東部地区の水害対策を

東部地区の水害対策を

光ファイバー整備 工業団地と協働で要請

荻田氏は、七月に大きな被害をもたらした台風4号について取り上げ、江尾地区など市東部地域での被害の激しさを強調。「この地域は以前から浸水常襲地。水害の心配のない安全・安心な地域にしなければならない」として、問題の早期解決に向けた対策をただした。
鈴木市長は、県農林事務所による湛水防除事業で昨年度に万騎沢に調整池一カ所が整備され、今後は江尾江川の調整池二カ所の整備、二カ所の排水ポンプ設置の計画が進んでいることを説明。
根本的な対策として江尾江川下流域や沼川、田子の浦港の石水門の改修の必要性などを指摘した上で、「いずれも県、国の協力が必要であり、事業が早期に実施されるよう強力に要請していく」と述べた。自身が会長を務める沼川改修促進期成同盟会としての取り組みも含めて県、国への働きかけを進める意向を示した。
荻田氏は、光ファイバー接続など情報通信基盤整備の重要性、民間主導では導入の難しい地域への行政による支援の必要性を指摘。県の策定した「しずおか光ファイバー整備構想」を踏まえ、工業振興支援を含めた市の対応をただした。
鈴木市長は市街化調整区域にある浮島工業団地、グリーン工業団地、現在計画が進められている富士山フロント工業団地が光ファイバー未整備地域に当たることを説明した。
その上で、「浮島工業団地からは整備に関わる要望書が提出されている。通信事業者側では『団地内の利用者がまとまり、要望書が提出されれば検討する』としており、今後は工業団地と協働し、通信事業者に要請していく」とし、地理的な情報格差の解消、光ファイバーによる情報の利活用・普及に努めていく考えを示した。

江尾地区の浸水深刻

江尾地区の浸水深刻 治水対策の調査へ9月補正で費用計上

富士市は、須津地区江尾など東部地区の有効な治水対策を検討するための調査に乗り出す。今夏の台風4号で近隣住宅の床上、床下浸水、道路冠水などの被害が深刻だったことを受け、九月補正で調査委託費を計上した。市議会九月定例会の荻田丈仁氏(市民クラブ)の一般質問に答えた。
荻田氏はことし七月十四日から十五日にかけて台風4号がもたらした江尾地区などの浸水被害の深刻さを報告する中で、問題の早期解決に向けた取り組みをただした。
今後の対策として市は「万騎沢(まげさわ)狭窄(きょうさく)部の江尾江川合流点から上流柵渠(さっきょ)部の改修が必要」としたものの、下流部の江尾江川の改修が前提となるため、県の改修状況を見ながら計画するとした。
抜本的な浸水対策としては、江尾江川の沼川合流部までの河川改修の早期実施、沼川石水門を改修する必要を示したが、県事業で国の支援も必要であるため、早期実施を国や県に強く要請するとした。
今回の台風4号に伴う浸水等被害の最大要因として、市は二十四時間雨量三百六十㍉という過去最高の降雨量に大潮が重なったことをあげている。
さらに沼川、江尾江川、万騎沢等の河川流下能力不足、市道吉原沼津線以南の田んぼの地盤が上がったことも影響したとの見方を示している。
被害の緊急対策として、市は地区内の側溝や水路、河川にたい積した土砂の浚渫(しゅんせつ)を実施。
県富士土木事務所も江尾江川における県道三島富士線−吉原沼津線間の浚渫を実施した。本年度中に吉原沼津線より下流の浚渫を行う予定という。
江尾江川における市道吉原沼津線から新幹線までいっ水個所の護岸かさ上げ、柵渠(さっきょ)部分の護岸改修にも年内に着手し、来年の雨季前までに完了させる考え。
県富士農林事務所も十八年度に湛水防除事業で万騎沢に約三千六百立方㍍の調整池設置と沼川への強制排水を行うポンプ二カ所の設置を計画しているという。
中日本高速道路でも第二東名関連で建設した調整池機能を最大限に活用するため、放流口を現況の二分の一に絞り、工事用道路の雨水対策を検討している。
荻田氏は、今後の対策の実施機関が複数に及ぶことから一元化を図ることも要望。市は「河川課で対応したい」とした。

