祝、新東名開通!!

平成24年4月14日午後3時。
「静岡の未来を切り開く」と待望の新東名御殿場JCT~三ヶ日JCTの162キロが予定より1年早く開通しました。
色々な意味で、嬉しいです。

今回の開通区間は一部区間開通であり新東名全線区間の60%です。全線開通は2020年の見通しだそうですが、前倒しでの早期の全線開通は要望したいです。

午後3時の開通に先駆け、開通式典、鍬入れ、通り初めが新富士インターチェンジで行われましたので、参加してきました。
1969年に全線開通した東名高速道以来、県内で43年ぶりに誕生した東西の大動脈。
  (天候不順で在った為に雨降って地固まるとした開通式)

東名とのダブルネットワークが形成された事により、渋滞緩和、防災力アップ、観光など期待は高まっており、国交大臣を始め、県内国会、県会、市町長、市町村議員等々他関係者の1300人の人が集まる中での、式典はあいにくの雨でもありましたが、希望と期待に満ち溢れた熱気が、充満している感じでもありました。
(雨に濡れながらも、テープカット、クス玉割は行われました)

新東名が開通した事により、「内陸フロンティア」に新しい産業集積を含め、沿線地域においての新たな発展が成されていくと思っています。富士市においても新東名周辺整備に関して、スピード感を持って取り組まなければいけないと感じました。
(走り始めでは、関係者が旗を振ってくれました)

4月14日から開通したので、落ち着いたら一度ゆっくりと、新東名を走り、SAやPAを利用してみたいと思っています。とりあえず、早いうちに私の家から近くの、駿河湾沼津SAへ一般道からの利用に行ってきます。
ところで、富士市地域に富士山が見えるPA設置。実現の可能性はあるのでしょうか、難しい事は聞いていますが、富士山がきれいに見える市としては諦めきれません。

しかしながら、何と言っても、祝、新東名開通です!!
ワクワクします。何と言っても、嬉しいです。

商工振興委員とも連携を!

富士商工会議所の商工振興委員を平成18年度に発足以来務めていますが、平成24年度も富士商工会議所の商工振興委員に任命されましたので委嘱式に出席してきました。

商工振興委員の主な役割としては、商工会議所に各地域の実態や経営上の諸問題等の情報を定期的に交換しあい、リアルな情報を会員に提供をしたり、地域の会員増強を進めています。
本年度の商工委員は市内に102名いますが、細かく地域別に分かれて委員が選出されています。
新なたな会長には、一色園の杉山孝文氏が選出されました。

富士市の商工会議所の会員は、平成22年度期末会員数4369ですが、全国514の商工会議所の中でも組織率の高い商工会議所として表彰もされていますが、平成28年度までの中期行動計画においては、会員を4500まで引き上げる事が挙げられていました。
富士市の経済状況は厳しさをましています。企業から工業用水や電力値下げ等要望も多いです。富士市も都市活力再生室が立ち上がっていますが、4369の会員企業がいる富士商工会議所との密接な連携は必要な事であると思っています。議会においても商工会議所と連携は指摘されていますが、具体的な事として商工振興委員においても、民間企業の生の声を吸い取る場所として団体や業界から委員が選出されていますので、富士市からも都市活力再生室や商業労政・工業振興等からの中からも職員を派遣する必要は感じます。
商工会議所との連携強化は、都市活力の再生のカギでもあると思いますので、もっと市からも、商工会議所にアプローチすべきで事柄であるように感じます。

LNGを含む火力発電所誘致の可能性は?

川崎にある「クリーン発電で豊かな未来へ」を目指す、川崎天然ガス発電[株]では、クリーンな天然ガスを燃料にして、約84,7万kw(福島原発1基分相当)を発電し、特定規模電気事業者等へ供給しています。
以前議会でも原発に頼らず、電力確保として富士市へのLNG発電の誘致も取り上げられていましたが、改めてその可能性も含め視察をしてきました。

まず、天然ガス(LNG)の特徴は
*LNGは天然ガスをマイナス162度で液化させたもの
・気体の状態に比べて体積は600分の1
・輸送や貯蔵の効率が高い
*LNGは無職、無臭の液体
・硫黄分を含まずクリーンな燃焼
・2酸化炭素の発生量も石油や石炭に比べ大幅に少ない
*天然ガスは世界各地において豊富な埋蔵量
・長期契約で価格変動を抑え、安定供給
・可採年数は石油50年に対し、天然ガスは約63年
・天然ガスの確認埋蔵量早く187,5兆㎥、消費量は約3兆㎥
・日本のLNG輸入量は約、6,635t世界最大の約35%
・非在来型ガスのシェールガスなどの開発が米国などで加速
・既存のコールベットメタン、タイトガスなども開発が拡大
・非在来型ガスを加えると可採年数250年以上
と安心で安定的な発電システムとして天然ガス(LNG)が向いている事が挙げらています。
川崎ガス天然ガス発電株式会社では、天然ガスを燃料とするガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたコンバインサイクル方式の発電により、従来システムに比べ大幅な熱効率アップが図られていました。

