岳南電車は昭和28年1月20日に吉原~江尾間の全線開通しました。
その全線開通70周年記念式典が1月21日江尾駅で開催され私も孫と参加してきました。
盛大にと言いたいのですが、コロナ禍でもあり、地元地域、関係者、感謝状贈呈高校の皆様を中心に縮小しての開催でありました。
式典では感謝状を付与された岳南電車の掃除をしている工業高校の生徒さんとおさんぽ岳電プロジェクトで岳南電車を盛り上げている富士市立高校の生徒さんとご一緒させて頂きました。また、70周年記念ヘッドマークが披露されました。
私自身、岳南電車が70年前に全線開通しての市民の足として運行してきてくれたことは沿線住民としても感謝と御礼は申し上げたいことでありました。しかしながら、公共交通機関として70年の歳月の中では、車社会、人口減少、貨物輸送の撤退、近年のコロナと利用者が減少しており厳しい経営状況が続く中での、市からの補助金支援がされています。議会においても補助金支援には今までも議論はされていますが、今後も市民と行政と事業者が一体となっての適切な支援は必要であると思っています。と言うのも現在、岳南電車は、単なる公共交通機関としての位置づけだけはなく、夜景遺産登録がされ、工場夜景都市として夜景電車やすべての駅で富士山がきれいに見える富士山ビューポイントして観光資源として活用や新聞、テレビ、映画等各種メディアで取り上げられる富士市のシティプローモーションとしての役割を担ってくれており、本吉原駅での文化財登録、富士岡駅の貨物機関車の展示広場の開設と文化的な価値も付加され、公共交通以外に富士市にもたらす効果は大きなものがあります。富士市の観光資源として富士市の魅力として,富士市の文化財として、公共交通以外においても今の富士市にとっては無くてなならない存在であると言っても過言ではありません。
あらたてですが、70周年全線開通を契機に、今後はオール富士市での支援に広げてのアフターコロナで市民の足としてはもとより、観光、シティプロモーション、文化財、カーボンニュートラルの推進でのさらなる利用拡大に期待したいです。