浮島ヶ原自然公園指定管理者制導入へ

浮島ヶ原自然公園指定管理者制導入へ

富士市議会、市検討
富士市議会六月定例会本会議は二十七日、前日に続いて一般質問を行い、七氏が市当局の姿勢をただした。
四月から部分供用が始まった、同市の浮島ヶ原自然公園について、鈴木利幸都市整備部長は「将来的には指定管理者制度を取り入れていきたい」とし、全体の供用が始まる予定の平成二十一年度以降、同制度の導入を図る考えを明らかにした。また、トイレやレストハウスなどの建設計画などがあることも示した。
一般質問は二十八日にも行う。

東部地域活性化へ 交通アクセスの向上などを求め

東部地域活性化へ 交通アクセスの向上などを求め

荻田氏は、歩いていける範囲を生活圏ととらえてさまざまな都市機能をコンパクトに集積する「コンパクトシティ」の有効性を指摘するとともに、郊外における地域の特性を生かしたまちづくりの重要性も強調。市東部地域の活性化に向けて、交通アクセスの向上と歩道・自転車道整備、浮島ヶ原の自然環境の保全、四月から一部開園となった浮島ヶ原自然公園の有効活用などを求めた。
鈴木市長は荻田氏の挙げた吉原浮島線、柏原江尾線、田中新田中里線について、展業用道路として整備・管理されてきた経路を説明した上で、「昨年三月から市道に認定し、管理している。自然環境と調和した道路として交通アクセスの向上、歩道・自転車道の整備に向けて検討したい」と応じた。吉原沼津線の新幹線高架以東のエリアについては「北側に歩道があり、南側への歩道整備の予定はない。今後の道路利用状況をみながら検討したい」とした。自然公園の活用については「残りの整備とともに、案内看板の設置、パンフレット作成などを進めたい。自然観察や学習の場としてますます利用されることを期待する」と述べた。

東部地区活性化へ 道路改良促進など求む

東部地区活性化へ 道路改良促進など求む

荻田氏は市内東部地域の特性を生かした住みよく安全安心のまちづくりの推進を市長に要望した。
質問で同氏はまず、市の第三次国土利用計画にコンパクトシティがあることをとらえ、「一般的概念でコンパクトシティは、公共施設など生活機能を一極に集中させるとされているが、市の目指すコンパクトシティは、地域ごとに徒歩圏内に生活に必要な施設がそろっていることと考える」と前置き。
具体的な要望の中で同氏は、県営ほ場事業で整備された複数の農道が周辺地域の生活道路の役割を担っている一方、農道という成り立ちのため路面の荒れなどの課題を抱えていると指摘。その上で「交通アクセスの向上と歩道、自転車道の整備も併せてすることで、健康と、車に頼らないという意識づけもできる」とした。
市長は荻田氏が整備を要望する道路のうち三線が平成十八年三月に市道に移行されたことを伝えた上で「これらについては現地の土質調査などをした上で、歩道、自転車道の整備に向けて検討していく」と前向きな取り組みを約した。
荻田氏は、東部地区の新たな期待を担う浮島自然公園の活用についても質問。
市長は「あらゆる人々が安心して楽しめる自然観察の場として利用できるようパンフレットの整備も考えていく」とした。”