また、生活環境に配慮されており、騒音発生についても、防音壁などで遮断され、ほとんど音も聞こえてこない状況は確認できました。
現在、ここで産み出される約84,7万kW電力は、およそ30万戸分をカバーできると説明がありましたので、富士、富士宮、沼津をカバーできる発電所でもあります。

日本製紙縮小に伴い空地利用としての、自治体での電力の安定供給を考えたら、以前碧南火力発電所も視察しましたが、LNGを含む火力発電所誘致は大いにありの話であると感じます。
また、視察場所とは直接関係ありませんが、東電の電力値上げにより、富士市の水道は動力費の比率が高いために、負担が大きくなることを考えると特定電気事業者からの安価な電気購入も今後考えなければいけない課題でもあり、東電以外の電力確保も視野に入れた施策は進めるべき事であると思っています。

工業振興における川崎市と富士市の違い

環境先進都市の川崎市にある川崎ゼロ・エミション工業団地は川崎エコタウン構想の先導的モデル施設として整備された工業団地ですが、その中の一つで世界初のゼロエミッション製紙工場、コアレックス三栄レギュレーター株式会社東京工場を会派で視察してきました。

この会社は富士宮に本社を置く、コアレックス信栄製紙[株]のグループ会社でもありますが、この三栄レギュレータ—東京工場では、主にオフィスからでる機密文書・重要書類を秘密厳守の元、リサイクル利用によりトイレットペーパーが製造されていました。

 ゼロエミッションとはすべての廃棄物に付加価値を見つけだし、原材料を最後まで利用しつくし、資源を活かす生産工程を考えたり、リサイクルの活用法などを生み出すことが、新しい循環型産業システム「ゼロエミッション構造」創造することとしています。
ゼロエミッションを実践する三栄レギュレータ—東京工場では工場内において資源をムダにしないよう工場内で発生した資源もあますところなく活用しています。使用した中水(下水と工業用水の中間の水)を放流時に水力発電を行なったり、PRF(プラスチック類やペ−パースラッジなど紙のリサイクル時の副産物を燃料として使うもの)を燃焼する際に発生する熱エネルギーを蒸気として再利用するなど、資源の「工場内循環」を実現しています。また、灰はセメントの原料として再資源化。独自の技術で資源を活かす道を切りひらいています。

富士宮本社よりわざわざ、私たちの為に説明にきてくれた執行役員の佐野さんから、
「川崎市は政令都市という事もあるかもしれないが、許認可については恐らく日本一厳しいが、その反面、経済労働局が力を持っており、企業支援は手厚く、規制が厳しいが支援はしっかりしているので企業も進出しやすい。富士市は規制も厳しい上に、工業振興の支援が薄い。その点について、せっかく富士市の議員さんが視察に見えて頂いた中では、検討してもらいたい事です」と川崎市と富士市の違いが指摘されました。
富士市での企業留置、企業誘致は市政の重点課題である以上、他地域の先進事例を視察すると、富士市の工業振興はもっと力を入れなければいけない事である事は、改めて痛感します。
都市活力再生を進める上でも、企業からそのように思われている工業振興については、真摯に受け止めなければいけないと事でもあると思っています。

あのスーパー吉川さんが・・閉店です。

2月10日でスーパー吉川富士岡店が閉店します。
ちょうど夕方お店の前を通ると閉店セールをやっていました。
噂によると、2月24日にスーパー吉川中里店も閉店予定だと聞いています。

ちょっと前までは、スーパー吉川さんは地域の老舗スーパーとして、無くてはならないスーパーでもありましたが、時代の流れの中ではいよいよと言うか、ついにあのスーパー吉川が市内から無くなってしまう時が来たようです。寂しい限りです。
近年の大型スーパーチェーンを始め、ドラッグストア、コンビニと新規のお店が乱立し始めていますが、流通業界も生き残りをかけて必死です。
老舗のスーパー吉川さんは、そのあおりを受けて、最近ではお客さんの利用が減っていたようです。しかしながら、魚がおいしいと地域で歩いて買い物をする年配者にはとっても便利なスーパーでもありました。スーパー吉川さんが無くなることにより、根方街道沿いの車の運転が出来ないお年寄りは、一段と生活がしにくい状況でもあります。本当に閉店は残念でもあります。

今回の閉店も東部地域に某大手スーパーが出来ての影響も大きいようですが、懸念されている事は、中小零細スーパー及び個人商店が段々と無くなってしまった後、もし急に、某大手スーパーが撤退してしまったら、本当に買い物ができない地域になってしまう恐れがあります。買い物弱者救済の支援も考えなければならない施策の1つであると思っています。
将来的には公共交通の問題にしても、買い物施設についても、東部地域は益々生活がしにくい場所となってしまうような感があり、問題が山積みでもあります。

今後、跡地には何らかの商業施設が出来る事を期待せずにはいられません。

ユニクロより安いg.・u.

