青年部の6月の公開例会で「市民主役、民間発想でまちの未来をつくる!~政策提言によるまちづくりの第一歩」が開催されます。CIMG0254
私も参加申し込みをしてきましたが、その中で、前横須賀市長の吉田雄人氏の講演がありますが、事前に、早稲田大学と地方議員研究会の共催セミナーが早稲田大学であり,吉田先生のセミナーがありましたので受講してきました。
セミナーでは全国各地で大きな課題となっている人口減少問題について、既存の手法では十分な効果が得られず、新たな切り口の解決方法が模索されていますが、吉田氏は横須賀市長として在任した2期8年の間「発想の転換」をすることで、横須賀のまちを活性化してきたことの話がありました。
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若くして33歳で市長になりましたが、市長一期目の時に横須賀市の人口転出超過率が日本一を記録。人口減少による経済的危機感を抱いた吉田氏は、それを逆手にとって、「日本一からの挑戦」として前向きに人口減少問題に取り組みました。
横須賀市といえば「基地のまち」というイメージが一般的ですが、それが定着しているがゆえに「治安が悪い」「住みにくい」などの事実とはまったく違うイメージが広まっていることが超過転出にもつながっており、この「基地のまち」というイメージはプラスの印象を与えるのであればよかったのですが、残念ながらマイナスイメージを抱かれてしまうことがほとんどでした。実際は県内有数の治安の良さを誇る横須賀市であるにもかかわらず、「基地のまち」というイメージだけが一人歩きしてしまったために、住んでもらえない、来てもらえないという悪循環が生まれていましたので「基地のまち」のイメージを払拭するのではなく、マイナスイメージをプラスイメージに転換することでの、みなさんに選んでもらえるまちづくりに取り組んでいます。
その取り組みとしては観光推進における発想の転換として、よこすか海軍カレー、横須賀軍港巡り、横須賀グルメ、米軍会報イベント、サブカルチャーへの取り組み、ドル街横須賀等ですが、考え方としては悪いイメージの基地を逆に利用しての「あるものに磨きをかける。(利用する)」でした。

この考え方については、富士市も同様で、小長井市長も事あるごとに、無いものねだりではなく、ある物探しで、ある物に磨きをかけると言っています。富士市の工場夜景もその一つであります。セミナーの休憩中に吉田先生に、「富士市での講演を楽しみにしています」と言うと、苦笑いをしながら、「今日喋っている事とダブってしまいますよ」と言われましたので、これ以上の内容は掲載しないようにしときます。
後は、6月20日商工会議所青年部の6月例会で続きは聞いてください。
様々な事にチャレンジする熱がこもったお話が聞けると思います。