「看取り」について考えさせられました。

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議会での一般質問の準備や議案勉強をと思うのですが、週末はこのところいつも予定がぎっしりと入っており、思うように時間が取れないのが実情です。土曜日も、富士介護サービス研究集会、ユニーバーサル就労のシンポジウムと開催されており、どれも出たかったのですが私は文教民政委員長と言う立場がある中では、ロゼシアターで開催された富士介護サービス研究集会に出席させて頂きました。富士介護サービス研究集会は市内で介護保険に係る事業者がサービスの質的向上、職員の資質向上のため日ごろ取組んでいる研究成果の発表を行う場所でもありますが、今年で第14回目であり、このような組織的にしっかりと取組んでいる事は、全国でも珍しく、このような大々的な研究発表会は富士市くらいではないかと実行委員長より説明を受けています。ですから、文教民政委員会としては、以前にも、介護サービス事業者との懇談会も設けており、この研究会には全員参加とさせて頂きました。

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今年の研究テーマは「看取り」です。
研究発表会の前の基調講演として、富士市の法願寺副住職で大正大学助教授でもある高橋顕功氏からの「日本人からの死生観看取りを考える」でした。終末期に求められる宗教者として考え方として、多死社会を迎える中でどう送り、送られるか、色々な角度から送られる人、送る人を考え、生きる事、亡くなる事、どこの場所においても考えなければいけない事の必要性の話がありました。研究発表では、5つの事例発表がされましたが、それぞれの発表は大変勉強になり、様々な立場からの話からも、人は最後を迎えるにあたり、どこで看取りと判断するのか、されるのか、特に、看取りとは、「医療としての看取りなのか、人生の場としての看取りなのか」あらためて、自分の親の事も踏まえ、考えさせられました。
今回の研究発表会は、熱心に市長も保険部長も最後まで研究発表を聞いていましたが、午後2時より午後5時半までの内容の濃い研究発表会でありました。