世界的な企業になったユニクロ。
前はちょっと、ユニクロで服を買うのはちょっとと思っていた時がありましたが、安くても,良いもの。また、最近では色彩も豊富でおしゃれなカジュアルと言うイメージに変わり、ユニクロへ行くのは恥ずかしくなくなりました。
でも、それよりも更に安くて良いお店があるという事を娘に聞きました。

先日、災害地へボランティアに行く際に、寒いと困るという事で、テレビで宣伝しているユニクロの「ヒートテック」を買わなければと思っていました。娘にユニクロで買って来てくれと頼んでいたのですが、
「それならば、ユニクロでなくてg・u.で買えば」
言われました。
「ジーユって何?」
と聞くと、
「ユニクロより、安い、ユニクロと一緒のお店だよ」
「そんなのあるの」
という事で、沼津にあるg.uへ娘に連れて行ってもらいました。

「ヒートテックありますか」
と店員さんに聞くと
「ヒートテックはユニクロの商標で、ここではヒートテックはありませんが、温かシャツなら販売しています」
「どう違うの?」
「一緒です。でもヒートテックより値段は安いですよ」
「そうなんだ、じゃあ、こっちで買った方が安いんだね」
「う〜ん・・・・・」
確かにユニクロより安いです。思わず温かシャツを買い込んでしまいました。
ついでに、1980円のダウンも。
g・u.はユニクロから生まれたお店ですので、知らないと損しちゃうなと感じながらも、今やユニクロは高級店なんだなと思いながら、時代はずんずん変わっている事を実感しました。
ところで、「g・u。」ってお店知っていましたか???

「ライトノベル」って何?

我が家の居間の机の上に、女の子のかわいい表紙が付いた本が置いてあり、「また娘が、漫画本でも買ってきたのか」と手にすると、漫画ではなく小説でした。

今、若者の間でアニメが表紙を飾るタイプの小説が流行っているようで、読みやすい小説が売り上げを伸ばしているそうです。いわゆる「ライトノベル」って言うそうです。
でも、「ライトノベル」って何?って感じる方も多いと思いますが、ライトノベルは日本のサブカルチャーの中で生まれた小説のカテゴリの一つであります。英単語のLightとNovelを組み合わせた和製英語でありますが、つまり、読んで字のごとく、軽い(Lighit)小説(Novel)、読みやすい小説と言う意味です。

特徴としては、アニメ調のイラストが表紙を飾り、文章の中に挿絵が入っている点があげられます、物語としてはキャラクターが中心となるものが多く、感情移入しやすく、SF,サスペンス、ラブコメ、スポコンとジャンルは幅広くなっています。日本ではあまり馴染みが無いような気がしていましたが、「ライトノベル」は日本のサブカルチャーに関心が高いアジア地域では一つのジャンルとして認知されています。
活字離れが叫ばれている中では、新たな分野としての読みやすい本も必要な事なのかもしれません。
「ライトノベル」は今後ますます書店で幅を利かしてくるものなのかもしれません。書店に行った時に、確認してみてください。

なお、日本の経済戦略の中の一つとして、文化産業立国を目指し、「情報コンテンツ」としてアニメや漫画等を文化産業として位置づけソフトパワーの強化が図られています。
ライトノベルもその一端を担っているようです。

バルク港落選、どうなる田子の浦港

      清水・田子の浦バルク港落選

新聞での文字に思わず
「なんで?」
と言う声が出てしまいました。

5月31日、大畠国土交通大臣の記者会見が行われ、穀物を対象とした国際バルク戦略港湾に鹿島港を始め4港が選定されたことを発表されましたが、その中にはわが地元の田子の浦港はありませんでした。
選定された港湾
《穀物》
・鹿島港、志布志港、名古屋港、水島港
《鉄鉱石》
・木更津港、福山港・水島港 
《石炭》
・小名浜港、徳山下松港、宇部港
昨年、重要港湾として外され国の直轄事業が無くなり、その対策としてバルク港としての選定に期待を寄せていましたが、今回の選定漏れは今後の田子の浦港の整備にも大きな影響を与えると共に、落選と言う対外的なイメージダウンが、企業誘致・また既存の企業留置にも影響を与えかねない不安を感じます。

幸いなことに、今まで行われてきた、12メートルの増深事業は継続されますが、工業都市としての威信をかけて、工業出荷高の回復を進める上では、田子の浦港の更なる整備は必要なことであると思っています。

