東部地区活性化へ 道路改良促進など求む
荻田氏は市内東部地域の特性を生かした住みよく安全安心のまちづくりの推進を市長に要望した。
質問で同氏はまず、市の第三次国土利用計画にコンパクトシティがあることをとらえ、「一般的概念でコンパクトシティは、公共施設など生活機能を一極に集中させるとされているが、市の目指すコンパクトシティは、地域ごとに徒歩圏内に生活に必要な施設がそろっていることと考える」と前置き。
具体的な要望の中で同氏は、県営ほ場事業で整備された複数の農道が周辺地域の生活道路の役割を担っている一方、農道という成り立ちのため路面の荒れなどの課題を抱えていると指摘。その上で「交通アクセスの向上と歩道、自転車道の整備も併せてすることで、健康と、車に頼らないという意識づけもできる」とした。
市長は荻田氏が整備を要望する道路のうち三線が平成十八年三月に市道に移行されたことを伝えた上で「これらについては現地の土質調査などをした上で、歩道、自転車道の整備に向けて検討していく」と前向きな取り組みを約した。
荻田氏は、東部地区の新たな期待を担う浮島自然公園の活用についても質問。
市長は「あらゆる人々が安心して楽しめる自然観察の場として利用できるようパンフレットの整備も考えていく」とした。”