常葉大学富士キャンパス閉校は大きなダメージ!どうする富士市!!

CIMG1770今議会でも問題になっていた常葉大学富士キャンパスの存続は、やっぱり危惧していた通りと言うか予想通り2017年度末閉校・2018年全面移転が明らかになりました。議会での市長答弁は、現時点では正式な報告は受けていないので3月の理事会での報告を待ってからとしていましたが、客観的には、大学の再編計画はできており、ポーラの跡地を買った時点で交通の不便な富士キャンパスは撤退していくのは誰もが予想されたことであり、議員間でも最後通告を受けてからでの対応で大丈夫なのかと言う雰囲気でもありました。

(示された整備計画と新キャンパス)
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今回、これで正式に富士キャンパス閉校(廃止)が発表された訳ですが、以前にも(2月18日)のブログに書いた通り、都市活力再生として若い人たちの人口を増やす事に力を入れてきた富士市にとっては1600人の学生の流失は痛く、富士市に大学を誘致してきた歴史的背景や産官学連携を進めていく上での大学が無くなる事は富士市にとってものすごく大きなダメージです。これで正式発表を受けて市長も富士キャンパス留置にこれから本格的に対応することは考えられますが、恐らく大学も企業である以上、生き残りをかけた再編であり、一時的に縮小や閉校を伸ばせたとしても、富士キャンパスの全面移転が決定されたことは覆らない事であると思っています。全国で生き残りをかけた大学再編が進められている中では、もっと早い段階での対応が求められたのかもしれませんが後の祭りです。これで映画館も大学もないまちになってしまいます。富士市のものすごいイメージダウンにも繋がります。また、経済的損失も大きいです。若い人達に選んでもらえるための都市ブランドを上げようと躍起になっていた最中での大きな事件と言っても過言でないニュースであります。
どうなる富士市です!!どうする富士市です!!
今後も若い人が選ぶ街の条件には大学は必須であります。産官学の連携も含め企業誘致以上に大学誘致には力を入れて頂きたいことでありますが、ただ、現状を考えれば、可能性としては受け皿として、今後は、交通の利便性の高い、新富士駅や富士駅周辺の再整備において、駅中や駅近にサテライトの大学誘致は進めなければいけないと感じています。