バルト港落選、どうなる、田子の浦港です。
重要港湾を外された時にも書きましたが(2010年8月1日ブログ・田子の浦港の深刻な問題)、地元選出国会議員はどのような対応だったのででしょうか・・・

朝礼をやる意味。

ここの所、毎日、様々な企業の朝礼にお邪魔しています。

企業によって朝礼の風景は色々ですが、それぞれに工夫されています。
そこで、朝礼に参加しながら、改めて朝礼をやる意味を考えてみました。

朝礼をやる意味としては、以下の目的があると思います。
  日々の業務の報告・連絡・相談
  企業の経営理念の共有化
  社員のモチベーションアップ
まず、1点目の業務の報告・連絡・相談は一日の業務内容を社員一同が分かっていなければなりませんので重要な事でもあります。
2点目の企業の経営理念の共有化は、事業を行っているところであれば、経営理念あると思われます。当然、事業を行うには、何らかのビジョンや目標・夢があります。社員が「何のために」に働き、目的、その経営理念に共感を抱けるだけのトップの熱い想いが感じられることが仕事への定着率にもつながります。
3点目のモチベーションのアップは、一日のスタートをどういう気持ちで始めるかによって、その日の働きぶりに影響すると思われます。
朝礼をやる事により、企業の一日の仕事内容、目標、想いを共有化し、全従業員が同じ方向に向かって進む効果が期待できます。

朝礼がしっかりできている会社は業績の良い会社のような気がします。

朝礼に参加しながら、社長や責任者の話を聞いていると私自身の自分の身も引き締まります。
企業の朝礼周りは、今後も続きますが、本当に、良い勉強になります。

市内の「グロバリーゼーションの進展」

一般質問が終了しましたが、今議会では雇用や産業振興は多く取り上げられていました。その中で、富士市の経済状況の厳しさ要因としての「グローバリーゼーションの進展」が挙げられている事が指摘されていました。企業の海外進出に対しての答弁を聞きながら、先日訪れた会社での事を思い出しました。

先日、大渕にある自動車部品製造業のビヨンズさんに工場見学をさせて貰いました。2万坪の土地に7つの工場があり、500人の雇用がされています。

(工場もロボット化されています)

見学した際に、新たにこの2月28日に中国の広州において、大きな生産工場を立ち上げた事を聞きました。すでに広州には日系大手自動車会社(トヨタ、日産、ホンダ)の進出はなされていますが、その関連では、市内の大手企業であるジャトコさんについでの広州進出であると思われます。中国は2010年の中国自動車販売は史上最多の1800万台に達っしており、これは現状日本の500万台弱はもちろん、全米過去最高の1700万台も凌駕しています。2011年には大台の年2000万台超えも確実とされ、保有台数はすでに8500万台と世界第2位の日本を超えており、1位の北米を抜くのも時間の問題と言われています。広州は今、中国のデトロイトとして注目を浴びている地域でもあります。ビヨンズさんも今後企業として生き残っていく為にも国内の飽和状態である市場より海外へ目を向ける事は企業としても当然のことであると思われます。市内の優良企業であるビヨンズさんも海外へシフトが変わり始めている事を知り、まさに「グロバリーゼーションの進展」を感じずにいられませんでした。と同時に将来的に、生産拠点が海外へ変わり富士市の優良企業が撤退したり縮小してしまう危機感を持ったわけですが、このような事が進んでいる状況を、市の工業振興課はどのように捉えているのか聞いてみたい事でもありました。一般質問の中では市内の海外進出についての状況を聞かれていましたが「把握は出来ていないために今後調査していく」と言う事でした。工業振興ビジョンでは、工業出荷高を上げるとしていましたが、企業が海外へ生産拠点を変え始めていくとしたら、どう考えても、難しい事であるように感じています。
やはり、企業も出て行ってからでは遅いので、もう少し危機管理を徹底した産業振興策は必要な気がしています。

*グロバリーゼーションとは関係ないのですが、ビヨンズさんの社員食堂は素晴らしいです。きれいな食堂の上、日本ゼネラルフーズさんが、委託されて運営されていますが、300円で、定食がたべれます。羨ましい限りです。

「ペーパースラッジって何?」

現在、紙のまちとしられる富士市には70の製紙工場があり、再生紙を作る工程で約105万トン(平成20年)のペーパースラッジが発生しています。

「ペーパースラッジ(PS)って何?」と思われる方もいると思いますが、PSは古紙を再生する時に発生する産業廃棄物です。再生紙は古紙を薬品で解かし、原料となるパルプ繊維を取り出しますが、紙にならないパルプの微細繊維や紙の表面加工等に使われている填料や顔料などの処理汚泥が発生します。そのほとんどは、排水処理工程の凝集沈殿などの処理施設により水分と汚泥に分けられ、回収されたものがペーパースラッジなのです。
古紙のリサイクルには多くのペーパースラッジが発生しますのでペーパースラッジの有効利用が促進されないと古紙のリサイクル循環はストップしてしまう恐れがあります。

