これからの福祉推進会について

最近のテレビや新聞でも日本の国の少子高齢化が急激に進んでいる事が大きく報道されています。(日本の高齢化率は24,1%)この状況は私が進んでいる須津地区においても同様な事が言えます。
須津福祉推進会の総会において、これからの福祉推進会についての課題が投げかけられていました。

現在、明るく暮らすことが出来る地域づくりを目指す、須津地区福祉推進会の活動には、1、高齢者の夕食つくり2、子育て支援教室、3、高齢者サロンの昼食会、4、須津川渓谷のお汁粉サービスがあります。
その1つの夕食サービスをもう少し説明すると、これは自分たちの地域は自分たちで良くして行くと言う考えの中で、地域の住民により組織された福祉推進会が、地域住民の見守りをする為に実施されています。
活動内容としては、推進委員会の民生委員や健康推進委員を始めとするボランティアが、毎月第3木曜日に地域の一人暮らしの高齢者に、手作り夕食を配達しています。この活動は夕食を食べていただく事を目的にするのではなく、夕食を配達する際に一声かけたり、不安になる事を聞いたりするなど見守り活動としての目的があります。大変有意義な活動でもありますが、現状の携わっている委員の方が民生委員や健康推進委員が主であるのは本来の仕事以外で負担も多い事は問題となっていました。
現在の須津地域の概要として
人口:11725人
世帯数:4080世帯
一人暮らし高齢者数:292人
高齢者世帯:221世帯
今後この活動を続けていく上では、更なる高齢者の増加に伴い、福祉推進会についての理解と長続きできる組織としての委員の構成にも課題があるとしていました。
ちょうど福祉推進会が発足して20年になりますが、どうやら、これからの福祉推進会についてしっかりとした議論が必要な時が来ているようです。

更生保護・保護司・黄色い羽根の意味は???

その富士市保護司会会長の太田昭道氏から、更生保護と保護司についてのお話を聞く機会がありました。その際に黄色い羽根について意味を知りました。

まずその前に、「更生保護」とは、罪を償い再出発する人達の立ち直りを導き、助け再び犯罪や非行に陥るのを防ぐ仕組みです。また、「保護司」とは法務大臣が委託し保護観察になった人を指導、援助をし、地域の犯罪予防活動にあたるボランティアです。保護司は、県内には1500人、富士市には現在、15の地区に分けられた中で108人の保護司さんがいるそうです。犯罪を犯した人達が再出発しようとする時に、本人の努力は勿論ですが、社会から孤立せずに地域に受け入れられる事が立ち直りへの大きな支えになります。
保護司さんの活動の一環に7月の行われる「社会を明るくする運動」があります。その運動の賛同者に対して配られているのが黄色い羽根です。でも、どうして黄色の羽なのか・・・

赤い羽根に比べ馴染みがあまりないのですが、黄色い羽根の意味としては運動のシンボルマークであるヒマワリと、刑期を終え出所した男性をあたたかく迎える夫婦愛を描いた映画「幸福の黄色いハンカチ」にヒントを得て作られたものだそうです。説明を受けてどうして黄色なのか納得をしました。
更生保護活動は関係者だけでなく、多くの方の力が必要だそうです。企業においても前歴の拘らずに積極的に雇用をする事で、立ち直りに協力する民間事業者があり、協力雇用主として富士市では30社ほどあります。県の保護観察所からの制度として受け入れ企業に対しての環境整備が良くなってきているそうです。
立ち直りを支える地域の力を育てる事が新たな犯罪を生まない安全・安心の社会つくり第一歩だそうです。
勉強になりました。

地域に寄り添う「2人3脚まつり」

富士市の東の地域にある小規模多機能移住介護施設である「2人3脚」さんの毎年恒例のお祭りが開催されました。多分、富士市でも一番東にある福祉介護施設であると思っていますが、この事業所が開設してちょうど5年経つそうです。

名前の通り、地域と共に寄り添いながらの施設運営を進めてくれており、このお祭りも、地域の皆様が自由に参加できるようになっており、地域の方も年々、楽しみにしています。また、模擬店は地域のボランティアの方が手伝ってくれており、飲食も無料で振る舞われていました。

