水防団水害危険個所合同巡視に随行。

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既に東海地方も梅雨入りをしているようですが、出水期を迎え、富士市水防団水害危険個所合同巡視が行われました。合同巡視の目的としては、平成27年度作成の「水害危険個所マップ」記載の各分団担当域の被害頻出箇所、出水情報等を現地で確認することで水防団内の共通認識と隣接分団の迅速な応援体制を構築する事です。巡視個所としては、市内9か所を確認していましたが、私も、水害常襲地である須津地域・浮島地域の水害危険個所に随行させて頂きました。
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須津地域での危険個所として、県営江尾団地東エリア、江尾1丁目13組付近及び江尾2丁目7組。浮島地域は江尾江川東側及び春山川周辺でした。
各危険個所での説明をしての確認をして頂きましたが、東部地域では大雨が降ると安心していられない状況は切実な問題であります。
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今までも湛水防除事業として調整池を2つ、放水ポンプ2基も設置されてきましたが、未だ水害が起こる状況があります。
昨年度、本年度の2か年「豪雨対策緊急整備事業」として、東部地域では、須津川、春山川、沼川の浚渫が行われていますが、全区間の浚渫には至っていません。また、江尾江川の拡幅事業の早期実現に向けて取り組まれていますが、まだまだ時間は掛かります。抜本的な対策として、沼川の整備や石水門の拡幅に関しては計画が見えてません。そのような状況下でもありますので、水害時の対応としては、人的被害が出ないようにする上では水防団の力は必要な事であります。

今回のような、合同巡視は、水害常襲地に住む議員としては、ほんとうにありがたい事であります。市当局と水防団と地域の共通認識の下で、本年度も大きな被害が出ない事を願わずにはいられません。