19年9月議会報告

富士市浮島工業団地組合様

9月議会報告(光ファイバについての質問)について

初秋の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。日頃は大変お世話になっております。
さて、貴組合様で、問題でありました光ファイバ整備について富士市議会の9月定例会において、9月28日の一般質問で取り上げさせていただきました。その際には組合の青年部の有志の皆様も傍聴に来て頂きまして本当にありがとうございました。今回、私が質問した原稿及び新聞掲載の文面をお渡しいたします。2項目の質問をさせていただいたのですが、一時間すべて使い切った中で、新人議員ですので場慣れしてない分、多少時間配分を間違えた中、情報インフラ整備については十分でなかった事は反省しています。しかし、市長及び工業振興課の人たちは先の組合様からの要望を受けていろいろと現在検討は進めて頂けています。富士ニュースでは情報インフラについて触れられていなかった事は大変残念ですが、岳南朝日では的確に記事にしていただいてくれました。今後、広報富士や議会ニュース、また、議事録に文字として残っていきますので実現にむけて推進の材料とはなると思っています。
貴組合様の益々の発展を願うと共に今後共精一杯取り組んでいきますのでよろしくお願いします。まだ、議会中ですので、まずは文章にてご報告させていただきました。

19年9月一般質問

「1. 東部地域の水害問題の早期解決について」
「2. 情報インフラ整備(光ファイバ等接続)について」

お許しをいただきましたので私は先に通告いたしました2項目4点について質問させていただきます。
最初の一項目は、東部地域においての水害問題の早期解決について、を質問いたします。沖縄から東北まで広い範囲に大雨を降らせた台風4号は、7月14月から15日にかけて静岡県内を暴風雨に巻き込み、本州の南岸沿いを東に進んで行きました。県内においても、大きな災害をもたらした、この台風4号は14日午後に鹿児島に上陸した際、中心気圧が945ヘクトパスカルであり、7月としては1951年の観測開始以来、もっとも低く、暴風、強風域も広かったほか、7月の台風は東シナ海から中国大陸に向かうことが多い中、今回は、日本の南東海上にほぼ停滞する太平洋高気圧の周囲を時計回りに、本州の太平洋沿岸を進む、7月としては珍しいコースでした。気象庁によると、この背景にはそれぞれラニーニャ現象と太平洋高気圧が影響していると発表しています。富士市では、総雨量が364ミリ、最大時間雨量14日午後11時34ミリと1976年の総計開始以来の7月での最高記録を観測いたしました。この台風4号の影響により、大きな被害をもたらしましたが、富士市域、特に江尾地区、一部、境地区において住宅の床上、床下浸水、倒木、土砂崩れ、道路冠水による通行止め、車の水没等の大きな被害のつめ跡を残して行きました。この台風4号では、江尾地区の役員を始め地区水防、須津水防団などの多くの地域の人がでて対応をし、洪水であふれる水につかり、ずぶぬれになりながら必死で活動をしましたが、自然の力には勝てず大きな被害を、食い止めることはできませんでした。私も当日、夜9時から翌朝3時まで災害場所での活動をいたしましたが、水の猛威を、肌で感じ取るのが精一杯で、被害にあわれている、住民の心中を察すると大変なことになっているとしか言い表せませんでした。
新聞、テレビ等でも全国的に取り上げられた江尾地区では、床上浸水16件、床下浸水69件、また2世帯13人が避難をした大きな被害をもたらしました。この地域は以前より水害の浸水常襲地ではありましたが、今回は雨量が多いとはいえ、江川の氾濫の速さ、泥水赤土の多さ、また水の引き方の遅さ等今までにないものでした。これは住民の方々が口を揃え云われた事でもありました。今までとは違う感じがする中で、開発により大きな影響も考えられますが、新たに作られている貯水池の機能不全、またかつてより問題の場所でもあるこの地域の、根本的問題の解決が進まない状況でもあります。今後、この東部地域に住む人達に水害の心配のない安心・安全な地域にしなければなりません。今回の被害で、江尾江川による江尾地区がクローズアップされた形ですが、東部地域には水害が起こりうる箇所が他にもありますので、まずこの問題を一刻も早く解決する為の治水対策を進めて頂くことが他の場所の治水にも関係する為に、次の2点について質問をいたします。