お祭りでは、市立高校の吹奏楽部の演奏や太鼓の披露もあり、参加している方々も楽しそうに聞き入っていました。
代表を務める施設長の石田さんは女性ですが、大変勉強熱心な方で、様々なイベントや勉強会にも積極的に参加しており、私も顔を合わすことが多いです。その上、活動をブログやフェイスブックで情報発信もしており、立派です。

その意味でも、社会にもしっかり寄り添っての活動もまさに2人3脚です。現在は垣根のない福祉サービスの普及促進として
「ふじのくに型福祉サービス」にも取り組んでおり、11月9〜10日には県立大学での推進フォーラムでのパネリストとしても参加するそうです。精力的でもあります。

これからも、施設入居者や利用者、家族とそれぞれに気持ちを合わせながら、寄り添い、2人3脚としての事業を進めてくれることを実感しながらお祭りを楽しんできました。
5周年おめでとうございます。
(私も挨拶させて頂きました)

10年、20年先も地域においての無くてはならない施設としてしっかりと根付いてくれることと、来年もできればお祭りに参加させて頂く事を願っています。

敬老会に参加して想う事

富士市においての敬老会事業は9月17日敬老の日を中心に実施されますが、すでに、それぞれの地域、施設に置いてスタートしています。
本年度75歳以上の敬老会対象者は28,714名。敬老会開催方式として、各地区、各施設で会場型、分散型、一部分散型、施設27地区・20施設において開催されます。

私も何か所か招待状が来ていますが、9日には地域の施設、特別養護老人ホームすどの杜においても敬老会が開催されましたので参加してきました。最高齢者は98歳の女性の方です。

挨拶にもありましたが、特養のような施設で過ごされている方々の生活環境は、空調環境が良いので、日々の変化が少なく単調になりがちでもあります。(建物の中にいると季節の変わりもわかりづらいかもしれません)また、認知症等の症状を持たれている方も多く、したがって家族や多くの人達が訪れ交流がもたれる敬老会やお祭り等の行事は大切であるそうです。

アトラクションでは、歌を歌ったり、手遊びをしたりして楽しんでおられました。地域の議員としても施設での毎日を楽しんで生活していただく事を心から期待しています。
今後、私が参加する敬老会には須津、浮島地区の敬老会があります。
3年前に敬老会を前に、養母は、突然倒れ、他界しました。87歳になる養父は悲しい日々は乗り越え元気で生活しています。ただ、足は不自由であり、車は処分してしまいましたのであまり外出はしなくなりました。
敬老会に参加して想う事はやはり、家族の願いはやはり、どこに居ようとも健やかににこやかにまだまだ長生きをしてもらいたいと願っていると思います。

富士市社会福祉協議会新会長に期待。

平成24年度須津地区福祉推進会の総会が開催された際に、富士市社会福祉協議会の新会長に就任したばかりの松本玲子氏が来賓で参加してくれました。私は研修で東京にいたので、松本氏が会長になった事は、新聞で知りましたが、成って直ぐに活動を始めている事には、驚きました。(多方面で活躍されている行動的な立派な方である事は以前から知っていましたが・・)

総会では事業活動の報告や計画が審議されましたが、現在、須津地区の福祉推進会は役員、実行委員94名。特に、一人暮らしのお年寄りを対象にした「夕食サービス」に力を入れています。夕食サービスには、毎月第3木曜日に福祉推進会のメンバーの手作りお弁当を作り、手分けをして配膳しており、お年寄りには配達してくれる人との交流も楽しみにしてくれています。また、第1木曜日には声掛けを実施しています。(安否確認)。
誰もが安心して暮らせるまちづくりのため、住民に根差した福祉活動を地道に続けてくれている事がわかります。
東京での研修において、高齢化により、扶助費(社会保障関係経費)の増加が見込まれており、社会保障にかかわる費用の将来推計として15年後には、給付費は1,5倍に跳ね上がる事が試算されていました。今後の地方財政では、社会保障をどう扱うかが最重要課題となる事は言うまでもありません。
福祉は、高齢者、障害者、児童、生活困窮者、介護、医療等々範囲は広いのですが、福祉の必要性は身近にあります。ですから、地域の必要な福祉活動はとても重要であると感じます。地区の福祉推進会と統轄する富士市社会福祉協議会の新会長である、松本会長には、絶大なる期待を寄せると共に、ぜひとも、地区の活動支援に対しても格段のお力添えをして頂きたいと感じています。

