民生・児童委員とは、

第38回富士市社会福祉大会が開催され、多年に渡り福祉活動を続けてきた方々の表彰が行われました。ふと表彰者のリストに目を通すと、特に良く知った人の名前がありました。

それは、義理の母の名でした。
私の妻の母が教職員を退職後、民生委員・児童委員として活動を続けていた事は知っていましたが、富士市社会福祉協議会会長表彰として、74名の民生委員・児童委員の表彰の中に入っていた事は、会場で表彰者リストを貰うまで知りませんでした。朝、別の用があり、電話で話した時にも、そんな話はありませんでしたので、ちょっと驚いてしまいました。でも、義理の母の偉い所は、色々なボランティアをやっていながらも、決して自慢をしない奥ゆかしい点です。そんな義理の母は私にとっても、尊敬でき誇らしい存在でもあります。

母が務めている民生委員・児童委員は「民生委員法」、「児童福祉法」によって設置された地域住民を支援するボランティアです。全ての「民生委員」は、子どもに関わる問題を担当する「児童委員」も兼ねています。「主任児童委員」という、専ら児童に関わる相談・支援を担当する委員もいますが、民生児童委員は、大きく分けると次のような活動をしています。
・担当地域住民の生活実態と福祉ニーズの把握
・悩み事や心配事を持つ住民への個別相談
・社会福祉制度・福祉サービスの住民への情報提供
・援護を必要とする人や家族と行政・関係機関との連絡調整
・援護を必要とする人に最も適した福祉サービスの提供
・地域の関係機関や住民との連携づくり
・地域住民の福祉に影響のある問題について行政への意見
 民生児童委員・主任児童委員は皆さんの身近な福祉ボランティアです。
 福祉のことで困ったことや心配なことがあったら、地区の民生児童委員・主任児童委員に相談すると良いと思います。
富士市においては、民生・児童委員の方々がしっかりしている為に、他の地域で問題となっている生存していない高齢者の未確認等の問題は起こっていません。
ただ、今後、民生・児童委員も成り手が見つからない事も課題ではある為に、何らかの対策は求められます。

改めました、第38回社会福祉大会において義理の母親を始め、表彰された皆様おめでとうございました。