東部地域、主に江尾地区においての水害による被害をもたらした要因は、数多く考えられますが、7月15日の午後1時より69人の職員を動員し、被害調査を行なった中での、今回の水害についての市としてとらえている要因はどのようなものかお伺いします。また2点目として、問題点に対して具体的にどのような対応及び治水対策を進めているのか、また、問題個所である江川、沼川、放水路、田子の浦の石水門と県、国と管轄がそれぞれ違うがどのような形でとりくんでいくのか?お伺いいたします。
次に2項目として情報インフラ整備(光ファイバ等の接続)について質問をいたします。
近年の情報技術の急速な発展と普及により、仕事や市民生活等の各分野において高度情報化は着実にまたものすごい勢いで進んでいます。富士市では昨年の3月に富士市情報化計画で情報化にむけた理念や基本方針また基本的な取り組みを策定し基本方針に対する具体的取り組みや情報化にむけての実施計画をだしています。今、情報環境が変化している中で、光ファイバ等の情報通信技術の飛躍的進歩は、時間や距離といった制約を乗り越え瞬時に世界的規模で情報交流を可能にしています。また、光ファイバを利用したブロードバンドサービスは、高速・大容量・常時接続・定額料金などの特性を有しており、動画等のサービスの提供、経済活動での有効利用、高度な公共・行政サービスの実現など様々利便性を地域にもたらすことが可能で、いつでも、誰でもが利用できる「ユキビタス・ネットワーク」を実現するために最も重要な基盤です。光ファイバ等による通信サービスはビジネスの世界では必要不可欠であり、工業都市富士市においては、住民サービスは勿論の事、企業競争が激化し企業として企業として生き残る為にも、情報格差が無いように、早急に情報インフラ整備が求められています。しかしながら、光ファイバ網については民間主導原則に基づき電気通信事業者等による整備が進められており、光ファイバ網を活用した一般利用者向けの超高速インターネットサービスについても世界に先駆けて都市部を中心に提供が開始はされているものの、多額の設備投資が必要なために思うように進んでいないのも実情です。富士市においての光ファイバ等の整備を推進している通信業者には、主にNTT西日本とビック東海が取り組んでいますが、都市部など採算性が確保される地域に整備されているものの未整備、未接続地域が存在しています。これは光ファイバ網を新たに敷設することは多額の費用を要するものであり、採算性等の問題のある条件不利地域において、富士市でも民間事業者による光ファイバ網の整備が進みにくいと聞いています。未整備、未接続地域の人たちにとっては早く接続をしてほしいという要望があります。
国においては、情報通信技術の活用により世界的規模で生じている急激かつ大幅な社会経済構造の変化に的確に対応する緊急性に鑑み高度情報通信ネットワーク社会の形成に関する施策を迅速かつ重点的に推進しています。静岡県では「しずおか光ファイバ整備構想」として「静岡県は情報インフラ整備を進めるため「しずおか光ファイバ整備構想」を策定した。山間部等条件不利地域で民間主導では整備が難しい地域に行政の支援制度を生かす。2006年度で76%の世帯カバー率を2011年度までに全世帯までに広げる。2011年の地上デジタル放送の切り替えも見据え県内のネット環境を整備する。県内の光ファイバ世帯普及率は2006年3月まででは全国20位の7.2%に留まっておりサービス提供地域も都市部に限られていた。整備が進む都市部は民間事業者に任せ、不採算が見込まれる山間部等については行政が促進する。インフラ整備にあわせ各地域でセミナーワークショップを開き市民の利用を促進して需要確保を図る。また11年に移行する地上デジタル放送の視聴手段としても有効とみている」と発表しています。国、県の示す方向性を踏まえ地域経済を活性化させ活力ある富士市にしていくためにも、民間任せだけではなく市としても光ファイバ等の未整備地域に対して積極的に推進していかなければならないと思い2点をお伺いいたします。
1点目として、超高速、大容量通信がもとめられていますが光ファイバ等接続および整備環境をどのようにとらえまた、富士市における情報インフラ整備は現在どのような状況であるか?をお聞きすると共に2点目としては工業都市富士市では多くの事業所があり、富士市の経済を支えています。しかしながら工業出荷高も平成13年までは県内2位であったのにもかかわらず平成17年には6位まで落ち込んできています。企業に関しては光ファイバ等が接続できないと今後、死活問題でもある以上、新たな工業団地を作り企業誘致には力をいれている状況でもありますが、既存企業の支援としても、情報インフラ整備(光ファイバ等)にすぐに取り組んでいただく工業振興支援を考えていただけるのか、また県への動きに対してどのような働きかけをしていくのかをお伺いして一回目の質問といたします。