広瀬前会長お疲れ様でした。

「普通に生きる」凱旋上映中!!

映画「普通に生きる」が2月18日より3月2日まで富士宮イオンシネマで始まりました。
先輩議員が携わっている映画でもあり、以前より見たいと思っていましたが、どうしても都合がつかず見る事が出来ませんでした。凱旋上映で改めて見る機会が出来たので、時間をつくって行ってきました。

「普通に生きる」は重度の障害を持つ人達が地域の社会で普通に生きて行ける社会を目指す理念のもとでのドキュメンタリー映画でもあります。見終わって、自分がいかに幸せなのか、もし、自分がその立場になったらどのような行動を取っているのか、行政の役割はなんなのか、いろいろな事を考えさせられます。でも、与えられた運命を真正面から受け止めながら出演されている皆様は、すごく前向きです。また、笑顔が素晴らしいです。幸せの基準はそれぞれに違うのかも知れませんが、その置かれた環境での幸せは誰もが平等に受ける権利はあると感じました。障害と言う重いテーマであるにも拘らず、エンドロールでの其々の笑顔を見ると、なぜか心も温まります。映画終了後、小林所長、プロデューサー、小沢議員が挨拶に立ちましたが、見に来ていた人から惜しみない拍手が送られました。
「普通に生きる」と言う、当たり前のことが当たり前にできる社会の実現は、今の時代、可能の様でも、決して簡単な事ではないと思っています。
「福祉の受け手から、担い手になる」事を実践している小沢議員の想い、活動、は素晴らしいと感じました。
立派です。
(出口で一人一人にお礼を言う小沢さん)

多くの人に鑑賞してもらいたいと言っていました。

*イオンシネマ富士宮に初めて行ったのですが、富士宮のイオンのものすごい賑わいに驚きました。

敬老の日、我が家の父もまだまた元気。

敬老の日、須津地区でも敬老会が開催されました。
須津地区の75歳以上の該当者は1200名。
東部プラザへの出席者が154名。江尾公会堂に50名。合計204名。
出席率は17%です。

(主催者の祝辞の後、子供からのお祝いの言葉、記念品贈呈)

用事が重なって出席できない方もいらっしゃったと思いますが、敬老会に参加できる方々は少なからず、元気な皆様であると思っています。
私の家の父は、大正14年生まれです。母が2年前の敬老の日を前に突然倒れ、他界してしまい、寂しい思いをしているとは思いますが、元気です。しかしながら、足腰が弱ってしまい、残念な事に敬老会は欠席でした。
でも、足腰が多少不自由な所はありますが、喋る事、食べる事は本当にしっかりしています。
来年米寿を迎えようとしていますが、好きな食べ物は、未だに、「お肉」と言います。
娘が、
「おじーちゃん。敬老の日おめでとう。外で食事しようよ、何が食べたい?」
と聞くとやはり、
「ステーキ」
との事。
私自身は、最近肉より魚の方が良いなと感じています。でも、我が家の敬老会該当者が肉を食べたいと言っている以上合わせなければなりません。
という事で、久しぶりに家族で近くのステーキハウスで外食をしました。
(ナイフとフォークでしっかりと食べます)

驚いたことに父は、240グラムのお肉をペロリと食べてしまいました。
その食べっぷりを見て、まだまだ元気と感じました。

須津地区の敬老会でも、前日出席した、特養の「すどの杜」での敬老会でも思いましたが、やはり、家族の思いは、元気でいてくれることが何よりです。
敬老の日を迎えられた皆様は、これからも、健康にご留意して、長生きをしてください。
本当におめでとうございます。

