救急受け入れ 困難「年250件」富士医療圏

静岡新聞10月7日掲載記事

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市議会一般質問市長報告

富士・富士宮両市の富士医療圏の救急受け入れ困難事案が年間250件発生していると説明し、県全体の45~50%を占めている現状を明らかにした。荻田丈仁氏(新政富士)の質問に答えた。当該地域の医師や入院施設の不足、医師の高齢化などによって起こる「630問題」(搬送先が決まるまでに病院への照会6回以上、または30分以上かかる)について関連機関のデータに基づいて報告した。救急搬送先を決める時間の短縮や基幹病院の満床状態の対策に関する協議の進捗状況なども説明。質問に対して小長井市長は「問題の入内性を認識し、取り組みを早めなければと思っている」と述べた。市立中央病院で昨年度受け入れた救急搬送を含む救急患者数は8529人