ホームページ作成中


只今ホームページ作成中でe-phiに来ています。
スタッフの親切な指導で、判りやすく、見やすいページを目指しています。
代表のちょい悪風の小口さんの見識には舌を巻いています。

北九州視察

 10月10日11日で都市計画審議会で北九州へ視察へ行ってきました。9月議会終了後、議員は各委員会の視察が始まっています。11月議会までの間、多くの見識を深め富士市のまちづくりに役立てたいと思います。
 今回は審議会ですので会長の東海大学の東教授をはじめ委員8名と行政から部長、課長他2名の合計12名での視察でした。 
 この視察はは関門海峡が結ぶ景観に配慮したまちづくりをしている門司港のレトロ地区と船上より海からみた景観を確認することが目的でした。北九州市と下関市の両市民にとってかけがえのない貴重な財産である関門海峡の美しい景観を守り育て創り将来に継承していくために北九州市、下関市の両市民・事業者により海峡をこえた連携による景観に配慮したまちづくりが進められています。関門海峡に定められた地区内では建築物の新築、改築を行う場合に景観形成の指針に沿った計画で行っています。魅力ある関門の景観形成を行うために関門海峡条例がつくられいていました。
 国交省の計らいでクルーザーを用意してもらい流れのはやい関門大橋の真下をみたり壇ノ浦のあたりや巌流島への上陸をさせてもらい時代をスリップしたような貴重な体験をさせていただきました。田子の浦港の今後を考えるいい機会でもありました。ちなみに都市計画審議会の東会長は清水港のドリームプラザ周辺の港整備を手掛けている方でありぜひ田子の浦に対してもその力を発揮していただければありがたいです。
 関門海峡の関門がよく使われている「第一関門を突破した」とかの関門の語源とは初めてしりました。

日記は苦手、いつも三日坊主!

 ブログを開設しました。前からやりたい気持ちはあったのですが子供の時から日記というものが苦手で夏休みの絵日記もいつも夏休みの終わりの日に泣きながら書いていました。毎日コツコツやるという事ができない性格で一度にやったり、追い込まれないとやらないというめんどくさがり屋です。ブログをはじめてすぐやめてしまいそうでなかなか始めれれませんでした。しかし、議員になって、自分でこれから自分なりの思いや感じたことを素直に記録に残していきたい、できるよう無理のないよう少しづつでも自分を変えるよう努力するつもりです。三日坊主にならないようがんばります。(自分なりの決意です。)