浮島地区でも敬老会

敬老の日は9月19日ですが、富士市では、9月に入ってから、敬老会が各地域において開催され始めていました。本年度の敬老会対象者は27600人。

敬老会開催方式として、会場型、分散型、一部分散型、施設と27地区19施設で様々な形で開催されていきます。
私も毎年、何か所かの敬老会に参加しています。
現在、決算特別委員会で事業評価を含む審議が熱くされていますが、本年度は、企業会計の決算特別委員の委員という事もあり、幸いなことに浮島地区の東部プラザで開催されている敬老会に参加することが出来ました。(当然、一般会計の委員であれば、出席することが出来ませんでしたが・・)

浮島地区の敬老会の対象者は222名。敬老会への出席はそのうちの96名でした。(他の地域より出席率は高いです)
私は常日頃、一番東に住む議員であるという事は言ってきましたが、浮島地区は富士市でも一番東に位置する地域でもあります。地区内の人口は市内でも少ない地域ではありますが、まとまりの良い地域であると感じています。とう言うのも敬老会もそうですが、運動会にしても、文化祭にしても、地域で開催されているはるやま祭りもありますが、多くの方が関わった中で運営されています。アトラクションも、平日での開催ではありますが、東小学校の生徒が、お祝いに駆けつけ、学習発表の場所として、合唱やダンス、合奏を披露していました。

震災後特に、災害時での地域コミュニティの構築は求められていますが、その意味では、しっかりとした、地域力が高い地域であると思っています。
私も挨拶に回ったのですが、皆さん、あたたかく迎えてくれます。
私の母は、2年前の敬老の日を前に脳出血で突然倒れ、他界しました。家族の幸せは、家族の誰一人欠けることなく、元気に生活できることであると思っています。改めて、敬老会に参加している人を含め、高齢者の皆様は明るく楽しい生活を送りながら長生きをしてもらいたいと強く感じました。

*一般会計の決算特別委員会開催中なので、早々に切り上げ市役所に戻りましたが、現在行われている、事業評価に対して活発な議論がなされています。個人的には意見もありますが、会派内でのまとめも終わっていませんので、それを聞いてからと思っています。

「ねんきんネット」の活用を

誕生日が過ぎたころ、日本年金機構より、平成23年の「ねんきん定期便」が送付されていました。
「消えた年金」と騒がれ、ずさんな管理をしていた社会保険庁が2010年4月に廃止され、日本年金機構に変わってから1年以上経ちます。

日本年金機構に変わって国民目線で仕事をしている一つの変化として挙げられることに、「ねんきんネット」があります。
かつて社会保険庁時代は、払ってきた納付記録を簡単に知る事が出来ませんでした。その理由として早くから記録を見せて漏れを指摘されると面倒な仕事が増えるからと言う事を聞かされた時に唖然としたことを覚えています。その後、年金定期便を送付し始めましたが、日本年金機構になり、パソコンで自分の年金記録をチェック出来たり、漏れている年金記録を検索できるツールとして、「ねんきんネット」を立ち上がりました。
この「ねんきんネット」は、日本年金機構発足後,約1年かけてシステム開発されてきたもので、同機構のホームページにアクセスし、基礎年金番号、氏名、生年月日、性別等を登録すると5日程度でユーザーIDが発行され20歳以降のすべての年金記録をパソコンの画面上に呼び出せます。
郵送の特別便と違いは、確認が必要な部分には、赤字で浮き出る仕組みとなっています。年金事務所まで行かずに、じっくりと記録に誤りがないか納得がいくまで確認ができます。(行くまでの手間と、事務所での煩わしさが無くて便利です)
日本年金機構では、約2000億円の税金を投じ、すべての年金記録を知らべ、誰のものかわからない記録を洗い出し持ち主に戻す作業をすすめていますが、複雑な記録の照会作業には完璧は無い為に、個人で、「ねんきんネット」を通じて、年金記録の確認・管理は必要な事でもあります。
ぜひ、「ねんきんネット」を活用してみてはいかかでしょうか。