現在、紙のリサイクルは良く聞きますが、もう一つのリサイクルでもあるPSの有効利用についても目を向けなければいけないことでもあります。

平成22年度版の富士市の工業に掲載されている平成20年のPSの処理については、PSとして約105万トンが発生し、その内焼却量として98,7万トン(94%)残りの6万4千トン(6%)が再利用されています。その94%の焼却量の焼却灰は、17万2千トンで再利用として16万6千トンが使われており、残りの5369トン(3%)が埋め立てにされています。
そのPSの埋め立て処分量の削減の為、製鉄保温材や有機肥料原料などとしての利用、そしてPSを焼却する事によって熱回収と減量化を図っています。また、その焼却灰については、土木用資材など様々な用途の研究開発が積極的に行われています。
中でも、PSの有効利用について今までにも、ニューセラミック(FJTライト)製造設備を完備している春日製紙工業株式会社において、新たなPSの有効利用施設として、今年の4月より廃食油を使ってのバイオマスボイラーのプラントが出来た為に、工業振興課と私の所属する会派で視察をしに行ってきました。
長くなるので視察報告は、次回にします。

平成22年度富士市の匠人は・・

 

富士市技能フェスティバルが盛大にふじさんめっせで開催されました。開会式に先立ち、平成22年度のふじマイスター「匠人」に8月に認定された、造園業、望月秀晃氏からの挨拶が有りました。

富士市では、全国水準の技術・技能者に付与する市独自の称号として「ふじマイスター匠人(たくみびと)」を毎年、募集、認定していますが、本年は2人の応募があり、審査結果、造園業を39年営んできた望月さんが認定されました。じつは、望月さんは、青年会議所の大先輩でもあり、様々なまちづくり活動を進めています。富士祭りにおいての、かぐや姫絵巻も青年会議所時代にやった事業を、今では、富士祭りのフィナーレを飾る、多くの市民が参加したがるイベントにした中心人物でもあります。まちづくりには一生懸命で、大変熱い志を持つ方でもあり、「もちていのもっちゃん」と言えば知る人ぞ知る方でもあります。
望月さんの造園会社では、ランドスケープアーキテクチャーとして未来の地球環境を視野に入れ、人と自然が共生する快適で活力ある空間を創造していくとしており、様々なエクステリアのコンテストでも賞を受賞しています。私が住んでいた、原田にある永明寺の有名な庭も望月さんが手掛けたと聞いています。

匠人に認定されましたので、今まで以上に地域貢献に力を入れ、技術の伝承をしていくと思いますが、元気で素晴らしい方が選ばれたと後輩としても嬉しく思っています。
更に、富士市の為に頑張ってくれる事を期待しています。

**8月22日以降三島沼津裾野富士市富士宮、長泉町と5市1町をまたにかけ118人の被害を発生させたお騒がせ噛みつきサルが三島で10月10日に捕獲されました。
一安心です。

10月から値上げ!

9月も今日で終わり、今までノーネクタイでのクールビズから一転して、10月1日よりネクタイ着用での議会になります。それと同時に、たばこが値上げされますが、多くの喫煙者の方が、値上げ前に大量買いをしている姿をコンビニで見かけます。

たばこの値上げは、この10年の間、2003年、2006年、2010年10月1日に増税による値上げがされています。しかしながら、値上げと共に、禁煙する方も増え10年前には喫煙者が33.6%あったのが、現在では23,9%と10%近く減っています。ですから、値上げをして税収をあげようとしても、結果的には、禁煙者が増え、税収は下がっている状況です。(それでも、1兆9734億円が今年度の税収とされています。)日本のたばこは外国に比べ安いと言われていますが、実際、外国では税率が8割で、日本の場合、今回の値上げにおいて、例えば人気のあるマイルドセブンが300円から410円になりますが、その内の64,5%の264,4円が税金であることからも、外国に比べたらまだまだ安いと言えます。税収アップの為にたばこを吸って下さいとも言えませんが、今後たばこがまだまだ値上がりする方向性は、税収を上げる事よりも国の禁煙対策と言う感じの方が強いような気がします。
私は、たばこを吸いませんので、値段がいくらになろうが気になりませんが、たばこを吸う人には切実な問題でもあります。
10月以降はたばこだけでは無く、厚生年金や自動車保険代の値上げもあり、猛暑の後は家計に厳しい秋になると言われています。
経済状況が厳しい中、一刻も早い政治の安定を進め、不況からの脱却をお願いしたいのですが、官僚を使いきれていない状況や今の世界に対しても弱腰の政府では、望みも薄いのかもしれません。
「経済と外交」、何とかしてくださいよ〜
「国民の生活が第一」「政治主導」と言ってたじゃないですか!!!!