19年6月一般質問

東部地域活性化とコンパクトシティについて

私はこの度、地域をはじめ関係する皆様のご支援をいただき、このような機会をもらえたことは大変感謝するとともにまた、今後責任を果たすために努力していく所存でございます。発言の内容に関しましては、今までの先輩議員の皆様と重複するかもしれませんが自分なりの強い思いの中で質問をさせていただきたいと思います。
それでは、質問は東部地域活性化とコンパクトシティについての一項目にさせていただきましたが、関連した中で大きく3つの質問をさせていただきます。
まず、歩いて行動できる範囲で生活に必要な機能が揃う、いわゆる「コンパクトシティ」ですが、この形成が行政サービスの充実と効率性の面からもこれからのまちづくりの方向性として、望ましいものであり中心市街地を市民の日常生活の様々な活動の場として再生することは地域の将来の発展のためにも必要な取り組みで、今、多くの自治体が本当に考えているときであります。そのようなまちづくりが今後進んでいくことが望ましいと考えられている訳ですが、それは、人口減少と高齢化とは都市が撤退し財政上もきびしくなり、歩いて用がたせることが必要になるということで、それはまちの集約を実現させることで結果的に行政運営にもコストがかからないまちになるということです、今、国が進めている地方分権の中での、地域が求められているまちづくりの選択メニューであるとおもいます。
しかしながら、中心市街地以外に住む人たちは街に移動しなければ不便な生活になってしまうという危機感と共に車に依存した生活から抜け出せないため、車がなかったら、また車にのれなくなったらとたんに生活に困窮してしまうという現実があると思います。今まで開発されてきた郊外型まちの形成に今後大きな変化が生じることになります。自動車がなければ生活ができない状況は、郊外に住む人たちとっては重要な問題だとおもいます。公共交通機関がないところへ開発をしてきているのですから当然のことだとおもいますが、それ以上にスピードが求められる社会では車に依存せざるをえなく、またそれが当たり前の習慣化としてきているわけです。車の利便性もありますが、今までの都市計画においては生活者とJR等との公共交通体系の連携があまり意図されてないようにも感じます。コンパクトシティの根幹に都市交通の体系も考えられていますが簡単には解決できない状況も考えられます。また、合併に伴いまちが広がるのですが余計、集約をしていくことが大変な作業と思います。問題は多くあるとは思いますが、富士市の構想では市街地の拡大を抑制し自動車に依存した都市構造の見直し、ひとにやさしい「あるいてくらせる」まちづくりなどおもに街中への移住促進、機能集積を目指したコンパクトなまちづくりであります。富士市の構想に集約的なまちづくりを進め、市域を4つの地域に「保全、保全と共生、共生、都市活動」に区分しています。
住んでいたい街がそれぞれ違う中では、その地域の特性が当然いかされなければならないと思います。住む選択肢は自治体が決めるのではなく、住んでいる人が決める以上その地域の必要な街づくりは続けていかなければならないと思います。今、必要なことは解決していただき、将来の構想は構想として進んでいただく中に、都市部には都市部のよさが在り、郊外には郊外のよさが在る街づくりは保っていただきたいと思います。
コンパクトシティを進めていく中で住んでいたい街には都市部にはできない郊外においての文化また自然がある美しい地域がある必要性についてどのように考えているかお伺いします。

二点目として、富士市の第三次国土利用計画において東部地区「浮島が原一体は「浮島ケ原緑地保全ゾーン」とし広大な農地や自然環境の保全を基本として農業基盤整備や機械化の導入などを推進し、農業の振興を図るとともに豊かな自然を享受できるような遊歩道やサイクリングロード、沼川や自然をいかした公園整備を推進していきます。」とかかれており、保全と共生の地域として平成27年を目標年次として施策を進めていくことだと思います。東部地域においては大いに期待と実現にむけて取り組んでいただきたいと思います。この地域において車の通過量はおおく、沼津線からの国道一号線への利用はまた逆にしても利用増加をしています。東西を結ぶ国道一号線と沼津線の車の通過量は多く、須津地区浮島地区において。吉原沼津線と国道一号線へのつながる南北の道路整備特に調整区域にある道路に関しては以前より多くの要望がありました。要望のあるところは農道であるため改善は諦めざる得ない状況でした。また、JR吉原駅、東田子の浦駅へのアクセスとしても公共交通機関の接続が不便なため利用する場合は車もしくは自転車でしかなく、通勤通学おいてたいへんな苦労をしている状態です。今後のDMVが導入予定もあるかもしれないということも待ち遠しい限りです。しかしながら現実的には南北の交通アクセスには頭をいためています。幸いなことに一番困っていた沼津線の江尾から国道一号線の柏原に通じる道路約1.8キロが平成18年3月農道から市道への管理が移りました。私は子供の送り迎えでよく通るのですが、この道路は田んぼのほうが高い位置にあるため、雨が降れば水があふれ車の通行もしにくく自転車などは走れるような状況ではありません。トラックの通過も多く、不審者も出没し、夜になれば暗く、歩行者や自転車を利用する人たちには安心、安全な道路ではありません、すでに江尾地域から道路補修の要望として4月に出されていると思いますが、この道路をはじめ田中新田―中里線、吉原―浮島線は道路計画にはまだありませんが生活道路の充実として、道路歩道整備が検討されているのか、吉原―沼津線の江尾浮島先までの約2,3キロの南片側に歩道整備を検討していただけるか、また、国土利用計画でうたわれている遊歩道やサイクリングロードが取り入れられのかお伺いします。