でも、未納者や滞納が増加している現状で、果たして、年金は持続可能な制度なのか不安でもあります。

民生・児童委員とは、

第38回富士市社会福祉大会が開催され、多年に渡り福祉活動を続けてきた方々の表彰が行われました。ふと表彰者のリストに目を通すと、特に良く知った人の名前がありました。

それは、義理の母の名でした。
私の妻の母が教職員を退職後、民生委員・児童委員として活動を続けていた事は知っていましたが、富士市社会福祉協議会会長表彰として、74名の民生委員・児童委員の表彰の中に入っていた事は、会場で表彰者リストを貰うまで知りませんでした。朝、別の用があり、電話で話した時にも、そんな話はありませんでしたので、ちょっと驚いてしまいました。でも、義理の母の偉い所は、色々なボランティアをやっていながらも、決して自慢をしない奥ゆかしい点です。そんな義理の母は私にとっても、尊敬でき誇らしい存在でもあります。

母が務めている民生委員・児童委員は「民生委員法」、「児童福祉法」によって設置された地域住民を支援するボランティアです。全ての「民生委員」は、子どもに関わる問題を担当する「児童委員」も兼ねています。「主任児童委員」という、専ら児童に関わる相談・支援を担当する委員もいますが、民生児童委員は、大きく分けると次のような活動をしています。
・担当地域住民の生活実態と福祉ニーズの把握
・悩み事や心配事を持つ住民への個別相談
・社会福祉制度・福祉サービスの住民への情報提供
・援護を必要とする人や家族と行政・関係機関との連絡調整
・援護を必要とする人に最も適した福祉サービスの提供
・地域の関係機関や住民との連携づくり
・地域住民の福祉に影響のある問題について行政への意見
 民生児童委員・主任児童委員は皆さんの身近な福祉ボランティアです。
 福祉のことで困ったことや心配なことがあったら、地区の民生児童委員・主任児童委員に相談すると良いと思います。
富士市においては、民生・児童委員の方々がしっかりしている為に、他の地域で問題となっている生存していない高齢者の未確認等の問題は起こっていません。
ただ、今後、民生・児童委員も成り手が見つからない事も課題ではある為に、何らかの対策は求められます。

改めました、第38回社会福祉大会において義理の母親を始め、表彰された皆様おめでとうございました。

国保税の改正が検討されています。

国民健康保険は、国民皆保険制度を支える最後の砦として、地域住民にとってはきわめて重要な医療保険制度です。

しかしながら、富士市の国民健康保険税対策は非常に難しい状況でもある為に実質的には、10年ぶりのプラス改正が検討されており、決まれば来年の4月1日の施行される予定です。

国民健康保険税は、国民健康保険分、後期高齢者支援金分、介護納付金分の3つから成り立っており、それぞれの保険税を計算し合計したものをいいますが、保険税の算定根拠としての応能割や応益割などわかりづらい所もあり、会派で勉強会を行って頂きました。
今回の改正の趣旨としては、
・医療費の増大により保険給付費等が年々増加している事
・景気の低迷により税収が減収している事
・国保加入世帯がかつての自営業者、農業従事者から失業者、年金所得者等が中心となるなど構造的に変化していること
・平成17年度の税率改正以来、税率は6年間据え置かれている事
などが挙げられており、その結果として、財源不足を補う為に一般会計から繰り入れ金が増大しています。
このような状況から国保事業の健全運営を行う上で、重要な基盤である財源確保を図るため賦課限度額を含めた税率改正を行おうとしている訳です。
改正に伴う考え方として、昨年運営協議会において3回協議しており、基本的には、定期的な見直しを3年毎に行う事や、応能応益割を50対50に近づける方向性、また、資産割額を縮小廃止する方向で検討する事が出され、改正案が策定されています。
経済状況が厳しい中での、税率改正は、国保加入者にとっては大変には成ると思いますが、現状を考えると進めなければいけないことではありますので、国保加入者に理解をして頂く為にも議員として改正案はしっかりと検討していくつもりです。