「広報ふじ」をコンビニでも。

 ちょっと私にとって嬉しい新聞記事が掲載されていました。それは、21年11月議会で、「社会インフラの役割を担うコンビニエンスストアとの官民連携について」一般質問致しましたがそれに関わる事です。

11月議会での質問内容は、市内各地に点在するコンビニエンスストアは、24時間年中無休の身近な商業施設として、市民生活の利便性が図られており、市内でもっとも利用される民間商業施設ではあると考え、今後、益々、時代が、複雑、多様化する中では、行政と他業種の様々な民間企業との連携は必要とされ、その1つの施策として、市民生活の向上を図る上で、富士市が進める新たなサービス(情報発信・災害協定・防犯整備・地産地消等々)の提供にきめ細かく対応していく事や、行政コストを下げる上でも有効な社会インフラとして認識した上で連携を進めるべきである事を求めました。
鈴木市長は「市民の生活と密接に関わっている民間との積極連携は非常に重要であり、今後協定視野に入れて前向きに検討していく」と述べ、また、市民への情報提供についても「現在、市内387町内会により広報誌を配布しているが市民意識の変化により、便利で有効な伝達手法も考える事も大事。課題点もあるが、コンビニでの広報誌の配布が出来るよう調整を図っていく」と前向きな答弁をしてくれました。
(9月8日静岡新聞)

その答弁通り、9月8日の新聞にも、広報誌の配布に関して、10月8日より、市内のコンビニで「広報ふじ」が受け取れるようになった事が新聞報道されました。これで、町内会に加入していない人や、夜遅くまで働いていて、まちづくりセンターに行けない人にも、市政情報満載の「広報ふじ」が気軽にいつでも、必要な時に受け取る事が出来るようになりました。市民の利便性を図る上では、今後、更なる連携は進めて頂きたい事ですが、1つでも形になった事は私にとっては嬉しい限りです。
ただ、この事業予算に関しては、国の緊急雇用創出事業を活用している為、市としては利用状況を見極めながら来年以降の継続を検討する事になっていますので、継続して行く為にも、多くの方が、コンビニに「広報ふじ」が置いてある事を早く認知してもらいたいものです。

テレビが品切れだそうです。

富士市の家電組合の役員さんと懇親会がありました。
その中での話題の1つは、市から委託されたリサイクル家電の引き取りについてでした。指定の家電屋さんでは、お店で買った物以外の商品に関しても、引き取りに際してリサイクル料を払えば適正な処理をしてくれるそうです。

これから、アナログテレビの引き取りは来年の地デジ移行に対して増えていく事だと思います。

それとは別の話題として、組合の支部長に、
「家電業界はテレビを買い替える方が増えて景気がいいんですか?」
と聞くと、確かに忙しいんだけど、まちの家電屋ではテレビに関しては、地デジ移行と景気浮揚策としてのエコポイントによって需要が増し、メーカーの生産が追いついて行かないのか、売りたくても品物が無い状況が発生しており、特にパナソニックだと32型、37型のテレビがなく、ソニーは、大型の液晶テレビの46型以上が品切れで、2カ月以上待って頂いているとの事でした。まだ、大手さんは在庫があるそうですが、やはり、品物によっては品切れとなっているそうです。やはり、エコポイントによって、買いたいものが買えない状況は生じているようです。(大手の家電屋さんへ行くとテレビが沢山並んでいるからいつでも買えると思っていました)
ついでに、私は、正直言ってエコポイントの事がよく分からないんですが・・と、説明をしてもらいました。
「エコポイントとは、地球温暖化対策の推進・経済の活性化・地上デジタル放送対応テレビの普及を図ることを目的としてスタートした制度です。省エネ性能が高い家電を購入すると「エコポイント」がもらえ、指定の商品と交換できます。買い換えの場合、リサイクル料金もエコポイントとして還元されるので、買い換えを検討していた人にとっては絶好のチャンスです。」
との事でした。
ですから、エコポイント対象期間が、本年の12月31日までですので、駆け込み需要は更に増す事が考えられるそうです。しかし、テレビについては、品物が無いのではしょうがありません。テレビで、エコポイントを使いたい人はなるべく早く予約をした方が良い状況のようです。
*エコカー減税も9月で終わります。

しかしながら、ちょっと前に、普及率は70%を超えたと言っていましたが、来年までに残りの部分の普及ができるかが大変な所だと思っています。

元気な会社、元気な社長

景気が悪いと言っていますが、景気が悪くても元気な会社はあるんですね。こんな時代でも業績を伸ばす秘密を探りに、元気な会社、元気な社長、紺屋製紙株式会社、山本社長の朝礼及び会社見学をさせてもらいに行ってきました。

