令和6年6月定例会質問掲載

週明けより一般質問が始まります。

「自転車に乗るのが楽しくて笑顔になるまち ふじ」の実現についてです。

質問通告文を掲載いたしますのでよろしかったらお読みください。

1.「自転車に乗ることが 楽しくて 笑顔になるまち ふじ」の実現について

  富士市では、かねてより自転車走行空間の整備や駐輪場の適正化、市民の自転車利用環境の整備について取り組んできており、令和3年10月には、富士市自転車利用総合計画の理念を継承した、富士市自転車活用推進計画を新たに策定している。この計画では「自転車に乗ることが 楽しくて 笑顔になるまち ふじ」を目指す姿に掲げ、自転車を活用したまちづくりやサイクルツーリズムを推進している。現在、自転車を活用したまちづくりにおいて、本市を拠点とするプロサイクリングチーム、レバンテフジ静岡の活動支援やクリテリウムのチャンピオンを決定するサイクルロードレース、富士クリテリウムチャンピオンシップの開催を通じ、自転車競技振興及び本市の観光振興はもとより、本市が自転車を活用したまちづくりを進めているというイメージが全国に発信されている。また、本年、官民連携による富士山南麓地域におけるサイクルツーリズム環境創出社会実験が行われたところであるが、その実験結果に基づいた形で、自転車のまちとしての取組が今後さらに進むことが期待される。  

「自転車に乗ることが 楽しくて 笑顔になるまち ふじ」の実現に向けては、これらの取組と並行し、自転車に乗る人が快適に走行できる道路環境の整備や自転車に乗る人のマナー向上を図ることも必要であると考える。本市では、自転車利用者の安全が確保され、安心して快適に走行できる環境を整備するため、富士市自転車走行空間ネットワーク計画を令和7年度に策定することになっているが、計画策定以降の整備となると時間を要することが懸念される。

 また、車社会である本市としては、市内全域において道路利用者の安全が確保され、皆が安心して利用できる道路の整備及び安全対策が求められている。特に市内東部地域においては、交通量の多い根方街道における危険箇所への安全対策は急務であるほか、自転車を活用した地域づくりの推進として、本市と沼津市の東西を結ぶ主要道路である市道吉原沼津線のサイクリングコースとしての環境整備は強く求められているため、早期の着手を期待したい。これらのことから、「自転車に乗ることが 楽しくて 笑顔になるまち ふじ」の実現に向けては、自転車に乗る人はもちろん、自動車の運転手や歩行者にとっての環境整備に向けては、まだまだ改善の余地が残されている状況であるとともに、このことは裏を返せば、数々のポテンシャルを秘めている状況であるとも考えられる。さらに、自転車の事故を減少させていくことはもちろん、事故が起きたときの被害を軽減させるためにも、自転車に乗る人の交通ルールへの遵守意識やマナーの向上は必須であると考える。しかしながら、昨年4月から、自転車走行時におけるヘルメット着用が努力義務化されたにもかかわらず、自転車の活用を掲げる本市におけるヘルメット着用率が向上しているとは感じられない。また、議会や関係団体からもヘルメット着用の努力義務化への対応は求められていたが、現状として大きく変わったのかは疑問が残る。このような中で、自転車乗車時における交通違反への取り締まりを強化する改正道路交通法が今年5月に参議院本会議で可決されており、今後、2年以内の施行が予想される。このことを踏まえても、これまで以上に自転車に乗る人の交通ルールへの遵守意識やマナーの向上はもちろん、ヘルメット着用率向上に向けた具体的な対策を強化すべきであると考える。

 自転車のまちとして「自転車に乗ることが 楽しくて 笑顔になるまち ふじ」の実現に向けて、安全・安心を第一に、社会の変化に対応した上で、関係機関と連携した安全対策や、快適な走行空間の整備は急務であると考え、以下質問をする。

(1) 「FUJI RIDE&CHALLANGE!富士市の新しい走りが始まる(社会実験)」の報告を踏まえた上で、今後どのような取組を行なっていくか。

(2) 自転車利用者の状況や自転車が関係する事故についてどのように捉えているか。

(3) 自転車活用を進める上で、市内の道路の危険箇所への対応はどのように進めているか。特に、東部地域の県道三島富士線は自転車利用者が多く、早期の安全対策が求められるがいかがか。

(4) 自転車走行空間ネットワーク計画を策定することにより、道路環境の整備はどのように進むのか。また、観光や歴史資源の多い東部地域には、多くの自転車利用者が訪れているが、東部地域へアクセスする上で主要となる生活道路である市道吉原沼津線も計画に採用した上で、サイクリングロードとして整備が求められているが、展望はいかがか。

(5) 本市におけるヘルメット着用率をどのように把握し、市としてヘルメット着用への対応や推進をどのようにしてきたのか。

(6) 多くの自治体が導入するヘルメット購入費補助制度について、導入する考えはあるか。

(7) 改正道路交通法で青切符導入が予定される中では、既に実施されている市内の各高校における自転車マナー向上策をさらに強化すべきであると考えるがいかがか。

私の登壇日は、6月27日午後13時です。

ご興味のある方は傍聴してみてください。