3点目として共生と保全という地域において浮島、浮島が原自然公園についてですが公園は4月17日の静岡新聞で次のようにとりあげられていました。
富士市が平成14年度から中里に整備を進めてきた「浮島が原自然公園」の部分共用が始まり貴重な自然環境を保全すると共に市民が多くの希少植物と触れ合う事ができる場所を提供した。同公園は市総事業費14億9200万円で計画を進めてきた。今回共用が始まった全体面積4.2ヘクタールの内、東側の2ヘクタール、37台収容駐車場や水路(フリーク)芝生広場、全長413メートルの土系園路が完成した自然観察路や木さくの整備も進み部分共用が決まった。自然環境に配慮しながら今後も残りの部分の整備を進め全体の完成は平成21年度になる予定。市は「身近な自然公園として利用自然のふれあいの大切さを知ってください」と呼びかけている。とそれを読み興味が前からあったので連休前に浮島ケ原自然公園に行きました。昨年にも行きましたが秋でしたので草がぼうぼうで今回はきれいに整備されていたわけですがぐるっと一回りし、感じたことは、葦が生えていることと川にめだかがいるなと思いながら、まだ設備に関してトイレや水のみ場休憩所がないなというのが率直な感じでした。その後も自然観察会の開催とかこどもエコクラブが行き観察会を開催しているのを聞き、私も施設振興社リプスが開催する、自然観察会へ6月10日、日曜日に参加したのですが、午後からの開催であったわけですが、当日朝大雨で取やめになるかと思い心配になり公園にいくと多くの年配の方々がかっぱをきて散策をしていました。午後になると雨がやみ観察会ができたわけですが参加してみて色々なことに気がつきました。観察会の人達に説明をうけ始めてどれがなんの植物かまた希少価値があるか説明されなければ見つけることもできないことがわかりました。観察標識の必要性を強く感じました。地域の人が利用するというより興味がある方にはわざわざ雨がふっても来るという公園だと思いました。池には油が浮いているところがありました。環境も変わってきているのにもきがつきました。浮島ケ原は富士川の生産する土砂によって田子の浦砂丘と愛鷹火山にできた潟湖でその後長い年月、土砂の流入があって沼化した地帯であります。現在でほとんど水田化されていますが一部の場所では地下水位が高く、湿地性植物の宝庫となっています。この地域は湿地原野の自然景観を保持している中では県内はもとより、全国的にみても貴重な場所です。自然観察会の中山前会長の説明ではこの地域は暖帯の低湿原の自然景観をよく保持している点で県内はもとより全国的に見ても貴重な所ですなわち、休耕田や開発から取り残されたヨシ原にはマコモ、ウキヤガラなどの背丈の高い植物の中にアゼスゲ、カサスゲ、オニナルコスゲ、チコザサなどのイネ科、カヤツリグサ科の植物が優先しています。これに混じってヒキノカサ、ノウルシ、サワトラノオ、ナヨナヨ勿忘草ヒメナミキ、アゼオトギリ、などの絶滅の恐れのある貴重な植物があり、ホソバノヨツバムグラ、シロバナサクラダテ、オギノツメ、ショウブ、ハンゲショウ、ミズタガラシ、ミゾコウジュ、ミズオトギリ、クサレダマ、ヌマトラノオなどの植物がみられます。かつては、ミズバショウ、マルバオモダカ、アギナシ、トチカガミ、スブタ、ヒンジモ、ヒツジグサ、等も見られたというが現在では絶滅したと思われます。それほど重要で大切な場所とは思っていませんでした。現在一部共用は始まりましが、私は、この「浮島ケ原自然公園」は、富士市を始め全国に誇れる場所にしなければいけないと思います。この公園の活用は今後どのように進めていくのかお伺いしたいです。東部地域の活性化を図る中で重要なことですのでお願いします。

以上の質問をしました。