山本社長は「伸びる会社は朝礼が基本」とする、倫理法人会の前会長でもあり、自らの会社で、不況に負けない会社創りとして、企業の活性化は朝のスタートが大事であるとして毎日、朝礼を行っております。

現場と事務の両方の朝礼を見学しましたが、どちらも、同じように大きな声で挨拶を交わし、しっかりとした返事をしながら、朝礼は行わるのですが、見ている方も気合いが入ります。きっちりとした朝礼は、まるで、軍隊の訓練風景のような感じですが、これにより、社長が言わなくても自らが進んで働く雰囲気を創りだされているようです。
社長に、冗談で、「見学に来ている人がいるから、ピシッとやってるでしょ」と言ったら、「いつもと変わりないよ」と怒られてしまいました。
やはり、1日の始まりでしっかりした朝礼をやる事が、精神教育に繋がり、元気な会社、元気な社員を創りだしている源でもあると感じました。

朝礼の後、会社説明、会社見学をさせて貰ったのですが、あちらこちらにスローガンが飾られています。
製紙会社でありますが、社内は非常にきれいであり、驚いた事に、社長のこだわりだと思いますが、トイレが異様にきれいでもあります。
(社内トイレ)(外部トイレは草木に囲まれた入り口)(便器には絨毯が轢かれています)

社内トイレ、また外に設置されているトイレも、トイレの入り口では無いような工夫がされています。工場の壁面には絵がペイントされており、働いている人にもゆとり感を与えています。
(ペーパータオルや産業用紙・紙ひも等が製造されています)

また、山本社長は、会社経営は1人では無理があるとし、その為に株式を公開し、社員に株を持たせ、全員が社長のつもりで働いてもらうようにお願いをしてあるそうです。
その他にも多くの工夫がされてはいると思いますが、元気な会社には、元気な社長が色々な事を考えて創られているようです。

「過払い金バブル」の後は、「残業代請求」。

ちょっと前までは、あんなにサラ金の看板を見かけたのですが、大分少なくなったようです。
明らかにサラ金が一時のような勢いが無くなっています。また、この6月から改正賃金法が施行され益々サラ金の市場は縮小される気配であると思いますが、逆に闇金融が余計はびこる構図にならなければいいのですが・・・

それに絡んで、ちょっと興味深い話と言うか、企業が不安になる話なんですが、労務セミナーで「今後想定される労使トラブルとは〜」において、
(過払い金も残業代も同じよううなルーチンワークで請求できる事を説明する井上労務士)

ここ何年かの間に「利息制限法の改正」や「過払金返還」「グレーゾーン金利」等が、ニュース・マスコミに取り上げられ、一般の方々にも「債務整理」「過払金返還」が知れることとなりました。弁護士さんにとっても、法外な利息に対しての過払いに対しての変換の手続きが簡単に出来、戻し率の20%が収入に成るおいしい仕事になっており、「過払い金バブル」と言われるほど弁護士さんの収入源でもあったようです。サラ金の縮小に伴い、また、弁護士さんの仕事も激減している状況に成り、その「過払い金バブル」の後の弁護士さんのおいしい仕事として、考えられているのは、過払い金請求に類似している企業に置いて労使トラブルとして多い、残業代の請求がある事が説明されました。国で長時間労働を無くす為に残業代が大幅に上がっており、サービス残業等に対しても請求があれば払わなければいけない事に対しての、残業代の請求を弁護士さんがやってくれると言う事です。多くの未払いの残業代に対して、企業に置いて突然、弁護士さんからの内容証明が届く可能性が出てきています。まだ、一般的にはなっていませんが、今後、メディアやインターネットを通じ、宣伝され、今までの残業代の請求がされると言う事でした。企業の自衛策としては、ダラダラ残業をさせないとか固定残業代を導入するとかありましたが、結局はしっかりとした労務管理をしろと言う事でした。しかしながら、残業代の請求まで弁護士がやる時代とは、使う側と使われる側の信用という労使の関係は一体どうなって行くのでしょうか?
企業は人によって成り立っていると言っても過言ではありません。
労務管理がしっかりできていない中小零細企業は残業代請求により倒産なんていう事に成りかねない事は本当に不安になります。

労務士さんからは、冗談のように「企業の敵は弁護士である??」と締めくくっていました。
弁護士さんが携わる事によって、サラ金看板の無くなってきた後、企業の看板も少なくなっていくのかもしれません。

