やられたと言う感じのニュースをテレビで見てしまいました。
そのニュースとは静岡市でこの4月から始まった「新幹線通学費貸与事業」。
事業内容としては首都圏から富士市より更に西にある静岡市では特に若い人の減少を深刻に捉え、首都圏など静岡県外への通学者を対象に、新幹線定期の購入にかかる費用の一部を貸与し、卒業後も一定期間市内に住んだ場合は返還を免除する新幹線通学者貸与事業を創設しています。
なぜやられたと思ったかと言うと実は、2年前の11月議会で新幹線の利便性向上として、若い人たちの流失を防ぐ上でも、富士市から「通える、帰れる、戻れる」ための施策として新幹線の最終、始発の増便と共に富士市から首都圏への新幹線通学者への定期代補助は人口流失策として有効であると市長へ提案しました。答弁では、「新幹線通学者の支援については大学のカリキュラム等の都合により対象者が限られ効果が未知数であることから現時点では考えていない」という残念な答弁でもありました。富士市より首都圏が更に西にある静岡市で新幹線通学貸与事業があるのに、富士市の市長にどうして響かなかったのか未だに分りません。
さらにやられたって感じは、「そうか「新幹線」という手があった!」に使われている宣伝チラシには「富士山と新幹線」の写真。どう見ても、富士市の東部土地改良区の富士山ビューポイントからの「富士山と新幹線」の写真。私が求めていた事業が、先を越され、富士山ビューポイントの整備を進めてきた東部土地改良区内の写真が使われているとは、まるで富士市の事業として富士市の学生にも「そうか新幹線という手があった」と言うフレーズを投げかけているようなチラシに、議会で新幹線通学を増やす提案をした議員として残念に思えてなりません。富士市でもあらためて、「そうか新幹線という手がある」と思えるようにしてもらいたいです。
ただ、新幹線の利便性の向上としての新幹線の最終、始発の増便に関しては、今回の事業を見ても、静岡市も同じ思いでありますので、広域的に要望ができる事を確認できました。
新幹線のある街、富士市として、若い人たちが富士市から、「通える、帰れる、戻れる」よう、に新富士駅に磨きを掛ける事はしなければいけない事であると思っています。