市内の「グロバリーゼーションの進展」

一般質問が終了しましたが、今議会では雇用や産業振興は多く取り上げられていました。その中で、富士市の経済状況の厳しさ要因としての「グローバリーゼーションの進展」が挙げられている事が指摘されていました。企業の海外進出に対しての答弁を聞きながら、先日訪れた会社での事を思い出しました。

先日、大渕にある自動車部品製造業のビヨンズさんに工場見学をさせて貰いました。2万坪の土地に7つの工場があり、500人の雇用がされています。

(工場もロボット化されています)

見学した際に、新たにこの2月28日に中国の広州において、大きな生産工場を立ち上げた事を聞きました。すでに広州には日系大手自動車会社(トヨタ、日産、ホンダ)の進出はなされていますが、その関連では、市内の大手企業であるジャトコさんについでの広州進出であると思われます。中国は2010年の中国自動車販売は史上最多の1800万台に達っしており、これは現状日本の500万台弱はもちろん、全米過去最高の1700万台も凌駕しています。2011年には大台の年2000万台超えも確実とされ、保有台数はすでに8500万台と世界第2位の日本を超えており、1位の北米を抜くのも時間の問題と言われています。広州は今、中国のデトロイトとして注目を浴びている地域でもあります。ビヨンズさんも今後企業として生き残っていく為にも国内の飽和状態である市場より海外へ目を向ける事は企業としても当然のことであると思われます。市内の優良企業であるビヨンズさんも海外へシフトが変わり始めている事を知り、まさに「グロバリーゼーションの進展」を感じずにいられませんでした。と同時に将来的に、生産拠点が海外へ変わり富士市の優良企業が撤退したり縮小してしまう危機感を持ったわけですが、このような事が進んでいる状況を、市の工業振興課はどのように捉えているのか聞いてみたい事でもありました。一般質問の中では市内の海外進出についての状況を聞かれていましたが「把握は出来ていないために今後調査していく」と言う事でした。工業振興ビジョンでは、工業出荷高を上げるとしていましたが、企業が海外へ生産拠点を変え始めていくとしたら、どう考えても、難しい事であるように感じています。
やはり、企業も出て行ってからでは遅いので、もう少し危機管理を徹底した産業振興策は必要な気がしています。

*グロバリーゼーションとは関係ないのですが、ビヨンズさんの社員食堂は素晴らしいです。きれいな食堂の上、日本ゼネラルフーズさんが、委託されて運営されていますが、300円で、定食がたべれます。羨ましい限りです。