コンビニでの行政サービス行方は。

 住民票や印鑑証明が必要な時に、忙しくて、市役所やまちづくりセンターが開いている時間にいけない人はいると思います。どんな時間でも対応してくれたらと思っても、行政施設では深夜まで長時間開けていたり、日曜祭日も庁舎を開くにはお金が掛かりすぎます。誰でも知っている、いつでも開いてるコンビニで受け取れたいいなと思っている人はいると思います。

そんな思いが多い中で、今年の2月より、コンビニエンスストア最大手ののセブンイレブンで住民票や印鑑証明が夜間でも休日でも交付できるサービスが3つの自治体(渋谷区、三鷹市、市川市)で始まり、4月より相馬市も加わって4つの自治体でコンビニ交付が可能となりました。この4つの自治体に住む方々は全国どこのセブンイレブンでもマルチコピー機を利用して、住民票と印鑑証明を受け取る事が出来ます。今後、参加自治体が順次増えていく事が予想され、より多くの地域の方々に利便性の高い行政サービスの提供が可能となります。これからも、コンビニを利用しての行政サービスは全国的に着実に進んでいく事だと思っています。
私も、年中無休、24時間営業のコンビニと行政の連携は将来的には必ず広まる事を予想し、富士市においても市民サービスの利便性向上と行政コスト削減を進める上で、昨年の11月議会で「社会インフラの役割を担うコンビニエンスストアとの連携について」質問をいたしました。
時代や環境がものすごい変化をしている中では、情報サービス、地産地消の推進、防犯、災害時での拠点等市民サービスを進める上では、すでに連携を始めている自治体の事を聞いても社会インフラとしての役割を担っているコンビニと行政の連携は必要不可欠な事であると信じています。

富士市においても、真剣にコンビニと協議した上で、連携は進めて頂きたいものです。

地デジ移行の周知活動

2011年7月24日をもって地上デジタル放送に移行に伴い、アナログ放送を終了いたします。国の施策ではあるものの、未だ課題(リサイクルや不法投棄、難聴地域の解消、低所得者や高齢者へ対応)、も多く、その上、景気も悪いので、いくら安くなったとはいえ、はたしてまだまだ高額なテレビへの切り替えがスムーズにできるのか心配になります。

私は、議会においてもいち早く平成19年11月に「地上デジタル放送移行に伴う問題について」を一般質問をしています。

地デジ移行への周知は、テレビの右上にはアナログ表示が出ていたり、CMでも地デジ移行が流れています。地デジ普及のマスコットの地デジカもあちらこちらで見かけます。周知に関しては、デジタルサポート員による普及指導を始め、政府はあらゆる情報手段を使いスムーズな移行を進めていますが、当然、テレビを扱う家電販売店においても大々的に取り組んでいる事でもあります、

(目録を渡す鈴木支部長)(市長を囲む役員さん)(交換前のアナログテレビの前で)

そんな中で、地デジ移行の周知を始め地域貢献の一環として地域の電器屋さんで組織する静岡県電機商業組合富士支部が、組合設立50周年の記念として、市へ37型の薄型液晶デジタルテレビを寄贈し、その結果、市役所2階の待合室電光掲示板中央に設置する事になりました。市役所2階では4月からワンストップサービスが始まっており、多くの市民が利用しています。私も、順番を待つときに見ていたテレビが旧型でどのように対応していくのかとは思っていたのですが、これで今までの旧型のアナログテレビからデジタルテレビに替わリ一安心です。

私も寄贈式には電機商業組合の総会でその事について聞いていたので、立会をさせてもらいました。

2011年7月25日からの地デジ移行については、総務省で発行しているパンフレットによりますと、地上テレビ放送のデジタル化の理由として、大きく4つあげています。
その1として、電波はすでに目一杯使われ、アナログ放送のままではチャンネルが足りない状況になっています。デジタル化すれば周波数に余裕が作られ、空いたチャンネルで、更なる情報化社会の為に電波を使えるようになります。
その2として情報サービスの高度化、テレビがもっときれいに便利になり、高齢者や障害のある方へのサービスが向上します。
その3としてネットでテレビがつながり、誰もが情報化の恩恵を受けられる社会となります。
その4として放送のデジタル化により様々な分野に経済効果が波及し日本経済の活性化につながるとしています。

新しく寄贈されたテレビが設置された市役所2階においては、総務省から委託を受けているデジサポの方が説明、相談会を実施しています。展示してあるデジタルチューナーは5000円程度ですが、設置相談は少ないとの事でした。

後、1年ちょっとですが、間際だとテレビが無いとか忙しくて対応できないと言う事も考えられますので、私も先日思い切ってテレビを変えました。準備は整えましたが、延期と言うような事態にならなければいいのですが・・・
地デジ移行へのカウントダウンは始まっています。
その為にも普及周知をしていく為に、街の電器屋さんの皆様にも更に頑張って活動をしてもらわねばと思っています。